太田述正コラム#14597(2024.11.23)
<皆さんとディスカッション(続x6085)/映画評論193:アウシュヴィッツのチャンピオン>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 なし。

 ガザ戦争。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 兵庫県知事問題。↓

 <公益通報の件でもそうだが、斎藤知事、自治(総務)官僚として当然土地勘があってしかるべきものの土地勘がないばかりか、そもそも、法律をチェックしてみる・・弁護士に聞いてみることを含む・・こともしない人間らしい。要するに(人格に問題がある上)官僚失格人間であり、本省では使いようがなかった可能性大だ。↓>
 「・・・merchu代表取締役の折田 楓氏が大炎上している。折田氏は自らの大戦果を自慢したかっただけのようだが、はからずも公職選挙法違反を“自白”することになってしまった。・・・」
https://www.mag2.com/p/news/629306
 <ウソこけ。↓>
 「・・・斎藤氏側は依頼自体を否定・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/27615566/
 「斎藤知事側、選挙で企業に金銭「認められたもの」 SNSでの指摘に・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2c690472b5d6ebe0a80372c5d62b5a4b899e7cf
 <証明終わり。↓>
 「・・・そこには、Xやインスタグラムなどを「監修者として、運用戦略立案やアカウントの立ち上げ、ファクトチェック体制の強化などを責任を持って行った」と記されています。 22日午前、斎藤陣営の1人に、関西テレビが取材すると、「広告会社に金銭の支払いはある」と話しました。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b1cc39e8658412bb27bb1449eed76c4a63820bf
 <これも、折田さんが関与していた可能性すらありうる。↓>
 「兵庫県知事選挙で斎藤元彦知事に敗れた稲村和美さんの陣営が、選挙期間中に、ウソの通報でSNSのアカウントを凍結されたとして22日、警察に告訴状を提出しました。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f91ac75b00c7e4677a244461df694e478017b3aa
 <ブラック・ジョーク?↓>
 「・・・2023年からこの対策を条例化しようという流れはありました。2023年に旧明石市立図書館を巡って情報漏洩問題が起きました。これは明石市長と斎藤氏との電話でのやりとりがX上に流出してしまったということなんですね。
 さらには斎藤知事自身がコロナに感染したときに誹謗中傷を受けた。こうしたことから、兵庫県ではインターネット上の誹謗中傷などに関する相談窓口を設置したり、プロバイダーなどへの削除依頼のアドバイスなども行うサポートもすでに始めているんです。
 ただし、このようなことがあったので、条例化することで誹謗中傷や誤った情報の安易な拡散を是正すべきだと県民に認識してもらいたいと、斎藤知事が2023年の時点で話をされていて、いま有識者の会議が行われています。・・・」
https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/yt5c7351d65bb24065841200c606cdce9b
 <それにしても、兵庫県民にも困ったもんだ。↓>
 「「家の前おるけど、どこおんねん」と県庁に電話が…百条委員会・奥谷委員長が明かした知事選後の「身の危険」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9043caee193de77319a8e28271ef90cbd336a017
 <当然。↓>
 「百条委員長がN党立花氏を告訴 SNSなどで名誉毀損容疑 兵庫・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b6dff7cc55414b4864ab1caf0ec0c10f7c2fffe

 とにかく、党首辞任しなさい!↓

 「「平気でデタラメを言えちゃう人」元グラドルとの不倫発覚の玉木雄一郎氏…“買春疑惑で辞職”の過去持つ米山隆一氏が斬る・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f68aef986c92b093a02a16e26d2d2db409dc70ca

 4年半バレないって、一体どういう管理してんだよー。↓

 「三菱UFJ、十数億円盗んだ行員解雇<。>・・・行員は貸金庫の管理者で、4年半で約60人が被害を受け<た。>・・・」 
https://news.livedoor.com/article/detail/27613594/

 日・文カルト問題。↓

 <「日本も・・・」は不要。↓>
 「中国、韓国人の短期ビザ免除期間を30日に拡大…日本も対象に・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/11/23/2024112380004.html
 <片面的日韓交流人士モノ。↓>
 「MLB:大谷翔平、史上初の指名打者MVP…「来年は二刀流で」・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/11/23/2024112380013.html
 <日韓交流人士モノ。↓>
 「K-BOOKフェスティバル 東京で23日から=韓国人気作家ら参加・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241122002000882?section=japan-relationship/index
 <文カルト健在?↓>
 「佐渡金山の追悼式に靖国参拝した人物派遣へ 韓国外交部「困惑」・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241122003400882?section=japan-relationship/index
 「「佐渡島の金山」追悼式、日本からの出席者・・・韓国・MBC NEWS・・・に韓国ネット「不適切」「やっぱり日本は変わらない」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944394-s39-c100-d0191.html

 エエエっ、てなもんだよ。↓

 An Indian initiative to preserve vanishing groundwater by delaying the annual sowing of rice has led to a dramatic worsening of air pollution in New Delhi and the surrounding region, already infamous for its suffocating smog, according to farmers and researchers. And no one saw it coming.
 For decades, farmers have burned the field stubble that remains after harvesting rice to prepare for the next crop.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/11/22/india-smog-haze-air-pollution/

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 今の中共に通じるところが・・。↓>
 「・・・清朝政権が結社にたいして神経質であったのはとうぜんでしょう。支配層である満州族は少数で、国民の大多数は漢族でした。漢族が団結して決起すれば、満州族政権はかんたんに崩壊するはずです。そのため、結社をきびしく禁じました。 清代にはさまざまな秘密結社がうまれています。けっして反体制ではない、おだやかな結社でも、政府が禁じているのですから、秘密結社ということになるのです。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2871af64f085a6ff15b4f6272d628fd63e59cc3f
 <「日本メディアの対中報道の質の改善」の間違いだよ。↓>
 「在中国日本企業対象のアンケート調査結果発表、「要望事項」に日本メディアの対中報道の偏り改善を望む声・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2024/1122/c94474-20245893.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 ありがとう、ありがとう。↓>
 「<サッカー>日本代表、次戦に勝てば最速でW杯出場決定=中国ネット「中国に感謝したまえ」・・・中国のスポーツメディア・直播●<(口偏に巴)>・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944391-s25-c50-d0052.html
 <片面的日中交流人士モノ。↓>
 「<卓球>大藤沙月が再び伊藤美誠に勝利!中国ネット衝撃「これはもう実力」「伊藤は…」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944364-s25-c50-d0052.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「福原愛さんの後ろに写っていた男性に中国SNSざわつく・・・福原さんの微博・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944333-s25-c30-d0165.html
 <いらはい、いらはい。↓>
 「中国が日本など9カ国のビザ免除発表、中国SNSで高い関心・・・この話題を巡って「日本もできるだけ早く中国人に対等の措置を行ってほしい」との投稿も見られた。・・・SNS・微博(ウェイボー)・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b944422-s25-c100-d0190.html

 一人題名のない音楽会です。
 前回に引き続き、ニールセンの曲を1曲お送りします。

Carl Nielsen SPRINGTIME IN FUNEN(注α) 指揮:Fabio Luisi オケ:Danish National Symphony Orchestra 19.53分
https://www.youtube.com/watch?v=utLGcQKBI_g

(注α)’Fynsk Foraar (Springtime on Funen), for soloists, chorus and orchestra, Opus 42, is・・・ often considered Nielsen’s most popular choral work, especially in Denmark.・・・This work is often cited as the most Danish of all Nielsen’s compositions<.>・・・ Written to accompany a prizewinning text by Aage Berntsen, it was first performed・・・on 8 July 1922′
https://en.wikipedia.org/wiki/Fynsk_Foraar

 この際、デンマーク国立交響楽団による曲をもう一つ。

Stephen Schwartz(注) The Prince of Egypt<(注β) 指揮:Fabio Luisi オケ:Danish National Symphony Orchestra, Concert Choir & DR Big Band 8.44分
https://www.youtube.com/watch?v=Tc6T3JF4UJw

(注)1948年~。Schwartz is Jewish, and was born in New York City<.>・・・Schwartz graduated from Carnegie Mellon University in 1968 with a Bachelor of Fine Arts in drama.’
https://en.wikipedia.org/wiki/Stephen_Schwartz
(注β)「『プリンス・オブ・エジプト』(The Prince of Egypt)は、1998年にドリームワークス・アニメーションが製作し、ドリームワークスが公開したアメリカのミュージカルアニメーション映画である。ドリームワークス初の伝統的な長編アニメーション映画で、『出エジプト記』を映画化したもの。・・・
 モーセを含むイスラム教の預言者を視覚的に描いてはいけないという理由で、モルディブ、マレーシア、エジプトという国教の国で上映禁止になった。インドネシアでも上映禁止になったが、後にビデオCDで発売された。・・・
 <サントラは、作詞・作曲:>作曲家・作詞家のスティーブン・シュワルツ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88

 祝日であることもあり、以下は、Erkay Baktybekの最近アップされた歌唱です。

Echoes of Love 3.13分
https://www.youtube.com/watch?v=jokZP_xlCRE
Nature has no bad weather(from the film “Office Romance<(注γ)>”) 3.03分
https://www.youtube.com/watch?v=qTuKS_QSNw8

(注γ)’Office Romance (・・・Sluzhebny roman) is a 1977 Soviet comedy film directed by Eldar Ryazanov. The film’s plot is based on the stageplay Co-workers・・・written by Ryazanov and Emil Braginsky, and tells the story of Ludmila Kalugina, head of a statistical bureau, and her subordinate, economist Anatoly Novoseltsev, who come from mutual aversion to love.’

https://en.wikipedia.org/wiki/Office_Romance

<太田>

 –カレンダー–

 無料カレンダー探しの恐怖の季節が近づいてきたが、みずほのクレカ付きキャッシュカードのDMを見たら、ポイントでカレンダーが買えるというお知らせが載っていて、このクレカにポイントがついていることを知らなかった私、あわてて、みずほカードが提携しているUC/クレディ・セゾンのECに会員登録し、7200円のポイント中の大枚2600円分を使って、来年のカレンダー(月別)を購入した。

 (ロフトの多くの店等なら送料分抜きの1800円で買えるというのだが、それには交通費がかかるので同じことだ。)

       –映画評論193:アウシュヴィッツのチャンピオン–

 今度の「英題・・・[Champion]<は、>・・・2020年<制の>・・・ポーランド<映画で、>・・・作ホロコーストを生き延びたボクサー、タデウシュ・“テディ”・ピトロシュコスキの知られざる実話をもとに描いたポーランド発のヒューマンドラマ<で、>第2次世界大戦中の1940年<であり、>戦前のワルシャワで“テディ”の愛称で親しまれたボクシング・チャンピオンのタデウシュ・ピトロシュコスキは、アウシュビッツ強制収容所に移送される。・・・十分な寝床や食事も与えられず、過酷な労働を強いられる日々<を送るが、>そんなある日、テディは司令官や看守たちの娯楽としてリングに立たされることになり……。「イレブン・ミニッツ」のピョートル・グロバツキが主演を務め、絶望的な状況に置かれながらも不屈の闘志と尊厳を保ち続けたテディの半生を熱演。」
https://eiga.com/movie/97079/
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Champion_%282020_film%29 ([]内)
は、一見の価値あり。
 ピトロシュコスキ(Tadeusz Pietrzykowski。1917~1991年)については、単に強いボクサーであっただけではなく、対ナチ・レジスタンスの闘士であったことを知り(上掲)、感銘を受けた。
 その中には、アウシュヴィッツの当時の所長はルドルフ・ヘス(Rudolf Höss)
https://en.wikipedia.org/wiki/Rudolf_H%C3%B6ss
で、囚人であったピトロシュコスキが彼の暗殺計画に関わったことや、戦後、ニュルンベルク裁判で、ヘスの裁判の証人になったりしたことも出て来る。

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太田述正コラム#14598(2024.11.23)
<浜口恵俊『間人主義の社会 日本』を読む(その4)>

→非公開