太田述正コラム#14405(2024.8.18)
<皆さんとディスカッション(続x5991)>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題。↓
<知るか。↓>
‘We were sure the Russian army would protect us’: fury after Ukrainian incursion into Kursk–As tens of thousands flee their homes in border region, many say government downplayed threat of invasion・・・
https://www.theguardian.com/world/article/2024/aug/17/we-were-sure-russian-army-would-protect-us-fury-after-ukrainian-incursion-into-kursk
ガザ戦争。↓
<もはや数もコミかよ。↓>
Israeli strikes in Gaza and Lebanon kill at least 25・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/08/17/israel-hamas-war-ceasefire-news-polio/
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
悪いことじゃないが、知覧特攻平和会館を訪れたところで、先の大戦についての理解には資することは殆どないで。↓
「映画や五輪選手の発言が影響? 「特攻」ゆかりの施設を訪れる若者急増、平和に思いはせる 鹿児島県内・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/24473bb2238c67ecdcaf7acc7969b9dee9fe4c6e
NYタイムス・サマの典型的な埋め草的日本記事2つ。↓
Dolphin Attacks Spoil Summer Along a Stretch of Japanese Beaches–Nearly 50 beachgoers have been attacked in the past three years. Some marine experts suspect it may be the work of a single “lonely” dolphin.・・・
https://www.nytimes.com/2024/08/16/world/asia/japan-dolphin-attacks.html
Inflation has come for one of Japan’s most beloved cheap eats: Ramen–Japanese ramen joints are going out of business at a record pace as restaurants struggle with rising prices of ingredients, electricity and wages.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/08/17/japan-ramen-prices-inflation/
日英交流人士モノ。↓
Nobu at 30: the abiding coolness of the restaurant that changed UK dining–Robert De Niro was so taken by Nobuyuki Matsuhisa’s cuisine that they went into business・・・
https://www.theguardian.com/food/article/2024/aug/17/nobu-at-30-the-abiding-coolness-of-the-restaurant-that-changed-uk-dining
パル(パール)もまた、ガンジー同様、イギリス化したインド原住民だったってこと。
杉山元らは、そんなインド原住民達を覚醒させるためにこそ、武力をもって真っ向からインド亜大陸解放を目指したインド国民軍を作ったんだぜ。↓
「・・・パールが「刑事上無罪」と主張したのは「日本」についてではなく、東京裁判で裁きを受けている「A級戦犯容疑者」についてです。 次に、パールの「無罪」の主張はあくまで「刑事上無罪」という意味に限定されます。「道義的に無罪」とは言っていません。むしろ、日本軍の「残虐行為」を事実と認定し、「鬼畜のような性格」をもっていた、日本の指導者たちは「おそらく間ちがっていたのであろう。」「みずから過ちを犯したのであろう。」と非難しているのです。 ――日本の戦争指導者たちを道義的に非難しながら、法的には無罪と主張したのですね。どのような論理構成なのですか。 中島:パールが「刑事上無罪」と主張した理由は、罪刑法定主義です。 東京裁判では、日本の戦争指導者たちが、「平和に対する罪」「人道に対する罪」「通例の戦争犯罪」という3つの罪について裁きを受けました。しかし、「平和に対する罪」と「人道に対する罪」は、当時の国際法上は成立していない事後法的性格があり、罪刑法定主義の原則からの逸脱であって、そもそも裁判の管轄外だ、とパールは主張します。 そして、連合国側は、日本の戦争指導者たちは一貫した「共同謀議」を行って、「平和に対する罪」を犯し続けたと主張しましたが、パールは、「共同謀議」の存在を認めず、連合国側が無理やり作り上げたストーリーだと批判しました。 しかし、「パール判決」の論旨は、日本はアメリカと同様、帝国主義の時代に大きな過ちを犯したのだ、というものです。つまり、日本だけでなく、アメリカをはじめとする戦勝国側をも批判しているのです。 そもそもパールは東京裁判そのものを批判していました。戦勝国が、法が存在しないところで敗戦国日本を一方的に裁くことはおかしい、と。ただし、東京裁判が成立していないとは言っていません。捕虜の虐待などの「通例の戦争犯罪」は、当時の国際社会において間違いなく成立しているからです。 ただし、A級戦犯とされた政治指導者たちは、現場で直接捕虜の虐待などを命じたり、行ったりしたわけではありません。問題は、虐待などが起きているにもかかわらず、それをとめなかったという「不作為の責任」が問えるかどうかですが、これも証拠不十分で立証できないとしました。・・・
東京裁判は、戦争に勝った連合国が自分の都合のいいように存在しない法律を制定し、相手を裁く場だった。それを見た世界中の為政者たちは、戦争をやめておこう、ではなく、戦争に是が非とも勝たなくてはならないとしか考えないだろう、だから世界平和につながらないのだ、とパールは言います。さすがのロジックです。これこそが、世界平和主義者だったパールがこの判決書で本当に言いたかったことなのです。 それなのに、パールのこの東京裁判批判は読み飛ばされたまま「大東亜戦争肯定論」の根拠として利用されていました。それはいかがなものか・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/82dc3f2cfcf2bf42730b94f2d0fb74044f70f79f
モンゴルは「不宣」と書いた相手は攻撃してないという例を上げないんじゃ判断のしようがないわ。↓
「・・・フビライの使者が携えてきた国書を見てみると、最後に「不宣」と書かれています。これは自分が高く評価している相手や友人などに使うような言葉で、相手を低く見ているときなどには絶対に使わない言葉です。モンゴル側からこのような形式の国書が来るということ自体、モンゴルが日本をそれなりに尊重していたと考えるのが自然でしょう。・・・
フビライが日本を侵略・征服しようとはしていなかったもうひとつの証拠として、フビライから派遣された使者・趙良弼の記録が残されています。そこには、およそ、次のように記されていたのです。
「日本の国土は肥沃でもなく、農産物も豊かには実りません。掘っても何も出ず、特産物もさほどありません。わざわざお金を注ぎ込んで、攻める必要はないでしょう。兵を出して征服したところで、何もいいことはありませんから、日本との戦争はおやめください」・・・
<前にも書いた(コラム#省略)が、支那臨済禅の日本での居場所がないことが分かったってだけだろ。↓>
当時の鎌倉には、中国から高僧がやってきて暮らしていました。建長寺を建てた蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)や兀庵普寧(ごったんふねい)らは、執権の北条時頼の招きで鎌倉にやってきています。北条時頼は、こうした禅僧と対話ができるほど賢い為政者だったのでしょう。その時頼が亡くなった跡を継いだのが、長時、政村、そして北条時宗でした。時宗の時代に元寇が起きるわけですが、しばしば時宗は、モンゴル軍を撃退して日本を守り抜いた救国の英雄のように言われます。特に戦前は高く評価され、歴代の北条氏のなかでも知名度の高い人物です。 この時宗が、まさにフビライからの国書を無視し続けた張本人なのですが、時宗の代になると兀庵普寧は、なんと「自分の理解者はもういない」と言って中国へ帰国してしまったのです。・・・
稚拙ながら外交努力を試みようとした朝廷に対して、北条時宗をトップとする鎌倉幕府は、待ったをかけつつも、何もしないまま放置してしまいます。まさに既読スルーされたフビライは、メンツを潰され、カチンときたことでしょう。 日本は「喧嘩」を売ってしまった格好になりました。そしてとうとう、文永11(1274)年の文永の役で、フビライは日本に兵を送り込むのです。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/91668cf2c512a7e781ebc638b765c97550b3a9ee
日・文カルト問題。↓
<(理系学者も余り成果を上げていないけれど、)文カルトのせいで韓国の文系学者も殆ど成果を上げてないね。理由もなく殆ど成果を上げていない日本の文系学者よりは健闘してるが・・。↓>
「韓国の独立運動家の子孫で構成された「光復会」が、尹錫悦政権の歴史観を猛非難し、政府が主催する8月15日の光復節(独立記念日)記念式に参加しなかった。尹錫悦大統領が任命した金亨錫(キム・ヒョンソク)新任独立記念館長が、「親日的な史観を持つ極右人物」という理由からだ。
光復会のこの主張に民主党などの政界の進歩派も同調、多くの野党議員らが政府主催の光復節行事に参加しなかった。今年で79回目を迎えた韓国の独立記念日は、左右に分裂されている韓国を象徴するような風景が演出されたのだ。・・・」
ニューライト(new right)とは、2000年代半ばから新しい保守を標榜して登場したムーブメント勢力だ。
政界では主に左派から右派に転向した人々をニューライトと分類したが、学界では日帝植民近代化論を主張する学者たちをニューライトと呼ぶ。日帝の植民地支配時代、韓国の経済成長率や産業が大きく発展したという各種データを提示し、「日本の植民地時代が韓国の近代的経済成長の基点」と主張する学者たちのことだ。日本でも翻訳出版された「反日民族主義」の著者の李榮薰(イ・·ヨンフン)博士が主導する落星垈経済研究所が代表的なニューライト学者たちの団体だ。・・・
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%A7%E5%B0%B9%E9%8C%AB%E6%82%A6%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%81%AE-%E8%A6%AA%E6%97%A5%E6%94%BF%E7%AD%96-%E8%A6%AA%E6%97%A5%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E8%A6%B3-%E3%81%8C%E7%8C%9B%E6%89%B9%E5%88%A4%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91-%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%86%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AE%E7%A5%9D%E6%97%A5-8-15%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5-%E5%BC%8F%E5%85%B8%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%88%86%E8%A3%82%E3%81%AE-%E7%95%B0%E5%B8%B8%E4%BA%8B%E6%85%8B/ar-AA1oYAvY?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=44f1a74333264a91adcf0c8693d44037&ei=80
<文カルト健在。うれしー!↓>
「日本旅行の写真をSNS投稿した韓国人モデル炎上…恒例化した「光復節検閲」巡り批判の声も・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/08/17/2024081780012.html
「光復節を避けた日本人投手のスライド登板が波紋 「差別行為」との批判相次ぐ–白川恵翔登板に一部ファンが斗山のSNSで反応–監督は投手を交代・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/08/17/2024081780013.html
「「君が代」で批判浴びた韓国KBS、今度はロゴが「日本語に見える」と物議・・・韓国メディア・アジア経済・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b938966-s39-c30-d0195.html
<健闘を祈る。↓>
「「親日」攻勢に反論した韓国大統領室…「日本を克服する成果を出している」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/322540
<新聞記事切り張りコラム。↓>
「安倍氏銃撃事件、岸田内閣の下り坂の始まりだった・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/322537
そうだとしても、火のないところに煙は立たないさ。↓
Far-right spreads false claims about Muslim attacks in Bangladesh・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cx2n8pzk7gzo
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<それにつけても、日中韓にこだわる習ちゃん。↓>
「・・・環球時報は、五輪の精神が日中韓3カ国の協力をアシストするという香港メディアの文章を紹介する記事を掲載した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b938896-s25-c50-d0193.html
<・・・。↓>
「トウ小平氏の英語通訳を務めた経験があり、現在は中国のシンクタンク幹部の高志凱氏が国外のテレビ番組で、台湾人口の約10%は日系人であり、台湾独立運動に加担していると述べた。・・・
台湾メディアの三立新聞網によると、高氏は出演したアルジャジーラの番組で、対談相手のハサン氏から、新疆やチベットについての発言の矛盾を追求され、答えられなくなる場面が相次いだという。
三立新聞網の記事によると、アルジャジーラの番組で取り上げた話題の大部分は、台湾ではよく知られている内容だったが、台湾では周到に下調べをして高氏をたびたび沈黙させたハサン氏に対する称賛の声が上がった。中国大陸側のネットユーザーからは、嘆きの声が出た。「大陸史上、最も悲惨なプロバガンダだった」と評した人もいたという。」
https://www.recordchina.co.jp/b938968-s25-c100-d0198.html
<健闘の成果ね。↓>
「中国メディアの参考消息網は・・・、「中国の消費者はもはや日本ブランドに熱を上げていない」とする記事を米メディアが配信したと報じた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b938904-s25-c20-d0190.html
———————————-
太田述正コラム#14406(2024.8.18)
<杉浦重剛/白鳥庫吉/松宮春一郎『國體真義』を読む(その16)>
→非公開