太田述正コラム#14723(2025.1.25)
<皆さんとディスカッション(続x6147)/映画評論251:ロスト・フライト>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 なし。

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 TV界で空気を読むことに天才的であったからこそ重宝されてきた芸能人が、世間の空気の変化を全く読めていなかった、、ということは、恐らくTV界自体がそうなのだ、という限りにおいては、次元は完全に同じだろ。↓

 「松本人志とは次元が違う「中居正広問題を絶対許すな」元経済誌編集長が憤る理由・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6bb7c16073b5708d36a5776c0a2747e9fdde0c0

 BBCサマがお取り上げに。↓

 China hands death sentence to man who killed Japanese boy・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c9d5gq5420yo
 (<VOAまで。↓>
 「蘇州の日本人母子襲撃事件の被告に死刑判決、背後にある日中関係の考慮・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b947668-s25-c10-d0193.html )
 Bank of Japan raises rates to highest in 17 years・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cpqln2gwvxlo

 昭和天皇が写真的記憶の持ち主だったとは知らなかったなあ。↓

 「・・・海軍時代にも岡田啓介、井出謙治両大将のような、抜群の記憶力を誇る人を知っていたが、陛下に比べると劣るのではあるまいか。
 <いや、太田コラム読者にはお分かりだと思うが、母親たる貞明皇后に対してあれほど孝心のなかった人物はめずらしいのでは?↓>
 また祭事にご熱心であることは、とりも直さず祖先への崇敬の念となり、明治、大正両陛下、御母君の皇太后陛下への御孝心は、私たちにもひしひしと身に迫るものがあった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4d8de435fa5cf1536c72a4b60c2d7b41a638a62

 日・文カルト問題。↓

 <尹さん、(敗軍の将であることには変わりないが、)後一押し。↓>
 「「尹大統領支持46.9%・不支持50.8%」「国民の力46.7%・共に民主36.8%」–尹大統領弾劾「罷免」50.8% VS「棄却」45.9%・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/01/25/2025012580018.html
 <12年?↓>
 「日本外相、12年連続「竹島は日本の領土」…韓国外交部「即刻撤回求める」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/329076
<本件を取り上げることを許す。↓>
 「日本の政策金利0.25%→0.5%…16年3カ月ぶり最高水準・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/329078
 「日本の金利0.25%→0.5%、17年ぶりの最高水準
https://www.donga.com/jp/article/all/20250125/5417053/1
 <また、盗まれそうだな。↓>
 「日本に返還される浮石寺の高麗仏像 100日間一般公開・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20250125/5417056/1

 一読して、歴史的視点が全く欠如しているように思ったな。↓

 「日本ではなぜか知られていない…世界で注目されている「仏教」の「高度な哲学思想」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd168e6510f4b9488bb552121b37c4a6c414af60

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「中日の若者の心で芽生える民間友好の種–——湖北省宜昌市を訪問した日本三重県鈴鹿市の青年代表団のその後・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0124/c94475-20270344.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 How do you think?↓>
 「・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)・・・で435万のフォロワーを持つ・・・、日本を絶賛する外国人ネットユーザーの動画が注目を集めている。
 ・・・背もたれだけを動かすことで一瞬で向きが変わる電車の椅子、透明だが中に入って施錠すると外から見えなくなる公衆トイレ、スマートフォンUV殺菌器、表情がリアルな顔面ロボット、ヨーグルトが付着しない蓋、建物の優れた免振構造、動物型ロボットなど、日本のさまざまなものを紹介しており、テロップには「日本は2050年を生きている」とその先進ぶりをたたえる言葉が記されている。
 この動画に中国のネットユーザーからは「(日本は)順番待ちを番号札にすればいいのに、わざわざ立って並ばないといけない。自動精算機は1000円札しか使えず、大きい額面の札は店員に両替を頼まないといけない(ところもある)」「人型ロボットは中国のスーパーに設置していあるやつの方がリアル」「背もたれのやつは中国で危険だからと廃止になったやつでしょ」「免振ってガチ?じゃあ何で能登半島の地震ではあんなに倒壊したの?」などツッコミが殺到。「2025年にもなってまだ日本を称賛する人がいるとは」「『2005年を生きている』の間違いじゃないか」「2050年にまだ日本が存在しているかも疑わしい」といった皮肉めいた声も寄せられた。
 また、「日本は先進的な部分は先進的だけど、後れている部分は本当に後れているんだよな」「(日本の先進ぶりは)まあまあでしょ。ここで紹介されているもののほとんどが、それほど日本で普及しているわけではない」「だいたい中国にある」「トイレって透明にしないといけないの?」「日本人は創造力はあるが、大規模に市場化する決断力に欠ける。たとえばQRコードとか」などと指摘する声も。
 一方で、「批判するコメントが多いけど、実際いいものもあるでしょ」「ヨーグルトのつるつるした蓋は本当に好き」「日本は体験の面でとても優れている。京都の鉄道博物館は良かった」「彼らは細かい部分での人間的な配慮に優れている」など、肯定的な意見も見られた。
https://www.recordchina.co.jp/b947546-s25-c30-d0052.html
 <ご愛顧に深謝。↓>
 「あだち充氏の「青春方程式」は私たちの青春の輝きそのもの・・・中国のポータルサイト・机核GCORES・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b947341-s25-c30-d0201.html
 <そりゃそうだろねえ。↓>
 「・・・中国メディアの環球時報・・・記事は、日本が中国に技術と資本を輸出し、中国が日本の製造拠点及び製品市場としての役割を果たしてきたとする過去の経済協力の枠組みが、中国経済の成長と産業技術の進化に伴って新たな転換を迎えているとした。・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b947674-s25-c20-d0193.html

 一人題名のない音楽会です。
 ウクライナ激励の趣旨を込めて、ヴァレンティン・シルヴェストロフ(Valentin Vasylyovych Silvestrov。1937年~)の小特集をお送りします。
 彼は、「キエフ生まれ。ドイツ語系の技師と教師の家庭に生まれる。・・・キエフ音楽院・・・卒業。・・・前衛の停滞を経て新ロマン主義が流行しつくした後も、シルヴェストロフは望郷や回顧といった感覚を機能和声の枠内で取り戻すことに成功した貴重な作曲家である。・・・1974年にソ連作曲家同盟から除名されると、ソ連との結びつきをやめて西側へ作品を売り込みだした。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95

The Messenger (For Piano Solo) ピアノ:Hélène Grimaud(注)(以下、同じ) 9.53分
https://www.youtube.com/watch?v=S3QzqBFkhtg
Melodies of the Moments – Cycle III: I. Lullaby 4.22分
https://www.youtube.com/watch?v=qExfMv8IUD0
Melodies of the Moments – Cycle III: II. Barcarole 2.48分
https://www.youtube.com/watch?v=nh_frLfx9go
Bagatelle III (Bagatelles I-XIII) 4.23分
https://www.youtube.com/watch?v=JXpReqJty_w
Silent Songs (5 Songs) – No. 1, Song Can Heal the Ailing Spirit 3.38分
https://www.youtube.com/watch?v=ZMa0bXGYgKU

(注)エレーヌ・グリモー(1969年~)。ユダヤ系フランス人。パリ国立高等音楽院卒。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC
 She has a passion for wolves and wolf conservation. She now divides her time between her musical career and the Wolf Conservation Center in South Salem, New York.・・・
 Grimaud lives with her partner, the German photographer Mat Hennek, in California and Upstate New York.’
https://en.wikipedia.org/wiki/H%C3%A9l%C3%A8ne_Grimaud

 オマケ:Erkay Baktybekの歌唱の補遺/追加です。

I Miss You 2.49分
https://www.youtube.com/watch?v=dvUAEAjOoR0
The Raft 5.11分
https://www.youtube.com/watch?v=Rb_zMWkdsPw
New Year 2.43分

https://www.youtube.com/watch?v=cP72N4EsYiY

<太田>

一 RX-V4A

 本日、表記が届いたが、その巨大さに目を剥いた。
 設置場所を決めるまでが大変だったが、その後、Yamaha MusicCastアプリでの登録/リアスピーカー2機認識、そして、Amazon Alexa、や、Amazon Musicとの連携に成功。
 ただ、実際にまだAmazon Musicの音楽をリアスピーカーで聴いたわけではないし、X299パソコンやMSIパソコン収録動画/音楽ファイルをこのリアスピーカーで流す方法・・どうやらBluetooth中継器経由で流すしかなさそう・・も見極めることができていない。
 なお、保証書はちゃんとついていた。
 まさに、新品同然ということ。

二 ヤマハ

 ヤマハとまたご縁ができたわけだが、先日、池上駅近くにヤマハの楽器店/教室を「発見」。
 ウチのブリュッツナー・セミグランドピアノの調律は、同店で頼むつもりだ。

 ところで、Yamaha MusicCastアプリにログインする際、パスワードがはねられ、変更手続きを行い、上述のことはできたのだが、その後、製品登録しようと思ったら、またも(変更後の)パスワードがはねられてしまい、週末なので、サポートに連絡もできず、週明け回しに。

           –映画評論251:ロスト・フライト–

 今回の、「『ロスト・フライト』(Plane)は、2023年の<米>アクション映画<で、>・・・監督はジャン=フランソワ・リシェ、出演はジェラルド・バトラー・・・など。反政府ゲリラが支配する無法の島に不時着した民間旅客機の機長が、人質になった乗客を救うためにゲリラと戦うさまを描いている」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88
というもの。
 主役のジェラルド・ジェームズ・バトラー(Gerard James Butler。1969年~)は、スコットランド人で、「グラスゴー大学で法律を学び、最優秀の成績で卒業。エリザベス女王のマネージメントを扱う弁護士事務所に就職した。アルコール依存症にな<り>・・・、俳優<に転じた。>・・・『オペラ座の怪人』において、主役ファントム役を射止めた。これは演技に加え最大の魅力であるウェバーの音楽を高度な歌唱力で歌い上げなければならないという、大変難しい役であった。・・・<私自身、よく覚えているが、>『300 〈スリーハンドレッド〉』では、・・・超っ国のような肉体<を披露する>・・・主役のスパルタ王レオニダス1世役に抜擢された。・・・ニューヨークに新居を購入したが、依然活動の拠点はロンドンにおいている。・・・女性・男性両方と関係を持ったことを明かしており、「ゲイでもストレートでもない」と<し>てい<る>。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC
という「超人」だ。
 彼の大活躍を見ることができるだけで、この映画を鑑賞する価値はあるという言えよう。

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太田述正コラム#14724(2025.1.25)
<池上裕子『織豊政権と江戸幕府』を読む(その12)>

→非公開