太田述正コラム#13727(2023.9.14)
<皆さんとディスカッション(続x5654)>
<TSY>
・・・ようやくしのぎやすい気候が戻ってきました。
30日のオフ会楽しみにしています。
7日にやるべきことを、一週間のばして、それで、これくらいしか書けませんでした。
情けない。
ちょっとしか読めませんでしたが、数字を大事にするこの著者の記述には、好感を持ちました。
原爆の惨状が降伏の決め手じゃないかも、と思考するところは見事だと思います。
そこから、杉山戦略に行くのは、富士山に登れたから、火星にも行けるとはいかないように、ちと無理そうですが。
Military Strategy読書メモの続き。今回は、
第5章 Terror and terrorism
{ }は僕の感想
戦略阻喪爆撃( Strategic terror bombing)が、 1921年にイタリア人の Giulio Douhetによって初めて軍事戦略として提案されたことを教わりました。
フィクションでは『宇宙戦争』(1898年)『タイムマシーン』(1895年)のWellsが戦略阻喪爆撃を予言しているとのこと。おもしろいのは、Wellsは爆撃が引き起こす恐怖と大被害に言及しているものの、それが戦争の帰趨を決するものとしてないことです。
● 戦略阻喪爆撃( Strategic terror bombing)
Douhetに続いて、米軍人(名前があがっているのはWilliam Mitchell)、英軍人(Hugh Trenchard、John Slessor)が戦略阻喪爆撃を提唱しています。「敵国の社会的、政治的、経済的、軍事的なかなめになっている場所「ヴァイタルセンター」を爆撃することで、敵国を震え上がらせ、意気(戦意)阻喪状態に追い込むことができる」(Douhet)。
しかし、現実はDouhetの予想通りには進みませんでした。この分析が興味深い。
ドイツは第1次世界大戦で54回ロンドンを含む英国諸都市を爆撃したそうです。最初は「武器工場の労働者」がストレスで眠れなくなるなど、Douhetが予想していた恐怖が広がりました。しかし、これは一過性なもので戦争の勝敗に重大な影響を与えられませんでした。
第2次大戦の、戦意を挫くことを狙った、戦略阻喪爆撃は、第1次世界大戦に比べて規模は大きくなりましたが、効果は、第1次世界大戦と大差ありませんでした。
英国はドイツの飛行機による爆撃、新兵器のロケットによる攻撃にも耐え抜き、戦意を持続させています。
Police Stateと悪口を書かれている日本とドイツも、この点は英国と同様でした。
米国は第2次大戦後、爆撃について、大規模な調査を行いましたが、なぜ、Douchetが想定したような効果を、爆撃が上げられなかったかを充分に説明できませんでした。
通常の爆撃だけではなく原爆の効果さえ、著者は疑問の余地ありとします。原爆の死傷者は22万人と膨大ではあるが、ここまでの戦争で、日本はすでに220万人の死傷者を出している。10%死傷者が増えたことが、降伏の決断の決め手になったかどうかは、疑問というわけです。
第2次大戦後も戦略阻喪爆撃の効果は限定的であるとされます。アメリカは北ベトナムに、当初の10倍の規模(1963年には63,000トンだった爆弾量が、1968年までには643,000トンに増えた)で爆弾の雨を降らしましたが、停戦のテーブルに北を着かせるという、政治的目的は達成できませんでした。
爆弾の命中精度が飛躍的に向上した後の戦争、2003年のイラク戦争でも、爆撃は期待された成果をあげられませんでした。恐怖の効果は一時的で、人々は嵐がすぎるのをじっと待つという態度でした。
これまでのところ、戦略阻喪爆撃が、敵国をそれが引き起こす恐怖により、屈服させた、という例はないようです。
<以上のコメントの対象たる原文の抜き出しコピーが添付されているが省略(太田)>
<太田>
唯一の、「戦略阻喪爆撃が、敵国をそれが引き起こす恐怖により、屈服させた、という例」が先の大戦での日本の降伏であるように見えます。
しかし、それは、錯覚に過ぎず、「屈服させ<られ>た」のではなく、勝利が確定していた日本が、ほんのちょっと終戦のタイミングを前倒しした、というのが実態だった、というのが私の主張であるわけです。
しかし、この錯覚、と、その後の核兵器の威力の向上、により、核保有国間での全面戦争は爾来回避されてきたのも事実です。
付言すれば、このタイミングの前倒しで一番損をしたのがソ連(ロシア)です。
これも累次申し上げてきているように、何せ、北海道以北は、第1、第2総軍の管轄外であり、杉山元らは、津軽海峡までソ連(ロシア)を侵攻させ、北海道以北をソ連(ロシア)にくれてやることで、米ソ(米露)対峙を決定的なものにするつもりだったのに、宗谷海峡までしかソ連(ロシア)は侵攻できなくなってしまったんですからね。
ですから、こういうロシアの主張、必ずしも荒唐無稽なことを言っているわけじゃないってことに・・。↓
「「北海道は日本の領土でない」ロシア国営メディアが喧伝 プロパガンダの一環か・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cdad32955a7a24096f7fedcf2a4a46ea0f25099
<太田>
コラムをアップした時に自分でツイッターにそのタイトル等をアップするようになってから、太田ホームページ
https://www.ohtan.net/
にはそれが表示されないままになっているようですが、私のツイートを同頁に自動的に表示させるにはどうしたらいいのでしょうか。
というか、自動的に表示させるようにしていただくことは可能でしょうか。
<山本>
twitter 側の仕様変更なのでこちらからは何もできない。
twitterログインすればみれる。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2307/01/news055.html
⇒了解。(太田)
OpenAI ChatGPT パクられないように拒否できますがどうします。
https://www.suzukikenichi.com/blog/you-can-block-gptbot-by-robots-txt/
<太田>
拒否することにした方がよさそうですが、他方、生成AIを用いた検索で、引用元を記載した検索結果提示まで拒否することになっても困ります。
恐らく、この二つの要請を両立させる方法はないんでしょうから、拒否しないことにしましょう。
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<まさに、岸カルトの日々是好日。↓>
「 岸田文雄首相(自民党総裁)は13日、第2次岸田再改造内閣を発足させた。新閣僚では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令請求の検討など、一連の問題を所管する文部科学相に、教団側と接点のあった盛山正仁氏(69)を充てた。同日決定した党役員人事でも、教団側との接点を認めた萩生田光一政調会長(60)を再任。・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/277197
ウクライナ問題。↓
<それいけどんどん。↓>
Ukrainian missiles strike Russia’s Black Sea fleet in Crimea–Large vessel and submarine damaged beyond repair in Sevastopol in what could be biggest single attack of war, intelligence official confirms・・・
https://www.theguardian.com/world/2023/sep/13/ukrainian-missiles-strike-russias-black-sea-fleet-in-crimea
<ゲップ。↓>
「突破口を探して ウクライナ軍の反攻、主要な戦場をビジュアル解説・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/61f70669a067119e94d76851ffd923f4ae08fc1e
<惜しい。もうチョイで完全正解だったねー。↓>
「・・・ロシアがモンゴル帝国に征服されてから独立を回復するまでの、約240年にわたる時代を「タタールの軛(くびき)」といいます。これはモンゴル帝国に税金や貢租(こうそ)を納めさえすれば、ロシア人に一定の自立性を認める間接支配のことです。
乱暴にまとめていえば、もともと別の国、別の文化圏であり、別の宗教であった場所を、モンゴル帝国が一緒くたに統一してしまったことが、ある種の歪みを生んだのではないかと思います。・・・
ロシアにとって「タタールの軛」は大きなトラウマであり、これが周囲からの包囲を極端に恐れる臆病さや、攻撃的な姿勢を生み出しているともいえます。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%8B%E5%AE%9F-%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%89%E5%A4%A7%E5%8F%A4%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AB-%E9%96%A2%E3%83%B6%E5%8E%9F-%E3%81%8C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E7%B4%8D%E5%BE%97%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AA1gDj1P?ocid=msedgntp&cvid=9b061c0d4d264736bc73e77c5e3086bb&ei=31
処理水放出問題。↓
<まだ言ってるな。↓>
「原発汚染水海洋放出問題、中国が日本に厳格な国際的監視の受け入れを厳正に促す・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2023/0913/c94474-20071516.html
<文/金カルト健在。↓>
「「常識に欠けた芸能人」心地悪い韓国与党…「汚染水発言」歌手キム・ユナの所属事務所が立場発表・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/309043
<・・・。↓>
「福島など8県産水産物の禁輸に「例外なし」 韓国政府が強調・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230913001900882?section=politics/index
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
ジャニーズ問題。↓
<タレント出身大幹部達のうさんくささ。↓
「・・・「社長(ジャニー氏)の書斎の隣りのジュニアが泊まる雑魚寝部屋で、少年隊の3人や薬丸裕英らと布団を並べて寝ていました。すると、社長が入ってきたんです」ジャニー氏はH氏の左隣りのジュニアが寝る布団でゴソゴソと何かをしていた。しばらくすると、今度はH氏と隣りに寝る東山の間に割って入ってきた。そしてジャニー氏はH氏の耳元に息を吹きかけてきたという。
ジャニーズ事務所は「記憶にございません」と回答
「すごく優しい声をかけてくるんですよ。『かわいいね』とか。身体を触られましたが、ジャニーさんのそういう話を仲間から聞いていたので、短パンの紐をきつく結んで防御していました。東山は隣で横になっていたし、性加害を知らないというのは嘘ですよ」東山は性加害を把握していたのではないかと、ジャニーズ事務所に聞いたところ、「記憶にございません」と回答した。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4559bafb525119165658724f8b1bee9a64b23213
「滝沢秀明は性加害について素知らぬふりに「無責任」 ジャニー氏の“息子”として高まる説明責任の声・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/af733a8102fdd8a993c6d6592a5fe1033d2a6c96
<・・・。↓>
「・・・今後1年間、広告出演並びに番組出演等で頂く出演料は全てタレント本人に支払い、芸能プロダクションとしての報酬は頂きません・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/24981397/
「・・・「企業側が恐れているのは、ジャニー氏の名前が付いたジャニーズ事務所にお金が入ることで、人権侵害を容認すると受け取られること。一連の〝見送りドミノ〟もその観点から起きている。そうした懸念を払拭するために、今回の案を講じたのだろう」(代理店関係者)
まさか天下のジャニーズ事務所がここまで譲歩するとは…。
事情を知る関係者は「今回の〝個別報酬案〟は、一部のクライアントから提言されていたようです。プロダクションとしては全く儲からないシステムなのに、それを実行するのですから、背に腹は代えられないということでしょう」と語る。
ジャニーズ事務所はこのほか、被害者救済について「再発防止特別チームからの提言に従い、被害者救済委員会を設置するとともに補償受付窓口を開設いたします。この被害者救済委員会の判断に従い被害者に対する金銭補償を行います。また、弊社は被害者の方々との対話を進める所存です」と発表。外部専門家による被害者救済委員会を設置し「被害者の皆様からの申告内容を検討して補償金額を判断することを一任いたします」などと表明した。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BA%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80%E3%81%AE%E7%84%A6%E7%87%A5-%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%81%AF%E5%8F%97%E3%81%91%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93-%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%EF%BD%83%E7%99%BA%E5%8B%95%E3%81%AE%E8%88%9E%E5%8F%B0%E8%A3%8F/ar-AA1gEptk?ocid=msedgntp&cvid=47d0fcd05ac14da283d56ebed083efdf&ei=25
<そんなもんじゃないんでは?↓>
「《本社ビルは150億円、総資産は推計1000億円》ジャニーズ事務所が所有する500億円不動産・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%9C%AC%E7%A4%BE%E3%83%93%E3%83%AB%E3%81%AF150%E5%84%84%E5%86%86-%E7%B7%8F%E8%B3%87%E7%94%A3%E3%81%AF%E6%8E%A8%E8%A8%881000%E5%84%84%E5%86%86-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BA%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80%E3%81%8C%E6%89%80%E6%9C%89%E3%81%99%E3%82%8B500%E5%84%84%E5%86%86%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%96%B9-%E6%80%A7%E5%8A%A0%E5%AE%B3-%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E5%84%9F%E3%81%AF/ar-AA1gDRVH?ocid=msedgntp&cvid=c70dc9cc5628409bac38531c47e5a11d&ei=20
<太っ腹福島県。↓>
「福島県は「TOKIO課」継続 秋のテレビCMも制作・公開へ・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/24981765/
日・文カルト問題。↓
<ま、そういうことに・・。↓>
「日本に20年ぶり女性外相誕生…韓国外相とも縁–2007年の朝鮮通信使400年シンポジウムでパネリスト…韓日対話重視・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/09/14/2023091480022.html
「岸田内閣、閣僚13人交代…新外相には知韓派の上川氏・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/309031
<文/金カルト健在。↓>
「文在寅前大統領、「父親は親日派」発言を告訴…韓国報勲部長官「前大統領が政争化」・・・」https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/09/13/2023091380034.html
<日韓交流人士モノ。↓>
「韓日議連39人がきょう訪日 15日に日韓議連と合同総会・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230914000200882?section=politics/index
<報道価値あり。↓>
「渋谷区長がソウル雑踏事故に言及し「ハロウィーンに来ないで」と訴え=韓国ネット「今思い返しても衝撃」・・・韓国メディア・韓国経済・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b920467-s39-c30-d0191.html
<仕事をしている韓国の在外公館。↓>
「・・・韓国・KBSは「・・・駐大阪韓国総領事館が『今週中は道頓堀への訪問を控えてほしい』との内容の勧告を出した」と報じた。
記事によると、勧告を出した理由は、プロ野球阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を控えているため。熱狂的なことで有名な阪神タイガースファンは、チームが優勝するたびに道頓堀の戎橋に詰めかけ、道頓堀川に飛び込む人が相次ぐ。過去の優勝時には道頓堀地域で死亡事故も発生しており、今回も雑踏事故への懸念が高まっている。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b920521-s39-c50-d0191.html
<よろしい。↓>
「・・・韓国・聯合ニュースは「日本サッカー、トルコとの親善試合で4‐2で勝利…4試合で18ゴールの“猛爆”」と題する記事を掲載した。・・・
記事は「日本は今回の欧州遠征で各4ゴールを入れ、得点力の高さを示した」「日本は6月に行われた親善試合でもエルサルバドルを6‐0、ペルーを4‐1で破っており、A代表4連勝の中で18ゴールを決めるとんでもない攻撃力を見せつけた」などと伝えている。
これに韓国のネットユーザーからは「韓国とはレベルが違う」「日本は完成しつつあり、韓国はリセットされた」「日本の2軍が韓国の1軍より強いなんて(泣)」「韓国とここまで差がつくとは思わなかったな」「日本はずいぶん前に脱アジアを果たしている」「もう認めないとね。アジア最強は日本だと」「日本の組織力はすでにワールドクラスだ」などの声が寄せられている。」
https://www.recordchina.co.jp/b920466-s39-c50-d0191.html
死者・行方不明者数で、東日本大震災・・2万2318人・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD
を上回るか?↓
・・・fears Libya flood death toll may hit 20,000・・・
https://www.theguardian.com/world/2023/sep/13/libya-flood-death-toll
鬼畜モロッコ政府。↓
・・・The four approved aid donors have all either recognized Moroccan sovereignty over the disputed territory of the Western Sahara, or – like Britain – made encouraging noises. France, the former colonial power, has pointedly not acknowledged Morocco’s 1979 annexation of the territory, which breached international law. French President Emmanuel Macron has recently sought rapprochement with Algeria, Morocco’s archenemy, which has also soured his reputation in Rabat.・・・
https://www.csmonitor.com/World/Africa/2023/0913/Logistics-or-politics-What-is-tying-up-Morocco-quake-aid
やはり、私が数学ができない原因は、英語九九邦訳のトラウマ(コラム#省略)だった、で決まりか。↓
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<大した話じゃないがな。↓>
「中国人団体客が予約をドタキャン、日本の飲食店のSNS投稿が日中で炎上・・・香港メディアの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b920462-s25-c30-d0052.html
<よろしい。↓>
「サッカーのキリンチャレンジカップ2023で日本がトルコに4-2で勝利したことに、中国のSNSでも注目が集まっている。・・・
一方、同日にシリアと対戦した中国は0-1で敗れた。中国の著名なスポーツ評論家の黄健翔(ホアン・ジエンシアン)氏はSNS・微博(ウェイボー)アカウントに「中国1-1マレーシア、0-1シリア。日本4-1ドイツ、4-2トルコ」とだけつづった。
中国のサッカーファンからは「はあ…(日本は)すごすぎる」「日本は2002年ワールドカップ(W杯)の準優勝と3位の国に連勝したわけか」「切ない」「日本は主力じゃなかったというのに」「W杯でも親善試合でも日本はここ数年欧州のチームにほとんど負けていない」「W杯優勝の夢も実現させてしまうのか?」「このまま行けば、日本は本当にW杯優勝のチャンスがある」「日本はますます自信を強めている。10年でW杯優勝も夢じゃない」といった声が上がった。
また、「日本と比べるのはやめよう」「日本はもうアジアでは真剣に戦わなくなった。われわれ(中国)はまだ弱い相手を探して試合を紙、結果それでも負ける」「日本はサッカーにおける脱亜入欧を掲げ、確かに実現した。われわれ(中国)といえばその場で足踏みしているのではなく、滑り落ちている」「今、中国と日本を並べて論じるのは不適当。相手はもう世界の強豪になった」との声も。
このほか、いつものように「笑いのネタ」を書き込むユーザーも多く、「(2試合で)日本は3失点、中国は2失点、中国の方が守備は上ということだ」「中国はまもなく、ドイツやトルコのレベルに達する。どちらもアジアのチーム相手に勝てないのだから」「日本はドイツやトルコといった(自分にとって)弱いチームを選んで対戦した。一方、中国はマレーシアやシリアといった(自分にとって)強いチームを相手に強化に努めた」といったコメントも投稿されていた。」
https://www.recordchina.co.jp/b920461-s25-c50-d0052.html
———————————-
太田述正コラム#13728(2023.9.14)
<森安孝夫『シルクロードと唐帝国』を読む(その5)>
→非公開