太田述正コラム#14139(2024.4.8)
<皆さんとディスカッション(続x5859)>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<日本じゃ関心ゼロに近いな。↓>
Biden and Japan’s Leader Look to Bind Ties to Outlast Them Both–Hovering over a state visit to Washington is the possibility of a swing in American foreign policy if Donald Trump returns to the White House.・・・
https://www.nytimes.com/2024/04/07/world/asia/biden-kishida-state-visit.html
ウクライナ問題。↓
<またもや日々是好日。↓>
Ukraine Video Shows Russian Tank Convoy ‘Crushed’ by Azov Fighters–Russia Is Repeating Its Mistakes From Start Of Ukraine War・・・
https://www.newsweek.com/ukraine-video-russia-tank-convoy-azov-brigade-terny-kreminna-1887698
<これもいいニュース。↓>
「チェコ国防省のヤン・イレシュ国防政策・戦略局長が欧米以外の国々でウクライナ向けに調達可能な砲弾80万発(のちに100万発に増えた)の所在を確認したと発表してから7週間後、エストニアのハンノ・ペフクル国防相は、ウクライナ向けにさらに100万発の砲弾やロケット弾を探し出したことを明らかにした。
・・・ペフクルはこれらの砲弾を購入するのに必要な22億ドル(約3300億円)ほどの資金について、チェコが見つけた砲弾の購入資金13億ドル(約2000億円)を提供したのと同じ国々から募りたい考えを示している。
ペフクルは、財源が確保できた場合、エストニアのイニシアチブによる100万発とチェコの購入分、それに英国が独自に進めているとされる取り組みで集められる分を合計すると、ウクライナに今年「200万〜250万発」の砲弾を送ることができそうだとも述べている。
ペフクルによると、これが実現すればウクライナ軍への砲弾供給量はロシア側と並ぶことになる。つまり、ウクライナ軍の砲弾発射数は1年ぶりにロシア軍と同水準に回復する
自由なウクライナの味方にとってじつに喜ばしいことに、おそらくそれにとどまらない。米議会でロシアに融和的な共和党一派の妨害に遭い、半年間滞ってきた米国の対ウクライナ追加支援法案の採決を、マイク・ジョンソン下院議長が約束どおり近く行えば、ウクライナ軍は数カ月後、砲兵火力で優位に立つと見込まれる。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%90%91%E3%81%91%E7%A0%B2%E5%BC%BE-%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%8C%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AB100%E4%B8%87%E7%99%BA%E7%99%BA%E8%A6%8B-%E5%B9%B4%E5%86%85%E3%81%AB%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%87%8C%E9%A7%95%E3%82%82/ar-BB1lewXW?ocid=hpmsn&cvid=545a7ec55b0046c78c875e3d1526631b&ei=2
ガザ戦争。↓
<残酷にして身勝手な「国際世論」が最終的決着を付けさせてくれないからに決まってんだろー。↓>
「イスラエルとハマスの政治指導者、なぜ戦闘をやめないのか・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240408-OYT1T50004/
<だから、こういうことになっちまう。↓>
Israel withdraws troops from southern Gaza for ‘tactical reasons’–Drawdown after four months of fighting in Khan Younis coincides with new ceasefire talks・・・
https://www.theguardian.com/world/2024/apr/07/israel-withdraws-troops-from-southern-gaza-for-tactical-reasons
Israel withdraws most troops from south at six-month mark of Gaza war・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/04/07/israel-hamas-war-news-gaza-palestine/
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
終了間際にこの対局が行われていることを知ってAbemaTVで鑑賞。
私がこんな調子だから、やはり、プロ将棋は危機。↓
「藤井聡太叡王ー伊藤匠七段 逆転&華麗な飛車切り炸裂! 叡王戦第1局・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=pPgmWZzJUNs
オータニさーん。↓
<ロサンゼルスタイムスだから記事(チョイ前のだけど)。↓>
Inside the gambling ring linked to Ohtani — as told by two bettors themselves・・・
https://www.latimes.com/california/story/2024-04-05/bookmaking-ring-at-heart-of-ohtani-scandal
<私が前から示唆してたように、通訳としては水原氏の方が優秀なわけだが、優秀だったので頼り切ってきたせいもあるだろうが、こういう誤訳すらオータニさーんがその場で訂正する英語力をまだ身に着けてないのも問題。↓>
「大谷翔平、ホームランボール返還騒動から見えてくる“大谷ブランド”崩壊の危機 「水原一平通訳復帰待望論」も浮上・・・
試合後の会見で大谷は「ファンの人と話して、(ホームランボールを)頂けるということだったので」と日本語でコメント。“球団スタッフがファンの人と話して”という意味だったが、ウィル・アイアトン通訳は「I was able to talk to the fan」と“私(大谷本人)がファンと話した”と英訳していた。
このコメントを受けて、米メディアがファンの女性に取材すると、女性は大谷とは会っておらず、ドジャースのスタッフも高圧的だったと告白。するとSNSや一部の米メディアで“大谷が嘘をついた”と批判される展開となったのだ。・・・
アイアトン通訳は“大谷選手がファンの女性と会っていない”ということをわかっていなかった可能性が高い。つまり、大谷選手の行動をちゃんと把握していなかったからこそ、今回の誤訳が生まれてしまった。大谷選手とつねに一緒に行動している水原氏であれば、こういったミスはなかったでしょう・・・
今回の誤訳騒動は、日本語では主語を省くことが多いということが、ひとつの要因となっています。水原氏ならそこが問題になることはなかったのですが、アイアトン氏の場合はそうはいかない。もともとそんなに饒舌ではない大谷選手なので、今後も言葉足らずになって、同様の騒動が起きる可能性はあるでしょう。そうやって騒動が重なると野球に集中できなくなり、成績にも影響が出てくる。場外騒動ばかりで成績も微妙となれば、“完璧人間”“清廉潔白”という“大谷ブランド”もいよいよ崩壊の危機になりかねないわけです。
水原氏はギャンブル依存症の問題こそありましたが、通訳においてこういったミスはなく、大谷が野球に集中できる環境をうまく作っていたのは事実。そう考えると、水原氏を失ったことは、大谷選手にとって想像以上の痛手だったと言えるでしょうね・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/26189847/
意識していたわけじゃないけど、私の幕末・維新史には確かに龍馬は登場しないね。↓
「・・・船中八策は、現在の日本史研究では後世の創作だという説が有力になっています。・・・
薩長同盟では、龍馬が薩摩藩と長州藩の間を仲介したとされていますが、この時彼は無関係ではなかったものの、そこまで深くは介入していなかったようです。・・・
また、長州藩が薩摩名義で武器を購入したという話についても、龍馬が発案・仲介したことになっています。しかし木戸孝允の回想録には確かに龍馬の名前が出てきますが、実際に彼が仲介した形跡はありません。・・・
明治維新直後に出た「志士列伝」のような書籍にも彼の名前は載っておらず、維新志士の仲間として考えられていなかった可能性すらある・・・。・・・」
https://mag.japaaan.com/archives/221835
フムフム。↓
「・・・当初は太皇太后(天皇の祖母)、皇太后(天皇の母)、皇后(天皇の妻)の総称が「中宮」ということだったようです。・・・
太皇太后には第63代冷泉天皇の后昌子内親王(第61代朱雀天皇皇女)。皇太后には一条天皇生母・藤原詮子、皇后には第64代円融天皇の中宮藤原遵子(関白藤原頼忠の娘)がいました。天皇の在位期間が小刻みだったので、冷泉上皇、円融上皇も健在で、皇后三宮に空きがないという状況だったのです。
I:本来であれば、一条帝唯一の女御である藤原定子が立后してもおかしくないのに、空席がなかったということですね。
A:はい。ということで、定子を中宮にすると「皇后が4人」という前例にない事態になり、公卿の多くは「ありえぬ」と意見を表明したわけです。ところが、道隆は、公卿らの反対を押しのけて定子を一条天皇の中宮にしてしまいます。
I:4人いたらいけないんですかね?
A:実資が日記に書いたように「前例がない」ということに尽きるのではないですかね。・・・」
https://serai.jp/hobby/1181945
日・文カルト問題。↓
<連日、キモキモキモ、が続く。↓>
「韓国流通業界で広がる「ノージャパン」ならぬ「イエスジャパン」…商品にそのまま日本語・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E6%B5%81%E9%80%9A%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%A7%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8B-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AC-%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-%E5%95%86%E5%93%81%E3%81%AB%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%BE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/ar-BB1le0Lm?ocid=hpmsn&cvid=eac6ac70c97143d6adfa3e33e012268a&ei=36
<同じく。↓>
「大谷Tシャツ・日本の菓子も売り切れ続出…今や韓国は「イエス・ジャパン」ブーム
「円安」の影響も…日本の商品に対する抵抗感が和らぐ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/04/04/2024040480139.html
<日本国内じゃあ殆ど記事になってないが・・。↓>
「TSMC熊本工場視察した岸田首相「政策総動員して支援」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/317118
<文カルト健在。↓>
「・・・金俊ヒョク候補は2022年に出版した著書『金俊ヒョク教授が聞かせる辺境の歴史』で、「幼稚園のルーツは親日の歴史から始まった」「親日派が作った最初の幼稚園は京城幼稚園だ。現在、韓国幼稚園総連合会が保守化しているのには理由がある」と書いたとのことだ。
そして、「京城幼稚園を作った人物は、驚くべきことに親日派のボス・李完用(イ・ワンヨン)」「このように骨の髄まで染み込むように親日教育をさせたことが、まさに我が国の幼稚園の始まりだ。(韓国幼稚園総連合会は)精神的に京城幼稚園の末裔(まつえい)」と主張した。
これについて、韓国幼稚園総連合会は8日に国会議事堂の階段で、「『幼稚園親日派』妄言・金俊ヒョク候補糾弾大会」を開催する予定だ。
金俊ヒョク候補はこれまでにも朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領と従軍慰安婦被害者たちを侮辱し、梨花女子大学の金活蘭(キム・ファルラン)初代総長が学生たちを米将校に性上納させたなどと主張して物議を醸してきた。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E4%BE%AE%E8%BE%B1%E5%A6%84%E8%A8%80%E3%81%A7%E7%89%A9%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%85%B1%E3%81%AB%E6%B0%91%E4%B8%BB-%E9%87%91%E4%BF%8A%E3%83%92%E3%83%A7%E3%82%AF%E5%80%99%E8%A3%9C-%E4%BB%8A%E5%BA%A6%E3%81%AF-%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E5%9C%92%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AF%E8%A6%AA%E6%97%A5/ar-BB1ley94?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=9f5a5bbdd6a14c94b36c492c218f6a2d&ei=47
そんなんどーでもえーがな。釈迦にとって生老死問題は入り口に過ぎず、最終的に釈迦は縁起を唱え、これを踏まえて、後に、大乗仏教は慈悲を唱えたんだってことこそが重要。↓
Illness and death are facts of life – Buddhism teaches us to be mindful but not fearful of it・・・
https://www.theguardian.com/commentisfree/2024/apr/07/illness-and-death-are-facts-of-life-buddhism-teaches-us-to-be-mindful-but-not-fearful-of-it
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<ご愛顧に深謝。↓>
「清明節3連休中の映画興収が168億円以上に「君たちはどう生きるか」が全体の46.7%―中国・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b931460-s6-c30-d0165.html
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太田述正コラム#14140(2024.4.8)
<加地伸行『儒教とは何か』を読む(その2)>
→非公開