太田述正コラム#13617(2023.7.21)
<皆さんとディスカッション(続x5599)>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<自民党は「「文」鮮明カルト・シンパ」、立民は「「文」在寅カルト・シンパ」。>
「立憲民主党「処理水」巡り迷走、一部左派が韓国野党に同調…対立懸念で厳格処分できず ・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230721-OYT1T50016/
ウクライナ問題。↓
<そりゃそうでしょ。↓>
「ウクライナ、クラスター弾の使用開始 「効果的」と米高官・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6f36977a8f78cc9c209396bce0605c0751a947c
<あ、そう。↓>
「・・・ロシアが実効支配するクリミア半島キロフスク郡にあるロシア軍の施設で7月19日に爆発が起きた事件について、ウクライナ軍が長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」で攻撃したのではないか、という憶測が広まっている。・・・
戦闘機から投下されるストームシャドウ。敵レーダーを避けて低空を飛び、射程は250〜300キロといわれる・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E6%96%BD%E8%A8%AD%E3%82%92%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%A6-%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%8C%E4%BE%9B%E4%B8%8E%E3%81%97%E3%81%9F%E9%95%B7%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%88%A6%E6%9E%9C%E3%81%A8%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%82%92%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%81%A7%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%82%8B/ar-AA1e6EQ0?ocid=msedgntp&cvid=ecb491b6961440c1a6bec79641ee2c8c&ei=9
<確かに。↓>
・・・“From the Russian viewpoint, the support [from Iran] is not full-fledged. From the Iranian viewpoint, it is the maximum they can deliver.”・・・
https://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2023/0720/Drone-war-The-price-Iran-pays-for-helping-Russia-against-Ukraine
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
足利尊氏は、桓武天皇構想の成功を象徴する、理想的な武士だったってことだろ。
問題は、武士に期待されるミッションの変化・・日本の騎乗遊牧民からの防衛⇒日本人以外の人々の人間主義者化・・を、尊氏には関知する感性がなかったこと。↓
「第169回直木三十五賞が発表され、垣根涼介さんの『極楽征夷大将軍』(文藝春秋刊)が受賞作となりました。 「足利尊氏」が武家の地位を捨てて、かなえたかった人生とは 室町幕府の初代将軍・足利尊氏を描いた同書の帯には、「やる気なし、使命感なし、執着なし」「なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?」というコピーが書かれています。・・・
尊氏の征夷大将軍任官要求は、必ずしも武家政権樹立への布石とはみなせない。鎌倉幕府再建を大義名分に掲げる北条時行に対抗するには、征夷大将軍の権威が必要と判断したにすぎないのではないか。結果を知る私たちから見れば、北条時行など物の数でもないが、当時の尊氏は直義に勝利した時行を恐れたと見るのが自然だろう。
建武2年8月、足利尊氏は北条時行を撃破し、鎌倉を奪回した。しかし尊氏は直義に説得され、後醍醐の帰京命令を無視して鎌倉に居座り、勝手に恩賞を与え始める。この尊氏の行動も通説では、建武政権からの離脱、幕府樹立という姿勢を明確化したと説明される。だが、この時点での尊氏にそこまでの余裕があっただろうか。圧勝したとはいえ、反乱の首謀者である時行を取り逃がしてしまったし、時行の残党も鎌倉周辺に潜伏していた。すぐに京都に帰れば、時行が勢力を盛り返す恐れがあった。鎌倉を拠点に関東の支配を安定させた上で帰京しようというのが尊氏の考えだったと思われる・・・
けれども、後醍醐天皇には尊氏の真意は伝わらなかった。後醍醐は尊氏が謀反を起こそうとしていると判断し、尊氏討伐軍を派遣する。驚いた尊氏は出家して恭順の意を示そうとするが、直義や家臣らに押されて抗戦を決意する。ただし挙兵した後も、尊氏には刃向かう意思はなく、あくまで「君側の奸」とする新田義貞を討つことを目的とした。建武3年(1336)5月、尊氏は摂津国湊川(現在の兵庫県神戸市中央区、兵庫区)の戦いで義貞、楠木正成軍を撃破した。6月、尊氏は後醍醐天皇と対立する光厳上皇を奉じて京都に凱旋した。後醍醐天皇は比叡山に逃れた。8月には光厳上皇の弟の豊仁親王が践祚(せんそ、皇位を継承すること)した。これが光明(こうみょう)天皇である。しかし後醍醐天皇が皇位の象徴となる三種の神器を持って逃げたため、光明天皇の正統性は不十分であった。尊氏は比叡山を包囲し、講和を申し入れた。10月、後醍醐天皇はついに講和に応じ京都に戻った。講和条件は、三種の神器の引き渡しであった。では、その代償として後醍醐天皇は何を得たのか。後醍醐天皇には太上(だいじょう)天皇の尊号が贈られ、皇子の成良親王が皇太子に立てられた。京都で上皇として悠々自適の生活を送ることができ、しかも成良親王が即位した暁には天皇の父親として院政を行うことすら約束されたのである。
<更に、>、後醍醐天皇への経済的保障として、尊氏が保持した諸国の国衙(こくが)領を進呈(返上)する合意がなされていた可能性<がある。>・・・
光明天皇の践祚の2日後、尊氏は京都の清水寺に願文をささげた。その大意は「この世は夢のようにはかないものなので、道心を授けてください。早く遁世したいのです。この世での幸せの代わりにあの世での幸福をお願いします。この世での幸福は弟の直義にあげて、直義をお守りください」というものであった。
なんと、尊氏は武家の棟梁という地位を捨てて、仏道修行に励むつもりだったのである。尊氏はこの世での争いにすっかり嫌気が差していた。おそらく尊氏は、光明天皇の治世が安定した時点で出家する予定を立てていたのだろう。しかし尊氏の“厚意”は、後醍醐天皇には通じず、尊氏の引退計画は水泡に帰すのである。11月、光明天皇が即位(践祚の後、天皇となったことを天下万民に表明すること)し、後醍醐天皇は光明に対し三種の神器を引き渡した。しかし12月には後醍醐は京都を脱け出して吉野(現在の奈良県中部)に自らの朝廷を構えた。そして光明天皇に渡した三種の神器は偽物(偽器) であり、本物を持っている自分こそが正統な天皇であると主張した。これにより京都の光明天皇と吉野の後醍醐天皇という2人の天皇が同時に存在する事態となった。・・・
だが、尊氏が征夷大将軍に就任するのは、それから2年近くたってからだ。尊氏はなおも後醍醐天皇との和解の可能性を探った。将軍就任は尊氏にとって不本意だった。願文に見える尊氏の厭世観をポーズと疑う人もいるが、私は本心だと考える。・・・呉座勇一・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/910f59ff1e8c9da8c40678ae906fb3f19571de2e
日・文カルト問題。↓
<報道価値殆どなし。↓>
「北朝鮮の非核化へ韓米日協力強化 「ミサイル資金源絶つ」=韓国高官・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/07/20/2023072080193.html
「韓国法務部長官、日本出入国庁トップと会談「両国の移民感情は似ている…協力していく」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/306865
「汚染水放出巡り来週に韓日局長級協議 韓国専門家参加など議論へ・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230720002800882?section=japan-relationship/index
<文カルト健在。↓>
「福島汚染水は「危険」と主張する専門家の韓国番組出演は30回、「安全」は4回・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/07/20/2023072080066.html
<だから?↓>
「太極旗・日章旗の前であぐらをかく“怪物FW”ハーランド「アジア、Here we go」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/306867
<日韓交流人士モノ。↓>
「退勤時間に混雑なバスに乗った赤ちゃんの母親がバス運転手の親切な案内アナウンスのおかげで席を譲ってもらい、楽に来られたという話が知らされて感動を伝えている。
自分を京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)に居住する日本人女性と結婚した韓国人男性だと紹介したネットユーザーAさんは・・・、オンライン掲示板に「赤ちゃんの母親に対するバス運転手さんの態度」というタイトルで投稿した。・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/306884
<ご愛顧に感謝。↓>
「「名探偵コナン 黒鉄の魚影」 公開初日に興行1位=韓国・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230721000900882?section=entertainment-sports/index
<一層の健闘を祈る。↓>
「LG電子が“外国産の墓”日本で15の賞獲得、韓国メディア「日本が変わった」=韓国ネット「すごい」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b917556-s39-c30-d0191.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<エー、中共じゃあそうじゃないの?↓>
「・・・フェニックステレビ(鳳凰衛視)東京駐在記者・・・は・・・、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントで「日本のホテルでは、何人宿泊できるかは(部屋の)ベッドの数ではなく、予約した人数、何人分の宿泊代を支払ったかで決まる。日本のホテルの多くは人数に応じて支払う仕組みで、温泉旅館もそうだ」とつづった。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b917476-s25-c30-d0052.html
<はあ?↓>
「電車の座席巡り口論、女性が相手に放った「私は日本に移民して長い」発言にネット民猛反発―中国・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b917581-s25-c30-d0192.html
<中共で封切られたら見ましょう。↓>
「映画「君たちはどう生きるか」口コミは両極化、ジブリで最も深い作品と考える人も―中国メディア・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b917580-s25-c30-d0203.html
<あ、そう。↓>
「日本航空の大連-羽田便が新規就航・・・人民網日本語版・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b917607-s6-c20-d0189.html
<まあね。↓>
「・・・「米国、韓国、EU、オーストラリア、台湾などの政府が肯定的に評価し、日本の処理水海洋放出に反対しない姿勢を示した。さらには、近隣のロシアでさえ明確な反対の意思は示していない」と伝えた。
その上で、「現在最も強く反対しているのは中国と北朝鮮。そして、一部の太平洋の島国と沿岸の国は懸念を表明している」とする一方、「こうした声はいずれも日本による処理水放出を妨げるものにはならない」と指摘。「なぜなら、IAEAはすでに処理水が国際的な安全基準に合致することを確認しているからだ。しかも、原発を有している国は皆、放射性元素を含む冷却水を海に排出している」とした。
記事は、「日本の処理水海洋放出における最大の難関は日本国内にある」と指摘。・・・日本で言われるところの『風評被害』だ」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b917553-s25-c100-d0052.html
<愛読者>
≫ソーメンのお中元をもらったので、電子レンジでつくれないか、検討し、100gなら、水を500cc入れた容器にひたして500Wで8分でつくれることが分かった。≪(コラム#13615。太田)
電子レンジでソーメンを作るという発想が楽しいと思いました。
でもやはり、ソーメンは熱湯で茹でて、素早く氷水で冷やして味わうと夏らしいと思います。
ところで熱湯を用意するには過熱という作業が伴い、そのときガスなどを使うと可燃物に燃え移ることもあり、、最悪の事態になることもあります。IH(クッキングヒーターまたはコンロ)なら大丈夫なのでしょうが。
ちなみに火事に関して次のようなデータがありました。↓
「高齢者の住宅火災における死者の増加が懸念(総務省消防庁)–住宅火災における死者のうち、約7割が65歳以上・・・」
https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/pdf/130726news.pdf
大雨、地震などの自然災害には少しばかり諦めることはできますが火災は後悔だけが残ります。
これからもご活躍とご健康を心よりお祈りしています。
<太田>(フェイスブックより)
<私の>ツイッター<・アカウント>が凍結解除されていました。
<太田>
↑でも、投稿しても、「ホーム」ページに表示されないし、どうなってるのかよく分からん。
しかし、「通知」頁は、ノーマルだ。
<太田>
昨日、地方の一読者と突然ミニオフ会開催。
この前のオフ会「講演」原稿、ようやくのことで読み終えた由。
アップ後、(それまでの活発な議論がウソのように)これまでのところ何の反応もないが、今後、コメント等がなされることを期待している。
なお、昨日のミニオフ会の時、思い出せなかったが、食前酒はシェリー、食後酒はポルトかマデイラ、でした。
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太田述正コラム#13618(2023.7.21)
<宮野裕『「ロシア」は、いかにして生まれたか』を読む(その30)>
→非公開