太田述正コラム#13591(2023.7.8)
<皆さんとディスカッション(続x5586)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <唖然。岸カルトの一丁目一番地・・集団的自衛権行使否定=属国化戦略墨守=日本脳死化戦略・・が「変わっていかれ」るワケないじゃん。↓>
 「・・・石破氏 途中までは、目指す国家像というものも、いっしょだったと思います。安倍総理は総裁選の演説で、集団的自衛権の全面容認(が必要)ということを訴えておられたし、私は今でもそう思っている。政権を奪還した後、だんだん安倍総理は、集団的自衛権は限定的にしか行使できないという意見に、変わっていかれました。
 どんなに好きな人でも、目指す国の方向が違えばいっしょにはやれません。そんなところから、少しずつ距離ができたということではないでしょうか。
 安倍氏がこだわった安保法制をめぐっては、2人の進む道の違いを決定づけた出来事があった。2014年9月の内閣改造前に、安倍氏に官邸に呼ばれた。石破氏は当時、自民党幹事長。1対1で向き合うと、集団的自衛権の限定的行使を可能にする平和安全法制を実現したいとして、防衛相と安保担当相を打診された。石破氏は「1つだけお願いがあります」と切り出したと振り返る。
 石破氏 集団的自衛権は限定的に認める、これ以上認めるには憲法改正が必要、と総理はおっしゃったが、私はそうは思わない。制限は国家安全保障基本法でやります、というのは、野党時代の自民党憲法改正草案で決めたことでした。ですから「これ以上認めようと思えば憲法改正が必要だと、安倍内閣としては考えている」と言っていただきたいと、申し上げたんです。それならば国会で答弁する時も、私は『安倍内閣の閣僚である以上、総理と同じように、安倍内閣としては安保法制が集団的自衛権の限界と考えています』と言えます。あなたの考えはどうなのかと問われたら『個人的な考えを述べる場ではありません』と言えますから、と。
 安倍氏は「激怒した」という。「あなたが総理になってからやればいいじゃないか」と。
 <で、なんで、キミ、自民党にとどまってんのさ。ちゅうか、なんで自民党に出戻りしたん? 日本殺害の共犯め。↓>
 石破氏 憲法に対する考えが違うことが、その時、はっきりと分かりました。あの時、安倍総理との決定的な考え方の違いを自分の中で感じました。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%AE%89%E5%80%8D%E5%85%83%E9%A6%96%E7%9B%B8%E4%B8%80%E5%91%A8%E5%BF%8C-%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%B0%8F%E3%81%AF%E6%BF%80%E6%80%92%E3%81%97%E3%81%9F-%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E8%8C%82%E6%B0%8F%E3%81%8C%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%9F-%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E7%9A%84%E3%81%AA%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC/ar-AA1dzRPx?ocid=hpmsn&cvid=cb2acfdb190d41ec92b06f85ecb83838&ei=19
 <日本には統一教会大好き人間が多いねえ。↓>
 「安倍氏銃撃事件から1年 奈良市の現場に献花台、市民ら続々・・・」
https://digital.asahi.com/articles/ASR775W0MR77PTIL00X.html?iref=comtop_7_03
 <岸カルトが牛耳る自民党は一貫して変っとらんでー。このカルトによる日本殺害の従犯たるところの、公法学者達の大部分、も、そして、この記事を載せた東京新聞、もだ。↓>
 「「安倍路線」は死去後も加速している…さらに「改憲で安倍さん超えたい」岸田首相 銃撃事件から1年・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/261629

ウクライナ問題。↓

 <・・・。↓>
 「反攻1カ月、レオパルト2が次々破壊される展開、予想以上に堅いロシアの防御・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f5bc4f146bcb8abb0e5c041b9f990d2bae230ea
 「ウクライナ海軍司令官のオレクシー・ネイジパパ中将は、現地時間の2023年7月2日、トルコに発注中であるアダ級コルベットの準同型艦「ヘーチマン・イヴァン・マゼーパ」が2024年にも就役予定であると、同国国防省系メディアの取材に応じ明かしました。・・・
 ウクライナ海軍は2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻後、唯一の大型艦であったフリゲートの「ヘーチマン・サダハーチヌイ」を自沈させています。また、ミサイル巡洋艦「モスクワ」の同型艦である「ウクライナ」も未完成のまま就役せずに放置されており、現状でまともな戦闘艦はゼロになっています。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%B5%B7%E8%BB%8D-%E5%BF%B5%E9%A1%98%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%88%A6%E9%97%98%E8%89%A6%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%86%E3%81%99%E3%81%90%E5%B0%B1%E5%BD%B9-%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%97%E5%BE%85%E3%81%A1%E5%8F%97%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%A9%E3%81%AE%E9%81%93/ar-AA1dylP2?ocid=hpmsn&cvid=2c5a299aac5946c59d8de00eef8771f5&ei=24
 <同意。↓>
 「・・・ウクライナ軍は、準備戦闘中であるにもかかわらず、徐々にではあるが、占拠する範囲を増加しつつある。・・・
 第1線防御線の突破に、1~2か月かかるだろう。第1線陣地が破られれば、ロシア軍は十分な戦闘ができないであろう。続いて第2と3線陣地の突破には約1か月かかるだろう。ロシア軍戦力の実態を考えれば、山場の2~3か月後にはアゾフ海に到達し、クリミア半島を孤立させるだろう。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/706b7ef0486be21c777711647377813586378c32

 それでは、その他の国内記事の紹介です。

 王位戦第1局2日目をたまにチラ見鑑賞中。
 昨日も、本日も、面白くないよー。
 藤井七冠、本局は落としてもいいと思っている風情。
 
 へい。↓

 Cost of living: Japanese workers are finally seeing their pay rise・・・
https://www.bbc.com/news/business-66129788

 同感。↓

 「・・・宮本は、『忘れられた日本人』などで、村が決して遅れていないことや、村落共同体が決して閉鎖的ではないことを描いてきました。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4ebf04bf266d1c184c631c1d25dff222baeb3b6
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c5d5fb38dd425112727601c9149cb6f7b1a6b54
 「・・・『古事記』に記されている日本の最初の神は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)といいます。その次が高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、その次が神産巣日神(かみむすひのかみ)です。この3柱の神は「造化三神」といって、とても大事な日本の神さまです・・・
 これらの神々の名前には「むすぶ/むすひ」という言葉が出てきます。それはつまり家族を結ぶことが一つ、それから縄文の「縄で結ぶ」ということとも関連してきます。「息子」「娘」などの「ムス」もそういった意味、つまり両親が結ばれて生まれた言葉といえるでしょう。・・・
 そもそも「文明」の定義は、西洋人がつくった定義です。都市国家、高度な官僚制、青銅器、文字をセットと考えます。・・・
 「文明が戦争と共にある」という西洋の価値観は哀れなものです。
 マヤ文明やアステカ文明は日本とちょっと似ている・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%82%92-%E6%81%AF%E5%AD%90-%E5%A8%98-%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B6%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%B8%84%E6%96%87%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B6%9A%E3%81%8F-%E5%AE%B6%E6%97%8F-%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E7%89%B9%E6%9C%89%E3%81%AE%E6%84%9F%E8%A6%9A/ar-AA1dAeX0?ocid=msedgntp&cvid=3133fb6c698d47b6a4b3cf7f86fd32f7&ei=35

 日・文カルト問題。↓

 <気持ちは分かるが言葉が汚な過ぎるぞー。↓>
 「日本で3議席しか持たない没落野党・社民党と手を組んだ韓国167議席の第1党・共に民主・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/07/07/2023070780044.html
 <そりゃそうでしょ。↓>
 「「福島汚染水放出に反対する科学者の方、いらっしゃいますか?」 韓国の放送各社で出演交渉が難航 ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/07/07/2023070780037.html
 <そーよ。↓>
 「日本、放出ボタン押すだけ…東京電力に「設備合格証」交付・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/306334
 <ご苦労さん。↓>
 「福島原発処理水、韓国海域には放出10年後に10万分の1のトリチウムが流入、韓国政府が報告書・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20230708/4275619/1
 「・・・グロッシー事務局長はこの日「韓国内プログラムはまだ調整中」としながらも「韓国で(汚染水放流に反対する)野党と会いたく、意見がある人と話をしたい」と話した。・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/306336
 「韓国最大野党 IAEA事務局長と9日に面会・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230707005000882?section=politics/index
 <文カルト健在。↓>
 「「徴用第三者弁済」、結局は裁判所へ…「機械的処理」とは何か・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/306317
 <・・・。↓>
 「韓国軍 先月末に独島防衛訓練実施=小規模・非公開で上陸も行わず・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230707001500882?section=politics/index
 「韓国軍、6月末に非公開の独島防御訓練…「定例的な主権守護訓練」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/306331
 <報道価値なし。↓>
 「韓国外相 ASEAN関連外相会議に出席へ=中国・日本と会談の可能性も・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230707004800882?section=politics/index
 <報道価値まああり。↓>
 「NATO会議で韓日首脳会談を調整、原発処理水も議題か・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20230707/4272988/1
 <日韓交流人士モノ。↓>
 「「韓日交流おまつり」 10月にソウルと東京で開催・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230707002300882?section=japan-relationship/index

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <BBCより。
 報道価値なし。↓>
 Fukushima: China extends ban on some Japanese food over wastewater release plan・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-66132261
 <次に、人民網より。
 民意(世論調査)に背いてねーぞ。↓>
 「民意に背く日本の強引な原発汚染水海洋放出推進・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/07/08/2023070880003.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 いらはい、いらはい。↓>
 「日本の駅の翻訳サービスが中国ネットで大好評!「めちゃくちゃ便利」「やっぱり日本はすごい」・・・中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で500万超のフォロワーを持つアニメブロガー・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b916879-s25-c30-d0052.html

 一人題名のない音楽会です。
 再び、ルイーズ・ファランクを取り上げます。

Sextet in C Minor for Winds and Piano, Op. 40 (1852) 20.44分
https://www.youtube.com/watch?v=cFDzQSJNsGg

Overture no 2 in Eb Major 11.34分
https://www.youtube.com/watch?v=WEv8VoHCc3I

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太田述正コラム#13592(2023.7.8)
<宮野裕『「ロシア」は、いかにして生まれたか』を読む(その17)>

→非公開