太田述正コラム#14729（2025.1.28）
＜皆さんとディスカッション（続ｘ6150）/映画評論245：武則天（その６）＞

＜太田＞

　安倍問題/防衛費増。↓

　なし。

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

　なし。

　妄想瘋癲老人米国。↓

　なし。

　それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

　フジTV効果か。↓

　「生島ヒロシさん、TBSラジオ番組降板…スタッフに厳しい言葉・女性に「不適切な画像」送信・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20250127-OYT1T50089/

　日・文カルト問題。↓

　＜とにかく、13年だぜ、どうしょうもないね。↓＞
　「2012年に韓国の窃盗団が盗んだ対馬の仏像、13年ぶりに日本に返還–対馬の仏像が１月24日付で観音寺に所有権引き渡される–瑞山の浮石寺で100日間公開後５月中に日本に返還予定・・・
　対馬の仏像問題は韓国と日本の文化遺産交流に大きな傷を残し、中でも韓国の博物館が大きな影響を受けた。今年は韓日国交正常化60周年となることから、国立中央博物館は当初日本の天理大学に所蔵されている「夢遊桃源図」をはじめとして、日本に残る韓国の美術品を大量に借り受けて展示を行う予定だった。しかし日本側は「大法院で判決が確定した対馬の仏像も返還されないようでは、韓国に由来する国宝や重要文化財の貸与は難しい」との考えを示し、展示の実現は難しい状況だという。
　長くこじれていた仏像返還問題が一気に解決に向かった背景には、韓日議員連盟会長の朱豪英（チュ・ホヨン）国会副議長の努力があったと伝えられている。朱豪英副議長室関係者は「国立中央博物館から『夢遊桃源図の貸与交渉が進まない』と聞き、この問題をこれ以上傍観するわけにはいかないと考え、双方の説得に力を尽くした」と明かした。複数の文化遺産専門家は「盗んできた仏像はもっと早く返還すべきだった。遅きに失したが対馬の仏像問題が解決したのは幸いだった」「足踏み状態にあった両国の文化遺産交流が再び順調に進むことを願っている」とコメントした。」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/01/27/2025012780032.html

　ロマンやねえ。
　楚滅亡はBC223年
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%9A_(%E6%98%A5%E7%A7%8B)
だから、滅亡後に、BC238年に亡くなった考烈王（上掲）のこんな豪華な墓が作られたということは、やはり、始皇帝が楚王室を近しい親戚と見ていた証左だろうな。↓

　「「中華統一」直前、楚の考烈王＜（コラム#14434）＞の墓が見つかる、中国戦国時代末期の姿を物語る遺物が続々–青銅製の器や楽器・・・漆塗りの面・・・など１万点以上が出土、音楽専用の部屋も・・・
　墓は紀元前220年ごろに作られた。まさに、楚が新たな秦帝国に吸収される最中だ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bba4b3991657a134292f45596814cbc81cd8998d

　中共官民の日本礼賛（日本文明総体継受）記事群だ。↓

　＜人民網より。
　日中交流人士モノ。↓＞
　「中国で過ごす春節–日本人パティシエ・森田峻亮さん・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0127/c94475-20271209.html
　＜ここからは、レコードチャイナより。
　同じく。↓＞
　「＜卓球＞早田ひなが張本美和を圧倒し優勝、中国でも注目「エースが戻ってきた」「張本はこてんぱん」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b947796-s25-c50-d0052.html
　＜下掲の２記事などは、取り上げたレコードチャイナがおかしい。↓＞
　「日本のすき焼き店で食事をした中国人、店員のあまりの態度に不満＝「問い詰めようと考えたが…」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b947819-s25-c30-d0052.html
　「「日本人は中国の若者を恐れている」との投稿に反響＝中国ネット「正しい状態」「日本に憧れなんて…」・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b947794-s25-c30-d0052.html

＜太田＞

一　タブレット

　午前、J:COMのサポートに電話。
　J:COM LINKアプリが問題なく機能してしまい、あっけなく終了。
　本日、別のアプリのある画面でにっちもさっちもいかなくなり、電源を切ってから起動した結果がそうだったのだが、この強制終了がよかったのかも？

二　RX-V4A

　表記に常にモニターを接続しておいた方がよさそうなので、取り敢えず使っているLG旧ディスプレイの代わりの小型モニターをアマゾンで調べたが、通常のモニターのお値段の３分の２である１万円程度はかかってしまうことが分かり、買うのは止めにした。
　他方、フロント・スピーカー用のNS-B210B２台も本日午前に到着し、MusicCast２台は「リア」に移したが、壁にぶらせげるオプションはとりたくないとなると、片方は、ベッドの上に置く運用をせざるをえないのが悩ましい。　

三　DeepSeek

　「ChatGPT超えの中国AI「DeepSeek-R1」の衝撃・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/80c04ecf16cbae02d59322c716b62df51ea2dd50
　「性能はChatGPTよりも上…無料の中国製AI「DeepSeek」がヤバすぎる！東大の入試問題を解かせてわかった「驚異の実力」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cae9a3445e7f8f1994b824a561c17f3874df7dab
　「・・・中国の新興企業ディープシークが公開した新しいＡＩ（人工知能）モデルの台頭が、エヌビディアや関連銘柄を中心に日米の半導体関連株の大幅安につながった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/41349f553bc7bf151a7cde2e590b56555324c84e
　「中国AIアプリ「ディープシーク」にサイバー攻撃、新規登録を制限・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb21d3a14534bfcdceb87944cd907264ac41257d

　これら記事↑を読んで、試しにiPhoneでアプリをインストール後、登録しようとしてみたが、やっぱりダメだった。

　　　　　　　　　　　–映画評論245：武則天（その６）–

　８～９話には、玄武門の変の話が、漠然とだが、架空の登場人物（老婆）によって語られるところ、これは、「626年７月２日・・・発生した、唐の高祖李淵の後継者争いを巡る暗殺事件＜であり、＞李淵の次男の秦王李世民が、皇太子であった長男の李建成および四男の斉王李元吉を、長安の玄武門周辺にて暗殺した＜ものであるところ、＞これに勝利した李世民が第２代皇帝＜太宗＞として即位することになった。・・・
　太宗は後継者争いを政争とせずに、宗家の問題として処理し、処罰したのは李建成・李元吉の一族のみとした。これにより＜、太宗は、＞有能な人材を失うこと＜が＞な＜かった。＞」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E6%AD%A6%E9%96%80%E3%81%AE%E5%A4%89
というもの。
　例えば、太宗は、李建成の幕臣であった魏徴を抜擢し、使い続けており、その魏徴もこの８～９話に登場している。
　この魏徴（580～643年）は、「「人生意気に感ず」や「中原に鹿を逐う」の句で有名な「述懐」という詩を詠んだ」人物だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%8F%E5%BE%B4
　「明代の白話小説『西遊記』では、＜この＞魏徴は＜、＞陽間（この世）と陰間（あの世）を往来できる人物として描かれ、太宗と囲碁の対局中にうたた寝した間に、天帝の命令により夢の中で涇河の龍王を処刑したことになっている。恨みを抱いた涇河龍王が太宗の夢枕に現れたため、太宗は衰弱死し、冥府めぐりを行って寿命を延ばし帰還した」とさ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%8F%E5%BE%B4
　この８～９　話には、太宗と徐慧（前出）の碁盤上の局面を巡る架空のやりとりも出て来る。
　また、８～９話には、太宗（李世民）の詩作の話題も出て来るところ、ネット上で彼の作品87首を見ることができる
https://www.gushicimingju.com/shiren/lishimin/
けれど、明の李攀竜の編といわれている『唐詩選』の中に収録されている465首の詩人128人の中に彼は登場しない
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%94%90%E8%A9%A9%E9%81%B8
ことから、その実力のほどが窺えるというものだ。
　なお、武則天に関しては、太宗ほど多趣味ではなかったけれど、（仏教への傾倒は趣味には入れないが、）作詩はしたようだ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Wu_Zetian
　但し、やはり、『唐詩選』には収録されていない。
　なお、『唐詩選』には、上出の魏徴のほか、彼女の孫の玄宗皇帝や第十七代皇帝の文宗の詩が収録されている。（上掲）

（続く）

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太田述正コラム#14730（2025.1.28）
＜池上裕子『織豊政権と江戸幕府』を読む（その15）＞

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