太田述正コラム#14123(2024.3.31)
<皆さんとディスカッション(続x5851)>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<「米」については嘘に決まってらあ。宗主国サマの長年の指示を受けた措置さ。↓>
「米英仏では「秘密指定」廃止の流れ 経済安保情報保護法案 なぜ今さら日本に?指摘される「最大の不備」は・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/318319
<ちゃうちゃう。日本に集団的自衛権を行使するようになって欲しいからだよ。↓>
「7月に米ワシントンで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に、岸田文雄首相を招待する方向で米政府が調整を進めている。ウクライナ支援を巡って米国のリーダーシップが揺らいでいる折、岸田首相を招くことには2つの狙いがある。
第1は、ウクライナ支援に積極的な岸田首相の参加を通し、「支援疲れ」が表面化する加盟国の結束を固め直すこと。第2は、中国の脅威をにらみ、インド太平洋地域と欧州諸国の結節を強めることだ。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E6%94%BF%E5%BA%9C-%E7%B5%90%E7%AF%80%E5%BD%B9-%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E6%9C%9F%E5%BE%85-%EF%BD%8E%EF%BD%81%EF%BD%94%EF%BD%8F%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AB%E6%8B%9B%E3%81%8F%EF%BC%92%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1/ar-BB1kNmBl?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=cf5c71832a40496cbbaffbef360fa25c&ei=97
ウクライナ問題。↓
<よっしゃー記事。↓>
「クリミアのロシア・・・第38航空連隊の拠点は、ロシア占領下のクリミア・セバストポリ近郊にあるベルベク空軍基地だ。セバストポリはウクライナ南部の前線から240kmしか離れておらず、一帯は頻繁にウクライナ側の攻撃にさらされてきた。にもかかわらず、この基地から発進する同連隊のスホーイSu-27戦闘機は大きな被害を免れていた。
それが劇的なかたちで終わりを告げた。同連隊には2021年時点で、1980~90年代に製造されたSu-27PとSu-27SMが計25機ほど配備されていたが、ここ1週間でこれを2機失った可能性がある。うち1機の損失は、自軍の過失によるものだったもようだ。
ウクライナ軍が23日夜に行った大規模なミサイル攻撃では、ロシア海軍の艦艇4隻と通信拠点に加え、ベルベク空軍基地にも被害が出た。ウクライナのシンクタンクである防衛戦略センター(CDS)によると、ウクライナ軍は英国製のストームシャドー巡航ミサイルと国産のネプチューン巡航ミサイルを計40発発射し、一部が第38航空連隊の施設に命中した。
その結果、「Su-27戦闘機1機が破壊され、他2機が損傷した」とCDSは報告している。
事実と確認されれば、ロシア軍にとってこの戦争で初めてのSu-27損失となる。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%88%AA%E7%A9%BA%E9%83%A8%E9%9A%8A-su-27%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F%E3%82%92%E7%AB%8B%E3%81%A6%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%81%AB2%E6%A9%9F%E5%A4%B1%E3%81%86/ar-BB1kOfzt?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=cf5c71832a40496cbbaffbef360fa25c&ei=10
<いいねえ。↓>
「ウクライナ大統領、ロシア製油所に無人機攻撃継続の方針-米不満でも・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%A3%BD%E6%B2%B9%E6%89%80%E3%81%AB%E7%84%A1%E4%BA%BA%E6%A9%9F%E6%94%BB%E6%92%83%E7%B6%99%E7%B6%9A%E3%81%AE%E6%96%B9%E9%87%9D-%E7%B1%B3%E4%B8%8D%E6%BA%80%E3%81%A7%E3%82%82/ar-BB1kOgbB?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=cf5c71832a40496cbbaffbef360fa25c&ei=51
<んなもん、誰でも知ってるよ。
いずれにせよ、ロシアに拒否権を与えてる国連を一旦は廃止しないとどーしょーもないぜ。↓>
Why Russia Is Protecting North Korea From Nuclear Monitors–The monitors have provided vivid evidence of how Russia is keeping Pyongyang brimming with fuel and other goods, presumably in return for weapons that Russia can use in Ukraine.・・・
https://www.nytimes.com/2024/03/29/us/politics/russia-north-korea-nuclear-weapons.html
<米国の1940年と現在の類似性はその通りだが、1940年に日本が言及されてないのは実に率直。↓>
・・・The original America First Committee was founded in September 1940. Consider the global circumstances at the time. Two years earlier, Hitler had annexed Austria and invaded and occupied Czechoslovakia. One year earlier, he had invaded and conquered Poland. In the first months of 1940, he invaded and occupied Norway, Denmark, Belgium and the Netherlands. In early June 1940, British troops evacuated from Dunkirk, and France was overrun by the Nazi blitzkrieg. In September, the very month of the committee’s formation, German troops were in Paris and Edward R. Murrow was reporting from London under bombardment by the Luftwaffe. That was the moment the America First movement launched itself into the battle to block aid to Britain.
Cutting off Ukraine seems like small beer by comparison, but behind it lies the same “America First” thinking.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/2024/03/28/robert-kagan-trump-ukraine-america-first-isolationism/
ガザ戦争。↓
<ユダヤとパレスティナの語源が分かって教養が高まるぞ。↓>
This Easter, let’s not try to pretend Jesus was a ‘Palestinian Jew・・・
Roughly 3,000 years ago, on the eastern rim of the Mediterranean, a coastal confederation of five cities stretched from Gaza into Lebanon. The Bible refers to this zone as Philistia, the land of the Philistines. In 430 B.C., the Greek historian Herodotus, translating this term, gestured toward the broader area as “Palaistinē.”
To the east, the region of the biblical highlands was called Yehudah. The name predates Herodotus by centuries. By Jesus’ lifetime, the Romans labeled this whole area, coast and highlands together, as “Judaea,” a Latinization of “Yehudah.” The people living in Judaea were called “Iudaei”: “Judeans” or “Jews.” Their temple in Jerusalem, the focus of their ancestral worship since the first millennium B.C., was sacred to Jesus, which is why the gospels depict him as journeying there for pilgrimage holidays. An ethnic Judean, Jesus was, accordingly, a Jew.
Where, then, did the name “Palestine” come from? From a foreign imperial colonizing power: Rome. Judeans revolted twice against the Romans. The first revolt, from A.D. 66 to 73, reached an awful climax with the destruction of the Jewish temple in Jerusalem. Still, Rome kept “Judaea” as the region’s designation. But in A.D. 132-135, the Jews again revolted. By that point, Rome had had enough. The empire changed the administrative name of the region to “Syria-Palestina” — a full century after Jesus’ death. It was a deliberate way to “de-Judaize” the territory by using the throwback term for the coastal Philistines.
What does this mean? It means that Jesus was not “Palestinian.” Nor was he a “Palestinian Jew.”・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/2024/03/28/easter-jesus-not-palestinian-jew/
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
日曜の朝は通常の情報番組がないのでサンモニを見てるんだが、司会者はともかく、コメンテーター達は殆ど「左」ばっかしであるところ、「右」の批判ばかりで自分達自身の「右」への協力に対する反省の念が皆無だ、いや、「「右」への協力」に係る自覚が皆無であることに、毎回、呆れている。↓
そう。とにかく、何事によらず、当時の帝国海軍は帝国陸軍に比しひど過ぎた。↓
「戦時中の道徳律として広く知られる「生きて虜囚の辱めを受けず」は、つまり「捕虜になったら死ななければならない」ということだが、これは昭和16(1941)年1月、陸軍大臣だった東条英機が陸軍部内向けに出した「達」にすぎず、海軍はそれに縛られない。しかも、陸海軍には「俘虜査問会規定」という決まりがあり、捕虜になった者の処分を詮議する手続きが定められているから、捕虜になる可能性が考慮されなかったわけではない。
だが、「戦陣訓」など無関係なはずの海軍でも、捕虜になったときの心得や捕虜になった者の扱いが明文化されることはなかった。そのため、いざほんとうに捕虜になった者が生還した場合、対応が相手によって変わることがあった。・・・
「上には甘く、下に厳しい」…「捕虜」となって生還した旧日本海軍の軍人に対する、あまりに対照的な対応・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E4%B8%8A%E3%81%AB%E3%81%AF%E7%94%98%E3%81%8F-%E4%B8%8B%E3%81%AB%E5%8E%B3%E3%81%97%E3%81%84-%E6%8D%95%E8%99%9C-%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E7%94%9F%E9%82%84%E3%81%97%E3%81%9F%E6%97%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E3%81%AE%E8%BB%8D%E4%BA%BA%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B-%E3%81%82%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AB%E5%AF%BE%E7%85%A7%E7%9A%84%E3%81%AA%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F-%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6/ar-BB1kNTdo?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=80d16d31e7464cf6915e310d8c7aabf5&ei=34
書評記事が簡単過ぎてさっぱり分からないが、いずれにせよ、著者及び評者が、私の言うところの、ぶつ切り出たとこ勝負史観、に拠ってることだけは見て取れる。↓
「<書評>『吉田松陰の生涯 猪突猛進の三〇年』米原謙 著・・・
米国艦隊に開国を強制された武士たちの屈辱と劣等感はサムライ魂を呼び覚まし、高揚するナショナリズムは、日本近代化の推進力になった。だがそれが破綻に至る戦争への道筋を用意したことも否めない。本書を読みながら、時代の制約の中で誠実に生きることの困難を思った。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%9B%B8%E8%A9%95-%E5%90%89%E7%94%B0%E6%9D%BE%E9%99%B0%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%B6%AF-%E7%8C%AA%E7%AA%81-%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A8%E3%81%A4-%E7%8C%9B%E9%80%B2%E3%81%AE%E4%B8%89-%E5%B9%B4-%E7%B1%B3%E5%8E%9F%E8%AC%99-%E8%91%97/ar-BB1kOewE?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=267ba9d91e784a99abdc994ca2402758&ei=64
日・文カルト問題。↓
<だからどうした?↓>
「「大規模情報流出」日本のLINE、韓国ネイバーへの業務委託縮小を検討・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/30/2024033080021.html
<いやさ、文カルトの映画、やろうな。↓>
「観客動員1000万人突破 映画『破墓』監督「反日・左派の映画? 同意できない…韓国人なら感じることのできる普遍的な感情」・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/27/2024032780145.html
勝てるワケないよ。↓
The Hindu Leaders Fighting Hindu Nationalism・・・
https://time.com/6958798/hindu-leaders-fighting-hindu-supremacism/
秘密が暴かれたというが、そもそも、イギリスの支配層は海賊が生業だったんだから、その名残が17世紀末にあったって不思議でもなんでもないわ。↓
In 1695, Henry Avery led his 160-strong crew to pull off the most lucrative heist in pirate history on the high seas, amassing gold, silver, sapphires, emeralds and diamonds worth more than £85m in today’s money. He became the most wanted criminal of his day but vanished without trace and was the stuff of legend for 300 years.
Now shipwreck explorers Dr Sean Kingsley and Rex Cowan claim to have solved what they call the longest cold case in pirate history: the “pirate king” had entered the service of the king of England, William III, as a spy.
Operating within a tangled web of royal espionage, conspiracy and subterfuge, Avery dedicated himself to protecting the English crown from dangers at home and abroad, apparently having exchanged part of his loot for a royal pardon.・・・
https://www.theguardian.com/world/2024/mar/30/explorers-unlock-the-mystery-of-pirate-king-henry-avery-who-vanished-after-huge-heist-at-sea
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<邦語媒体より。
新疆ウィグル自治区のすぐ近くに巣食うISISさえもが聞く耳を持たないんじゃねえ、で、オシマイ。↓>
「秘密裏に消される文化人…中国のウイグル弾圧はあまりに卑劣だ・・・」
https://www.sankei.com/article/20240331-MUC3TII5FNJ6FM57MLP4YGRXFQ/
<ここからは、レコードチャイナより。
デパートに関しては日本の国内でも同じだからなあ。↓>
「華字メディアの日本華僑報網・・・記事はまず、天津市にある「天津伊勢丹」と「天津浜海新区伊勢丹」が4月に、上海市にある「上海梅龍鎮伊勢丹」も6月に閉店となり、その後は「仁恒伊勢丹」(天津市)1店舗だけになると説明。「日本でユニクロと同じくらい有名なしまむらは2020年に中国にあった6店舗全ての閉店を余儀なくされた」とも述べ、「中国の人々は日本ブランドを好まなくなったのだろうか。もちろん違う」「中国で発展を遂げるユニクロの足場固めのカギは日本の経験をそっくりそのまま取り入れるのではなく、中国での事業戦略の調整にある」と指摘した。
記事によると、日中両国で最も違いが見られるのはモバイル決済とそれによって形成されたスマートなライフスタイルだという。中国では多くの消費者がスマートフォンで買い物を完結しており、時間と体力を費やして店を訪れる従来の買い物モデルは打撃を受け続けている。
記事は、こうした変化を見たユニクロはショッピングアプリを立ち上げるなどして中国の消費者の新たな習慣に全方位的に合わせたと言及。「おおまかな統計によると、中国の各プラットフォームにおけるユニクロのファンの総数は1億人を突破している」とし、これほどの規模のオンラインユーザーであればECでの販売量を確保でき、実店舗にもメリットがもたらされると述べて「だからユニクロは中国に930店舗を持つことができた。この数字はさらに増える」と論じた。
記事は最後に「従来の商業文化の強みを維持し、現地の特徴に合わせて速やかに経営戦略を調整してこそ、中国という巨大市場でシェアを獲得することができる」とした上で、「日本に進出した中国企業についても同じ道理があてはまる」と指摘した。」
https://www.recordchina.co.jp/b931075-s25-c20-d0190.html
<ご愛顧に一応深謝。↓>
「華字メディアの星島環球網は・・・、円安の影響で日本の不動産に海外の関心が集まっているとする記事を掲載した。・・・
記事はこの他、東京・豊洲の高層マンションについて、「1棟の20%は中国人が購入」との声が海外メディアによって報じられたと紹介している。」
https://www.recordchina.co.jp/b930863-s25-c20-d0190.html
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太田述正コラム#14124(2024.3.31)
<岡本隆司『物語 江南の歴史–もうひとつの中国史』を読む(その44)>
→非公開