太田述正コラム#13906(2023.12.13)
<映画評論93:クワイエット・プレイス>(2024.3.8公開)

1 始めに

 昨日、時間が空いたので、「母のことなど」シリーズの続きを書こうと思ったけれど、材料不足で断念し、もともと、16日にオフ会が開かれておれば、その後に、Dolby Atmos映画を鑑賞しようと思っていたところを、前倒しして実行し、それを踏まえたコラムを書くことに切り替えました。
 でも、昨日は既に夜になっていたので、大きな音が出せないことから、普通の映画を選ぶことにしたのですが、TVの近くに置いたFire Tv Cubeに向かってFire Tvつけて・・冒頭に「アレクサ」がつく。以下同じ・・と呼びかけたら動画選択画面が立ち上がってくれ、Amazon Primeにリモコン操作で入ることができました。
 (これも、音声でできることを本日確認しました。)
 しかし、どういうわけが、評価(☆の数)が表示されていなかった・・本日は表示された・・ので、「評価」と呼びかけても回答を拒否されたので「星の数」を呼びかけたら4.3だと言うので、何の映画だか検討することも省き、とにかく鑑賞してみることにしました。
 それが、表記の『クワイエット・プレイス』です。
 (と、思い込んでいたのですが、後で述べるように実は必ずしもそうではなかったのです。)
 途中、試しに、「停止」と呼びかけて45分経ってから再開しようとしたけれど、画面がブラックアウトしていて、「再開」と呼びかけても、「その機能には対応していません」的な解答が返ってくるので、リモコンで、動画の初期画面を表示させ、最近見た映画や中断した映画が並んでいる箇所まで行きつき、中断した映画をリモコンでクリックしてようやく、再開させることができました。
 ところが、今度は映画の終わりまで行ったら、次のエピソードで続きを見ることができる的な表示がなされていたので、時間を巻き戻したような話だったので怪訝に思いつつも、それを途中まで鑑賞してFire TVを切りました。
 ひょっとして、映画ではなく、TVシリーズなのかな、と、その時点では思い始めていました。
 で、本日、それを再開して最後まで鑑賞し、その後で、英語ウィキペディア群を確認した結果、私は、続編の『A Quiet Place Part II(クワイエット・プレイス 破られた沈黙)』
https://en.wikipedia.org/wiki/A_Quiet_Place_Part_II β
を見てから、本編の『A Quiet Place Part(クワイエット・プレイス)』
https://en.wikipedia.org/wiki/A_Quiet_Place α
を見てしまったこと、と、どちらも映画であったこと、がようやく確認できました。

2 本題

 映画が始まってしばらくするまで、分からなかったのですが、この映画、「聴覚が超鋭敏な怪物に支配された世界で、怪物に見つからないよう音をたてずに暮らさざるを得なくなった家族の物語」のホラー映画でした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B9 γ
 (『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の邦語ウィキペディアは、映画の内容についての記述がありません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B9_%E7%A0%B4%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%B2%88%E9%BB%99 Δ)
 ちなみに、αは、’post-apocalyptic science fiction horror film’と紹介していますね。
 ホラーとはいえ、さほど怖くはなく、過酷な環境下での家族愛を描くことが主題のように私は受け止めました。
 娘で姉を演じるミリセント・シモンズは本当の聾者で素晴らしい演技をしていますが、映画が映画ですから、あたかも全員が聾者であるかのように、手話で殆どが進行します。

(続く)