太田述正コラム#14589(2024.11.19)
<皆さんとディスカッション(続x6081)/映画評論189:戦争と女の顔>
<uTyeLV2Y>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
・・・私としてはAD301年という具体的な数値を出してくれたので個人的にうれしいですね。人によって「神武は卑弥呼以前か以後か」分かれるのでしょうが 、天照大神からの皇室家系図
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E5%A4%A7%E7%A5%9E
もあるのと、神武系勢力が北九州にいた旧邪馬台国勢力と婚姻を通じて同盟を結び、大和朝廷が出来たとする考え方が合理的であると思えるからです。
皮肉なことに、私は畿内説の信者なのですが伊藤氏のような博学な人が九州説の信者であり、その根拠が神武東征だったりするからややこしいのですよね。
ちなみに私の幾内説の根拠の一つがこれです。
http://matsunagajofuu.blog.fc2.com/blog-entry-13.html
それと、出雲の神様は大国主命なんですよね。
投馬国は女王のいる邪馬台国に次ぐ大国なんですから、投馬国=出雲は当然だと思います。
⇒追記ですが、昨日記した私の取り敢えずの説に関しては、奴国が金印をもらった時点ではヤマト王権による日本統一がなされていなかった、邪馬台国はヤマト王権・・畿内説に立脚している・・、ですからね。(太田))
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題。↓
なし。
ガザ戦争。↓
<このこと自体についてはさておき、奪われた援助物資のその後を知りたいな。↓>
Gangs looting Gaza aid operate in areas under Israeli control, aid groups say–A U.N. memo obtained by The Post concluded that gangs “may be benefiting from a passive if not active benevolence” or “protection” from Israel’s military.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/11/18/gaza-looting-aid-convoys-israel-famine/
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
引用前段は慧眼だが、後段は無理な算段であり、都道府県首長選出に係る直接民主制を止める、か、「見分ける力」のない人の選挙権を奪うか・・不可能!・・しかない。↓
「野口健氏 斉藤元彦氏の知事選勝利に「トランプ旋風が日本のとある地域にも吹いたように感じる」・・・
SNSがメインの情報源になることへの懸念を示し「以前も呟いたように膨大な情報から何がより真実に近いのか、見分ける力を我々ももたなければならないのでしょう」と今後は“見分ける力”が重要になる…と私見を述べている。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5c0ed301f974ffd2615c3628126381a67ec1df6
<大衆は「正気」でも「狂気」でもないが、大衆をホントの主権者にしちゃいけないってことんなんだよ、前川君。↓>
「前川喜平氏、兵庫県知事選「正気が狂気に敗れた」斎藤氏の当選を嘆く・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E5%89%8D%E5%B7%9D%E5%96%9C%E5%B9%B3%E6%B0%8F-%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8-%E6%AD%A3%E6%B0%97%E3%81%8C%E7%8B%82%E6%B0%97%E3%81%AB%E6%95%97%E3%82%8C%E3%81%9F-%E6%96%8E%E8%97%A4%E6%B0%8F%E3%81%AE%E5%BD%93%E9%81%B8%E3%82%92%E5%98%86%E3%81%8F-%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88-%E6%9C%89%E6%A8%A9%E8%80%85%E3%82%92%E9%A6%AC%E9%B9%BF%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%99%E3%81%8E/ar-AA1ugnfr?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=f83eae5cbe334a8896eae91cf8ca4326&ei=12
<とんでもない。繰り返すが、民主主義が機能したってこと。↓>
「・・・ラサール石井「社会の底が抜けた」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c968cdf0f9a7c12cc5cf35a1de6f926f581c761
<民主主義と真実とに何の関係もないことは常識。↓>
「・・・紀藤氏は「〝真実は多数決では決められません〟民主主義と法治主義は車の両輪です」と指摘した。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/059740904ab73a37d8c3fa580232588ea3e42043
NYタイムスにしてはまともな取り上げ方。↓
What a School Performance Shows Us About Japanese Education–A look into the delicate balance between teamwork, discipline and personal growth.・・・
https://www.nytimes.com/2024/11/18/opinion/japan-education-childhood.html
https://www.nytimes.com/video/opinion/100000009295681/instruments-of-a-beating-heart.html
日・文カルト問題。↓
<ご愛顧に感謝。↓>
「今年の韓日航空便利用客、2000万人突破で「過去最多」…円安効果で・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/11/18/2024111880051.html
「・・・この記事に、韓国のネットユーザーからは「ノージャパンとか言ってたやつらはどこへ行った?」「欧州のようにスリの心配がない、物価が安くておいしい物が多くて原産地表示もちゃんとしていて安全、国民は礼儀正しい。旅行するなら日本がいい」「自分も今年3回も(日本に)行ったよ。ホテルはコスパがよく、観光地は多いし、温泉もいい。空気はきれい、水もきれい。済州島よりはるかにいい」「誰が何と言おうと、日本は一番近い、同じ理念を持つ隣国。政治家に翻弄されないようにしよう」などの声が寄せられている。」
https://www.recordchina.co.jp/b944075-s39-c30-d0195.html
<ナニ、この見出し? とまれ、ご愛顧に感謝。↓>
「K-POP市場の隙を突くJ-POP 韓国進出活発化の可能性も・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241117000700882?section=entertainment-sports/index <報道価値ほぼなし。↓>
「中谷防衛相、年内訪韓を推進…「トランプ氏の就任前に韓日協力を確認」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/326342
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<関心あり過ぎ。↓>
「<サッカー>日本代表が中国戦に向け練習フルオープン、中国ネット「見せたところで分かるまい」・・・中国メディアの澎湃新聞・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944057-s25-c50-d0052.html
「フルメンバーのサッカー日本代表が中国に来るのは異例、ファンにとって得難い機会・・・中国スポーツメディアの直播●<(口偏に巴)>・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944068-s25-c50-d0192.html
<ご愛顧に深謝。↓>
「香港の商業施設にアニメ「機動戦士ガンダム」の立像やオブジェが設置され、まるで「ガンダム基地」のようになっていた。ガンダムファンだけでなく、大勢の市民や観光客も訪れ、楽しんでいた。中国新聞網が伝えた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944090-s6-c30-d0000.html
<ハハハ。↓>
「・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)で320万超のフォロワーを持つあるブロガーは17日、日本のSNS上で「中国製不買」が呼び掛けられているとして、X(旧ツイッター)の投稿を転載。中国製品を購入すると中国の国力強化につながったり、ウイグル人の強制労働に加担することになったりするという理由から不買を呼び掛ける投稿を紹介した。
また、他のユーザーからも「中国で日本人の子どもが殺害されてから、家にある中国製を見つけたら新品でもすぐに捨てている」「食品も家電も、信用できないから中国製は買わないようにしている。不買運動を盛り上げよう」「原産国・中国と明記されている物は絶対に不買」などの声が寄せられるなど、注目を集めていることを説明した。
同ブロガーはこうした投稿について、「日本の全国民がこうしてほしい。そうしたら楽しくなる」と挑発的なコメントを残している。
他のネットユーザーからは「で、家に帰って見てみたらほとんどが中国製(笑)」「『日本』という国名も中国から賜ったものだから変えた方がいいよ」「まず漢字使うのやめてもらおうか」「日本の棺桶の9割は中国製って知ってる?」「日本人は池袋のガチ中華の店に行列作ってますけど?」「『原神(中国発のゲーム)』すらやめられないくせに」「これぞ(中国に対する)ヘイト教育の結果」「(不買を)応援するぞ」「言ったからにはぜひやり通してくれ」などのコメントが寄せられている。」
https://www.recordchina.co.jp/b944058-s25-c30-d0052.html
<太田>
一 WiFi
一昨日、J:COMの中共出身の係員がメッシュWiFi機器取り換えに来訪し、一階のピアノ部屋で作業し、1台は私に二階のパソコン部屋で取り付けさせ、もう1台はご本人がピアノ部屋で取り付けた後、タブレットとスマホを使ってフクザツな入力やチェックを実施した上で帰って行ったところ、その後、Amazon Prime Videoで映画鑑賞中、昨日は1回、昨日は7回もWiFiが切れたので、昨日、J:COMに電話し、明日、WiFiの本機(ルーター/モデム)を追加的に取り換えてもらう運びになった。
セキュリティキーが変わるので、各種機器の移行が大変だが、やむを得ない。
二 古本
15日にAmazonで注文した古本が販売元の古書店から昨18日に早くもゆうパックで届いた。
木村敏『人と人との間: 精神病理学的日本論』(1972年)だ。
現在進行中の有料読者向けコラム・シリーズが終わったら、今度はこの本を取り上げる予定だ。
日本文化論本を取り上げた3シリーズの掉尾になる。
--映画評論189:戦争と女の顔--
「『戦争と女の顔』(・・・Дылда)は、カンテミール・バラーゴフ監督による2019年のロシアの歴史ドラマ映画である。2015年のノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチの『戦争は女の顔をしていない』を原案に、監督のカンテミール・バラーゴフ自ら脚本を執筆した。
第72回カンヌ国際映画祭のある視点部門でプレミア上映され 、監督賞とFIPRESCI賞を獲得した。・・・
ロシアのウクライナ侵攻が起きると、監督のバラーゴフはロシアを非難した。同作品はロシア国内での上映を禁止され、監督のバラーゴフは脅迫を受けてカバルダ・バルカル共和国から脱出した。プロデューサーのロドニャンスキーもロシアによる侵攻を非難し、ロシア防衛相のセルゲイ・ショイグから「あなたの作品を現代文化から排除する」という書簡を送られた。ロドニャンスキーはロシア司法省から外国人工作員にも指定された。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A8%E5%A5%B3%E3%81%AE%E9%A1%94
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ(Svetlana Alexandrovna Alexievich。1948年~。)「ベラルーシ人の父とウクライナ人の母をもつ。・・・
ベラルーシ国立大学でジャーナリズムを専攻して1972年に卒業し、ジャーナリストとなる。・・・
ロシア語で執筆をして<いる。>・・・
1985年出版の第1作『戦争は女の顔をしていない』では、第二次世界大戦に従軍した女性や関係者を取材。第2作『ボタン穴から見た戦争』(1985年)では、第二次世界大戦の独ソ戦当時に子供だった人々の体験談を集めた。1988年にはソヴィエト連邦の介入下にあるアフガニスタンを取材し、『アフガン帰還兵の証言』でアフガニスタン侵攻に従軍した人々や家族の証言を集めたが、一般のソ連国民に隠されていた事実が明らかにされ、ソ連軍や共産党の新聞はアレクシエーヴィッチを攻撃した。『チェルノブイリの祈り』(1997年)では、チェルノブイリ原子力発電所事故に遭遇した人々の証言を取り上・・・。・・・
2020年9月28日<から>・・・ドイツに・・・滞在している。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81
以上↑をお読みになれば想像がつくであろうところの、重い重い内容の映画・・セックスやレズのシーンに満ち満ちてもいる・・であり、原作者のアレクシエーヴィッチへのノーベル文学賞の授与は、事実上平和賞授与を兼ねたものだったとも言えそうだ。
なお、原作/映画の舞台は第二次世界大戦直後のレニングラード(サンクト・ペトルブルク)であり、原作者が露・ベラルーシ・ウクライナの三位一体的人物であることを思い起こさせ、プーチンの、モンゴルの軛症候群に基づくこの3国統合への執念の背後にある、我々にとっての不都合な歴史的事実、を、我々に突き付けてもいる。
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太田述正コラム#14590(2024.11.19)
<G・クラーク『ユニークな日本人』を読む(その38)>
→非公開