太田述正コラム#14295(2024.6.25)
<皆さんとディスカッション(続x5937)>

<太田>

 昨日のディスカッションで冒頭のあたりで書いた、「日米地位協定を、例えば英米や独米の地位協定と同様の内容のものへ改定したら、或いはフィリピンみたいに米軍の平時駐留を認めないことにすれば、米国が日米同盟を破棄する、なーんて真っ赤なウソ」、なんだけど、「日本が集団的自衛権行使を政府憲法解釈変更か憲法改正で解禁した場合」が前提であることに注意。
 田原チャンは安倍チャンが解釈変更で解禁したって思い込んでるところ、防衛/外務省員は、まず、田原チャンの誤解を解いてあげなきゃいかんというのに、それを試みた形跡がないから、やっぱ、脳死してるってことになるんよね。

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 <当然。↓>
 「ロシアの人気歌手もの制裁対象に ガガーリナさんやシャマンさんら・・・」
https://www.sankei.com/article/20240624-RZEQDLKBKNOFDM2YOL4DJVX66M/

 ガザ戦争。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 日本のTVや新聞は報じているが、ガーディアン、BBCは、天皇訪英を完全無視状態が続いている。本日予定されている英国王との晩餐会が果たして記事になるか?↓

 「天皇皇后両陛下 25日に歓迎式典・晩餐会 訪英8日間の日程・・・」
https://news.ntv.co.jp/category/society/b989051df4d8410891f672cbd47afee2
 「「両国の結束、さらに強く」 天皇陛下が日英友好団体の歓迎行事に出席・・・」
https://mainichi.jp/articles/20240625/k00/00m/030/005000c
 「天皇陛下、テムズ川の治水施設ご訪問 在留邦人らとご交流も・・・」
https://www.sankei.com/article/20240624-Z5OMDJWKSFLJROUIWTGQCTT3KI/
 <それにしても、至れり尽くせりの留学だったのねえ。↓>
 「天皇陛下のテムズ川研究に伴走した教授「陛下は粘り強く向き合われた」…造詣の深さに「音楽史の研究をすべきだ」と思った場面も・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20240625-OYT1T50010/
 <ワシントンポストが少数の記事しか無償ネット画面に公開しなくなったがショックだ。なお、もちろん、米国の主要紙は天皇訪英を記事にしていない。他方、当たり前ながら、こんな英王室記事は載せている。↓>
 Princess Anne hospitalized with concussion after apparent horse incident・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/06/24/princess-anne-incident-horse-hospitalized/

 オリエンタリズム記事かこういう記事くらいしか日本の話は英米主要媒体に取り上げられないんだよな。↓

 Air Traffic Control Overhaul After Fatal Japan Crash・・・
https://www.newsweek.com/air-traffic-control-overhaul-after-fatal-japan-crash-1916720

 そんなこと言ってもさあ。↓

 「「水を止めればすぐ払ってくれる」 水道料金の滞納対策、東京都の「効率化」が情け容赦なさすぎないか・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/335702

 私の言う「普通人」のカリカチュアってところだな。↓

 「350億円以上の巨額不正…カルロス・ゴーンが繰り返し犯していた“私的流用”の深すぎる闇・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/350%E5%84%84%E5%86%86%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%B7%A8%E9%A1%8D%E4%B8%8D%E6%AD%A3-%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B9-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%8C%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%97%E7%8A%AF%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F-%E7%A7%81%E7%9A%84%E6%B5%81%E7%94%A8-%E3%81%AE%E6%B7%B1%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E9%97%87/ar-BB1oOB2W?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=b6c42764d62a426eae0553a2971fe3af&ei=19

 寿司は完全な世界食に。↓

 International Sushi Day is on Tuesday, and several popular chains in the U.S. are offering deals and limited time offers to get the day rolling.・・・
https://www.newsweek.com/international-sushi-day-2024-deals-kroger-1914359

 日・文カルト問題。↓

 <そうではない、という記事なのに、どうして、こんな見出しをつけるんだよ。↓>
 「嫌韓なのか、そうではないのか…対馬・和多都美神社の韓国人立ち入り禁止措置・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/06/24/2024062480139.html
https://www.chosunonline.com/svc/view.html?contid=2024062480139&no=1
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/06/24/2024062480140.html
 <こういう大きな事故の記事、主要三紙はちゃんと日本語版に載せなよ。↓>
 「韓国のリチウム電池工場で火災、22人死亡 8人が重軽傷・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/22c370c176c68ccd35338cb4871b511ff5b24e87 <あっそ。↓>
 「訪韓外国人の最多支出項目 日本人は医療サービス・米国人は飲食費・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240624001600882?section=economy/index
 <ヘンな比較。↓>
 「日本・中国の石油・ガス探査ボーリング成功率50%…韓国は30%・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/320304
 <何とかしなさい!↓>
 「韓国「人身売買防止国」1等級の地位を回復…22年連続で最悪は北朝鮮・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/320306
 <同じく。↓>
 「日本の6.6倍…韓国の飲酒運転摘発件数13万283件・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/06/24/2024062480141.html
 <さあねえ。↓>
 「半導体復活の日本とどう手を組むか…「これからは韓日の水平協力が必要」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/320317

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <英語媒体より。
 日本にも来てくれー。↓>
 China is expected to lose more wealthy people via emigration than any other country this year, according to a recent study.
“China is again on track to be the biggest millionaire loser globally, with an anticipated net exit of 15,200 [high-net-worth individuals, or millionaires] this year,” said a report published June 18 by British investment migration consultancy Henley & Partners (H&P).
 Since China ended its strict COVID lockdown policies at the end of 2022, the world’s second-largest economy has had a stuttering recovery, plagued by a real estate crisis, high levels of local government debt, youth unemployment, and lukewarm consumer demand.
 This has coincided with Chinese President Xi Jinping’s crackdown on open displays of wealth and tighter grip on the Chinese economy, with a focus on “common prosperity” to reduce wealth inequality and promotion of sustainable growth.
 This has been a drag on wealth accumulation, wrote Curtis Chin, former U.S. ambassador to the Asian Development Bank, and may have impacted China’s wealth flight, though it represents a small percentage of the country’s 862,400 millionaires.
 The U.S. is predicted to be the top likely destination for of high-income emigrants this year.・・・
https://www.newsweek.com/china-millionaires-leaving-country-1916427
 <ここからは、レコードチャイナより。
 なかなかバランスがとれた見方してるね。↓>
 「数年ぶりに日本を訪れて感じた変化・・・上海国際問題研究院の陳友駿(チェン・ヨウジュン)研究員・・・中国メディアの環球時報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b935834-s25-c30-d0052.html
 <現在の宗主国と将来の宗主国のどっちがマシなのかなあ。↓>
 「・・・上海証券報は、米財務省が日本を為替操作国監視リストに入れたことについて「日本が米国ににらまれた」と報じた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b935828-s25-c20-d0193.html
 <・・・。↓>
 「・・・江蘇省・・・蘇州市で24日、日本人学校に通う子どもとその母親が男に刃物で襲われ負傷した。いずれも命に別状はないという。母親はスクールバスで帰ってきた子どもを出迎えていた。このほか、男の犯行を阻止しようとしたバスの案内係の中国人女性も切り付けられ重体だという。犯人の男は拘束されたが、動機は明らかになっていない。
 事件は台湾でも大手メディアがこぞって取り上げており、CTWANTは「男は日本人母子を襲撃した後、バスに乗り込んで襲撃を続けようとしたが乗務員(案内係)に阻止された」と伝えた。TVBS新聞網は「蘇州でも外国人攻撃事件が発生」と、Nwetalkも「中国でまた外国人襲撃事件」との見出しで、今月上旬に吉林省で米大学教員ら4人が刃物で刺される事件があったことを伝えている。
 最も詳しく報じた太報は、「義和団事件の再現か?」との見出しを打った。「義和団事件」とは1900年から中国(清)で広がった外国人排斥運動のこと。同記事は「中国国内で外国人が攻撃を受けたのは、わずか2週間で2度目だ」と指摘し、やはり吉林省の事件に言及した。
 同記事は、日本のメディアで今回の事件が相次いで報じられる一方で、「中国の官制メディアはこの事件について(25日午前2時の時点で)一切報じていない」と指摘。「吉林省の事件でも中国のネット上で関連のキーワードが遮断され、報道が禁じられた。1日が過ぎてから米国の被害者家族が告発してからようやく、もごもごと事件を認め始めた」と報じた。
 さらに、「衰退に陥った中国経済は外資の投資呼び込みを急がなければならないが、中国の排外感情や米中貿易戦争などで外国から中国への直接投資はここ2年ほど激減し続けている。中国はここ数カ月、複数の国に対して中国へのビザなし入国を認めるなど魅力攻勢に出ているが、依然として強烈な戦狼外交を続け、排外感情を鼓吹し続けている。中国では一般に、幼稚園から仇日愛国主義教育を行っている」と厳しい論調で伝えた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b935899-s25-c30-d0052.html
 <人民日報/人民網は、中国共産党中央委員会の機関紙である
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=372302
ということを思い出させてくれる習近平の肩書。↓>
 「習近平総書記が寧夏回族自治区を視察「56の民族が1つにまとまっているのが中華民族共同体」
http://j.people.com.cn/n3/2024/0621/c94474-20183981.html
 <なのに、李強の肩書は総理だ。どういう仕分けなんだろうね。↓>
 「李強総理が第15回夏季ダボス会議に出席へ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2024/0624/c94474-20184723.html
 <我らが現宗主国に言って頂戴。↓>
 「外交部「特定の国に追随した日本の不法な一方的制裁に中国は断固反対」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2024/0624/c94474-20184745.html


<太田>

一 X299パソコン

 TTさんが午後1時近くに来訪、まず昼食にし、食後のコーヒーを含め、3時間以上のミニ・オフ会を「開催」し、その後、表記の梱包作業と階下へ降ろす作業をやってもらった。
 (なお、この間、彼から、昭和天皇家は、大正天皇陵(貞明皇后陵もある)が昭和天皇陵の近くにあるのに誰も参拝していないのではないか、との問題提起があった。)
 最後のあたりで、X299パソコンとDellパソコン共用のメインのディスプレイの電源が切れてしまい、二人で復活を試みたが回復せず、諦めてTTさんが帰った後、再チェックしてみたら、単に、その電源ケーブルが机の下のコンセントから引き抜かれていたためと判明。
 また、私のうっかりで、梱包内にX299パソコンの電源ケーブルを入れ忘れたのにも気付き、ガムテープを引っ剥がして張り直した。
 その上で、クロネコヤマトにPC上で申し込み、1600過ぎには渡すことができた。
 TTさんに改めて感謝申し上げる。

二 中古スマホ

 <太田>(昨日)

 <ハピネスネット宛:>付属品の電源コードは同封したところ、化粧箱はあったのかもしれませんが、すでに、梱包材類は生ごみで出してしまったので同封していません。

 <ハピネスネット>(本日)

Back Market カスタマーサポートチームです。
 ご返信いただきありがとうございます。
 商品の発送についてご対応いただきありがとうございます。
 精密機器のため、配送による破損を防止できる状態で梱包していただけておりましたら、問題ございません。
 販売者より回答があり次第すぐにご連絡いたします。
 このままお待ちいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 とまあ、このようなやりとり↑がその後あったが、問題は「販売者」が中古スマホを売った個人である可能性があること。
 そうだとすれば、本件が解決するまで相当の時間を要しそう。
 と、まで書いたところへ、これが届いた↓ので、一応返信しておいた。

 <ハピネスネット>(同上)

 お知らせ : ご購入時のお支払い方法を介して¥<◎>が返金されます。全額返金の場合、請求したBack Marketの販売手数料も含めて返金いたします。ご使用のお支払い方法と銀行によっては口座に入金されるまでに数日かかることがありますので、ご注意ください。・・・

 <太田>

 そういうことなら、別の中古スマホを探して発注しなければならなくなりましたが、要は、(限界があることは分からないでもないけれど、)Back Marketさんにおかれては、十分な動作確認ないしチューニングをされずに販売されているということのようなので、次に買った製品が機能するかどうか、祈るだけです。とまれ、電話での丁寧な対応、及び、その後の比較的迅速な対応、ありがとうございました。

 というわけで、遅ればせながら、これ↓
 「最初に言ってしまうと、「バックマーケット」と、「イオシス」のどちらも素晴らしいサービスだと思います。ですが、・・・そのどちらでも買わないというのが結論です。ただし、イオシスと違いバックマーケットでは様々な業者が販売しているので、気になるスマホを見つけたら、一番下段に書かれている販売者の公式サイトに行って、そこで購入するのが一番オススメの方法です。なぜ、バックマーケットで買わないかというと、日本の通販で表示が義務付けられている特商法に基づく表記が見当たらないことと、販売者の公式サイトではバックマーケットより安く掲載(手数料がかからないため)していること。
 さらに使い勝手を左右するバッテリー最大容量や、状態を確認できる商品画像などが見れるからです。そして、そのバックマーケットの販売者のなかで、バッテリー最大容量100%品の取り扱い、画像の表示があるオススメ販売者の公式サイトは以下の2つです・・・にこスマ<と>ハピネスネット<!(太田)>・・・」
https://my-recommen.com/4136
を読んで、二番手のお勧めが、既に周知していたハピネスネットだった(!)ので、同ネットから、前回のより1000ウン百円高いのを買った。
 明日到着する。

三 ピアノ

 日曜、月曜、と、「激動の二日間」だったので、週一回のピアノ時間が捻出できなかったところ、本日、ピアノを弾くことにした。

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太田述正コラム#14294(2024.6.24)
<大川周明『大東亜秩序建設/新亜細亜小論』を読む(その8)>

→非公開