太田述正コラム#3057(2009.1.26)
<皆さんとディスカッション(続x379)>
<AD>
初めてコメントさせていただきます。
私は若輩者の男子学生なのですが、太田先生の政治論に興味を持ち、ブログを拝見していたのですが、最近のディスカッションを見て自分の議論・発表べたが自分の視野の狭さや自分の価値観でしかものを見ていないと気付き目から鱗がでました。
勉強させていただきありがとうございました。
<大>
毎度、本筋とあまり関係ないところでコメントして申し訳ありませんが、
≫(すぐ感情的になるし典拠も踏まえない、)議論ベタという戦後日本人の欠点・・・≪(コラム#3055。太田)
すぐに感情的になるし典拠もない人を僕もよく見ますし、僕自身も議論ベタかもと思いますが、戦後日本人がそうなった原因はなんなのでしょうか?縄文モードとかと関係あるのですか?
そもそもこういう特質を日本人特有と考えていいのですか?
<太田>
ご指摘のように、縄文モードと関係がある日本人特有の傾向だと思います。
鎖国して平和であれば、人々が均質化するので余り議論をする必要がなくなりますからね。
<moshika>
≫このところ、中共当局と韓国の朝鮮日報は、日本ベタぼめ競争をしている感がありますね。 ちーと気持ち悪いなあ。≪(コラム#3055。太田)
私は根本的に「気持ち悪いな感」があります。一般的に言って、情報発信者の「本当の意図」までは分かりませんからね。相手が国境を接する国の新聞の日本語版や、共産党機関紙ならなおさらです。
それでも、反目を呼ぶような情報ばかりの中で、認識が相対化できるので私は読んでいます。内容も日本に無いものが多く、面白いですしね。
<太田>
今日の朝鮮日報は更に凄まじいですよ。
http://www.chosunonline.com/article/20090126000015
http://www.chosunonline.com/article/20090126000016
http://www.chosunonline.com/article/20090126000012
http://www.chosunonline.com/article/20090126000009
http://www.chosunonline.com/article/20090126000010
http://www.chosunonline.com/article/20090126000011
http://www.chosunonline.com/article/20090125000014
<コバ>
朝鮮日報に関しては、日韓合邦(コラム#1481、http://blog.m.livedoor.jp/sakimono999/c.cgi?sss=7e71a60fac06af42099772fd6089d5f6&id=50954352)に向けて慶賀の至りじゃないですか!
中国は、スケールが違いすぎて日本と合邦は当分無理だと思いますが、日本はNATOに加盟しつつ、ロシアと親密な関係を築いて、中国を牽制しつつも経済パートナーとして環境保護技術や資源開発で協力しあっていくのがベストでしょうか。
でも、中国共産党は日本の政治ゴロ連中とは違って超エリート揃いですから、属国をやってた日本なんて簡単に操り人形にしてしまいそうで怖いです。
人民網も日本人に何かを刷り込むためにプロパガンダしてるのかもしれないし…。
とにかくまずは、沖縄から日本、韓国、台湾の東アジア共同体モデルを打ち出してもらいたいです。
ナカイマじゃ無理でしょうが…。
山形県知事選にて吉村氏が当選し、わが東北に初めての女性知事が誕生しました!
http://www.asahi.com/politics/update/0125/TKY200901250194.html
今さらで胸を張れることじゃないですが、封建的で陰湿、陰惨な東北で、非自民系の女性知事が誕生したことは慶賀の至りだとワクワクしています。
しかし、民主党一択で投票していますが、地元の民主党は元自民系の人たちばかりで、太田さんのコラムを読んでいると、民主党だけど…と政治家不信になることもあります。
しかし大敵国賊の自民党は有権者の政治に対する迷いや諦めにつけこむのは嫌らしいほど上手だと思うので(天下りの「渡り」を批判して民主党政策の上面パクリを始めたり)、民主党には天下りと政官業癒着の問題で自民党を突き上げてもらいたいです。
しかし、情報も沢山あるし、最も進歩的であるはずの東京や大阪で何で自民系知事が幅利かしてるんだろ?
<太田>
東京や大阪は公明党が強く、公明党が自民系知事(候補)を支援してきたからでしょう。
<Nelson>
≫私も世間では一応女性とみなされる者ですから。(Nelson)
いやーびっくりしたなあ。(太田)≪(コラム#3055)
最初に投稿したころから、「ソマリアの海賊」について聞こうと思っていて、海賊といえば→海軍→帝国海軍→日本海海戦→東郷平八郎→世界三大海軍提督→Horatio Nelson→Nelson・・・という思考回路でハンドルネームを決めました。
なぜ、三人目のの三大海軍提督ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones、1747年7月6日 – 1792年7月18日)しなかったかというと、帝国海軍は英帝国海軍を模範としたことや東郷平八郎の遺髪はホレーショ・ネルソンの遺髪と共に旧海軍兵学校(江田島)に厳重に保管されていることから、一番我が国と馴染が深い偉大なネルソン提督の名をお借りしました。
したがって、太田様をびっくりさせる意図は全然なかったのですが、多少「してやったり」と感じずにはいられませんでした。さらに言えば、ハミルトン夫人(Emma, Lady Hamilton。絶世の美女)を意識したつもりもないんですよね・・・。
でも、いつか彼女に近付けたらいいなぁと、日々努力とお金は惜しみませんが・・・。
<太田>
面白い人ですねえ。
ひょっとしてアベラールも知ってる?
<ロスマク>
ヤルタ会談も知らないmichisuzuちゃんを許容し続ける甘々な太田さんの間には何らかの癒着があるとみて間違いないところ(典拠省略)ですね。
<太田>
michisuzuちゃんと私とはマイミク同士だってことくらい分かるでしょう。
<遠江人>
michisuzuさんが、太田さんの人間観察の重要な対象であるということなら、私はもう何も言う事はありません。
ただ、説明責任を果たさない自分のことを棚に上げての、Nelsonさんに対してのあの非礼極まるコメントはどうかと思いますが…。
<Nelson>
遠江人様、心配してくださってありがとうございます。
ただ、michisuzu様は、私の質問に対して真剣にコメントして頂いただけだと、私は受けとっています。だから、私に関して言えば、全く問題ないですよ。
遠江人様、michisuzu様等皆さんのコメントは大変勉強になります。
≫あの時代の天皇の地位と民主主義ではあったものの言論統制(新聞、ラジオ、チラシ)が酷く、政府の軍国主義に文句ひとついえなかったこともご存じないようですね。最低限当時の一般人の置かれていた立場や言論統制、弾圧、文化人の投獄(安政の大獄並の)くらい知識を持って話してくださいね。≪(michisuzu様)
michisuzu様、私を心配してくださってありがとうございます。
私は幼い頃から小学校で、天皇陛下に一番戦争責任があるという方針で、終戦以前の日本は悪い、天皇陛下は死に値するといった思想・言論以外は認めないという実質的な統制の下、徹底的に教育されました。だから、第二次世界大戦周辺の負の知識と天皇がいかに悪いかということに関しての当時の教師達の理由づけを当時円形脱毛症になるほど聞かされましたので、michisuzu様の私に対する心配は杞憂ですので、ご心配なく。
ただ、ひとつだけ。
michisuzu様の天皇に責任があるという「責任」とは、形式的責任ですか、それとも実質的責任ですか、又は両方ですか?
この「責任」が常識の欠片もない(笑)私にはわからないので、教えていただければありがたいです。
<michisuzu>
形式的責任という言葉の意味が定かではないのですが、言わんとするところを推察すると勿論それはあるでしょう。
国家元首だったわけですからね。
実質的責任も当時の日本の国家元首で陸軍、海軍(空軍)の最高司令官である昭和天と皇満州国の傀儡政権の溥儀さんと同じだとあなたは言われるのですか?
それは余りに昭和天皇を馬鹿にした発言ではないでしょうか?
貴方はある意味昭和天皇を大正天皇並みの愚鈍な人間と決め付けていませんか?
傀儡の満州国の溥儀さんが戦争責任を問われたように国際的な常識からすれば何の責任も取らなかった昭和天皇はある意味有史以来敗戦国の元首がまったく責任を取らなかった唯一の悪例だと思います。
<Nelson>
>実質的責任も当時の日本の国家元首で陸軍、海軍(空軍)の最高司令官である昭和天と皇満州国の傀儡政権の溥儀さんと同じだとあなたは言われるのですか? それは余りに昭和天皇を馬鹿にした発言ではないでしょうか? 貴方はある意味昭和天皇を大正天皇並みの愚鈍な人間と決め付けていませんか?
私は青二才の若輩者ゆえ言葉の使い方が間違っていたのかもしれませんが・・・、michisuzu様、失礼ですが、それは邪推です。・・・私はそのような意図があって、あなたに質問したわけではないのですが・・・。ただ、あなたのおっしゃる「天皇責任論」をしっかり把握・理解しようという純粋な気持ちで質問したのですよ。
その辺、ご理解のほどよろしくお願いします。
時間がないので、とりあえず形式的責任だけ。昭和天皇の形式的責任に関していえば、私は無いと考えてます。
確かに、天皇は国家の元首(明治憲法第4条天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ)です。しかし、明治憲法第55条「国務各大臣ハ天皇ヲ輔弼シ其ノ責ニ任ス」とあり、内閣は天皇の輔弼機関とされているためです。「輔弼」とは、「大日本帝国憲法第55条で定められた天皇の大権行使に対しての国務大臣、宮内大臣、内大臣の助言をいう。大権行使は天皇の名において行われるが、その際、判断に誤りがないように国務大臣その他が助言する。そのため大権行使に関しては、天皇には責任がなく、大臣が責任を負う」
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%BC%94%E5%BC%BC/
という意味です(念のために)。
したがって、形式的責任は無いといえるのではないでしょうか。
<michisuzu>
Nelson様、遠江人様へ。
私のNelson様へのコメントに失礼があったことはお詫びします。
私は戦後の日本人の品格の無さに関してそのルーツを私なりに研究していまして、その結論が昭和天皇にあるということにたどり着きました。
戦争責任に関してはの性質上(戦勝国と敗戦国)最低でも2種類以上の見方があるので私の見方もある意味バイアスがかかっていることは百も承知です。
あくまでもこれは私の意見です。
ちなみに私はMIXIなどでは自他共に死刑廃止論者で通っています。
だから昭和天皇も死刑に相当するとは思いません、しかし国のトップにあるという責任は法律のそれではないというのが私なりの考えです。
自衛官、消防士、警察官、外務省官僚は職業上何時死んでもいいという覚悟がいる仕事です。
当然政治家、その上に君臨する天皇は言うに及ばずでしょう。
私の考えはおかしいでしょうか?
それにしても日本国民はなぜこれほどまでに天皇家を尊敬するのでしょうか?
長年家系図が続いている以外に一体その尊敬に値する価値は何なのでしょうか?
私にはそれが不思議でなりません。
まさか日本国民は今でも神だとでも思っているのでしょうか?
<太田>
Nelsonさんに遺憾の意を表したのはエライ。
だけどもっと大事なことは、話題を発散させず、Nelsonさんの形式的・実質的責任論の土俵の上にあがって、michisuzuちゃんの持論を展開することです。
これが典拠付きでできないのなら、議論は止めることです。
<なな>
めんどくさいからほっといたんだけど、
イスラエル建国には英国の愚かさが全面的に絡んでいる。
いちいち書くとものすごく長くなるし、バカはバカ同士でマスターべエションしてればいいから。
しかし今日ネット潜水艦のおじさんが英国滅亡に祝意を奉じていますよ。
大体ものすごく英国に嫌われてる日本人がアングロサクソンを神のように崇めてるなんて、明治時代のアホみたい。
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2009/01/post_271c.html#more
だからバカ丸出しといわれるのよ(爆笑)
<太田>
イギリスを小バカにしたフィリップ2世のスペインもナポレオンのフランスも、そしてヒットラーのドイツも結局自滅した、という歴史を少しは復習したらどうです?
イギリスは現在米国やドイツ以上の不況に直面しているけど、これまで同様、容易に滅亡などしませんよ。
また、イギリスの植民地(保護国を含む)統治は、省エネで、分割統治を旨とする。
そうやってイギリスは世界帝国を築いたんだけど、要はそんなやり口で支配されちゃった方がアホだったということです。
いずれにせよ、旧イギリス植民地が現在かかえる問題のすべてにイギリスによる省エネ統治に原因を求めるのは、引かれ者の小唄でしょうね。
さしずめキミは、引かれ者の小唄を口パクで歌うピエロってところかな。
<conservator>
このところ渡辺善美さんのマスコミへの露出度がますます盛んになっていますが、どの報道も官僚支配を根絶するための本質に迫るようなものはないような気がします。これほど金太郎飴的な声高な「支援」報道が並ぶと、なにか裏がある、もしかすると、民主党に流れるであろう反自民の票を堰き止め、政権交代を阻止して、政管業(+マスコミ)の癒着利権構造を延命しようという目的のお芝居ではないのだろうか、と勘繰りたくなるほどです。
「出口」である天下り禁止は法的にも当然ですし、年功序列による給与制度も、いわゆる同期組一斉退職も止めてもらいたいのですが、渡辺氏らが唱える公務員制度改革では、官僚への「入口」すなわち採用試験の改革が明記されていないのが気になります。例えば上級試験を廃止し、キャリアとノンキャリを区別しない一般採用試験だけにして、入省後の成績による昇進制度に切り替える—こうしたことは盛り込まれているのだろうか。また、血縁や婚姻関係にあるものの採用の制限あるいは禁止についてはどうか。
もし、こうした「入口」での規制が実施されなければ、高級官僚(とその部族)の特権意識は無くならないでしょう。官僚が威張るなどというのはどうでも良いのですが、オレは選民で、しかも国のためにこんなに汗水垂らして働いているという官僚の特権意識は、民草を犠牲にすることで利益を得ることを正当化する根拠になる、それが問題だと思うのです。オレは不正をしていると忸怩たる気持ちを持ちながら利益を得ている官僚はいないでしょうから。
「入口」問題は、もしかすると渡辺氏や高橋洋一氏のこれからの制度改革案には盛り込まれており、私が勉強不足なのかもしれません。また、私などよりももっと精緻に論じておられる方がいるかもしれません。どなたかご存じの方がおられましたら、教えてください。
<太田>
「2009年から4年間にわたる国家公務員制度改革工程表の政府原案が<1月>14日、明らかになった。中央省庁の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」は10年4月新設を明記。1種試験に合格し採用された人が幹部候補になる現行の「キャリアシステム」を廃止し、中途採用を含む新たな採用試験を12年度前半に導入する。・・・」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090115AT3S1401V14012009.html
これは、
「1・2種の試験は廃止し、新たに総合職・一般職の試験に分類するということになっています。総合職は政策の立案など、一般職は現場で政策を実行する官僚たちです。そして中途採用の定期的な実行、「幹部候補育成過程」を導入し、幹部候補職員の一般職からも選抜して、出世コースの硬直化をなくそう」
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20080228M/index.htm
ということのようです。
どこの国でも、少なくとも軍人と外交官に関してはキャリア制度がありますが、これは人材への初期教育投資の財源に限りがあることから、選考試験の成績が上位だったということで採用された人々に投資対象を絞らざるをえないこと、等が背景にあると思います。
このような事情は、今や官僚一般についてもあてはまる(例えば、グローバル化した現在、入省5年以内に外国に留学させる必要性は高い)ことから、日本での官僚一般についてのキャリア廃止は、形式的にはともかく、実質的には困難である、というのが私の見解です。
<MS・KT>
オフ会の一次会の予定と二次会の場所を決定いたしました。
現在の参加予定者は、太田さん、幹事2名(MS,KT)を入れて、一次会10名(二次会7名)です。
参加申し込みは前日まで受け付けますので、直前まで都合がつかなかったり、迷っている方はどうぞ。
また、一次会は時間がながいので、途中から参加したいという方もどうぞ。
—————————————————————-
<2009年1月31日太田述正オフ会>
— 一次会 —
時間: 9:30 – 16:20
場所:大井第三地域センター・区民集会所・第二集会所(http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000003000/hpg000002945.htm)
(東京?品川へ行き、横須賀線に乗り換えて、西大井駅で下車して、歩いて10分くらいの所です。)
(グーグルマップhttp://maps.google.co.jp/mapsで「大井第三地域センター」でサーチするとわかりやすいです。)
参加費:500 円 (二次会費用2500円は別)
昼ご飯:各自。弁当を用意し会場で食べる、近所で食事 etc.
注:ソフトドリンク、菓子などはこちらで用意。
一次会予定(1月26日: MS & KT)
———————————————————
1. 9:30 オフ会開始の挨拶(MS)
2. 9:35 – 10:35 太田さんの講演「クラシック音楽と女性奏者」
一般に女性は、力とスピードにおいて男性に及びません。彼女達がどのようにこのハンデを「克服」しているのか、(ピアノがいかなる楽器であるかをバイオリンと比較したり、音楽演奏における芸術性とは何かを論じた上で、)マーサ・アルゲリッチや仲道郁代のピアノ演奏と男性奏者による同じ曲の演奏とを、実際にユーチューブで音と映像を比較してお見せしながらご説明します。既に男女共同参画社会であるように見えるクラシック音楽界での女性の健闘に敬意を表すとともに声援を送るというのが私の意図です。(太田)
3. 10:35 – 11:30 講師との自由な質疑応答
(10分休憩)
4. 11:40 – 12:00 参加者自己紹介
5. 12:00 – 13:00 昼ご飯
(できればこの時間帯で参加費の支払いを願いします。)
6. 13:00 – 13:20 太田コラム・マニアッククイズコーナー(KT, 景品有)
(10分休憩)
7. 13:30 – 14:30 中性化コラム整理状況の発表(MS) & 議論
(10分休憩)
8. 14:30 – 16:20 フリーの議論
9. 16:20 一次会終了 & 二次会場(品川駅)へ移動
— 二次会 —
時間:17:00 – 19:00
場所:「旬鮮酒場 天狗 品川東口店」
http://r.gnavi.co.jp/a115113/menu5.htm
値段:2500円(飲み放題)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太田述正コラム#3058(2009.1.26)
<オバマの就任演説(続々)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x379)
- 公開日:
≫ひょっとしてアベラールも知ってる?≪(太田様)
(知っている・・・と言いたいですが)残念ながら知りませんでした。
だから、調べました。ピエール・アベラール(Pierre Abélard 、1079年 – 1142年4月21日)と出てきて、下に「トマス・アクィナスらによって集成されるスコラ学の基礎を築いた」のですね(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB)。「トマス・アクィナス」と「スコラ学」を大学の一般教養試験で勉強したのを微かに思い出しました。
ただ、昔の欧州の神学者・哲学者などの思想家は色恋沙汰等のトラブルが結構多いですね(特にニーチェとか・・・)。
≫私のNelson様へのコメントに失礼があったことはお詫びします。≪(michisuzu様)
いいえ、私の不徳ですよ。あまり気にしないでください。
「昭和天皇の責任」の続きです。
昭和天皇に実質的責任はあるのか?ここでいう「実質的責任」の有無は、昭和天皇が第二次世界大戦あたりの帝国の政策(主に安全保障政策)に、実質的に相当程度関与したのか否かが基準とします。
私は、昭和天皇にここでいう「実質的責任」は無いと考えます。なぜなら、昭和天皇は、田中義一首相更迭事件以来、原則として立憲君主制(constitutional monarchy )を順守され、例外として二・二六事件とポツダム宣言受諾において二度だけ「聖断」されたのです(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%96%AD)。 つまり、昭和天皇は、ほとんど実質的な政策決定権を内閣・国会・軍部等の国民サイドに託していたということになります。
さらに言えば、1941年9月6日の御前会議で、、昭和天皇は「この草案は、戦争が主で外交が従ではないか」とおっしゃられ、迷走する国民サイドの安全保障政策を逆に諌められておられます(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E5%89%8D%E4%BC%9A%E8%AD%B0)。(続く)
(続きです。)
したがって、原則立憲君主制を採られていた昭和天皇に戦争・敗戦の実質的責任はないと考えます。逆に、昭和天皇が国民サイドの失策を予知し教えていたのにもかかわらず、再考しなかった国民サイドの方に実質的責任があると私は思うのです。「天皇の責任」については以上です。
≫それにしても日本国民はなぜこれほどまでに天皇家を尊敬するのでしょうか?≪(michisuzu様)
天皇がいなければ、日本が「日本」じゃなくなるからではないでしょうか?
コラム#3033において、太田様が私(Nelson)の質問に対して「明治憲法下においても現憲法下においても、天皇は・・・国家を体現した存在」とおっしゃっていました。
つまり、目玉焼き(日本)を体現する黄身(天皇)の部分をとれば、もはやそれは「目玉焼き(日本)」ではないということではないのでしょうか。だから、日本人はかけがいのない天皇を大切にしているのだと思いますよ。
答えになってないかな?だとしたら、ごめんなさい。
≫私は戦後の日本人の品格の無さに関してそのルーツを私なりに研究していまして、その結論が昭和天皇にあるということにたどり着きました。≪(michisuzu様)
「戦後の日本人の品格の無さ」については同意です。
ただ、私は戦後国民が堕落したのは、国民自身が原因であるという考えですが・・・。とりあえず、「国民サイドの戦争責任」についてのところでその理由をお答えしたいと考えておりますので、また後日にということで許してください。
かけが「え」でした。
> ただ、昔の欧州の神学者・哲学者などの思想家は色恋沙汰等のトラブルが結構多いですね(特にニーチェとか・・・)。
「色恋沙汰」に注目したまではいいのですが、私がどうしてアベラールを持ち出したのか、もう少し考えてごらんなさい。
「伝統とは初源を忘れること」という言い方があるようで・・・。始まりが、取るに足らない事だったり偶然だったり、あるいは悲劇だったり喜劇だったりということはおおいに有り得ることです。伝統の尊重が思考の「纏足」に陥らないよう気を付けたいと思ってます。ぼくは。
「刷り込み」を疑うことはなにより「自分だけは免れている」という錯誤を避けるためにも、先ずは自分に向けたいものです。
公明党の強くない地方から、自民党を引きずり下ろして中央を打倒するしかないですね…。
>
≫それにしても日本国民はなぜこれほどまでに天皇家を尊敬するのでしょうか?≪(michisuzu様)
天皇がいなければ、日本が「日本」じゃなくなるからではないでしょうか?
コラム#3033において、太田様が私(Nelson)の質問に対して「明治憲法下においても現憲法下においても、天皇は・・・国家を体現した存在」とおっしゃっていました。
つまり、目玉焼き(日本)を体現する黄身(天皇)の部分をとれば、もはやそれは「目玉焼き(日本)」ではないということではないのでしょうか。だから、日本人はかけがいのない天皇を大切にしているのだと思いますよ。
答えになってないかな?だとしたら、ごめんなさい。
↑
なかなかこの件(天皇がなぜ尊いのか)に関する反論、意見は相当な知識人でも返答に困る根源的なものです。
普通はそこは避ける人が多い(本人も実はそこまで考えていなかった場合がほとんどです)のに真摯に答えて頂いて感謝し、尊敬もしています。
ただ私には今ひとつ貴方の説明では納得出来ないのも事実です。
私は神の存在や天皇の意義についてどうにも信用できないのです。
翻っていうならば神の存在を信じたいのに余りのこの世の悲惨な出来事(戦争やレイプ、殺人が余りに多いこと:http://www.scaryblog.org/←参照してください)が私に神の存在を信じさせないのです。
天皇を信じて?らっしゃる貴方はきっと神の存在も信じておられるならば、その根拠というか理由を教えていただければ幸いです←これは皮肉で言っているのではありません、真摯に伺っております。
太田様の日記にこのような私事を書きなぐることをご容赦ください。
Nelson様もしよければMIXIの私のブログ(michisuzu)にお越しいただければ幸いです。
自分にばかりに目を向けてるから、自分の足元から地につながった先が何かも見えなくなるんじゃないのですか。