太田述正コラム#14135(2024.4.6)
<皆さんとディスカッション(続x5857)>
<P8zbOY9M>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
「平和な時代とされる縄文人の頭骨に武器によって破壊的に突かれた痕跡、東大が発見・・・
羽島6・7a号に加え、既報告の人為的損傷を有する縄文時代人骨3例についても同様に再検討が行われ、そのうちの2例においても同様の「刺器損傷」が確認された。後者については、これまで槍や弓矢による損傷との解釈があったが、丸みを帯びた孔の形状と、多方向より骨に垂直な方向に穿孔されている状況から、鹿角などの鋭利な物体が近距離から打ちつけられたと解釈する方が自然だという。・・・」
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240405-2921540/
確かに亡くなってるなどして動かない頭部に穿孔した感じに見えますね。
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<全てが遅きに失した。↓>
「米国と日本の軍事協力が前例のないレベルに格上げされる見通しだ。10日(現地時間)に開催される日米首脳会談で両国が軍事装備を共同で開発・生産するための措置を発表する予定だ。現在ハワイのインド太平洋司令部の指揮を受ける在日米軍の運用権限を大幅に拡大することも発表されるとみられる。日米首脳会談に続いて開かれるフィリピンとの3カ国首脳会談では日本自衛隊のフィリピン派遣についても議論される可能性がある。・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/317083
<韓国はいずこに?↓>
「・・・仏RFIの中国語版サイトは、岸田文雄首相の訪米と同じ時期に台湾の海軍司令官も訪米することについて「偶然なのか」と題した記事を掲載した。・・・
記事は、岸田首相が国賓として訪米し、10日にバイデン米大統領との会談を行い、11日には米連邦議会で演説するほか、初めてとなる日・米・フィリピンの3カ国首脳会談に出席する予定だと紹介。・・・
記事は、バイデン米大統領は就任後、主な外交戦略としてフィリピン、日本、韓国、台湾などの「同盟」国・地域との関係強化を進め、米軍の配備を続けてきたと紹介。唐氏の訪米も米国の「島嶼(とうしょ)防衛共同構想」の一環であり、第一列島線の日本、台湾などと連携し、衝突の潜在的リスクがある中国軍に対抗することが目的だとする消息筋の見方を伝えた。
さらに、この時期に行われる3カ国首脳会談の背景には、5月の頼清徳(ライ・チンダー)台湾総統就任のタイミングで台湾海峡に新たな危機が生じるリスクもあると指摘。唐氏が3カ国首脳会談に直接参加することは困難であるものの、何らかの働きかけによって議論に介入するかどうかが注目されるとした。」
https://www.recordchina.co.jp/b931401-s25-c30-d0193.html
ウクライナ問題。↓
<日々是好日が続く。↓>
Six Russian Warplanes Destroyed In Ukrainian Strike On Airbase: Kyiv・・・
https://www.newsweek.com/morozovsk-airbase-drone-strike-six-russian-planes-destroyed-russia-ukraine-war-1887332
<レバ、タラ、はもうたくさん。早う、早う。↓>
「チェコが砲弾80万発調達、ウクライナ供与を計画…実現すれば戦況に変化もたらす可能性・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B3%E3%81%8C%E7%A0%B2%E5%BC%BE%EF%BC%98%EF%BC%90%E4%B8%87%E7%99%BA%E8%AA%BF%E9%81%94-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E4%BE%9B%E4%B8%8E%E3%82%92%E8%A8%88%E7%94%BB-%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%99%E3%82%8C%E3%81%B0%E6%88%A6%E6%B3%81%E3%81%AB%E5%A4%89%E5%8C%96%E3%82%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%99%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7/ar-BB1l8nN1?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=71afbc9b57fa434581e66fe4e1005f24&ei=21
ガザ戦争。↓
この記事に対する東京大学教授/地経学研究所長の鈴木一人氏のコメント・・「イスラエルの反応が過剰というよりは、ガザ地区からパレスチナ人を一切排除することを狙っているとしか説明のしようがない」・・の通り。
「ガザ紛争半年 建物全体の5割以上が損壊か・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9ae413f48d15d436da3e7b97e9f1a1b6c7ed65a
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
下出※記事と見比べて欲しい。
同じようなものが、心のプリズムの違いに応じて全く違って見えるのよね。↓
「台湾東部沖地震で大きな被害が出た花蓮県の山間部で、日本の植民地統治下で建設された古い橋が崩落を免れた一方、隣接している比較的新しい橋が崩れ落ちたと、台湾紙の自由時報(電子版)が・・・伝えた。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/92ae63fee759eff493e4ba4bc1739bf12908a85a
謙虚でざますこと。↓
「・・・、あるネットユーザーが台湾のウェブ掲示板・PTTに「日本は天災が多い国であり、幼少期からしっかりとした防災意識を養っているため、災害が発生した際に多くの被害を減らすことができる。一方で、台湾人は地震に遭遇すると、多くの人がその場にぼうぜんと立ちすくみ、他の人が動かないのを見て自分も動かずにいたり、移動するかどうかをためらったりするようだ」と投稿。さらに、「皆さんは避難時に自宅近くのどこに行くべきか知っているか?」と問い掛け、「台湾の避難に対する意識は緩んでいるのではないか。子どもの頃の訓練はおそらくただの形式的なものだった」と率直に指摘したという。
記事は、この話題が広まると多くの人が、「台湾人は防空壕(ごう)の場所さえわからない」「確かに(避難意識が)緩んでいる」「(台湾で有事が発生した際の)防空演習で屋内に避難するよう指示されても不満を言う人がいる」「模擬地震の訓練で自治体は防災公園を設定するが、毎年訓練に参加する人が少ないため、多くの人が(その場所を)知らない」「地震が発生すれば、どの国の人でもその場で石のよう固まってしまうだろう」と嘆いたとした。
一方で、事情に詳しい人は「公園や学校が最も早い」「地震避難所は学校の校庭で十分」「学校や病院、警察署など、比較的しっかり設計された場所に向かえばいい」「近くの中学校や小学校の講堂、コミュニティーセンターに行く確率が高い」「みんなオープンスペースに行くのでは?避難生活なら活動センター」「地域の防災公園を検索することもできる」などと共有していると紹介した。・・・台湾メディアのTVBS新聞網・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b931320-s25-c30-d0165.html
だそうです。↓
Documentary Filmmaker Explores Japan’s Rigorous Education Rituals–Her movies try to explain why Japan is the way it is, showing both the upsides and downsides of the country’s commonplace practices. Her latest film focuses on an elementary school.・・・
https://www.nytimes.com/2024/04/05/world/asia/japan-documentary-films-ema-ryan-yamazaki.html
これに関しては、だが、勝の言う通りだ。↓
「冤罪で新政府軍に処刑された小栗忠順~渋沢より経済通だった幕臣はなぜ殺された?・・・
開城をめぐり<小栗と>争った勝海舟の意見は興味深いものがあります。
「徳川氏しか考えてなくて、大局達観がない」
「計略はあるし、確かに世界情勢にも明るい。三河武士らしい長所も短所もあるといえばそう。しかし度量が狭い」・・・」
https://bushoojapan.com/jphistory/baku/2024/04/05/161273
誰が見出しを付けたのかは知らんが、「哲学や思想」こそ「現実を変え」てきたってのがマックス・ヴェーバーの主張であり、この主張に関してはヴェーバーは正しい。
(太田コラムの長年の読者は、そのことを噛み締めている、と、信じたい。)↓
日・文カルト問題。↓
<文カルト健在記事というよりは、儒教の呪縛記事だな。↓>
「日本のセクシー女優ら出演のアダルトフェスティバル、水原で拒否され坡州に開催地変更も…市長「断固反対」・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/04/06/2024040680003.html
<これは文カルト健在記事(※)。↓>
「・・・ある白人男性が「昔、私が初めて韓国に来た時、朝鮮総督府の建物がその後も『中央庁』として長く残っていた。とても堅固に作られた建物だ。中央庁だけが見えて、景福宮(キョンボククン)は後ろに隠れて見えないのだ。日本のやつらがわざとそうしたんだ」と話す映像キャプチャー写真が含まれている。 男性は「日本がわざと景福宮の前に中央庁を建てて、景福宮が見えないようにした」と主張している。 さらに「中央庁の建物が空から見下ろすと、日という文字に見える。いわば日本が印を押したんだよ、韓国の地に。日本が来たということを」と説明したうえで「私は外国人だが、日本が韓国にした悪いことをある程度知っている。私が韓国人よりも許さない」と続けた。 書き込みの投稿者は、この男性はハーバード博士のマーク・ピーターソン教授だ・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0077466f52c14957f5cc241ebaece63906590058
<健闘を祈る。↓>
「米シンクタンク「G7への韓国加入を」…「韓日共同安保宣言」提案も・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/317094
<議会が野党優勢で次の大統領選挙もどうなるか分からない状態じゃアカンわ。↓>
「社会的和解で韓日共同体に向かって進もう・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/317077
<ホントかよ。↓>
「日本のZ世代(1996~2010年出生者)が留学してみたい国として、韓国が米国とカナダをおさえて1位を占めたという調査結果が出た。
・・・ハフポスト(Huffpost)によると、IT企業百度(バイドゥ)のアプリ「Simeji」は日本の10~24歳利用者2348人を対象に「留学してみたい国トップ10」を調査してその結果を公開した。調査期間は2023年12月28日から2024年1月4日までだった。
韓国は1位にランクインして韓流に対する日本Z世代の大きな関心を改めて確認させた。百度は韓国が「時差がなく、東京から約3時間で行ける身近な留学先の1つ」としながら「近年、K-POPブームの影響もあり、韓国語を勉強したいという人が多くいるようだ」と分析した。
回答者も選定理由に対して「韓国のグループやドラマが好き」「K-pop好き」と回答したことが分かった。百度は「(韓国の)ファッションやコスメ、メイクを理由に挙げた人も大勢いる」とし「トレンドに敏感なZ世代に大きな影響を与えているようだ」と説明した。
2位には米国がランクインした。米国を選んだ人々は夢を実現するための目的を持っている人が大多数だったが、選定理由にも「アメリカの有名な大学に進学したい」「シリコンバレーでITを学びたい」という意見を挙げた。
3位から6位は順にカナダ、フランス、オーストラリア、シンガポールが占めた。」
https://japanese.joins.com/JArticle/317095
<同じく。↓>
「GWに日本人観光客が韓国に押しかける?済州島旅行の予約は前年比15倍=韓国ネット「歓迎する」・・・韓国経済TV・・・」
韓国経済TV
<韓国がとりわけ少子化がひどい理由は、子供が顕示的高級消費財になっちまって、大多数の人に手が出せなくなっちまったってことのようで。↓>
「・・・なぜ、<韓国で>少子化に歯止めがかからないのか。
ひとことで言うならば、親が身の丈に合わない過剰な競争を、お金にモノを言わせて我が子にさせてきたから。そして、10年ぐらい前から、その子供世代が韓国で結婚して子供を育てるならば、他人が羨むくらい莫大なお金がなければ幸せになれないと、思いこんでしまっているからである。
一部の資産家や、インフルエンサー的成功者のような子育ては自分にはできない。だったら出産はあきらめよう。信じられない話であるが、実情はこのような感じである。 韓国人は他人と自分を比較して、マウントが取れないと幸せを感じられないのである。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/402067011c01c7bbc15cdbc8f19141a37526ee97
その程度の代物じゃあ、依然として、私(わたし)的にはモノの役に立ちそうもないなあ。↓
「・・・Anthropic(アンスロピック)から最新のテキスト生成AI「Claude 3」(クロードスリー)が登場したからだ。ChatGPTに勝るとも劣らない性能の賢いAIで、ChatGPTよりも格段に長いテキストを扱うことができるClaude 3。・・・」
https://diamond.jp/articles/-/341643?utm_source=wknd_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240406
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<ご愛顧に深謝。↓>
「中国のコスプレイベントにアーニャの大群! 衝撃映像に反響=「これは笑う」「地鳴らしか?」・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)で588万のフォロワーを持つアニメブロガー・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b931416-s25-c30-d0052.html
<同じく。↓>
「漫画「キャプテン翼」43年の連載に幕=中国人「サッカーが好きになった、ありがとう」・・・中国メディアの魯中晨報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b931407-s25-c30-d0052.html
一人題名のない音楽会です。
引き続き、Julia Fischerのヴァイオリン演奏です。
今回は、サラサーテ(Sarasate)の小特集といったところです。
ピアノ伴奏は、Milana Chernyavskaです。
Danzas Españolas, Op. 26(注a) – No. 8 in C major – Habanera, Op. 26 No. 2 4.59分
https://www.youtube.com/watch?v=4t8jZ-9sRa4
Danzas Españolas, Op. 26 – No. 7 in A minor – Vito, Op. 26 No. 1 5.35分
https://www.youtube.com/watch?v=SqfLVYY0wdE
Danzas Españolas, Op. 23 – No. 5 – Playera, Op. 23 No. 1 4.06分
https://www.youtube.com/watch?v=5p4AxHM0M8Y
Danzas Españolas, Op. 22 – No. 3 – Romanza Andaluza, Op. 22 No. 1 4.17分
https://www.youtube.com/watch?v=pxK03sOrWvY
Danzas Españolas, Op. 21 – No. 2 – Habanera, Op. 21 No. 2 4.12分
https://www.youtube.com/watch?v=a2O6BMPAjxg
(注a)The Spanish Dances。’a collection of eight pieces for violin and piano composed by Pablo de Sarasate between 1877 and 1882<.>・・・The Spanish Dances were commissioned by German publisher Fritz Simrock in 1877, who had recognized the potential of European folk dances, starting a few years earlier with the Hungarian Dances by Johannes Brahms. ・・・
The Spanish Dances were immensely successful for Sarasate, who frequently performed them as encores. They were also a commercial success, leading to a large number of editions and reprints, and arrangements for other instruments,[1] including a piano arrangement by Berthe Marx.’
https://en.wikipedia.org/wiki/Spanish_Dances
Serenata Andaluza, Op. 28(注b) 6.02分
https://www.youtube.com/watch?v=L6CI4qG3-eY
(注b)1883 or earlier
https://imslp.org/wiki/Serenata_andaluza,Op.28(Sarasate,_Pablo_de)
Zigeunerweisen, Op. 20(コラム#4541、7681、13647) 7.52分
https://www.youtube.com/watch?v=Pg3sz5m1ZvE
Caprice Basque, Op. 24(注c) 5.56分
https://www.youtube.com/watch?v=kZANAWlLHYc
(注c)1880
https://imslp.org/wiki/Caprice_Basque,Op.24(Sarasate,_Pablo_de)
——————————-
太田述正コラム#14136(2024.4.6)
<岡本隆司『物語 江南の歴史–もうひとつの中国史』を読む(その49)>
→非公開