太田述正コラム#3089(2009.2.11)
<皆さんとディスカッション(続x395)>
<ζζζ>(http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1196337365/l50x)
まぁとにかく、軍(自衛隊)を必要な場所に派遣するってことが、世界に求められ、大国としての果たす義務だってことが分かってない奴らが多すぎる。
誰でも分かる比喩で言うと、スターウォーズのジェダイを思い起こせばいい。
彼らは争いを好まず、平和をもたらそうとしているが、相手が理不尽な要求をしてきたり武力を使おうとした時にはライトセーバーで戦って平和を守ろうとする。
ジェダイが悪者、とは誰も思わないだろう。日本はジェダイみたいな役目を果たせばいい。ジェダイってもともと「時代劇」からきてるらしいしぴったりじゃないかw
<ηηη>(同上)
そして ダークサイドへと… 暴力は麻薬でもあるな。
<雲豊>
<コラム#3087で>太田さんが特に触れなかったということは、チャーチルの見殺し説は誤りなんですか。私は福田和也氏がそう語っていたのを信じていたのですがね。福田氏の言おうとしたことは、おそらく国を背負うエリートの心構えについて論じたのだと思いますが、
名門パブリック・スクールやケンブリッジ、オックスフォードの学生が、率先して最前線に行く、というのがイギリス式の「ノブレス・オブリージュ」であって、この点エリート学生が徴兵された「学徒動員」を悲劇ととらえている我が国とはかなり異なる。イギリス的価値観からすれば、日本には、「ノーブル」な存在などいない、ということになるかもしれない。(昭和天皇 第二部 福田和也・著)
「第二次大戦の航空戦は、大量の死者を出す消耗戦でもありました。ヨーロッパではイギリス本土からB17でドイツを爆撃しましたが、この作戦で英米の将校が六万人ほど戦死しています。大学教育を受けたエリートで、生きていれば指導者になったであろう若者を六万人も消耗する。社会的損失は大きいのですが、それが現代の航空戦だったわけです。」(典拠「零戦と戦艦大和」)
という主張にも反映されていると思います。
福田氏の話で気になったのが、「原敬のような政治家は軍人の意見を少しでも聞こうと努力していたが、昭和になると軍を党勢拡大のために利用しようとする人が増えていき、大衆化の影響もあって、政治家が大衆にこびるようになってきた。その思惑を敏感に感じた軍人側も政治家を軽蔑し、軍部に立てこもる。そして軍人としての分をわきまえずに政治に介入するようになった。」という指摘です。なんだか、今の日本の状況と重なるところもあるのかも知れません。
<太田>
コベントリー空襲をチャーチルが見殺しにしたという話は、
http://en.wikipedia.org/wiki/Coventry_Blitz
でも完全否定されています。
私が日本の論壇をフォローしなくなったのは、本件における福田氏に限らず、典拠にあたらずに妄想を書き散らしているだけのケースが多すぎるからです。
<遠江人さん>
–kujoさんへの返信–
kujoさん、お久しぶりです。
私なりにコメントをしてみたいと思います。
仮に、国という概念も警察力も軍隊もない世界があったとします。
当然のことながら犯罪は存在するので、個人や家族の単位で、できる限りの防犯対策をする一方、集団的組織的な犯罪に対しては個人や家族単位では対抗できないので、町内会で自警団を組織しています。
そんな中、隣町の犯罪集団が町内会の中心地である公民館を襲撃して、自警団の抵抗むなしく占領されてしまいました。これにより自警団という組織の枠組みは著しく弱体化してしまいます。組織だった抵抗ができなくなり抑止力が無くなったことで、町内の家々は個々に襲撃され、略奪、殺人とやりたい放題になって しまいました。
この状況を打開するには唯一、公民館を奪回して自警団という枠組みを復活させ、組織的な抑止力を立て直すしかありません。町内の人々は全員、枠組みを復活させるという最終目的のためには、個人個人の犠牲を厭わない=個人の人権(基本的人権)は制限され犠牲となる場合もあることを了解しています。ここで一人を優先していたら、全員が犠牲になることは明白だからです。自分を含む全員のためには、自分を含めた一人が犠牲になることを厭わないという選択を全員がしているわけです。
そこで、自警団のメンバーをどうにかまとめ直して再編成し、その集団には超法規的権限が与えられ、町内会長Oさん立案の作戦に従って奪還作戦を遂行する運びになりました。さて、どうなるか。
以上のことで、ごく単純ながら、個人家族単位の防犯対策を警察力、自警団を軍事力と考えてみてください。違いは、個人を守ることと、枠組みを守ること、です。
そう考えると、平時に個人を守ることと、戦時に枠組みを守ることは、最終的な目的に対して、さして違いはないと思います。
ようは自分を含めた全員のための枠組みがある以上、いざという時には自分の命より枠組み(国である場合もある)を優先しなければいけない場合があるということです。普段いいとこ取りだけして、いざというときだけ個人を優先させて逃げることは、自分を含めた全員にとって許されないからです。このことは万国共通の価値観だと思います。
ただし、枠組みの本来の存在意義がおかしくなっていたり、枠組みのための方針や作戦が間違っている場合は、従う必要がない場合があるし、間違いを正す必要もあります。
しかしながら、枠組みを守るための方法が大筋で間違っていない限りは、やはり自分を犠牲にしなければいけないことはあると思います。公(おおやけ)のため、という言葉(保守派に使い倒され左派には批判され倒してよいイメージはありませんが)は基本的にそういうことであると言っていいと思います。
まぁ、ここらへんのことは少し想像力を働かせれば分かることではないでしょうか。
ところで左の人やサヨクの人の意見で、「命が一番大事だ」というのがよくあると思いますが、「自分の命」より大事なものはあります。例えば他人の命です。以下のように他人のために自分の命を犠牲にすることは崇高なことだと思います。
「最後に、「世界中の人々<が>共通の道徳的直感を持っていること」の例証を一つ挙げておきましょう。
イラクで米軍の有輪装甲兵員輸送車に銃座から手榴弾が投げ込まれたのを目撃した機関銃手たる米兵が、「手榴弾だ」と叫びながら銃座を滑り落ちてその手榴弾の上に仰向けに横たわり、爆発によって彼は即死したものの、周りにいた4人の兵士が助かり、ブッシュ大統領が、この機関銃手の遺族に名誉記念賞を授与しました(
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-na-medal3-2008jun03,0,3091822.story
。6月3日アクセス)。
これはまさに仏教に言うところの、「衆生のために身命を捨てる」高貴な行為(
http://homepage3.nifty.com/btocjun/rekisi%20kikou/houryuuji/4-syasinsyako.htm。6月24日アクセス)だと思いませんか。」(コラム#2619<仏教雑感(その2)>より)
ですから、枠組みの中身が、おかしいのではないかとか、枠組みのための方策がおかしいのではないか、といった批判はどんどんするべきだと思いますが、「公のため」の「軍事力」まで無条件に否定してしまうのは、人間の一面まで否定することに繋がってしまう可能性があるのではないでしょうか。先の敗戦で戦争を一面的にしか考えられなくなった日本ならではの考えと言えばそれまでですが、先の大戦の日本を批判する場合は、その辺を踏まえたうえで批判していただければと思います。
なお国の政体が民主主義(的)である以上、責任は基本的に国民にあると思います。私は、先の対戦時の日本は独裁とは言えず、民主主義的機能が優先していたと思っていますので、軍部と国民の対立という図式には多少の説明をいただきたいところです。
・・・
すいません、kujoさんの要望は、現在の自衛隊は何を守るのかについて、ですね。
今の自衛隊は米軍が役割を肩代わりしているので、何を守っているのかはよく分かりませんし、自衛官の上から下まで突き詰めたところで誰もよく分かっていないのではないかと思いますが、それは国民が望んでいることなので、国民も分からなくて当然だと思います。
それは置いておいて、役割を米軍が肩代わりしているだけなので、本来は自衛隊が「国体という枠組み」を守らなければいけないと思います。今のように脅威の無い状態が恒久化する保障があるのなら自衛隊を廃止してもいいと思いますが、そのような保証が無い以上、無ければいけないと思います。ただしそれは今のような自衛隊ではありません。
<kujo>
遠江人さん、早速のコメントおよびご回答、ありがとうございました。
前者は後回しにして、後者からお願いします。
>本来は自衛隊が「国体という枠組み」を守らなければいけないと思います。
困りました。さっぱり要領を得ません。
≫文化伝統とか民族意識とか自由主義とかを守るという説明はいずれも曖昧ですから、中学生でも分かるようにもっと具体的に説明して下さいね。≪(コラム#3085。kujo)
元々は、「国体」とか文化伝統とか民族意識とか自由主義とか、と書こう思ったのですが、まさか21世紀に「国体」を持ち出す人はいないだろう、と思って「国体」だけ削除しました。「国体」って死語だと思っていましたが、中学生の知っている国体ではありませんよね。
wiki によると国体とは、
「神の御子孫たる皇孫が、天地が果てることの無きが如く、統べ治め給う。」というわが国固有の御神勅に基づく国のあり方を中心的観念とする。
と書いてありました。当方、さっぱり分かりません。
これを自衛隊が守るのですか?
「国体」という死語をあえて使う必要がありますか?
遠江人さんの説明とは思えません。
兵器による攻撃から守るというからには、守るべきものは兵器で壊せるもの、すなわち物体(人か物)でなければなりません。兵器で壊せないものを守るのは馬鹿げています。国体とか文化伝統とか民族意識とか自由主義とか、これらはすべて非物体ですから核爆弾によっても破壊できません。ですから守る必要はありません。これらはすべて生身の国民がいて初めて意味のあるものです。よって、守るべきものは国民以外に考えられません。
おそらく、自衛隊が守るべき国民と自衛隊が守らない国民がいるのでしょう。どういう人たちを守るかはおおよそ想像できます。先の戦争で生き残った顔ぶれが参考になるかもしれません。戦争を始め戦争で利権を得ようとした人たちでしょう。当方などは間違い無く捨石にされる国民です。
予めどういう人たちを守るかを明らかにしたら、大多数の国民から自衛隊は要らないと言われるでしょう。だから国体とか言って曖昧にしておくのでしょう。
蛇足:戦争が始まったら元首や高官や将軍を最前線に配置しなさい、そうすれば戦争はすぐ終わる、と言った将軍がいたそうです。防衛戦争でも同じです。戦争の本質をよく表していると思います。戦争で利権を得る人、戦争で利権を失う人たちが戦争をするのです。大多数の国民は戦争を望んでいません。利権とはほとんど無関係で捨石にされるだけですから。
<太田>
あなたも妄想を書き散らす典型的現代日本人ですね。
ウィキペディアを他人の言を批判するのに使う能力があるのなら、自分の主張であるところの、
>国体とか文化伝統とか民族意識とか自由主義とか、これらはすべて非物体ですから核爆弾によっても破壊できません。ですから守る必要はありません。
を何らかの典拠で裏付けてご覧なさい。それが少数有力説であってもいいよ。
ただし、日本人の書いたり言ったりしたことは使わない、という条件でね。
どうせできないだろうから、ちょっとだけ付け加えましょう。
あなたの理屈で行くと、国家の独立も、はたまた人間の尊厳(自立)ないし人権も、いずれも非物体だから守る必要はない、ってことになるはずだよね。
確かに、人間の頭の中にある観念を破壊することは(薬品を使ったり、電気ショックをかけたり手術をすることを別にすれば)、できないでしょう。
だけど、人権が認められず、人間の尊厳が蹂躙されていて、「国体」、「文化伝統」、「民族意識」、「自由主義」等に基づく言動を行うことが一切禁じられているような状況においても、果たして「自由主義」なら「自由主義」が守られていると言えるだろうか。
イエスかノーで答えてごらん。
<michisuzu>
≫つまり、Nelsonさんとmichisuzuさんの・・・「天皇無責任論者」の話はおそらくお二人の間の誤解から生じているのでしょうから、そこはつっこみを入れたいところです。≪(コラム#3087。FUKO)
FUKO様、この件は私の解釈ミスでしたね。
Nelson様は天皇に戦争責任そのものが無いという意味で無責任と表現されたのを私は誤解して天皇陛下が無責任だと思い違ったのです(もうすでにご存知でしょうが)。
私は、最後に言っておきますが、昭和天皇には戦争責任はあったと思っています。
結果責任(あれだけの国民が死んだことと戦争を止めなかったこと)という責任がね。
<太田>
michisuzuちゃんは心のまっすぐな正直な人ですねえ。
コラム#3085で紹介したニューヨークタイムスの記事を意識したのでしょう。
今度はワシントンポストが英国の金融界を対象に同工異曲の記事を掲載しました。
michisuzuちゃんも含め、日本の女性の皆さん、ホントに頑張ってね。期待してるんだから。
・・・The interrogation of the lions of British banking, many of whom have lost their jobs, began on live television Tuesday before the financial overseers of Parliament’s Treasury Select Committee. And in line with the usual math of the financial world, 18 of the 19 key people in the room were men.
”Clearly, something needs to change,・・・the men have made a right mess of it, and now the ladies should have a go.”・・・
In Britain, women account for just 12 percent of corporate directorships of companies on the FTSE 100 stock exchange index, according to a group of major British business leaders who have called for “urgent action” to increase the number of women at the top levels of business.
In the United States, women hold 17 percent of the corporate directorships — and 2.5 percent of the CEO posts — in the finance and insurance industries・・・
Iceland is leading the way. Since its humiliating economic collapse, the island nation in the North Atlantic has turned over key levers of finance to women. It now has a female prime minister, and women lead two of its major banks, replacing men who were blamed for crashing the institutions with reckless excess.・・・
French companies with the greatest percentage of women in management have performed the best during the crisis.・・・BNP Paribas bank, whose management team is nearly 39 percent female, has weathered the crisis far better than Credit Agricole, where management is just 16 percent female.・・・
・・・the criteria used in determining promotions・・・ tend to go to those who make huge short-term returns, often by taking large risks. ・・・risk-takers might not be the best suited to be at a company’s helm, where someone is needed to safeguard a firm’s long-term interests.・・・ many more women would be promoted if the top jobs went to those who keep the long-term stability of the company in mind.・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/02/10/AR2009021002398_pf.html
(2月11日アクセス)
<ドイツゲーマー>
太田述正コラム#3081(2009.2.7)のNelsonさんのご意見で、どうしてもわからない点がいくつかあったので,無粋を承知で続けさせていただきます.
なお,前回とっさに適切な代替表現が思い浮かばず,「不戦敗」とか「勝負」とか不穏当な表現を用いてしまったことを,まずおわびします.小手先の戦術でからんでくるという印象を持たれたかもしれませんが,自分としては,議論の盲点が個人的に面白かったという以外は,真実を知りたい(その目的のために厳密に考えたい)というだけで,他意はありません.
むしろ,いくつかの太田コラムによりなされてきたように,左翼史観が新鮮な視点から打ち砕かれることを楽しみにすらしています.
>私は最初から、まともな「議論」にならないって警告したのに…
すみませんが,何を指して「まともな議論にならない」とおっしゃっているのか混乱します.最初は確か「憶測だから」とおっしゃっていたように思いますが,今回は「立場が非対称だから」ということですか?
>確かに、私の立論だけど、あなた方の反論は相手方に対して片務的負担をしいるもので、建設的な「議論」を導きません。「議論」はあくまで双務的でなければ、まともな議論とは言えないのでは?
立論する側が十分な証拠を揃えて見せるのは当然だと思いますが…さもないと言いっぱなしが通用することになります.
ちなみに,私があなただったら「ところで,そちらの立論は?」と問います.それで対等では?
こちらの立論に対しうまくカウンターを決めることができれば,五分にもちこむことができますよ(また不穏当なたとえですが…).
>たとえば痴漢をやってない立証することが難しいのと同様です。
これも,一見わかるようで,しかしよくよく考えるとよくわかりません.
どういう意味で「同様」なのでしょうか?わかりやすく説明していただけないでしょうか.
私はたまたま混雑する朝の通勤列車でリアル痴漢騒ぎの現場に居合わせたことがありますが,その場面は「やった」「やってない」どちらも立証が難しいと感じました.
「ない」証拠を示すのは困難,というのは,「全称命題の検証は反証よりも困難」(注)という意味で使われればよくわかります.
(注)たとえば,「(全ての)2ちゃんねらーは頭が悪い」という命題を反証するには反例一つ(賢い一人)を挙げればすむのに対し,この命題を検証するには何億という2ちゃんねらーを全数調査する必要があり事実上不可能,といった議論.
しかし,「特定の個人の特定の時期の特定の行為」についての命題では,検証と反証のどちらかがより困難ということはないと思うのですが,いかがですか?
今回の天皇責任のケースはどうでしょう?
私の意見では「(一連の意思決定は天皇の意思とは関係)ない」証拠を示すのは,さほど困難ではないと思います.「一連の意思決定に対し,天皇自身は反対だったにもかかわらず,下からの決定に従わざるをえなかった」という事例を見つけてくればよいのですから.
>実質的責任については保留にして「ある」証拠をみつけるまで、一時凍結しましょう。
これも理解に苦しみます.なぜそうなるのですか???
『「ない」証拠をみつけるまで天皇無責任論者の立論は保留にしましょう』となるのが筋だと思うのですが.
>最後に私は「天皇擁護派」でなく、「天皇無責任論者」です。
適当なラベルを思いつかなかったので,どうぞお許しを.「天皇無責任論者」も考えてみましたが,誤解を招きそうだし,いい対語がなかったので.
>国民サイド
それから,軍部を「国民サイド」とするのはちょっと疑問です.
<太田>
形式的議論も結構ですが、やはり実質的な議論をお願いします。
どうやら2月末まで待たなくても、実質的な議論をされるお時間はありそうですね。
<雅(商人です)>
≫もう一度お聞きしますが、それで、雅さんは、鳩山総務相/野党の言っていることと、郵政が言っていることとどちら乗りなんですか?≪(コラム#3083。太田)
考えたので、答えが遅くなり大変失礼いたしました。
この件は、野党/鳩山大臣の肩を持ちます。なぜなら、処分に関しては「政治的干渉が少ない完全に独立した」郵政各会社にて長い期間を設けて順次各所処分すべきであり、政治干渉が強い今処分すべきでは無いのでしょうか?
http://www.yuseimineika.go.jp/houan/050926_pdf/sankou/sankou_03.pdf
現在、株を政府が持っている状態では、政府に逆らうことが不可能なことは明白と思いますので、いま「郵政」が言っていることは、その自民党政府の「どこか?」の先兵と推測していますので、郵政の言っていること自体が信用がおけません。
ただ、少なくともかんぽの宿を郵政会社が持っていること自体、本体の業務に対して、リスクを負うと共に、民営でしている宿泊業に対して公平な競争を阻害することは明白ですので、「いずれは」売却すべきと思います。
しかし、郵政民営化を理解できるまで勉強するは結構難しいですね、、、、まだ殆ど理解し得てない、、、のが現状ですが一応の返答です。
<太田>
どうも皆さん、形式的議論ばかりで実質的議論をなさらないなあ。
記事の紹介です。
米国のインテリのオバマへの敬意は増すばかりです。
・・・Mr. Obama is like a championship chess player, always several moves ahead of friend and foe alike. He’s smart, deft, elegant and subtle.・・・
http://www.nytimes.com/2009/02/10/opinion/10herbert.html?_r=1&ref=opinion&pagewanted=print
(2月11日アクセス。以下同じ。)
「・・・日本の中国研究に投入される資金は他のいかなる国をも上回る。・・・日本が中国を研究するその戦略的意識は十分であり、専門的かつきめ細やかだ。・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/94475/6589554.html
と人民網に言われて喜ぶ日本人はいないと思います。
米フォーリン・ポリシー誌が発表した世界のシンクタンクのランキングを見てみましょう。
米国編は30位まで、米国以外編は20位までが載っています。
後者を見ると、英国8、ドイツ4、スウェーデン2、ベルギー2、カナダ2、フランス1、EU1、となっています。
http://www.foreignpolicy.com/story/cms.php?story_id=4598&print=1
日本の経済力や人口を考えれば、その国内外情勢研究能力は無に等しいと言うべきでしょう。
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太田述正コラム#3090(2009.2.11)
<在イラク米軍の歴史的大回心(その2)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x395)
- 公開日:
Yahoo!辞書 – こく‐たい【国体】
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%9B%BD%E4%BD%93&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=07359406391200
1 国家の状態。くにがら。
2 国のあり方。国家の根本体制。「―を護持する」
3 主権の所在によって区別される国家の形態。君主制・共和制など。
4 「国民体育大会」の略。
国体という言葉を使ったのは上の1~3の意味程度で使っただけで、天皇とか歴史とか込みの意味で使ったわけではありません。
国体としての枠組み、は、自由主義民主主義の国としての枠組み、とでも言い換えましょう。
それにしても、真意が伝わらず、しかも労力に見合わないときの辛さは堪えますね。
>><遠江人さん>
すいません、kujoさんの要望は、現在の自衛隊は何を守るのかについて、ですね。
今の自衛隊は米軍が役割を肩代わりしているので、何を守っているのかはよく分かりませんし、自衛官の上から下まで突き詰めたところで誰もよく分かっていないのではないかと思いますが、それは国民が望んでいることなので、国民も分からなくて当然だと思います。
それは置いておいて、役割を米軍が肩代わりしているだけなので、本来は自衛隊が「国体という枠組み」を守らなければいけないと思います。今のように脅威の無い状態が恒久化する保障があるのなら自衛隊を廃止してもいいと思いますが、そのような保証が無い以上、無ければいけないと思います。ただしそれは今のような自衛隊ではありません。 << ↑ 日本の防衛をアメリカに委ねている(戦後70年に亘り)現状においては社会民主党や共産党が唱えるところの自衛隊不要論はある意味正論かも知れませんね。 もっともアメリカはそれなりの対価(日本がアメリカから購入している膨大な備品に見合うだけの)を支払えばですが。 私たちが何を叫ぼうがわめこうが変わらないでしょうが、自衛隊はその役目を明白にすべき時期が来ているのは事実ですね。 軍隊にするかいっそ廃止するか。
>なお,前回とっさに適切な代替表現が思い浮かばず,「不戦敗」とか「勝負」
とか不穏当な表現を用いてしまったことを,まずおわびします。(ドイツゲーマー様)
気にしないでください。こちらの説明不足な点が多いせいですから。
早速ドイツゲーマー様の疑問にお答えしたいところなのですが、私事で現在忙殺されておりまして返答は数日後になりそうです。
太田様、「ソマリア海賊」については、もう少々時間(遅くとも3月の初めまでには・・・)がかかりそうです。申し訳ありません。
>FUKO様、この件は私の解釈ミスでしたね。
Nelson様は天皇に戦争責任そのものが無いという意味で無責任と表現されたのを私は誤解して天皇陛下が無責任だと思い違ったのです(もうすでにご存知でしょうが)。
私は、最後に言っておきますが、昭和天皇には戦争責任はあったと思っています。
結果責任(あれだけの国民が死んだことと戦争を止めなかったこと)という責任がね。(michisuzu様)
実をいうと私は、michisuzu様の「勘違い」に気付いておりました。しかし、michisuzu様と私の「会話」は、その「勘違い」した内容よりも、人と「対話」する時の態度についてのお互いの価値観を共有できたことに重きをおくものとでした。
したがって、michisuzu様の「勘違い」はお互いの「会話」の本質ではないと考えたので、あえて指摘しませんでした。
≪どうも皆さん、形式的議論ばかりで実質的議論をなさらないなあ≫
権威への服従
http://zatsugaku.com/archives/2003/04/post_314.html
太田さん、皆には実物より(身長も)大きく見えている筈ですよ。
弊害も勿論ありますね~冗談が言いにくいとか(W
『影響力の武器』 おもしろい♪
http://www.breview.jp/2005/07/_by__0f23.html