太田述正コラム#14491(2024.9.30)
<皆さんとディスカッション(続x6034)/映画評論139:太腿のディアナ エクスタシーの罠>

<太田>

 太田述正コラム#14417(2024.8.24)
https://www.ohtan.net/blog/archives/33588
のタイトルを、
<皆さんとディスカッション(続x5997)/日本のユニークさと普遍性–世界史の観点から(続)/八幡市講義用メモ>
へと変更し、「八幡市講義用メモ」部分を本文末尾に入れ込んで再アップしておきました。
 てっきり、アップ済みと思い込んでいたところ、アップし忘れていたことに気付きました。

<TSY>

 ・・・どの映画をみるべきか、・・・キッド・・・Taxi(2015)・・・Lust, Caution 2007・・・Saving Private Ryan・・・300・・・

<太田>

 Taxi(2015)以外は全部鑑賞したことがありそうです。

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 なし。

 ガザ戦争。↓

 <Well Done!↓>
 「イスラエル軍、イエメンのフーシ拠点港を空爆 テルアビブ攻撃に報復・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASS9Y7R5GS9YUHBI004M.html?iref=comtop_International_01
 「ナスララ師殺害、動静把握の数時間後に爆弾80トン投下…ネタニヤフ首相「大きな成果」・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240930-OYT1T50005/
 Israel likely used U.S.-made 2,000-pound bombs in Nasrallah strike, visuals show・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/09/29/israel-bomb-beirut-nasrallah-death/
 「・・・これはナスララ師が二つの戦略的ミスを犯した結果だった。一つはイスラエルを著しく過小評価したこと。もう一つは、後ろ盾のイランとその武装組織ネットワークの能力を過大評価したことだ。
 ヒズボラは、精密誘導の弾道ミサイルを含む膨大な量のミサイルやロケットを保有している。イスラエルの軍事行動拡大を抑止するためだ。しかしこれらの兵器は今のところ、イスラエルに重大な損害を与えていない。
 レバノン保健省によると、ヒズボラの攻撃を終わらせるためのイスラエルによる作戦で、9月16日以降、1000人以上が死亡している。ヒズボラの攻撃を受け、イスラエル北部では数万人が避難を余儀なくされている。9月19日以降、ヒズボラの攻撃でイスラエル人の死者は1人も出ていない。・・・
 ヒズボラはイランの単なる代理勢力ではない・・・。イランの防衛ドクトリンのまさに重要な一部であり、イスラエルに対する主な抑止力なのだ・・・。・・・このため、イランは非常に難しい立場に置かれている。イランを守るためのヒズボラが、今ではイランがヒズボラを守らなければならないかもしれないというジレンマに直面している・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3-%E3%83%92%E3%82%BA%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%81%8C%E7%8A%AF%E3%81%97%E3%81%9F%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%AA%A4%E7%AE%97/ar-AA1rqPyK?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=1cff285b65b34c8bad8f93a11cef92c3&ei=45
 <その認識は正しい。↓>
 ・・・Momentum for further action is building in Israel, where many believe their country has gained an upper hand against a longtime foe and should make the most of its advantage.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/09/29/israel-nasrallah-assassination-lebanon-war-invasion/
 <そもそも、一国内独立軍事勢力なんて存在は抹消・抹殺されるべきだよ。↓>
 Nasrallah’s assassination shreds illusion of Hezbollah’s military might–The severity of Israel’s attacks have called into question the very reason for the organization’s existence, which was predicated on deterring Israeli attacks against Lebanon and Iran.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/09/29/hezbollah-nasrallah-lebanon-israel/
 Israel’s escalating war in Lebanon brings calamity to a fragile state–More than 1,000 people have been killed in two weeks of intensifying Israeli strikes against Hezbollah and hundreds of thousands have been displaced.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/09/29/lebabon-israel-war-displaced-civilians-hezbollah/

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 学部卒の斎藤君より高学歴の点でもタイヘンよろし。↓

 「前尼崎市長の稲村和美氏<・・神戸大修士・・>、兵庫知事選出馬へ 近く表明 政治団体が要請・・・」
https://www.sankei.com/article/20240929-IRP37ICPY5KFFMBZRBRXDVMHGQ/

 日・文カルト問題。↓

 <文カルト健在。うれしー!↓>
 「女優イ・シヨン、独島訪問し「認証ショット」投稿…日本から非難コメント殺到・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/09/30/2024093080008.html
 <論評不要、というか、論評に値しないよ。↓>
 「「石破・尹政権の相性は良いだろう」「過去史への過剰な期待は禁物」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/324324
 「「空気を読まない」石破氏、岸田氏より難しい・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20240930/5198701/1

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <報道価値なし。↓>
 「笹川平和財団笹川日中友好基金が主催する第5回「日中未来創発フォーラム」がこのほど、東京で開幕した。・・・人民網・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941328-s6-c30-d0165.html
 <まあよくできました、ということに・・。↓>
 「・・・「日本の少年漫画は夢を追いかけることを強調するが、必ずしも成功するとは限らない。『逃げ上手の若君』では、時行は家が滅ぼされる中、諏訪頼重に救われ、雫、亜也子、孤次郎、風間玄蕃、吹雪といった仲間と共に成長していく。時行は逃げ足の速さと巧みな動きで攻撃をかわし、やがてリーダーシップや戦術、仲間との連携を学んでいく。夢を追いかける者は成功を望むが、世の中は思い通りにはいかないことが多い。努力で夢がかなうとは限らないが、その過程が重要だという教訓が描かれている」と分析した。
 一方で、「天子伝奇」については「まるで正反対の価値観が示されている」と言及。「『天子伝奇』では前述の通り、主人公らは最終的に勝者となる。龍戈児を除いて、他のキャラクターはすべて王として君臨する。彼らもまた、数々の困難を乗り越えるが、最終的には夢を達成し、勝者となる。このような描写は、『勝者こそが正義』という価値観を読者に植え付ける。勝者でなければ敗者であり、夢を追いかける苦難は勝利のためのものであり、最終的に成功しなければその過程は意味を持たないという考え方が強調されている」とした。
 そして、「『逃げ上手の若君』と『天子伝奇』は主人公の選び方からして対照的だ。前者は亡国の主君(正確にはその末裔)であり、後者は開国の君主だ。『建国』(再建も含む)を夢とするならば、前者は失敗に終わる運命にある。しかし、日本の漫画は香港の漫画に比べ、より多様な価値観を提示している。・・・香港メディアの橙新聞・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941148-s25-c30-d0201.html
 <こちらはペケ。↓>
 「中国メディアの澎湃網は・・・、今年の第97回アカデミー国際長編映画賞の中国大陸代表作品に、方励監督による「りすぼん丸の沈没」が選ばれたことを紹介する記事を発表した。
 中国メディアの澎湃網は28日付で、今年の第97回アカデミー国際長編映画賞の中国大陸代表作品に、方励監督による「りすぼん丸の沈没」が選ばれたことを紹介する記事を発表した。りすぼん丸は1920年に完成した日本の貨物船で、香港で投降した英国人兵士捕虜など1816人を日本本土に輸送するために中国の沿岸を航行中だった1941年10月1日に、米海軍の潜水艦の魚雷攻撃で沈没し、多くの捕虜が死亡した。りすぼん丸が沈没した場所は浅海で、当時はマストや煙突の先端が海面の上に出ている状態だった。
 なお同記事は、りすぼん丸に乗船した捕虜全員に船長判断で救命胴衣が支給されていたことや、日本海軍の軍艦多数が現場に急行して救助作業に当たり900人以上の捕虜を救助したことには触れていない(中国人漁民が自発的に懸命な救助活動を行ったことは事実)。以下は、同記事の主要部分に若干の情報を追加して再構成したものだ。
 日本軍はジュネーブ条約に違反し、捕虜輸送の旗や標識を船上に掲げなかったため、りすぼん丸は出航後4日目に、中国の舟山諸島の東極島沖合いで米海軍の潜水艦のグルーパーに雷撃された。
 日本軍はりすぼん丸が雷撃されてから沈没するまでの25時間、英軍捕虜全員を船倉に閉じ込め、木棒と布でハッチを閉鎖した。英軍の捕虜は自らを救うために勇敢に振る舞い、船倉から脱出した。浙江省舟山市の漁民は命の危険を冒して木造の小舟を漕いで駆けつけ、捕虜384人を救出して食料と衣類、避難所を提供した。しかし捕虜828人は溺死したり、日本軍に射殺されたり、船に閉じ込められて死亡した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941319-s36-c70-d0198.html
 <ご愛顧に深謝。↓>
 「日本の漫画蔵書施設の検索ポータルサイト・SPACOMIcで、「おバカキャラといえば?」と題したアンケートの結果が発表され、中国のネットユーザーの間で議論が起こっている。・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b941221-s25-c30-d0201.html

<太田>

 –Google二段階認証機種変更–

 数日前、表記に挑戦したが、意図せず、現状の二段階認証が解除されてしまい、慌てているうちに復活したが、結果的に元の木阿弥に終わっていた。
 で、意を決して、本日午前、改めて挑戦。
 PCで、前回とは異なるところの、下掲、を見ながらiPhone16を操作して行ったのだが、途中から何がなんだか分からなくなってしまったものの、完了まで持ってはいけた。
 タブレットからiPhone16への二段階認証機器の変更ができたと信じたい。↓

https://g-tips.jp/google-account/two-step-verification-take-over/

      –映画評論139:太腿のディアナ エクスタシーの罠–

今回は、2018年のスペイン映画で、「スペインで注目の女優・アナ・ルハス主演。予測できない展開で引っ張るスペイン発官能ミステリー。ソフィアは、教養と美貌を備えた高級エスコート嬢。テレビの取材でも、学費のためにオトコたちと寝るが、楽しみながら恩恵を得ている、と屈託なく話す。だが放送されたインタビューでは意図せず「哀れなスペイン経済危機の犠牲者」に仕立てられ憤るが、同じく放送された「経済危機の救世主・スペインIT界の寵児ハノ」に見覚えがあった。彼はソフィアに夢中な客のひとり・ウゴと名乗る男だった。ソフィアは、ハノを破滅に導く重大な秘密を握っていた…。」
https://filmarks.com/movies/117512
https://en.wikipedia.org/wiki/Diana_(2018_film) ←大して参考にならない!
というものです。
 スペイン映画って今まで鑑賞したことがひょっとしたらなかったのではないかと思いますが、何とも締まりのない内容で、これぞモデル的な素晴らしい肢体を持ち独特の雰囲気を醸し出すところの、アナ・ルハス・・作家/脚本家、監督としても活躍を始めている・・
https://en.wikipedia.org/wiki/Ana_Rujas
https://es.wikipedia.org/wiki/Ana_Rujas ←やや詳しい
を知ったことが唯一最大の収穫でしょうか。
 しかし、彼女のスペイン語ウィキペディアにこそこの映画への出演歴が出てきますが、英語ウィキペディアには出てこず、この映画の出来の悪さがこの点だけでも分かろうというものです。(上掲) 

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太田述正コラム#14492(2024.9.30)
<中田力『日本古代史を科学する』を読む>

→非公開