太田述正コラム#2706(2008.8.3)
<皆さんとディスカッション(続x210)>
<かたせ>
 個人的には僕も現時点での移民受け入れには反対ですね。
 移民の受け入れを未来永劫行わないというのは不可能かも知れないですけど、今の日本がそれを受け入れるには、あまりにも準備不足。
 そんな事を言ってると永遠に移民受け入れなんて出来ないから、取り合えず無理やりにでも移民を受け入れて日本人の意識改革を行おうとしているのかも知れませんが、かえって無駄な混乱を招く事にしかならないと思います。
 特に反日教育を行っている中国・韓国・朝鮮系の移民に対しては反日教育を辞めない限り、絶対に受け入れてはいけないでしょう。
 FUKOさんが反日教育を受けているからこそ真実の日本を直接見てもらう必要があるとか何とか言ってましたけど、在日が多く暮らすところで生まれ育った僕としては何を甘っちょろい事ぬかしとんねんって感じです。
 太田さんにしろ移民賛成派の人にしろ、在日の連中のそばで暮らした事ってあります?
 以前、大学か何かで学友に朝鮮系の人がいた云々って話は読みましたけど、そういった人達とはまったく違う存在ですよ?
 移民受け入れに対する拒絶反応と言う人がいましたが、中・朝鮮系の在日の連中の酷さを知ってるからこそ辞めて欲しいと切に願ってるんですよ。
 太田さんの理屈は正しいんでしょう、本当に理屈だけは。
 でも移民受け入れによってそこに住む人達がどうなるのかって事をお考えになられた事はあるんでしょうか?
 在日が多く暮らす町で生きてきた僕としては、せめて一度太田さん自身が在日が多く居住する所に住んでから言ってみろって感じです
 そう言えば太田さんのお嫌いな団体の自称、庶民の王様は在日じゃありませんでしたっけ?
<太田>
 私の身近にはいなかったけれど、1968年に寸又峡事件を引き起こした金嬉老(
http://www.geocities.jp/showahistory/history05/43a.html
)のような在日のことがかたせさんの念頭にあるのでしょうね。
 もっとも、金嬉老は韓国に「帰国」しても、そちらでも再び鼻つまみ的存在になったようですが・・。(典拠省略)
 おっしゃる通り、東大時代の教養学部の同級生(法学部同期)に在日がいたし、スタンフォード大学時代には、韓国からの留学生と夫婦寮(マンション)を1年9ヶ月にわたってシェアしました。(彼がベッドルーム、私がリビング。)
 どちらも、ちょっと陰があったって言えばあったけど、いい奴でしたね。
 他方、創価学会員の澤雄二(
http://www.geocities.jp/showahistory/history05/43a.html
)とは麹町中学校時代の無二の親友でしたし、やはり東大時代の教養学部の同級生(法学部同期)にも創価学会員がいて、彼とも親しかったですね。二人とも底抜けの善人って感じだったですねえ。
 私、おかしいのかなあ?
<植田>(2008.6.30。http://www.uedam.com/aozawa81.html
 近所で細野氏の国会報告があると耳にしました。
 どうやら集まる人が足りなさそうでした。
 それで、そういうことなら、暇つぶしに行ってみるか、という感じで行って来ました。 ・・・
 おかげで、「朝生」の時に気になった点を質問することができました。
 一ヶ月、もちこしの疑問です。
 とはいえ、このような機会が来るとは、まったく思ってもみませんでした。
 そこで、細野議員の報告が終わったところで、質問の時間になり、私は2番めに質問しました。
 1番目の人は、どうやら桜だったようです。
 ・・・
 「先月の朝生を見て、きょう、細野議員が報告に来ると聞いて、テレビに出ていた人と同じ人なのか、確かめたくて来ました。今、話を聞いていたら、同じ人であることがわかりました。」
 会場、笑い。
 質問。
  「太田述正さんが言うには、官僚の不祥事は日本がアメリカの〈言いなりになっているためだ〉ということでした。そしたら細野議員が即座に、『それは自民党 のせいだ』と反応したのですが、すぐに別の人が話し始めてしまって、細野議員がそのあと何を言おうとしていたのか、と疑問に思いました。
 何を言おうとされていたのでしょうか?」
 細野議員ー「太田述正さん。防衛省のOBのかたですね。
 あの時は、朝生の議論の内容が国内の生活の問題だったので、太田さんの話に入るのはどうかな、と思って、そのままにしました。
 日本がアメリカに依存しているというのは、その通りです。
 面白いことがあります。自民党政権で、長期にわたって政権を維持したときは、必ずアメリカべったりの政権でした。
 小泉政権。これは5年続きましたが、ブッシュ大統領とうまくやりました。
 中曽根政権もそうです。レーガンと仲が良かった。
 反対に、短期で終わったのが、アメリカと仲が悪かった政権。細川政権に、橋本政権。橋本首相の場合は、カンター通商代表に剣道でノドに突きつけられるポーズがありました。そして、田中角栄政権も短期でした。
 自民党がだらしないので、そういうことになります。
 民主党もアメリカは大事だと考えますが、言うべきことは言う。
 しかし、この問題は安全保障の問題に入ってしまいます。」
 聞きたいのはそこからだ、と私は思ったのですが、それ以上はやめました。
 これだけで、だいたいわかりました。
 安全保障問題については、あまり考えていない人のようです。
 安全保障問題がらみのアメリカ問題は、まだちょっと早すぎるか、と思う次第です。
<太田>
 引き続き、少し昔のものですが、次のような議論を見つけた(
http://blogs.dion.ne.jp/36sabue74/archives/6430676.html
)ので、ご紹介しておきます。
<Bushi>(2007.1.17)
 米国の意向の元に生まれた「現日本国憲法」、このパンドラの箱に触れようとすれば、飼い犬日本国総理の首級など造作なく飛ばされます。それは小沢一郎とて例外ではありませぬ(´Д`;
 あまりにバカ正直者な太田述正氏のいうことに共感すると同時に、従属民の空虚さを感じざるを得ませぬ。
 この亡霊憲法ある限り、日本国の第一歩は決してありませぬ。
<さぶえ>(2007.11.18)
 憲法ねぇ……。
 今のような形而上の論争をいくらやっても埒は明かないね。改正するためには改正を 必要とする現実がいるだろう。
 すなわち現憲法不備のため何人もの国民が犠牲になったとかすれば、みなその気になるだろう。
 現行憲法で損をしたという具体例、皆無の状況ではねぇ……。
<Bushi>(2007.11.18)
 そこなんですよ。つまり、今までのように事なかれ主義、国債乱発の多重債務状態は、破産国家日本にもう許されません。公共事業費バラ撒いてりゃ全てOKの時代じゃござんせん。
 元防衛庁審議官の太田氏は、5兆円もの防衛費や外務省予算等(ODA含む)は米国へのみかじめ料に他ならないと赤裸々に発言していました。その通り。
 しかしこの呪縛から逃れることは容易でありませぬ(´Д`;
<太田>
 こんな早い時期に、TVでの私の発言を通してかくも的確に私の考えを把握していただいていた方がおられたのですねえ。
 さぶえさんのおっしゃることはその通りです。
 だからこそ、私は、政府憲法解釈の変更で、集団的自衛権行使の禁止を解除すべきだと主張しているのです。
 なお、この解釈変更さえ行えば、「必要最少限度」を超える軍事力の保持(空母や戦略核兵器の保持)も徴兵制の導入も可能になると私は考えています。
 (もとより、このことと、実際に空母や戦略核兵器を保持するか否か、徴兵制を導入するかどうか、は別問題であることに注意が必要です。)
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太田述正コラム#2707(2008.8.3)
<中共の人権状況>
→非公開