太田述正コラム#14517(2024.10.13)
<皆さんとディスカッション(続x6046)/映画評論152:光>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 なし。

 ガザ戦争。↓

 <ハマスとイラン/ヒズボラは一体に近いが一体じゃないってことがよく分かるが、いずれにせよ、馬鹿な考え休むに似たりで、連中、でっかい墓穴を掘っちまったな。↓>
 Hamas leader Yahya Sinwar tried to convince Hezbollah and Iran to join the group’s October 7 attack, according to a New York Times article citing minutes from 10 secret meetings that it obtained. The minutes show that Hamas began planning the attack – dubbed “the big project” – in the autumn of 2022, delaying it because of the effort to recruit Hezbollah and Iran.
 According to the report, a senior Hamas official met with a senior Iranian commander in Lebanon in July 2023 to request Tehran’s assistance in attacking sensitive sites in Israel during its assault. The minutes indicate that the Iranian commander said Iran and Hezbollah supported the plan in principle but needed more time to prepare.
 The report further said that Hamas planned to discuss the assault plan in more detail with then-Hezbollah Secretary-General Hassan Nasrallah, who was killed in an Israeli strike last month. However, the documents made it unclear whether the meeting actually took place.
 The minutes reveal that one of the reasons Hamas decided to launch its attack when it did was the internal rift in Israel caused by the government’s efforts to enact its judicial overhaul. They also indicate that the decision was influenced by Hamas’s desire to disrupt normalization efforts between Israel and Saudi Arabia, the entrenchment of Israel’s occupation of the West Bank, and Israel’s efforts to strengthen its control over the Al-Aqsa mosque/Temple Mount compound in Jerusalem.
 The documents also show how Hamas deliberately avoided major confrontations with Israel for two years before the October 7 attack in order to maximize the element of surprise. The report cites Hamas leaders as saying that they “must keep the enemy convinced that Hamas in Gaza wants calm.”・・・
・・・
https://www.haaretz.com/israel-news/2024-10-12/ty-article/report-hamas-planned-to-attack-israel-in-2022-delayed-to-gain-iran-hezbollah-support/00000192-81d1-d65e-afbb-b7d7441f0000
 <そのネタ元のNYタイムス記事がこれ。例によって無料じゃ途中までしか読めない。↓>
https://www.nytimes.com/2024/10/12/world/middleeast/hamas-israel-war.html
 <ワシントンポストも同趣旨の記事を掲載している。イスラエル/米国政府のリーク先はこの2紙って決まってるみたいね。↓>
https://www.washingtonpost.com/national-security/2024/10/12/exclusive-hamas-documents-sinwar-planning-iran/

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 勘違いも甚だしいよ。↓

 「日本被団協の田中代表委員、石破首相の核共有が「心配で心配でしょうがない」 ノーベル平和賞お祝い電話でくぎ刺すも、かわされ「(首相が)切りたがっていたと感じた」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/554b3676149c623217c620806b89bc7c4d28955f

 日・文カルト問題。↓

 <いつの間にか、朝鮮語がハングルになり韓国語になっちまったみたいな道を辿るんかしら。勘弁してよ。↓>
 「「朝鮮半島ではなく韓半島と書いてほしい」【朝鮮日報東京支局長コラム】 ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/10/08/2024100880154.html
 <時間の無駄に近いってのに・・。↓>
 「バイデン大統領、年内の韓米日首脳会議開催提案…尹大統領「出会いに期待」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E5%B9%B4%E5%86%85%E3%81%AE%E9%9F%93%E7%B1%B3%E6%97%A5%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E9%96%8B%E5%82%AC%E6%8F%90%E6%A1%88-%E5%B0%B9%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%84%E3%81%AB%E6%9C%9F%E5%BE%85/ar-AA1sabpH?ocid=BingNewsSerp

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <おや、まあ。↓>
 「香港メディアの香港01は、ノーベル平和賞の受賞者が日本原水爆被害者団体協議会に決まったことについて「衝突が絶えない世界への警告か」と論じる記事を発表した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941915-s25-c100-d0198.html
 <同じく。↓>
 「・・・日本華僑報網は、・・・文章は「国政、政党、個人、いずれの面から見ても2人の当選は『天の時、地の利、人の和』と言え、日本の国家路線を調整する必要性とも合致している」と総括するとともに、野田氏が早稲田大学政経学部卒、石破氏が慶応義塾大学法学部卒であることにも言及。永遠のライバルと称される「私学の雄」出身の2人が未来の日本の政治を賭けて対決する様子は十分に見応えがあるとした。」
https://www.recordchina.co.jp/b941506-s25-c100-d0193.html
 <ホント?↓>
 「香港メディアの香港01は、日本旅行で陥りやすい落とし穴を8つ紹介する記事を掲載した。・・・
8つ目は「男性はプリントシール機(プリクラ)で撮影できない?」で、記事は「日本は痴漢問題が深刻であり、またナンパや盗撮などを防ぐことを目的に男性だけでのプリクラ撮影が禁止されている場所が少なくない」と説明。「法律上の規定はないようだが、利用するには店のルールを守らなければならず、撮りたい場合は女性を少なくとも1人連れていかなければいけない」と解説した。」
https://www.recordchina.co.jp/b941639-s25-c30-d0052.html
 <ご「愛顧」に深謝。↓>
 「日本から輸入?焼きいも販売、本当でもうそでも違法の可能性・・・四川ラジオ・テレビ局の微博アカウント「四川観察」・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b941870-s25-c30-d0193.html

<太田>

一 タンクレストイレ

 ToToの代理店から電話があり、状況を説明したら、電池を取り換えた方がいいですと言われ、そうしておいた。
 階下のタンク付きトイレでもToToのサポートのお世話になり電池を替えて回復したことがあった・・常にリモコンが点滅しているので電池の消耗が早い・・が、恐らく、二階の表記トイレも12年間中、一度は電池を交換しているのだろうが、いまだに全く思い出せない。

二 Meta Quest 3S

 下掲を読んで、買ってみようという気になりつつある。
 でも、忘れてたけど、眼鏡をかけたままだと眼鏡が顔に押し付けられてレンズが汚れるという問題もあったなあ。↓

 「Meta Quest 3S製品レビュー。「Quest 3とほぼ同等」とはどういうことなのか・・・」

https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E8%A5%BF%E7%94%B0%E5%AE%97%E5%8D%83%E4%BD%B3%E3%81%AErandomtracking-meta-quest-3s%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC-quest-3%E3%81%A8%E3%81%BB%E3%81%BC%E5%90%8C%E7%AD%89-%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B/ar-AA1s3lra?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=a8b2bb3293d3406da3f89b5c51e87efa&ei=11


                       --映画評論152:光--

『光』(原題:Daglicht(蘭)=Daylight(英))は2013年のオランダ映画だ。
https://filmarks.com/movies/118389
https://nl.wikipedia.org/wiki/Daglicht_(film) ←半分くらいの筋が分かる

 同じタイトルのMarion Pauwの本を翻案した脚本(上掲)だというのだが、忠実な脚本でなかったからかどうかはともかくとして、かなり無理がある筋になってしまっている。
 (ちなみに、Pauw(女性。1973年~)は大学を出ていない。
https://nl.wikipedia.org/wiki/Marion_Pauw )
 で、ご多分に漏れず、この映画も暴力と粗野なセックスが最もクリティカルな場面で登場する。
 なお、この映画の脚本(タネ本も?)は、自閉症が遺伝率約80~90%と推定されていること、や、発症率では男性が女性の4倍であること、
https://minerva-clinic.or.jp/genetictesting/autismpanel/column/asd-and-inheritance/
を巧妙に利用しているところ、どうして、男性の方が発症率が高いかについて、「男性では、X染色体上の遺伝子に変異がある場合、その変異の影響を受けやすいのに対し、女性はもう1本の正常なX染色体でその変異を補うことができるため、症状が出にくいという理論」がある(上掲)のは興味深い。
 例えば、男性に比べて女性に天才が少ないのも、同じ「理論」で説明できそうだからだ。
 つまり、女性が、男性に比べて、標準偏差が小さく、正常で凡庸で退屈、そして、長命、である根本的原因はそこにある、と。

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太田述正コラム#14518(2024.10.13)
<G・クラーク『ユニークな日本人』を読む(その2)>

→非公開