太田述正コラム#14227(2024.5.22)
<皆さんとディスカッション(続x5903)>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題。↓
<ケッケッケッ。↓>
「ロシア軍の車両不足がますます深刻化 70年前の軽装甲車両で無謀な突撃・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E3%81%AE%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E3%81%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%BE%E3%81%99%E6%B7%B1%E5%88%BB%E5%8C%96-70%E5%B9%B4%E5%89%8D%E3%81%AE%E8%BB%BD%E8%A3%85%E7%94%B2%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E3%81%A7%E7%84%A1%E8%AC%80%E3%81%AA%E7%AA%81%E6%92%83/ar-BB1mOnJ1?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=ad067b71a8af4596823fd1c73e376f01&ei=29
<いかったねー。↓>
The European Union on Tuesday approved a plan to hand Ukraine the profits generated by frozen Russian central bank assets.・・・
https://www.newsweek.com/europe-agrees-give-russias-billions-ukraine-1902951
<ホント、よくやっとる。↓>
Ukraine makes gains in its other war – fighting corruption・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cq55rpqlp31o
ガザ戦争。↓
<でも、ガンツもガラントもICC的な批判をネタニヤフに対してしてないよな。するワケないが・・。↓>
「・・・先週、前国防相のガンツ氏は、ネタニヤフ政権が来月初めまでにガザにおける戦後計画を提示しなければ、戦時内閣を離脱すると最後通告を突きつけた。・・・
ガンツ氏最後通告の数日前にはガラント国防相も、戦闘終結後にイスラエル軍がガザを軍事支配することに反対の立場を示した。首相を公然と批判する動きが相次いでいるため、政権内での深刻な亀裂が取り沙汰されていた。
国内、また国際社会からの強い反発にもかかわらず、なりふり構わぬガザ攻撃を続け、幾多の子供や女性を犠牲にしてきたネタニヤフ氏に、国際司法は遂に鉄槌を下すことができるのだろうか。・・・」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81113?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=list
<こういうの、ガラントも黙認してんだろうしな。↓>
Israeli soldiers and police tipping off groups that attack Gaza aid trucks–Exclusive: Members of security forces giving settlers who intercept vital supplies information on location of convoys, group says・・・
https://www.theguardian.com/world/article/2024/may/21/israeli-soldiers-and-police-tipping-off-groups-that-attack-gaza-aid-trucks
<イスラエル軍/諜報機関とハマスが「協力」?↓>
UN suspends Rafah aid distribution and warns US pier may fail–Israel must provide conditions for pier to operate safely, UN warns, as aid deliveries reduced to trickle・・・
https://www.theguardian.com/world/article/2024/may/21/un-suspends-food-aid-in-rafah-over-lack-of-supplies-and-insecurity
https://www.washingtonpost.com/national-security/2024/05/21/gaza-pier-israel-pentagon/
それではその他の国内記事の紹介です。↓
米国やスペインごときに負けるなー。↓
ちょっとショック。↓
「パナHD、EV電池「26年度にも黒字」 補助金抜きの実力で・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF214KF0R20C24A5000000/
ロサンゼルスタイムスだけどな。↓
Shohei Ohtani meets Cameron Brink. His wife, an ex-pro player, wants to meet Sparks rookie too・・・
https://www.latimes.com/sports/story/2024-05-21/shohei-ohtani-cameron-brink-dodgers-sparks
東大法の没落や佐々木麟太郎のスタンフォード大入学が象徴しているように、その日はとっくの昔にやってきてるぜ。そんなことも分からないから、東大卒はダメなんだよ。↓
「・・・二百六十年続いた幕府ですらあっけなく倒れる時が来た。明治維新がそれだ。ならば「東大」もまた、いつの日にか「反・東大」の下に敗北を喫するのであろう。尾原さんの本を読み通した私には、その「いつの日」が「より近いいつの日に相違ない」と思えてならぬのである。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0fdc8afb3dad38d1f0c9d18c458d56e010e5a51
徳川家慶は、義母が島津重豪の娘である上、実母が、ねねの甥の(関ヶ原の戦いで西軍に属した)木下利房
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E4%B8%8B%E5%88%A9%E6%88%BF
の子の(豊臣家の社稷を相続することとされた)木下利次
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E4%B8%8B%E5%88%A9%E6%AC%A1
の女系子孫の香琳院
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E7%90%B3%E9%99%A2
なんだねえ。
いくら、斉彬のポン友の阿部に言われたからったって、父親の家斉の日蓮宗入れ込み等に反発していたと伝えられる(典拠省略)家慶が、島津斉興を強制的に隠居させ斉彬を薩摩藩新藩主に就かせるワケないわ。↓
「・・・激徒はお由良らの暗殺を主張するに至った。斉彬は自重を促すも、元側近の近藤隆左衛門らは暴走を止めなかった。嘉永2年12月、藩政府がその動きを察知し、近藤と高崎五郎右衛門(高崎正風父)らが切腹を命じられた。さらに、翌3年4月までに、家老島津壱岐ら40名余りが切腹・遠島などの断罪に処せられたのだ。
斉彬派は大打撃を受け、藤井良節・村山松根らは福岡藩に向けて脱藩を余儀なくされた。藤井らを受入れた藩主黒田長溥(重豪12男)は、薩摩藩の引渡要求を拒否した。
さらに、老中阿部正弘・宇和島藩主伊達宗城に状況を報告し、斉彬の藩主就任への協力を要請したのだ。なお、福岡滞在中の黒田に代わって、江戸にいた宗城が各方面との連絡・調整をし、事態の収拾を推進した。
こうした事態を踏まえ、また、嘉永朋党事件を逆手にとって、阿部老中や八戸藩主南部信順(重豪13男)らが、斉興に隠居を促した。しかし、斉興が拒否したため、嘉永3年12月、将軍徳川家慶から隠居を勧告するに至った。さすがに、斉興も将軍の命には背けず、翌嘉永4年(1851)1月29日、ついに斉興は隠居届を提出したのだ。
この事態に業を煮やした斉興は、久光に書簡を送って、悪し様に斉彬批判を展開した。斉興は、「大規模な近代化が必要と唱えることは、肝っ玉が小さい臆病者である。幕府や他藩と連携して対処する態度が、藩の秘密を漏洩することになる。西欧の科学技術をより積極的に取り入れようとする無用の物好きである」と非難した。・・・」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80796?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=list
和歌は人間主義を陶冶し維持することに資するってこと。
(紀貫之による『古今和歌集』仮名序を想起せよ。『源氏物語』は和歌を駆使しつつ小説の形で和歌そのものと同じ目的を持つ。)↓
「・・・日本の風土を踏まえつつ、高度な含蓄を持って、儚く曖昧に流動的なかたちになるように、修辞法を蓄えてきたのが和歌なのだ。それを極めれば、西の漢心の単純な善悪二分法の理屈を超えた、森羅万象の「あはれ」が感受しうる。やまと言葉のみが世界に冠たる精妙さで描けると宣長の考えた、不断に揺れ動き続ける関係の中に漂うだけが人生なのだ。そう言えば本書は和辻哲郎やその門下の相良享の宣長論を大きな導きの杖としているが、それは和辻倫理学が個々の人間の主体よりも複数の人のあいだの微妙な感情の往来に目を配り、儚い関係性に思いを致しているからであろう。しかもこの筋書きは、やまと言葉と和歌なくして成り立たぬのだから、外国には通じまい。やはりウルトラ日本主義である。しかし、平和な江戸中期の生んだ、儚くも美しく燃えるエロスの綾しか認めない日本主義でもある。戦闘的ナショナリズムとは本来的に結びつきようがない。・・・
<人間主義社会は本質的に無政府主義的なのよね。↓>
宣長は嘯く。「上古の時、君と民と皆な其の自然の神道を奉じて之れに依り、身は修めずして修まり、天下は治めずして治まる矣」。儒仏や蘭学に頼らずとも我が国は自ずから回る。国学者の自信であろう。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2943b6570a9700a6e1ec3c4e0b9508b35411428
日・文カルト問題。↓
<今更遅いわ。↓>
「LINEヤフー問題の本質は親日・反日ではない【東京特派員コラム】・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/05/17/2024051780137.html
<ね。↓>
「LINEヤフー問題で爆発した韓国の反日感情、日本人メンバー在籍の「ルセラフィム」にも飛び火・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f10375d6047a31d0cf23653022ee740fc3963008
<日本のウィスキーにしろー。↓>
「・・・普段は値段を見て買うのをためらうウイスキーも、日本でなら狙えるかもしれない。中でも、「ザ・グレンリベット18年」は明らかにおトクだ。日本での価格があまりにも手頃なので、韓国のウイスキー入門者の間では日本の特産品のように考えられている製品でもある。・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/05/17/2024051780138.html
<日韓交流人士モノ。↓>
「韓日の警察庁トップが会談 サイバー犯罪対策での協力強化確認・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240521002300882?section=japan-relationship/index
<文カルト健在。↓>
「日韓の伝統あるバスケ交流戦に旭日旗が登場?韓国メディアが「相手をないがしろにする行為」と批判・・・韓国・JUMPBALL・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b933943-s39-c50-d0191.html
<本件を報じるのはもっとも。↓>
「日本、幹細胞で精子と卵子の前段階細胞を大量培養・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20240522/4957513/1
<日本人の部分は「?」だが、韓国に関しては、文カルトの属性ってところかもね。↓>
「・・・人生に意味を与えるものとして「お金」が1位になっている国は韓国だけでした。日本およびほとんどの国は、「家族と子供」と答えています。特に面白い点は、複数回答が可能なのに、日本と韓国では「ひとつだけ」を選ぶ人が多く、ピュー・リサーチ・センターはこの点もピックアップしていました。見方にもよりますが、これは「これだけあればいい」とする認識が強いということでしょう。日本では「家族と子供」、韓国では「お金」への思い入れが非常に強い。最近は人種差別的な側面から、「○○人は~」という話は、たとえジョークでも避けられる傾向がありますが、この点においては、各分野の学者たちが、なんの迷いもなく「韓国人は物質主義への執着が強すぎる」と口を揃えます。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/37c5d08dd492d3a1668c7e38864b6d051b053680
<朝鮮を日本に置き換えれば、近い将来の日本の姿だな。但し、宗主国は支那じゃなくて米国だが。↓>
「・・・朝米修好通商条約の交渉は、清の強力な影響下で1882年3~4月に天津で、朝米ではなく清米間で行われた。朝鮮は天津に派遣された領選使の金允植(キム・ユンシク)を通じて意思を伝えるのがせいぜいだった。 条約が最終調印されたのは、5月22日に済物浦(現・仁川)の花島鎮(ファドジン)においてだった。朝鮮側の全権代表は、6年前の江華島条約の際にも登場した申ホンだったが、実際の総責任者は、2年前に日本で惨敗を経験した金弘集だった。清の直接介入によって朝鮮の主権は深刻に損なわれたが、江華島条約のときとは違い、10~30%の関税自主権を勝ち取ることができた。 この“奇妙な”結果をどのように評価するのかをめぐり、朝鮮の意見は二つに分かれ始めた。金弘集や金允植などの実務官僚たちは「清の介入を受け入れて実利を追求しなければならない」(穏健開化派)と考えた。金玉均や朴泳孝(パク・ヨンヒョ)らは「清を果敢に排除して自主を追求しなければならない」(急進開化派)として対抗した。「開放自体が間違っている」(衛正斥邪派)という意見も少なくなかった。この対立の裏には、大院君と閔氏一派の間の殺伐とした対立と、清や日本などの外勢の力比べがあった。国を亡ぼす大きな戦いが始まろうとしていた。 破局は残念ながらすぐに訪れた。朝米修好通商条約が締結されてからわずか2カ月後の7月、俸給をもらえていない旧軍兵士たちが暴動を起こしたのだ。壬午軍乱だった。朝鮮全体に血の嵐が吹き始める。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffbbac4de3697b49b01e2a23f49260efa2d05c24
とにかく、イギリス人(≒ゲルマン人)にとっちゃあ、郷愁は精神障害なんだよな。↓
Nostalgia: A History of a Dangerous Emotion by Agnes Arnold-Forster review – the past isn’t a foreign place–The historian’s wide-ranging exploration of wistful reminiscence cautiously champions its benefits to society and challenges the view that it is dangerous and foolish・・・
https://www.theguardian.com/books/article/2024/may/21/nostalgia-a-history-of-a-dangerous-emotion-by-agnes-arnold-foster-review-the-past-isnt-a-foreign-place
また、そのイギリス人にとっちゃ、食事なんてのは排泄の反対概念でしかない。↓
Rumbles by Elsa Richardson review – gut reaction–A vivid cultural of digestion, from ancient Greece to All-Bran・・・
https://www.theguardian.com/books/article/2024/may/18/rumbles-by-elsa-richardson-review-gut-reaction
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<邦語媒体より。
「「グローバルな覇権国家」になりたいと思うようになることはえいきゅうにない」の間違い。後もほぼ全てナンセンス。↓>
「中国が「グローバルな覇権国家」になることは永久にない…中国から外国人駐在員が逃げ出している当然の理由・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c57605e48b3358af648972d15e6d997d9350abb5
<おー、習ちゃんがぬか喜びしてるかも。↓>
「中国大使の「民衆が火の中」発言、日本政府が厳重抗議 外交ルートで「極めて不適切」・・・」
https://www.sankei.com/article/20240521-BYDXXHG2JJKRPE5YUQAWIFUWTM/
<同じく。↓>
「「民衆が火の中」発言の中国大使は「追放すべき」 松原仁氏が質問主意書・・・」
https://www.sankei.com/article/20240521-OU6DREDDAJO43L777RGDPR3ELI/
<そんなこと言って習ちゃんをがっかりさせちゃアカンでー。↓>
「中国大使の「日本の民衆が火の中に」発言に鳩山元首相「基本的に同意する」・・・」
https://www.sankei.com/article/20240521-46IYWPVPPBLHTIWKZLOYJ5NEYA/
<次に人民網より。
ポッポちゃん、ここでの発言だったのね。↓>
「在日本中国大使館は20日、「台湾問題と中日関係」座談会を開催し、呉江浩駐日大使が基調演説を行った。日本の鳩山由紀夫元首相、福島瑞穂社民党党首、国会議員複数、及び日本の学界、メディア、友好団体、華僑・華人ら各界の代表約80人が参加した。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2024/0521/c94474-20172317.html
<ここからは、レコードチャイナより。
日中交流人士モノ。さすがにキモーだが・・。↓>
「羽生結弦さんについてつづった中国人ボランティアの文章が話題=「泣けてきた」「こんな人がいていいの」・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)の羽生さんのファンアカウント・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b933950-s25-c50-d0052.html
<太田>
焙煎済コーヒー豆を買いにいちいち自転車で大森駅近くまで出かけなければならないのがおっくうになってきていたところへ、このところ、急速にお値段が上がってきたこともあり、長期的には節約になるであろうところの、自前で焙煎する体制を構築するため、昨日、「ダイニチ コーヒー豆 焙煎機 焙煎器 ロースター カフェプロ MR-F60A」を(楽天Payで貯まったポイントも使いがてら)楽天市場で購入し、そこで1000円クーポンをゲットしたので、更に、「ブラジル・サントス、キリマンジャロ、コロンビア・スプレモ、グァテマラ、モカ・イルガチャフェ、マンデリン」の生コーヒー豆が100gずつ入っているセットも購入した。
ライソンの電気焙煎器が発売中止になり、手頃なお値段で買えるのはこの製品だけで、しかも、Amazonでもヨドバシカメラでも売っていなかったことに一抹の不安はあったが、とにかく、試してみることにした次第。
——————————————–
太田述正コラム#14228(2024.5.22)
<和辻哲郎『日本の臣道 アメリカの国民性』を読む(その1)>
→非公開