太田述正コラム#13957(2023.1.8)
<皆さんとディスカッション(続x5768)>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<・・・。↓>
「立件の目安は不記載「4000万円超」、池田議員の身柄拘束の決め手は「証拠隠滅の恐れ」・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240107-OYT1T50137/
「安倍派パーティー裏金、大野泰正参院議員と谷川弥一衆院議員も立件へ…虚偽記入容疑・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240107-OYT1T50141/
ウクライナ問題。↓
<いつもながらやるねえ。↓>
「ウクライナ軍は同国南部へルソン州のドニプロ川左岸(東岸)で、ロシア軍のドローン(無人機)の電波を徹底的に妨害している。
この電波妨害のせいで、左岸に展開するロシア軍は、昨年10月中旬以来、漁村クリンキに張り付いているウクライナ海兵隊の小部隊を押し返せずにいる。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%8C%E5%BE%B9%E5%BA%95%E7%9A%84%E3%81%AA%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E5%A6%A8%E5%AE%B3-%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%92%E9%A3%9B%E3%81%B0%E3%81%9B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E3%81%AB%E5%A4%9A%E6%95%B0%E3%81%AE%E6%AD%BB%E8%80%85/ar-AA1mBfQv?ocid=msedgntp&cvid=39c44c5793b849129bd2b5d7205bbc7a&ei=8
Ukraine war: Atesh, the group spying on Russians in occupied Crimea・・・
https://www.bbc.com/news/world-europe-67659275
ガザ戦争。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
将棋のタイトル戦の2日制の初日のは見ないことにし、王将戦の2日目をAbemaTVでながらたまにチラ見観戦中だが、解説付きのは有料になったみたい。↓
太田コラム読者には常識だが、武士は平安時代に天皇家/藤原氏が創り出したんだからこそ、平安時代は「知的な時代で」あり、かつまた、「武士の世界<は>潔い」のさ。↓
「・・・武士の世界こそ潔いみたいになったことへのひとつの反発としても、平安時代を描きたい。平安時代は、律令制には死刑はあったが死刑を行わないとか、話し合いで乗り越えていくという知的な時代で、国風文化も栄えた時代です。これまでの皆さんの既成の感覚に、ほんとにそうなの? ということをこの1年で問いかけたいと思っています・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/480a74b613405f215f488b6731e452a9952075a7
だから、内村鑑三の源氏物語批判は実は正鵠を射ているワケ。↓
「・・・物語を拒絶する「源氏嫌い」の系譜も根強く存在しました。鎌倉時代の仏教説話集『宝物集』には、妄語を語った罪によって紫式部が地獄に落ちたという話が記されています。
江戸時代になると和歌・物語文化の担い手であるはずの天皇からも、「源氏」に耽溺する文弱な朝廷文化を批判する意見が出ました。「源氏物語」を軟弱な誨淫の書と見なす考え方は、日本文化のなかを静かに底流し続けていたのです。
なかでも明治維新に伴う富国強兵思想の確立は、大きな危機でした。キリスト教の伝道者である内村鑑三は、「あのような文学はわれわれのなかから根コソギに絶やしたい」と、正宗白鳥は「読みながらいく度叩きつけたい思いをしつづけたか(中略)無類の悪文である」と、それぞれ酷くこき下ろしています。
内村の言葉は、キリスト教徒の修養会である夏期学校での講演で語られたものですが、頼山陽の『日本外史』を称揚したうえで、「『源氏物語』が日本の士気を鼓舞することのために何をしたか。何もしないばかりでなくわれわれを女々しき意気地なしになした」と語っていることから、明確に思想上の嫌悪であったことが窺えます。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E4%BD%8E%E4%BF%97%E3%81%AA%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%8E-%E7%84%A1%E9%A1%9E%E3%81%AE%E6%82%AA%E6%96%87-%E3%81%A8%E9%85%B7%E8%A9%95%E3%81%AE%E5%B5%90-%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%81%AE%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%8C%E6%88%A6%E5%BE%8C%E3%81%AB%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%81%A8%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%AF%E3%82%B1/ar-AA1mzPsM?ocid=msedgntp&cvid=e1d97a5053ea4d5f803bc04200f76d52&ei=46
いずれにせよ、紫式部自身の言葉を噛み締めて欲しい。↓
「・・・主人公の源氏に、『日本書紀』などの歴史書より物語のほうが本格的な役立つ情報が描かれていると言わせた紫式部です・・・」
https://diamond.jp/articles/-/336445?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240108
耳タコだろうが、「多くの人」の中心は、私見では武士だったのよね。↓
「・・・『源氏物語』自体が王朝人の心をつかんでいた点に、改めて着目する必要があろう。・・・浪曲・・・『源氏供養』<が、>・・・『源氏物語』<を>・・・仏教的表現と調和させ作品に織り込み、構想化する試みは興味をそそられる。虚構化された王朝世界だとしても、多くの人に共有された観念だった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e89b39974d7c4834d1cdba7edbe3feea85b6f887
そりゃ、弥生性と縄文性の対比だよ。↓
「・・・かりに「粗ニシテ野ナレド、卑ニ非ザル」世界が、「武士道」だとすれば、「卑」ではないことは共通するが「粗野」からも距りのある世界こそが、「貴族道」ということになろうか。 「粗野」は暴力や武力と同居する。したがって、これに訴えることを恥とみなす立場が「貴族道」ともいえる。いわば「文道」主義を是とする思考だろう。「粗野」との対比でいえば、「優雅」ということになる。「優雅」さとは「貴族道」に付随する“振舞い方”だった。・・・
対女性への真摯さは、「貴族道」を構成する大きな要素ともいえる。 そして、対権力観にあっては、“引き際”という身の処し方だ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6cb5bf22edd628cc9143b9af98646b7cc69b676
これは、その通りかも。↓
「・・・ライバルとされる清少納言はあくまで女性からの視点で語りますが、紫式部はまさに両性具有で、どこまでも冷徹に男女の心を抉りだしました。それができたのは、やはり彼女が現実の人間関係から一歩引いて、客観的に物事を見つめられたからでしょう。“名誉ある孤立”を厭わない孤高の女性だったと思います」 」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8204cfab5ef6c8c3b5afffd52f546d1b6a7bbdb
中らずと雖も遠からず。↓
「・・・文学作品で個人の内面が源氏物語のように微細に描かれることは、同じ時代のヨーロッパではほぼなかった。西暦1000年頃、ヨーロッパはカトリック教会の権力が強かった。神ではない人間の内面を細やかに描く文学作品が生まれる土壌が乏しかったのだ。・・・
紫式部が個人の内面を徹底的に描くことができたのはなぜだろうか。もちろん、本人に類いまれな才能があったことは大前提としてあるが、それにつながる文化的背景として、筆者は三つの重大要素があると考えている。
世界でもまれ「皆が歌人」の日本文化・・・あらゆる「欲」に触れる女官の経験・・・心の内面を見つめる仏教が思考を刺激した・・・
https://diamond.jp/articles/-/336794?utm_source=wknd_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240107
道長は紫式部のスポンサーだが、スポンサー契約中に愛人条項は入ってないよって式部は応えたんだろな。↓
「『源氏物語』の作者として知られる紫式部は、当時の権力者である藤原道長と恋仲にあったという噂が根強くある。その根拠となるのは、彼女が残した実録『紫式部日記』に記された、ある夜の出来事だ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/02dcf2b333a86e1781be48bb052acfce605d81f2
日・文カルト問題。↓
<とにかく、日本に触れない努力を!↓>
「世界主要都市の往復通勤時間は? NYは1時間15分、東京は1時間35分・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/12/26/2023122680149.html
「<サッカー>ワールドクラスの矛と盾vs圧倒的な中盤…歴史的な韓日戦を予告・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/313514
「ソン・フンミン父「日本より技量不足。運よく勝てば韓国サッカーは病気になりかねない」・・・中国スポーツメディアの直播吧・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b926576-s39-c50-d0192.html
<日本への言及を許す。↓>
「日本強震の時に原発変圧器が破損…周りの海で油膜が発見・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/313507
<そんなに気になるかねえ。↓>
「日本の首相を「不倶戴天の敵」と呼んでいた北朝鮮、岸田首相には突然「閣下」…その狙いは–金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が日本に地震被害への哀悼・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/01/08/2024010880036.html
「金正恩氏、西海砲撃の日に日本首相には「閣下」と呼称・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20240108/4669246/1
<報道価値殆どなし。↓>
「韓日米「インド太平洋」対話の第一歩を踏み出した…中露朝の「不法行為」を狙う・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/313518
<文カルト健在。↓>
「LAドジャース、大谷と日本への寄付伝えながら「日本海」表記…韓国教授が「抗議メール」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/313520
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<相対的に「健全」な中共人民。↓>
「中国の地下鉄通路に日本軍旗が出現?中国ネット「さすがに無理がある」「ただの言いがかり」・・・中国メディアの観察者網・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b926587-s25-c30-d0192.html
<太田>
一 nanaco/セブンカード
昨日、目出度く、表記の初使用・・初自動チャージ・・に成功!
もっとも、今回も、スマホの読み取りが最初旨く行かず、スタッフを呼んだがオロオロするだけで役に立たず、結局、自分で「解決」したが、次回も手間取る予感が・・。
で、帰宅したら、「nanacoクレジットチャージ」のお知らせメールが届いていた。
二 DellパソコンのCドライブ満杯問題
昨日、決断して、DellパソコンのCドライブに収納されている、Program Files Portable(FoobarとMusicBeeが収納されている)、を削除したら、Cドライブで、4.44GB→4.62GB と残容量が増えたが、夜、Dellパソコンをシャットダウンする時には3.34GBにまで減ってしまっていた。
でも、本日、朝、Dellパソコンを起動したら、6.14GBまで回復していた。
そこで、もう一頑張りと筆まめが旧版と新版の両方がインストールされていた内の旧版の方をアンインストールしたら、6.72GBまで回復!
次にやるとしたら、インストールされているが、表見的にはWindows上に登録されていないところの、いつの間にか勝手にインストールされているアバスト無料アンチウイルスのアンインストールだが、「アバスト アンインストール ツールの使用」
https://support.avast.com/ja-jp/article/uninstall-antivirus-utility/#pc
を試みるほかないところ、「SSE2 サポートのない古いプロセッサで動作するコンピューターの場合」やら「セーフモードで Windows を手動で起動する」やら、やたら面倒っぽいのでビビリ気味。
更にその次は、もう使用しないことになった、Acronisのアンインストールか。
三 外国からのメール受信
USさんから、自分が、在外国のサーバー経由でohta@ohtan.net宛にメールしてもさくらのサーバーにはじかれてしまうところ、例えば、スタンフォード大学からの私宛のメールも最近届いていないのではないか、との指摘があったが、本日、同大学からのメールが届いていたので一安心。
四 格付け
あの、Gacktが毎回大活躍する新春の格付け番組、
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/hyde-%E4%BF%BA%E3%82%82b%E3%81%A0%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%9C-gackt-%E6%A0%BC%E4%BB%98%E3%81%91-%E6%A0%BC%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%B3%A2%E4%B9%B1-%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%84-daigo%E3%82%92%E6%85%B0%E3%82%81%E3%82%8B/ar-AA1mAmUQ?ocid=msedgntp&cvid=e1d97a5053ea4d5f803bc04200f76d52&ei=59
の冒頭の、ワインと弦楽八重奏、の部分だけを昨夜鑑賞したが、弦楽八重奏に関しては私でもすぐ分かった。
八つの弦楽器の合奏だと、常に相当部分の音が複数の楽器から奏でられるので、高い楽器なのか安い楽器なのか聞き分けるのは本来むつかしいのではないかと想像されるが、演奏の終わり近くで、音が微妙にハズレた方が安い楽器の方だと思った。
安い楽器演奏中の演奏者の一人だったのかか複数人だったのかは知らないが、高い楽器の場合に比して気持ちの集中度が低かったために弾き損じてしまったのではなかろうか。
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太田述正コラム#13958(2023.1.8)
<映画評論114:始皇帝 天下統一(続々)>
→非公開