太田述正コラム#14177(2024.4.27)
<皆さんとディスカッション(続x5878)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <岸カルトの幹部にはウソをつきとおすことができる人間しか就けないらしい。↓>
 「・・・電話があったのは訪米前が初めてではありません。私に聞けと野党が騒ぎ始める前から、総理には『私の会長時代には、派閥ぐるみの裏金作りなどありませんでした。それは私がいちばんよく知っています』と話してきました。(中略)もし国会に呼ばれたら、『森が裏金作りを始めたと言っているのはいったい誰なんだ』と言いたいです」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fda00ca8c0b81b68d19542447b47bb32f5854835

 ウクライナ問題。↓

 なし。

 ガザ戦争。↓

 <パレスティナ側に立ったガザ戦争反戦運動が米諸大学で大流行だが、スタンフォードは静かみたいね。
 こんなんに加わらないことこそ見識と言うべきか。↓>
 ・・・Encampments in solidarity with Columbia have since emerged at Northwestern University in Cook county, Illinois; Cornell University in Ithaca, New York; George Washington University in Washington DC; Princeton University in New Jersey; the City College of New York; and Harvard University in Cambridge, Massachusetts.
 Students at Morehouse College in Georgia were also taken into custody on Thursday, and there were violent clashes and arrests on Wednesday at the University of Southern California and the University of Texas at Austin.
 The University of Southern California canceled its main commencement ceremony, a blow to students who began their degrees in the long isolation of the Covid-19 pandemic, and marches and protest camps have also occurred at UC Berkeley and Cal Poly Humboldt in northern California.
 Tensions also rose at the University of California, Los Angeles, where pro-Israel counterprotesters and pro-Palestinian groups shouted at one another at the school’s encampment.
https://www.theguardian.com/world/2024/apr/26/pro-palestinian-protests-college-campuses

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 風向きが変わってきたな。↓

 「《小池百合子“学歴詐称疑惑”》誤りばかりの元側近証言“ただの腹いせの可能性大”クビにして正解・・・」
https://diamond.jp/articles/-/342899?utm_source=wknd_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240427

 処方薬以外の常備薬やサプリ類はアブナイのねえ。↓

 「成分足りない「正露丸」、30年以上前から虚偽の試験結果で出荷…富山のキョクトウに業務停止命令・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240426-OYT1T50129/

 国際ニュースに・・。↓

 Japan comes face to face with its own space junk・・・
 A satellite operated by Japanese company Astroscale has chased down a 15 year-old piece of space junk and taken an up-close image of it.
 The object is a discarded rocket segment that’s about 11m by 4m (36ft by 15ft), with a mass of three tonnes.
 It’s the first time anyone has managed to rendezvous with so big a piece of space debris.
 Astroscale is developing a business that would offer to remove others’ redundant hardware from orbit.
 It won’t do it on this occasion; the current mission is all about testing the sensors and software needed for safe proximity operations. But a determined effort to pull a lump of junk out of the sky should occur in the next couple of years, the firm says.・・・
https://www.bbc.com/news/science-environment-68903801

 職場結婚!↓

 「・・・高階貴子は藤原道隆の正室で、伊周(これちか)、定子、隆家らの母でした。高階家は中流貴族の家柄でしたが、貴子の父・高階成忠は学才に優れた人物でした。
 そもそも高階貴子は高内侍(こうのないし)という女房名で知られた、宮仕え女房でした。『大鏡』という歴史物語は貴子について次のように記しています。「高内侍(高階貴子)は本格的な漢詩人で、天皇の御前で行われる作文会(漢詩を作る会)に参加し、漢詩を作ったということだ。いい加減な男よりもよほど優れているという評判だった」(道隆伝)。
 同じく歴史物語の『栄花物語』は「円融院の時代に、貴子を宮仕えに出させたところ、女ではあるが、漢字をたいそうよく書いたので、内侍(天皇付きの女房)になさって、高内侍といわれるようになった」(さまざまのよろこび巻)と伝えています。高内侍は何よりも男性顔負けの、漢籍の素養で有名な女房だったのです。
 そのような才女と道隆は、現代の職場恋愛のような形で結ばれたようです。『栄花物語』は子供たちが優れていたのは、この北の方の才知のおかげだと記しています。
 貴子の子供たちが漢文の才を発揮したのも、母の薫陶の賜物だったのでしょう。長男伊周は漢詩人としても有名でした。
 同じく貴子の娘であった、一条天皇の中宮(皇后)定子も漢文の教養がありました。・・・」
https://www.rekishijin.com/36362

 日・文カルト問題。↓

<それが何か?↓>
 「K-POPアイドルグループのメンバーが日本でキャバ嬢に? 店の紹介動画に似た女性が登場・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/04/27/2024042780009.html
 <日本を引き合いに出すな。↓>
 「没落の韓国と対照的…日本スポーツ界は再び浮上、男女バスケ・男子バレー・女子ホッケーなどがパリ五輪に–14年前に「スポーツ立国戦略」を策定・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/04/27/2024042780019.html
 <日本には朝鮮籍の在日もいるんだが・・。↓>
 「韓国、旅券なく日本入国が可能になるのか…「韓日出入国手続きの簡素化を」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/317958
 <バッカバカしい。↓>
 「独島を「領土紛争中」と記述の軍教材 事前に問題指摘あったが発刊=韓国・・・」https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240426002200882?section=politics/index
 <終わり良ければ全てよし。↓>
 「・・・韓国・マネートゥデイは「日本人観光客が地下鉄車内に置き忘れたキャリーバッグを持ち去った50代の男が警察に逮捕された」と伝えた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b932571-s39-c30-d0191.html

 日系かと思ったら・・。
 (彼女の歌唱。↓
https://www.youtube.com/watch?v=iPGgnzc34tY )↓

 Aya Nakamura thanks fans for support over Olympics racism as she wins awards–French singer dedicates top prizes at Les Flammes ‘to all black women’ after backlash over rumoured Paris show・・・
https://www.theguardian.com/world/2024/apr/26/aya-nakamura-thanks-fans-support-olympics-racism-wins-awards-les-flammes
 Meet the Franco-Malian pop star sparking debate over who should sing at the Olympics・・・
 Born Aya Danioko in Bamako, Mali, Ms. Nakamura moved with her large family to France as a child, settling into La Rose des Vents, a huge public housing project built in the 1960s in Aulnay-sous-Bois. In 2014, at age 19, she quit high school to begin her singing career, adopting the stage name “Nakamura” from a character in the U.S. TV show “Heroes.”
 In 2018, she released “Djadja,” which featured her now trademark invented, African-influenced slang – including the title, a word she said means “liar.” The song became an instant hit and catapulted her to nationwide success.・・・
https://www.csmonitor.com/World/Europe/2024/0425/Meet-the-Franco-Malian-pop-star-sparking-debate-over-who-should-sing-at-the-Olympics

 そんなん常識。↓

 Slavery isn’t just a Southern story. The North benefited from stolen labor.–“The Stolen Wealth of Slavery” traces the financial profits from enslaved labor, which fueled the rise of Northern banking institutions – some of which still exist. ・・・
https://www.csmonitor.com/Books/Book-Reviews/2024/0425/stolen-wealth-of-slavery-David-Montero-reparations

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <そうよ。↓>
 「「一人暮らし」が増加の一途、日本はどうなる?・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)アカウントでこの話題を取り上げたフェニックステレビ(鳳凰衛視)東京駐在記者の李●(リー・ミャオ、●は水3つ)氏・・・=中国ネット・・・「中国もいずれこうなる」・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b932493-s25-c30-d0052.html

一人題名のない音楽会です。
 引き続き、Julia Fischerのヴァイオリン演奏です。

グラズノフについては、’Glazunov later met Liszt at Weimar and was influenced by his and Wagner’s mus. Cond. in Paris 1889 and London 1896–7. Became dir. of St Petersburg Cons. 1905 after which his comps. became fewer. Left Russia 1928, visited USA 1929, then lived in Paris. Cosmopolitan rather than nationalist in mus. style. ‘
https://www.oxfordreference.com/display/10.1093/oi/authority.20110803095854645
という評がなされています。

Glazunov Violin Concerto in A minor(注) 指揮:Jakub Hrůša オケ:Bamberg Symphony
https://www.youtube.com/watch?v=6HmDhHgIHJA

(注)’Written in 1904, ・・・Russian・・・premiere of the concerto・・・ <was> in St. Petersburg on 15 February 1905. The British premiere of the concerto followed just over a year later・・・. The American premiere of the work was not until 27 October 1911. ‘
https://en.wikipedia.org/wiki/Violin_Concerto_(Glazunov)

⇒当時の露英独三国の王室の血縁関係の濃さとグラズノフの活躍の場がシンクロしていることは面白いですね。(太田)

<太田>

一 野菜ジュース

 三食中一食にだけ野菜を表記で代用してる私。
 許されよ。↓

 「野菜果物ジュースは菓子パンより健康に悪い…医師が「ジュース類は消化機能を無視した食品」と警告する理由・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/health/other/%E9%87%8E%E8%8F%9C%E6%9E%9C%E7%89%A9%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AF%E8%8F%93%E5%AD%90%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%88%E3%82%8A%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AB%E6%82%AA%E3%81%84-%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E3%81%8C-%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E9%A1%9E%E3%81%AF%E6%B6%88%E5%8C%96%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%82%92%E7%84%A1%E8%A6%96%E3%81%97%E3%81%9F%E9%A3%9F%E5%93%81-%E3%81%A8%E8%AD%A6%E5%91%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AA1ne59O?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=b13697d1b84d4b4493f94b7e8940729c&ei=27

二 降圧薬

 「根本的な治療法」なんてあるワケないから、しゃーなく降圧薬を飲んでんだよ。
 それにしても、最近、年齢プラス60~70が2回に1回くらい出るようになり、いやーな気分。↓

 「・・・薬剤師が明かす<降圧薬の>副作用のリスクと根本的な治療法・・・」
https://diamond.jp/articles/-/341505?utm_source=wknd_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240427

三 死に方

 ヤメテー。
 安楽自殺を認めて欲しいである。↓

 「・・・一般に、望ましい死に方としてイメージされるものにポックリ死があります。
 長い闘病期間を経ずに、あっという間に死ねば、死の苦しみも少ないと思えるからでしょう。
 具体的にポックリ死の可能性があるのは、心筋塞か脳塞、あるいはクモ膜下出血などです。いずれも発作が起きたあとすぐ死ぬと思われているかもしれませんが、実際は発作と同時に意識を失うわけではありません。心筋塞なら胸、脳塞やクモ膜下出血なら頭に、激しい痛みを感じます。命を落とすくらいの痛みですから、激烈なと言ってもいいでしょう(クモ膜下出血では、金属バットで思い切り頭を殴られたような痛みとも言われます)。
 その痛みを感じながら、これでもう死ぬのかとリアルに意識しなければならないのです。それがどれくらい続くかは人によりますが、取り返しのつかない思いに背筋を凍らせ、深い悔い、気がかり、恐怖と悲しみが一気に湧き上がり、それでもどうにもできず、死神の手に拉致されるままになるのが、ポックリ死です。
 当然、ゆっくりと人生を振り返る余裕はなく、覚悟を決める間もなく、狼狽しつつ亡くなるのです。・・・
 もう一つ、望ましい死に方として思い浮かぶのは、老衰死でしょう。十分に長生きをして、最後は眠るように亡くなる。なんとなく安らかなイメージがあるのでしょう。しかし、実際の老衰死はそんなに生やさしいものではありません。
 私は在宅医療で、老衰のため息を引き取った患者さんを何人も看取りましたが、老衰死は死ぬまでがたいへんなのです。それまで元気でいて急に衰えるわけではなく、死のかなり前から全身が衰え、不如意と不自由と惨めさに、長い間、耐えたあとでようやく楽になれるのです。
 視力も聴力も衰えますから、見たり聴いたりの楽しみはなく、味覚も落ちますから美味しいものを食べてもわからず、それどころか食べたら誤嚥して激しくむせ、そのたびに誤嚥性肺炎の危険にさらされ、腰、膝、肘とあらゆる関節痛に耐え、寝たきりになって、下の世話はもちろん、清拭や陰部洗浄、口腔ケアなどを受け、心不全と筋力低下で身体は動かせず、呼吸も苦しく、言葉を発するのも無理というような状況にならないと、死ねないのが老衰死です。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/health/other/%E3%81%98%E3%81%A4%E3%81%AF-%E8%80%81%E8%A1%B0%E6%AD%BB-%E3%81%AF%E6%82%B2%E6%83%A8-%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%8C-%E6%AD%BB%E3%81%AC%E3%81%AA%E3%82%89-%E3%81%8C%E3%82%93-%E3%81%A8%E5%8F%A3%E3%82%92%E6%8F%83%E3%81%88%E3%81%A6%E8%A8%80%E3%81%86-%E6%84%8F%E5%A4%96%E3%81%AA%E3%83%AF%E3%82%B1/ar-AA1nJQfp?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=d9021769258f47e2c8a6372c79eddec7&ei=86

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太田述正コラム#14178(2024.4.27)
<松原晃『日本國防思想史』を読む(その1)>

→非公開