太田述正コラム#14631(2024.12.10)
<皆さんとディスカッション(続x6102)/映画評論210:希望の灯り>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題。↓
<シリアで起こったことは、ロシアでも起こりうる。↓>
「ロシア西部クルスク州の10平方kmほどの一帯がロシア軍車両の墓場になっている。ウクライナで1年以上続くロシア軍の攻勢も勢いを失い始めるなか、これはクレムリンにとって迫り来る破局の前兆だ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/028fa025c9379fc798ecc57393d1085cea563baf
ガザ戦争。↓
<イスラエルも忙しいねえ。↓>
Syrian media reports say Israeli warplanes have carried out dozens of attacks across the country, including in the capital, Damascus.
The UK-based Syrian Observatory for Human Rights (SOHR) said there were more than 100 strikes on military targets.
A research centre with suspected links to chemical weapon production was among the sites hit, according local media reports.
Israel says it is acting to stop weapons falling “into the hands of extremists” following the overthrow of the Assad regime.・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c4gxplxy550o
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
そんなこと言ったって、少子化は世界的現象だもんなあ。↓
そうだったのかー。↓
「・・・賢治には肉体関係がないだけで、実質的には唯一の恋人といえる存在――今風にいえば、ブロマンスの相手だった保阪嘉内という男性がいました。保坂とは盛岡高等農林学校の寮で同室でしたが、保坂が退学処分を受け、離れ離れになってしまったことから寂しくて、賢治はより一層、熾烈なまでの勧誘活動をしてしまいます。かつて彼らは大正7年(1917年)、二人っきりで岩手山を夜間登山し、頂上から銀河を眺めながら、賢治の言葉によると「無上道(=最高の悟りを体現した生き方)を成そう」と誓いあったそうです。賢治は中学時代からすでに法華経(日蓮宗の経典)を読み込み、保坂も江戸時代からつづく神道系宗教団体・禊教信者の家系に生まれた「宗教二世」でしたから、二人は本当にソウルメイトでした。しかし賢治は、自分が傾倒する国柱会の信仰を保坂と共有することに執着しすぎるようになります。同じ信仰を得て、相手と一体化するイメージなのでしょうが、「我が友、保阪嘉内、我が友、保阪嘉内、我を棄てるな」などと彼にすがりつきすぎた賢治は、逆に保坂から棄てられてしまったのです。賢治と保坂は決裂後も一度だけ、東京・上野の帝国図書館で再会しました。しかしこの時でさえ賢治の勧誘が始まったので、その後、二人が対面することはありませんでした。そして後年、あれだけ一緒に過ごしてきたのに、今や手紙だけの付き合いになった保坂に送られたのが、名作童話『銀河鉄道の夜』なのでした。主人公の親友がとつぜん死ぬ場面から始まる物語です・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/81664eae19493e3128a3a0a9696c78cf3eb57be6
日・文カルト問題。↓
<繰り返すが、元首は不可侵じゃないの?↓>
「金竜顕前国防相「大統領と布告令の内容を話し合った」…尹大統領は出国禁止に–検察「尹大統領と内乱共謀した疑い」–金竜顕前国防長官の拘束令状請求・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/12/10/2024121080007.html
<報道価値なし。↓>
「日本人の66%「尹大統領の非常戒厳宣言で混乱が韓日関係に及ぼす影響を懸念」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/327216
「韓国外務次官「民主的手続きで困難な状況を克服する」=日本大使と会談・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241209004600882?section=japan-relationship/index
日本じゃどうなってる?↓
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<(捕虜大量虐殺部分を除いた)南京事件は終戦後のことを考えて計画的に起こされたとしか考えられないことを知らないのは、日本の歴史学者の恥。↓>
「「南京大虐殺を知らないのは日本の恥」=日本の歴史学者の発言に中国ネット「感謝」「歴史を正視して」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b945414-s25-c100-d0052.html
<上得意サマになんと無粋なことをしたことよ。でも、これに懲りずに一層のご愛顧を。↓>
「「劇場版『鬼滅の刃』 無限城編」来年公開へ!特報映像に中国ファン「全部昔の映像」と不満の声・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b945349-s25-c30-d0201.html
<ご愛顧に深謝。↓>
「中国のポータルサイト・淘宝百科に「日本アニメの中国語吹き替え版は二次元世界への新しい一章」と題した記事が掲載された。・・・」
中国のポータルサイト・淘宝百科に「日本アニメの中国語吹き替え版は二次元世界への新しい一章」と題した記事が掲載された。
<そんなアホなこと言わんといて。↓>
「北海道のトイレに「中国語のみ」の注意書き、中国人女性「差別だ!」と憤慨も・・・香港メディアの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b945364-s25-c30-d0052.html
<総体継受継続中。↓>
「日本のコンビニの「お願い」が中国SNSで大反響!・・・紙には、「当店には数名の外国人留学生などが在籍しています。まだまだ日本語が未熟で伝わりにくい部分もありますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。一生懸命頑張っている彼らを温かく応援していただけると幸いです」と記されていた。・・・「涙が出そうに」「本当に感動」と実体験も・・・中国のSNS・小紅書(RED)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b945360-s25-c30-d0052.html
「在日中国人「上の階の日本人から手紙が来たんだけど…」・・・菓子折りと共に受け取ったという手紙・・・には、「生後間もない娘が病院から部屋に戻ってきたため、泣き声などで迷惑をかけてしまうのではと心配している。できる限り迷惑をかけないようにするが、気になるようなら遠慮なく伝えてほしい。直接声をかけてもらっても、ポストにメモを入れてもらっても構わない」といった内容が丁寧に書かれている。・・・「素養高い」「神様のよう」・・・中国のSNS・小紅書(RED)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b945251-s25-c30-d0052.html
<太田>
全自動洗濯機
<すねーく>
≫本日の洗濯は乾燥がうまくいった。一応朗報。≪()
よかったです!
埃とか汚れが出てるかもしれないので本体下にあるであろう排水フィルターも見ておいた方が良いかもですね。
排気も通るので詰まり気味だと影響がありそうですし。
<太田>
取説に載っていないこともあり、そりゃ、パスします。
–映画評論210:希望の灯り–
「『希望の灯り』(・・・In den Gängen)は、2018年のドイツのドラマ映画。・・・旧東ドイツ・ライプツィヒの近郊にある巨大なスーパーマーケットで在庫管理係として働き始めた無口な青年が、訳ありの同僚たちと互いに支え合いながら生きていく姿を描いている。原作はクレメンス・マイヤーの短編小説 『通路にて』(新潮社刊『夜と灯りと』所収)で、マイヤーが自ら脚本に参加している。東西ドイツ統一前を旧懐するオスタルギーを基調とする作品である。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%81%AE%E7%81%AF%E3%82%8A
https://de.wikipedia.org/wiki/In_den_G%C3%A4ngen ←詳細な筋 ※
という今回の映画は、東西統一後の旧東独地域のスーパーを舞台にした設定だが、ドイツのスーパーの米国のそれをも凌ぐ巨大さと、米国のスーパーにはありえない無機質さ・・消費者無視、と言い換えてもよい・・にげんなり。
(ちなみに、撮影は旧西独地域のハンブルグの飲料スーパーで行われた。(※))
それに比し、(主人公の男性の自宅は安普請のアパートであるのに対し、この主人公がほのかな恋心を抱く同僚の)既婚の女性スーパー授業員の自宅が米国流にモダンで広いことにも違和感を覚えた。
筋は単調で2時間の上映時間が恐ろしく長く感じた。
こんな映画がドイツでは好評だったというのだが、プーチンのロシアとはまた違った意味でその共用空間が帯びている底知れない不気味さと空虚さ、かつまた、人々がそれぞれの私的空間に閉じこもっているらしいことが醸し出す寂寥感、が、漂っていた。
結果として、これは、ユダヤ人を「絶滅」させたドイツ、先の大戦で徹底的に敗北させられたドイツ、の抜け殻的なその後を剔抉した映画になっているのかも・・。
なお、リアリズムに徹しているということなのだろうが、上出の女性スーパー従業員(を演じる女優)が美人とは言い難いのも残念だった。
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太田述正コラム#14632(2024.12.10)
<浜口恵俊『間人主義の社会 日本』を読む(その21)>
→非公開