太田述正コラム#14535(2024.10.22)
<皆さんとディスカッション(続x6054)/映画評論161:セルビア・クライシス>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 <ホッ。↓>
 Moldova’s Knife-Edge EU Referendum Deals a Blow to Putin・・・
https://www.newsweek.com/moldova-knife-edge-eu-referendum-deals-blow-putin-1972060

 ガザ戦争。↓

 <イワンの馬鹿に負けず劣らぬイランの馬鹿。↓>
 「イスラエル軍、ヒズボラ軍資金の流れと隠し場所を公開…「イランが空輸」「病院地下壕に現金や金」・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20241022-OYT1T50043/

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 確かにそうだね。↓

 「「ローマ教皇やダライ・ラマも男性」と国連で反論 葛城奈海氏、日本の皇位継承への批判に・・・」
https://www.sankei.com/article/20241021-Q5TNNZP64VCY5OX7MX7CSWAU4M/

 日・文カルト問題。↓

 <日韓交流人士モノ。↓>
 「サムスン電子の未来事業企画団がソニー・日立など日本企業を集中分析している。未来事業企画団は、新事業発掘のために昨年末に新設された組織だ。1990年代、韓国企業に押されて衰退した日本企業が最近、事業転換を通じて復活するさまを研究しているのだ。18日付日本経済新聞は、サムスンの未来事業企画団が「日本電機の衰退と復活」をテーマにが日本企業について研究を始めたと報じた。
 サムスンは今回のプロジェクトで、電子からゲーム・音楽・映画などのソフト事業とデジタルカメラなどにシフトしたソニーグループ、機械・鉄道車両からIT企業に変身した日立製作所などを研究している。両社とも2000年以降を迎え、思い切って事業構造を入れ替えた企業だ。
 サムスン電子は電子産業だけでなく、三菱商事など日本の総合商社も集中的に分析しているという。1990年代まで貿易の仲介で成長してきた日本の総合商社は、2000年代初め、資源開発分野に目を向け、変身に成功した。・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/10/21/2024102180004.html
 <片面的日韓交流人士モノ。↓>
 「ドジャースとヤンキースが43年ぶりにWSで激突、大谷vsジャッジの本塁打王対決が実現・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20241022/5240206/1
 <朝鮮系人へのストーカーみたいだな。↓>
 「6試合11打点…韓国人の母を持つトミー・エドマン、大谷を抑えてMVP獲得・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/10/22/2024102280009.html
 「<大リーグ>初の韓国系MVP誕生…大谷を抑えて新たな歴史築く・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/325216
 <・・・。↓>
 「日本政府が最近、ソウルで開かれた旅行博覧会で独島(トクド、日本名・竹島)を「竹島」と表記した地図を提供した・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/325212
https://www.recordchina.co.jp/b942411-s39-c100-d0195.html
 <後数声で日本文明総体継受へ?↓>
 「「地域医師制」50年の日本、島村の医療も復活・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20241022/5240236/1

 モディに賛成。↓

「・・・イスラム教徒の移民を排除した2019年の市民権法改正・・・
 インド人民党の全国での得票率の低下は、前回とくらべて1%以下の低下に留まっていて、実は大きなインド人民党離れが起きたとは決していえない。・・・
 インド人民党は公約として、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒とで別々に存在する民法について、統一民法典の制定を掲げてきた。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89-%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E6%95%99%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%82%92%E8%84%B1%E5%8D%B4-%E3%81%97%E3%81%9F-%E6%B0%91%E8%A1%86%E3%81%AE%E5%8A%9B-%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%AD%B0%E5%B8%AD%E6%95%B0%E3%82%92%E6%B8%9B%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B/ar-AA1sDgKm?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=11f4b452e1bd42e1828181b449aaf522&ei=69
 <こういうことは何とかして欲しいが・・。↓>
 「・・・ニューデリーでは20年の暴動や増え続ける反イスラムのヘイトスピーチを恐れたイスラム教徒が、多数派のヒンズー教徒から逃れて一定地域に固まって居住する傾向が強まっている。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/markets/%E7%84%A6%E7%82%B9-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%A7%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%B3%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99%E5%BE%92-%E6%80%A5%E5%A2%97%E3%81%99%E3%82%8B-%E9%9B%86%E5%9B%A3%E5%88%86%E9%9B%A2%E5%B1%85%E4%BD%8F/ar-AA1sDrB0?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=11f4b452e1bd42e1828181b449aaf522&ei=92

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 石破政権に日本再軍備の最後の空しい願いをダメ元で託した習ちゃん?↓>
 「中国の王毅外相は21日、秋葉国家安全保障局長と電話会談を行い、石破政権について、「日中関係を円滑にスタートさせる考えを示した」などと評価しました。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E4%B8%AD%E5%9B%BD-%E7%8E%8B%E6%AF%85%E5%A4%96%E7%9B%B8-%E6%97%A5%E4%B8%AD%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%82%92%E5%86%86%E6%BB%91%E3%81%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E8%80%83%E3%81%88%E7%A4%BA%E3%81%97%E3%81%9F-%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%82%92%E8%A9%95%E4%BE%A1/ar-AA1sEYrh?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=4b083f04cac14aa5abb7634746dc0070&ei=81
 <ここからは、レコードチャイナより。
 片面的日中交流人士モノ。↓>
 「本田圭佑がブータンでトップリーグ10カ国目の得点記録=中国ネット「11カ国目は中国で」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b942406-s25-c50-d0192.html
 <10年早いわ。↓>
 「日本の学校でも食中毒事件が多発、中国SNSで「日本礼賛」への反論相次ぐ・・・
「それでも中国よりマシ」「日本の事件を暴露することに躍起になってどうする。その気なら、国内の食の安全問題をもっと暴け」「それでも、日本社会は食の安全に対して厳しい。森永乳業の事件を見るといい」などのコメントも見られた。」

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%A7%E3%82%82%E9%A3%9F%E4%B8%AD%E6%AF%92%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%8C%E5%A4%9A%E7%99%BA-%E4%B8%AD%E5%9B%BDsns%E3%81%A7-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A4%BC%E8%B3%9B-%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8F%8D%E8%AB%96%E7%9B%B8%E6%AC%A1%E3%81%90/ar-AA1sCEm9?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=4b083f04cac14aa5abb7634746dc0070&ei=122

<太田>

一 LUUP

 ウチの近くにも、フツーの住宅の前にLUUP・・だと思う・・の無人ステーションができて久しい。
 なんで、借りる人がいるのか、なんで同じ方式で電動自転車を貸し出さないのか、よく分からん。↓

 「電動キックボード「LUUP」なぜ躍進? 購入トレンドは「特定小型原付」より「原付一種」!? 乗るとわかるLUUPのストレスとは・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/shopping/%E9%9B%BB%E5%8B%95%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-luup-%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%BA%8D%E9%80%B2-%E8%B3%BC%E5%85%A5%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AF-%E7%89%B9%E5%AE%9A%E5%B0%8F%E5%9E%8B%E5%8E%9F%E4%BB%98-%E3%82%88%E3%82%8A-%E5%8E%9F%E4%BB%98%E4%B8%80%E7%A8%AE-%E4%B9%97%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8Bluup%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF/ar-AA1szJaV?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=2017b68ad8d34bd599d8afcacd90790d&ei=151

二 小銭入れ

 本日表記が届き、さっそく、半壊状態の旧小銭入れから、自転車等のカギと小銭を移した。
 手入れ方法として、栄養液を時々擦り込ませよ、とあったが、やってるひといるのかしら。
 確かに、動物の皮膚なんだから栄養液なんだろうが・・。

三 Quest3S

 毎日、少しずつ使っているが、とにかく、Quest2と違って、酔わなくなったのは大きな変化だ。

               --映画評論161:セルビア・クライシス--

 「『セルビア・クライシス』(<原題:King Peter the First>)は2018年のセルビア・ギリシャの戦争映画。・・・第一次世界大戦下のセルビア王国とその国王ペータル1世<(注1)>を描いている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%B9?oldformat=true ※

 (注1)1844~1921年。「セルビア王国の国王(在位:1903年~1918年)にしてセルビア人・クロアチア人・スロヴェニア人王国の初代国王。・・・
 ペータルはベオグラードでセルビア公アレクサンダル・カラジョルジェヴィッチと公妃ペルシダ・ネナドヴィッチとの間に生まれた。セルビア公アレクサンダル・カラジョルジェヴィッチは1858年に退位し、ペータルを連れて現在のルーマニアに亡命した。若いペータルは国外生活の大部分をフランスで過ごし、フランスで教育を受けてフランス陸軍に入隊しさえした。彼は1883年にモンテネグロ王ニコラ1世の王女リュビツァ(セルビア語名:ゾルカ)と結婚し<た。>・・・1903年にセルビア王アレクサンダル1世(アレクサンダル・オブレノヴィッチ5世)と王妃が軍事クーデターで殺害されると、ペータルはセルビアに戻り、同年6月11日にセルビア王に戴冠した。親オーストリア=ハンガリーの路線をとったアレクサンダルに対して、親ロシアのペータルは南スラヴ統一の志向で知られていた。・・・
 西欧で教育を受けたペータルは、西欧型立憲君主制を創設するという目標のためにセルビアの自由化を試み、ジョン・スチュアート・ミルの『自由論』をセルビア・クロアチア語に翻訳しさえした。
 ペータルはバルカン戦争に伴う病気のために引退し、行政権は息子アレクサンダルに譲られた。・・・
 ペータルが公に姿を現したのは、彼がセルビア人・クロアチア人・スロヴェニア人王国の国王となった1918年12月1日が最後であった。・・・
 彼は治世の間中非常に人気があり、依然セルビアで最も人気のある指導者のひとりである。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB1%E4%B8%96_(%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%A2%E7%8E%8B)

 「セルビアは人口の3分の1にあたる130万人を失い、最も多くの犠牲を払った国となる。」(※)なんてことを、この映画を見たおかげで知ることとなった。
 この映画は、「ペータル1世はマリンコ母子[・・避難する群衆の中でマリンコの行方を捜す母マクレナは偶然に出会ったペータル1世に手編みの靴下を預け、何とか息子に届けて欲しいと懇願する。ペータル1世はマクレナの願いを聞き入れ、マリンコの行方を捜す・・]の記念碑を建てる資金を調達し、セルビアで最も愛された王として1921年8月16日に亡くなる。」(※)に出て来るマリンコ母子、と、モムチロ・ガヴリッチ(注2)少年、のそれぞれの実話を組み合わせつつ、話を膨らませて展開される。

 (注2)1906~1993年。「第一次世界大戦が始まった直後の1914年8月初旬、第42クロアチア国内警備歩兵師団のオーストリア=ハンガリー軍兵士が、彼の父、母、祖母、3人の姉妹、4人の兄弟を負傷させ、捕らえて絞首刑にし、家に放火した。モムチロはこの事件が起きたときは叔父の家におり実家にいなかったため生き残った。
 家族も家も失ったモムチロは、当時グチェヴォの近くにあったセルビア王国軍の第6砲兵師団の元へ行きそこで部隊のステヴァン・トゥコヴィッチ少佐は、モムチロの身に何が起こったのかを聞いた後、モムチロを部隊に受け入れ、部隊の兵士であるミロシュ・ミショヴィッチをモムチロの世話係に任命した。同じ日の夜、彼はオーストリア=ハンガリー軍兵士に対する砲撃に参加した。
 8歳のとき、セルの戦いの後、部隊の指揮官によって伍長に昇進し、軍服を与えられた。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%81

 日本語字幕では、オーストリア=ハンガリー帝国軍を単にドイツ、と表示しており、原語(セルビア語)のセリフがどうなっているのかは知らないが、原語でもドイツとなっていたとするならば、第一次世界大戦の時に既にドイツは残虐行為を日常茶飯的に行い、ドイツ圏以外の地域の欧州の人々の怨嗟の対象となっていたことが分かろうというものだが、その「善玉」のセルビア人がユーゴスラヴィア解体後、どれだけの残虐行為を旧ユーゴスラヴィア圏でやらかしたかを考えると、因果は巡る、と、つくづく思わされた。

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太田述正コラム#14536(2024.10.22)
<G・クラーク『ユニークな日本人』を読む(その11)>

→非公開