太田述正コラム#14761(2025.2.13)
<皆さんとディスカッション(続x6166)/映画評論264:わたしの叔父さん>

</4j.ExAg>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 「・・・「Z世代的価値観」とは何か? それは、膨大な情報量と「繫がり」を駆使する能力を持ち、自分たちの世代で物事を変えていこうという当事者意識を持ったことによって生まれた新たな価値観である。・・・」
https://gigazine.net/news/20140716-forget-wisdom-of-crowds/

 Z世代=SNSを駆使して政治的な活動を行い積極的に集合愚に陥り迷惑をかける世代。

 「集団から得た意見は専門家1人で出した答えよりも正解に近づくという「集合知」の存在が知られていますが、一方で、集団心理によって人は「衆愚」となり愚かな行動を起こすこともあります。」(上掲)

 では「どんな時に集合知が愚かなものと<なるのか>」というと、近年の研究によると「集団のメンバーが相互に影響<を与える>こと」が重要な要素・・・。集団が各個人の持つ幅広い予想から意見を出せば賢明な答えになるのですが、何かのバイアスがかかった時、つまり互いが影響を与えたり外部の要因に影響されたりした時に、集合知は愚かなものとなってしまうのです」・・・
 <バイアスが無い>環境では大きい集団ほど成績が良かった(集合知効果)。一方、<バイアスがある>環境では大きい集団ほど成績が悪かった(集合愚効果)。・・・この集合知と集合愚との葛藤は、集団サイズが大きくなるほど<後者で>多くの「多数派同調」戦略が出現したためであると考察される。」
https://www.suntory.co.jp/sfnd/research/detail/2015_311.html

 ↑ 原理的に政治的活用に向いていないSNSツールを使っての政治的活動は制限を加えても良いのでは?

⇒古典ギリシャのポリスの「有権者」の数は少なく、また、「選挙区」の広さも徒歩圏プラスアルファ程度だったからこそ直接民主制が機能したところ、マスメディアやSNS等の発達により、現在では、米国のように人口が多くかつ広い国でも直接民主制が機能するわけであり、選挙時に(憲法政府解釈違反だと思うが)SNSだけを規制したところで、そのこと自体が、直接民主制を機能させないことには繋がらない。
 (もとより、SNSを使った買票や収賄等が規制されるべきことは言うまでもないが・・。)
 対策は、直接民主制を廃止することしかない。
 これは、プラトンやアリストテレスが既に喝破したことだ(コラム#省略)。(太田)

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <戦中・戦後直後の米国の絶滅危惧種が生きていた!↓>
 「ギャバード米情報長官が就任・・・
 ギャバード氏は過去に「太平洋における日本の侵略を思い起こすと、現在進行中の日本の再軍備は本当に正しいのか」などとX(旧ツイッター)に投稿していた。また、ウクライナに侵攻するロシアを擁護してきた。 
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E7%B1%B3%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%95%B7%E5%AE%98%E3%81%8C%E5%B0%B1%E4%BB%BB-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%98%B2%E8%A1%9B%E5%8A%9B%E5%BC%B7%E5%8C%96%E3%81%AB%E8%AD%A6%E6%88%92%E3%82%82/ar-AA1yVqaQ?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=fcefb3dbbf2c4f0ef7b9034b84d89d70&ei=135

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <潮時ではある。ベレンスキーも喜んでるだろ。↓>
 「ウクライナ全領土の奪還は「非現実的な目標」…米国防長官、ロシアに譲歩する和平交渉・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250213-OYT1T50051/
 <ゼレンスキー、最後の位置頑張り(?)やね。↓>
 Ukraine Troops Seize New Land With ‘Unexpected Maneuver’・・・
https://www.newsweek.com/russia-ukraine-map-kursk-video-2029265
 <やれやれー。↓>
 「イスラエル、年内にイランの核施設攻撃計画か・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB130RT0T10C25A2000000/

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 国際的ニュースに。↓

 ・・・A truck cabin that was swallowed by a sinkhole in Japan two weeks ago has been located in a nearby sewer pipe, authorities say.
 Drone images suggest that a human body is inside the cabin, but it is unclear if it is that of the truck’s missing 74-year-old driver.・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cdjd4z9d2ymo

 ならいいんだけどねえ。↓

 「強制捜査されたmeruchu折田楓が取り調べに「落ちた」…捜査関係者が語るXデーへのカウントダウン・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fbe275478989bfebe9fb36ee5617f351ea74f02

 大騒ぎするほどのブレークスルーとも思えないが、(あのだらしない)東大が関与した研究成果ってだけで私にとってはニュースだわ。↓

 「世界最大の「バイオロボットハンド」開発 培養細胞製の人工筋肉で指5本を駆動 東大など・・・」
https://www.sankei.com/article/20250213-GC6BX5KJIVPVJPIN53LBK3RWHE/

 ウェッヘン!↓

 「・・・春画は艶本、咲本、笑本ともいい(いずれも読みは「えほん」)、枕絵、勝絵、笑い絵、ワ印などの別名がある。春画のテーマはセックスに他ならない。だが、春画はポルノグラフィーのように一義的な目的で愛用されていない。
 性の営みは五穀豊穣、子孫繁栄と密接に結びつく。春画の別名に「咲」「笑」の字を宛てたとおり、江戸の民は色恋や色情を陽気に捉え、そこに滑稽さも感じとった。「咲」は「わらう、えむ」であり「口をすぼめて笑う」が原意。「笑」は「咲」が転じて一般化した字(『漢字源』/学研)。それゆえ、春画は新春にふさわしい寿ぎの絵として年礼の進物にさえなった。
 『江戸人の性』(氏家幹人/草思社文庫)には、江戸藩邸勤務となった藩士が奥女中への恒例の手土産として携えるのは新刊の春画と書かれている。同趣のエピソードとして江戸城内の「坊主衆が懇意の大名たちに新春の『御祝儀』として(春画を)贈った」ともある。
 その他に春画は嫁入り道具として求められたほか、武士の弾除け、衣類の虫除け、さらには火除けの効能まで信じられていた。その根底には、性事と超自然の呪力との結びつきがあろう。陽物(生殖器)信仰はその典型で、日本各地にみられる。まして春画の性器はとんでもなく巨大に描かれており、江戸の民が一種の神通力を感じてもおかしくはない。
 このように、春画は卑俗で卑猥ではあったが浮世絵のジャンルとして認知され、武家から庶民にまで男女を問わず広く愛された。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E9%80%A2%E5%BC%95%E3%81%99%E3%82%8B%E7%94%B7%E5%A5%B3%E3%81%8C%E5%94%87%E3%82%92%E9%87%8D%E3%81%AD-%E6%B5%AE%E4%B8%96%E7%B5%B5%E5%B8%AB-%E6%AD%8C%E9%BA%BF-%E4%BB%A5%E5%89%8D-%E3%81%A8-%E4%BB%A5%E5%BE%8C-%E3%81%AE%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E7%9A%84%E3%81%AA%E9%81%95%E3%81%84-%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E-%E3%81%B9%E3%82%89%E3%81%BC%E3%81%86/ar-AA1yW8FU?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=ee494880f58340c1ebf768376fcf4424&ei=8

 日・文カルト問題。↓

 <ぜーんぜん気にするこたぁないぜ。↓>
 「石破-トランプ会談を見て、韓国が大慌て…!いまだ電話会談さえできていない韓国が恐れる「最悪の事態」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%9F%B3%E7%A0%B4-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E4%BC%9A%E8%AB%87%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%A6-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%8C%E5%A4%A7%E6%85%8C%E3%81%A6-%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%A0%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E4%BC%9A%E8%AB%87%E3%81%95%E3%81%88%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%8C%E6%81%90%E3%82%8C%E3%82%8B-%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%85%8B/ar-AA1yVL1P?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=e511afd9f8bb4b358423dc1dfbd9dee7&ei=33
 <報道価値なし。↓>
 「韓国国家安保室長 日本の国家安保局長と電話協議=連携継続確認・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250212002200882?section=japan-relationship/index
 <文カルト、健在なり。↓>
 「韓国議員が「日本の植民統治を称賛したら処罰」法案発議=韓国ネットには賛成の声「絶対に必要」・・・」
https://nordot.app/1262328879383659025?c=62479058578587648

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <ニューズウィークより。
 そうそう。↓>
 「アメリカはすでに追い付かれた・・・
 世界を驚かせた「中国産」ディープシーク(DeepSeek)。その原動力は、理系人材の豊富さ、教育熱、そして知的エリートの帰還だ。アメリカが追い出してしまった「イノベーションの源泉」とは?・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/477420aa61379b8cf03384cd4fea3868dd0eac5e
 <邦語媒体より。
 そうかもしれんが、永久にってことはありえんよ。↓>
 「習近平がブチ上げた大中華の夢「2020年代に米中経済逆転」が叶わないワケ・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4c629af05b13a2eabbce42e8f1b9af7f7b3ef86
 <まあまあ。↓>
 「「日本勢は強すぎる」ACLEでJリーグ勢の“トップ3独占”に・・・中国・・・ファン・・・驚嘆!「韓国勢も歯が立たない」「日本のトップ選手は欧州にいるのに…」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/sports/soccer/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8B%A2%E3%81%AF%E5%BC%B7%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B-acle%E3%81%A7j%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E5%8B%A2%E3%81%AE-%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%EF%BC%93%E7%8B%AC%E5%8D%A0-%E3%81%AB%E6%B5%B7%E5%A4%96%E9%A9%9A%E5%98%86-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%8B%A2%E3%82%82%E6%AD%AF%E3%81%8C%E7%AB%8B%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%81%AF%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AB/ar-AA1yVqnv?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=b08ecf445f3f47adb9a86d491e1530e7&ei=51
 <次に、人民網より。
 蓼食う虫も好き好きの日中交流人士モノ。↓>
 「中国のビザ免除措置でさっそく中国を訪ねた日本のパンダファン・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0109/c94475-20263982.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 ご愛顧に深謝。↓>
 「・・・中国のポータルサイト・淘宝百科に「なぜ日本のアニメ『陰陽師』はこれほど人気なのか?」と題した記事が掲載された。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b948456-s25-c30-d0201.html
 <常識的な議論じゃね。↓>
 「・・・中国のSNS・微博で、寒波が襲来した日本の一部学校でタイツの着用が禁止されているなど日本の「ブラック校則」が注目を集めて議論を呼んだ。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b948338-s25-c30-d0193.html
 <日本がらみの話はなんでも関心持つようで・・。↓>
 「・・・中国メディアの環球時報は9日、米ニューヨーク・ポストの8日付報道を引用し、この金のかぶとはドラマ「SHOGUN 将軍」のヒットを受け、石破氏の地元・鳥取県の人形店に発注したものであること、トランプ氏はその返礼として昨年7月のペンシルベニア州バトラーでの暗殺未遂事件の写真を表紙に使用した新著「Save America(アメリカを救え)」を贈ったことを伝えた。
 この記事について、中国のネットユーザーからは「純金製?」「暗殺されそうになったことへの風刺?」「イスラエルのネタニヤフ首相は金のポケットベル、石破氏は金のかぶと…」「トランプ氏は金色が好きらしいね」「トランプ氏はさすが元敏腕ビジネスマンだけあって損する商売はしないな」などのコメントが寄せられた。」
https://www.recordchina.co.jp/b948360-s25-c10-d0192.html
 <どんどんいらはい。↓>
 「在日中国人が10年で3割増、100万人突破も・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b948462-s25-c30-d0052.html
 <娘が正しい。↓>
 「「日本は良い」と言った父親を娘が猛烈に叱る=中国ネット「娘は正しい」「ヘイト教育が…」・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b948512-s25-c30-d0052.html

<太田>

一 確定申告

 昨夜、目出たく表記を完了。
 年々、eTaxが簡単化している一方、毎年、仕様が変わるので戸惑わされてしまう。
 ま、仕方ないのかも・・。

二 MSIパソコン

 昨日の昼前、表記をクロネコヤマトに引き渡し、先ほど、MSIに到着した旨のメールが届いた。

 いつ帰ってくるのか、初期化せずにやってもらえるのか、不安だが・・。

       –映画評論264:わたしの叔父さん–

 今回の『わたしの叔父さん』(Onkel。英題:Uncle)は、2019年のデンマーク映画。
https://eiga.com/movie/91889/
https://da.wikipedia.org/wiki/Onkel_(film) 
 映像美こそ印象的だが、要するにプラトニックな(叔父姪間の)近親相姦映画であり、筋にそれなりに説得力はあるものの、後味はよろしくない。
 脚本・監督はFrelle Petersen(1980年~)・・学歴等は調べがつかなかった・・であり、彼は、この映画で、地域のアマチュア達を起用し(上掲)、
2019: Uncle wins the Tokyo Sakura Grand Prix at the Tokyo International Film Festival.
2019: Politiken’s Talent Award at CPH PIX with the film “Uncle”.
2020: JydskeVestkysten’s culture award with the film “Uncle”.
2020: Bodil Award for Best Screenplay for the film Uncle.
といった具合に、数々の受賞をしている。
https://da.wikipedia.org/wiki/Frelle_Petersen