太田述正コラム#13749(2023.9.25)
<皆さんとディスカッション(続x5665)>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題。↓
<おー。↓>
「・・・ウクライナ軍は22日、ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島のセバストポリ近郊にある「ロシア黒海艦隊司令部」を攻撃、少なくとも9人が死亡、16人が負傷した。ザポリージャ駐留、ロシア軍司令官ロマンチュク大将、また、ザポリージャ駐留、ロシア軍参謀長ツェコフ准将など重要な司令官が含まれていた。ロシア黒海艦隊のソコロフ司令官が死亡したとも伝えられた。ロシア軍の地対空ミサイル「S400」が破壊されるなど、ウクライナ軍の攻撃により、クリミア半島におけるロシア軍の防衛システムの脆弱性が浮き彫りとなった。ウクライナ軍は20日夜から21日未明にかけて、ロシア軍の戦闘機12機が配備されていた「サキ飛行場」を攻撃し、ロシア側に深刻な打撃を与えたと発表していた。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c013ca200f9dfcf1147a9a370e1ce4e490870f66
<おっおー。↓>
「ザポリージャ戦線<で、ウクライナ>・・・歩兵はすでに2~3週間前に第3防衛線を越えており、最近になって車両の通過も可能になった<。>・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d054c66389d6dd4c959abe69a9a47788a21ad48
<それもこれも力の差ってやつなのね。↓>
「・・・ロシア軍はこの3カ月間に南部戦線だけで砲70門を失った。ウクライナ軍の損害は約20門だった。 ロシア軍がウクライナ軍の榴弾砲やロケット砲を1門破壊する間に、ウクライナ軍はロシア軍の榴弾砲やロケット砲を3門以上破壊しているのだ。現在展開されているのは伝統的な砲撃戦ではないが、それでもなお対砲兵戦であり、ウクライナが勝利しつつある。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/35221eab7ce2b788ccd59faf86594af1c5c811ca
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
ビジネススクール用ミニ・ケース集?↓
<強いて言えば一種の人間主義的経営のソフトバンク。↓>
「・・・ソフトバンクGはふたつの大きな投資案件を物にしたのです。
ひとつは、同社が100%株式を保有する半導体企業アームが、ナスダック市場に上場し、その株価は順調に上昇したこと。これによりソフトバンクGの財務状況に大きなポジティブな影響を与えました。
ふたつめは、アーム上場の直後、ソフトバンクGはChatGPTで話題となったオープンAIに対して数兆円レベルでの投資を検討していると報じられたことです。・・・
投資家として新しい企業群をたくさん育てていくことがパーパスであって、金儲けは後からついてくる話だと考えるのがソフトバンク流なのでしょう。・・・
新たなギャンブルでAI市場の覇者を狙う、そんな生き方を選んでいるのがソフトバンクGと言う企業なのです<。>・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%81%AF%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84-%E5%AD%AB%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E3%81%AE-%E9%87%8E%E6%9C%9B-%E3%81%A8%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AFg%E3%81%AE-%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9-%E3%81%8C%E6%A0%AA%E4%BE%A1%E3%81%AB%E5%85%A8%E3%81%8F%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%82%B1/ar-AA1hbWoD?ocid=msedgntp&cvid=0f06b138909a484bba3e1e0675cf580d&ei=33
<値上げ/コストカットに徹するすかいらーく。↓>
「・・・すかいらーくの収益改善に一番効いているのは実は値上げです。その効果が27億円。売上高で割ってみるとわかりますが値上げ効果は1.6%増で、このことから世の中のインフレ率よりも小さい数字でしか値上げできなかったことがわかります。
しかし、値上げ拒否宣言をしたライバルのサイゼリヤが国内で赤字に陥ったことを考えると、値上げに成功したことがすかいらーくの好決算のひとつめの秘密であることははっきりしています。
次にすかいらーくは昨年、100店舗の閉鎖を断行しました。ガストが密集しているエリアでは「バーミヤン」「しゃぶ葉」「桃菜」といった別業態への業態変更も行いました。
これらの店舗施策の利益増効果はというと合計で6億円ほど。見た目の数字は小さいように思えますが、店舗閉鎖にはコストもエネルギーもかかりますから、長期的にはこの店舗リストラ効果はもっと大きく効いてくるでしょう。
DXで利益はどのくらい上がるのか?
さて三番目の要素が実は興味深い施策です。それはDX(デジタルトランスフォーメーション)です。
すかいらーくでは飲食業界の中でもいち早く配膳ロボットを導入しました。猫型のロボットで「かわいい」と家族連れからも人気だったのですが、実はこのロボットを導入したことで店舗スタッフの歩く時間が42%も減少しました。
そしてすかいらーくのDXではもうひとつキャッシュレス施策の導入がありました。まず最初にテーブル決済ができるようになったことで、そこで10%のお客さんがQRコード決済で支払いを済ませてくれます。
次にセルフレジでは30%のお客さんが支払いをしてくれる。合計で4割のお客さんが従業員がレジに入らなくても支払ってくれるようになったのです。
この配膳ロボットとセルフ決済による人件費節約効果がどれくらいあったかというと、利益増のうちの10億円を占めています。デジタル化は飲食業にとってやはり物凄く重要な戦力なのです。
そして四番目がSDGs関連の施策です。電気代や物流費が増えたのは世の中の流れだとしても、無駄なCO2の排出を減らすことは地球環境にプラスに働きます。
すかいらーくでは物流効率を見直す物流改革で4.8億円、アイドルタイムに製氷機の使用を控えるなどの水道光熱費の見直しで7億円をセーブしています。
さらに、不人気メニューを廃止するなどの施策から食材ロスを2.8億円も減らしています。
これらの施策をSDGs関連施策として合算してみると、実に15億円の増益要因です。地球環境に優しい経営は実は大きな利益増につながるのですね。
これらの施策とそれ以外の細かいものを合算して、結果としてすかいらーくは今年上期、56億円の事業黒字をたたき出しました。・・・」
https://gendai.media/articles/-/114997
<店舗の色分けパッケージングで勝負する吉野家。↓>
「・・・メニューの観点で黒い吉野家とオレンジの普通の吉野家にはそれほど大きな違いがないということです。ドリンクバーとデザートのカップアイスが置いてあるあたりは明らかに違うのですが、メインメニューだと限定メニューは大きく3点しか違いません。
女性の好みそうな「ON野菜」(温野菜をのせるという意味でしょうか)メニューと、脂身が少ない豚のロース焼きメニューと、おもちゃが付いたお子様メニューがあることぐらいです。・・・
黒い看板の吉野家は新しい顧客層を取り込むための装置だと考えるとこの戦略の全体像が見えてきます。顧客層を増やすことが戦略目的なので、なるべく居心地をよくすることは大切です。
しかし全店でそれをやってしまうと吉野家最大の武器である「一日60回転するビジネスモデル」が無効化してしまいます。
そこで生まれたのがこの15%という黄金比でしょう。例えば、黒い吉野家をきっかけに、吉野家のメニューのファンになった新規客が、その後、オレンジの看板の吉野家にも訪れたとしましょう。お気に入りの「お牛丼(ON野菜なし)」を食するのですが、そのときには他のお客様と同じように「うまい、安い、早い」を堪能して早くお帰りいただいたほうがビジネスモデル的にはよいのです。・・・
そして新規客でも入りやすいけれどもビジネスモデル的にはオレンジと同じ「なんちゃって黒い吉野家」<というのもあって、こ>・・・の3つの業態が絶妙なバランスを保ちながら、吉野家という100年以上続く老舗飲食店の顧客数をこれからも増やしていこうと考えているわけです。・・・」
https://diamond.jp/articles/-/318238
取敢えずはホッ。↓
「・・・24年初めから米国や英国など、24年後半にフランスや豪州などで導入する。米国では、月2.99ドル(約440円)の追加料金を払えば、広告なしで動画が見られるサービスも始めるという。現時点で日本は対象に含まれていない。・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230925-OYT1T50066/
日・文カルト問題。↓
<チーン。↓>
「韓国の成長率、3年連続で「OECD平均以下」の低成長に・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/09/25/2023092580010.html
<チンチーン。↓>
「中国紙・環球時報(電子版)は・・・、「中国の先端技術が韓国を打ち負かす」とする韓国紙・中央日報の記事を取り上げた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b921088-s39-c20-d0192.html
<しかも、中共人民に、こんな風に言われちゃっとるで。↓>
「<柔道>韓国選手が相手に“ビンタ”、中国でトレンド1位=「ひどすぎ」「これが彼らのスポーツ精神」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b921118-s39-c50-d0052.html
<ご愛顧に感謝。↓>
「「汚染水放出後もアサヒは飲みたい」…韓国で日本産ビールの消費量衰えず・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/09/25/2023092580006.html
<被害者と加害者のそれぞれの動機がなんだかなあ。↓>
「「朝鮮人のやつら」旭日旗持った男性をれんがで暴行した脱北者に懲役3年=韓国・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/309419
<いつの間に韓国だけのロッテになっちまったのさあ。↓>
「ベトナムに懸けたロッテ「現地化で日本と現地の企業超える」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/309435
ワニも人間主義者だった。↓
「ヌマワニの予想外の姿が確認される…川に落ちた子犬助けた・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/309442
https://japanese.joins.com/JArticle/309444
<ちゅうか、ワニは縄文的弥生「生物」だったー。↓>
Woman’s body found in jaws of 13ft Florida alligator identified・・・
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-66907425
まさに平家物語の世界であるな。↓
On 29 September 1923, the British empire reached its peak, geographically speaking. As the Palestine mandate, administered by Britain, came into force, the empire was at its largest square mileage. That day was significant across the empire for other reasons too: the prime minister of Canada arrived by steamship in Liverpool for the Imperial Conference that began in London two days later. Adelaide Casely-Hayford opened her technical school for girls in Freetown, Sierra Leone – a school run by Africans that aimed to teach an African rather than European curriculum. There were vibrant street celebrations in Lagos after the first election in British West Africa named three members of the Nigerian National Democratic party to the legislative council of southern Nigeria.・・・
・・・peaks are points of decline. In geographic terms, the British empire was at its largest only briefly; treaties handed small chunks of land in east Africa to Belgium and Italy only months later. But there were other more significant signs that the British empire was fast declining. In every region, Britain faced the growing presence of other powers, especially Japan and the US. The first world war had reshaped politics across the empire. ・・・
https://www.theguardian.com/books/2023/sep/24/one-fine-day-by-matthew-parker-review-compelling-portrait-of-the-british-empire-on-the-brink-of-decline
カナダ、外国勢力に国内介入されてやられたい放題だって言われとるぞ。↓
Why foreign powers find it so easy to harass their critics in Canada・・・
Compared to its Western partners, Canada lacks a culture of sharing intelligence across government. The U.S. president receives a wide-ranging intelligence brief daily; the Canadian prime minister is briefed only weekly, Carvin said, on two preselected issues, or as needed.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2023/09/22/canada-india-china-foreign-interference/
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<中央日報より。
そうなのよね。↓>
「・・・駐中日本大使館には相変らず一日5000~2万件程度の抗議電話は引き続きかかってきているが、中国主要都市で目に見えるような反日デモは発生しないでいる。また、中国国営メディアで汚染水放出反対を扱った報道物も顕著に減った。
先月24日から日本産水産物に対する通関検査を強化するなど輸入規制措置に出た香港ではこのような様子は見ることさえ難しい。
中国本土とは違い、香港では日本レストランの不買運動はもとより、すしを扱う都心の飲食店の前には行列ができるほど繁盛していると朝日新聞は報じた。
「核汚染水」と呼んで連日批判レベルを高めた中国政府の態度も変わった。国際舞台での批判を自制するようになった。韓正国家副主席は21日(現地時間)の国連総会の演説で、日本の汚染水放流問題を一切取り上げなかった。これに関連して、日本国内の専門家の間では「中国の汚染水放流反対に同調する国家がロシア、北朝鮮、ベネズエラ、ソロモン諸島など少数にとどまったことが影響を及ぼした」としながら「今後の日中関係改善を念頭に置いて中国政府がレベル調節をしている可能性がある」という解説もある。・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/309418
<本来、合作に馴染み得ない題材のハズなんだがねえ。↓>
「韓中合作慰安婦ドキュメンタリー映画『二十二』、公開6年を経て日本で初めて上映・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/309428
<ちゃうちゃう。そもそも、日本は国民の総意で「失わせた30年」なんよ。↓>
「「失われた30年」を体験した日本、後を追う中国・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/309412
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太田述正コラム#13750(2023.9.25)
<森安孝夫『シルクロードと唐帝国』を読む(その16)>
→非公開