太田述正コラム#14769(2025.2.17)
<皆さんとディスカッション(続x6170)/映画評論268:女王フアナ>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <これも脳死政府の徴憑。↓>
 「消えたコメの一部が建設会社の倉庫に 西日本新聞報じる 政府は販売の届出条件20トンを厳しくすべきでは・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/79e72a5a8743265e155ecbc8f31f735014c6ada5

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <おー。↓>
 Ukraine recaptures frontline village amid signs of slowing Russian advance–Pischane in Donetsk back under Kyiv’s control as Zelenskyy renews call for fighting to end ‘with just and lasting peace’・・・
https://www.theguardian.com/world/2025/feb/16/ukraine-recaptures-frontline-village-amid-signs-of-slowing-russian-advance
 <いくらプーチンでもそりゃせんでしょ。↓>
 「ウクライナ・ゼレンスキー大統領「プーチンはNATOに戦争しかける」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/946b03172a65f48f4b8b8b58e9390b1812a4cb0b
 <余計なことを・・。↓>
 「ウクライナ停戦に向けサウジアラビアでアメリカとロシアが協議開始へ「数週間にわたって継続する」政府高官が明言・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b36a17332d9a08c9672613a70f27d6ff48b5f30
 <賛成。↓>
 「・・・ルビオ米国務長官・・・はハマスの軍事力と行政権の維持は許さず、「根絶すべきだ」と訴えた。・・・」
https://www.sankei.com/article/20250217-DE7GP644VROM5LTXZJS2JE5CMY/

 妄想瘋癲老人米国。↓

 <たまにはいいこともする。↓>
 「米、「台湾独立支持せず」をサイトから削除 台湾は歓迎・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/104dd7ffc20384f75c866dc7ffa802476e53a6c6
 <でも語ることは妄想瘋癲。↓>
 「トランプ米大統領が自身の交流サイト(SNS)に「国を救う者はいかなる法律も犯さない」と投稿し、物議を醸している。16日付のニューヨーク・タイムズ紙は「法律違反であっても、動機が国を救うことであれば問題ないと示唆する声明だ」と指摘。民主党議員からは「真の独裁者のようだ」と批判の声が上がっている。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6446d86e3e66d614c18653e0c816dffa586a5a97

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 なし。

 日・文カルト問題。↓

 <こんなハナシで日本を褒めるな。↓>
 「「体面より国益を優先」する日本【朝鮮日報コラム】 石破・トランプ初会談・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/02/13/2025021380143.html
 <健闘を祈る。↓>
 「「韓国メーカーが日本メーカーを追い落とした時のよう」 中国に追い詰められる韓国半導体–DRAM急成長の中国がHBMも開発・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/02/14/2025021480108.html
 <一応、ごリッパ。↓>
 「韓国大企業の賃金水準が日本や欧州連合(EU)の平均より高いことが分かった。大企業と中小企業間の賃金格差も韓国が大きかった。・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/329937
 <既報だが・・。↓>
 「ソウル・東京タワーが同時ライトアップ 国交正常化60年・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250216000300882?section=japan-relationship/index

 ムヒ。↓

 「・・・<大英>帝国フィランスロピストたちは、白人による労働搾取からアフリカ人を保護するためには両者の居住空間を分離する必要があると主張し、人種隔離イデオロギーの形成に大きく貢献した。むろん、その主張は時代とともに変化したが、アフリカ人労働者の居住や移動を制御しようとする姿勢は、その後のアパルトヘイトにも通ずるものがあった。「善意」=帝国フィランスロピーは、植民地支配を批判するものであるとともに、それを補完する役割も担っていたのである。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/477cfa8b95a0969c6f7d6100585629922cbac618

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 なし。

<太田>

一 ドコモショップ

 昨日午後、表記のルッツ大森店を訪れ、クレームを告げた上で、スマホ契約だけのドコモへの切り替えを申し入れたところ、先約があるので、と、対応係員の変更を告げられ、そのまま15分放置されたので、スマホ契約切り替えも諦め、ドコモ光に解約を電話で告げなければならないことだけ確認し、同店を辞去した。
 ところが、帰宅後、ドコモ光の解約電話が繋がらない。1回目は15分待たされた挙句一方的に電話を切られ、2~4回目は、それぞれ10分ほど待たされ、こちらから電話を切った。
 電話時間は10:00~20:00であるところ、本日10:00ジャストに電話をかけるも6分待たされ、ようやく繋がり、途中1回、別の係員に代わった後、無事解約ができたが、スカパーにも電話してくれと言われ、こちらはすぐ繋がり、ようやく解約手続きが全て完了した。

二 MSIパソコン

 表記の不具合さえ解決すれば、完全にドタバタが解消するのだが・・。

       –映画評論268:女王フアナ–

 今回の、「『女王フアナ』(Juana la Loca )は2001年製作のスペイン映画で・・・大航海時代のカスティーリャの女王で「狂女フアナ」(原題にもなっている)と呼ばれたフアナ女王の半生を描<いたもの>」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E3%83%95%E3%82%A2%E3%83%8A
で、歴史の重みで鑑賞者を没入させる類だ。
 「fanatic<は、>・・・ラテン語 fanaticus|寺院の、狂信的な|⇒ ラテン語 fanum|寺院|+-aticus|~の・・・語源。英語 fan|ファン|と 同じ語源をもつ。」
https://gogen-ejd.info/fanatic/
ということもあり、ファナという名前は出来過ぎだと最初思ったのだが、考えてみれば、ファナの綴りからして、fanaticとは何の関係もないことに気付き、一人で赤面した。
 とまれ、フアナ (1479~1555年)は、「カトリック両王の第2王女で、ブルゴーニュ公フィリップ4世の妃。兄フアン、姉イサベルおよびその子ミゲルの早世により、王位継承順位が1位となる。しかし、結婚後から精神異常が顕著となり、母の崩御に伴う<カスティーリャ王>即位を経て、特に夫と死別して以後さらに悪化したため、約40年の長期間にわたり幽閉された。この間、<カスティーリャ=レオンとアラゴン=カタルーニャなどを統合したスペイン王>公文書のサインは女王フアナとカルロス1世の2つのサインが添えられ、名目上の共同統治者であり続けた。この長男カルロス1世の統治下でスペイン帝国は隆盛を極めることとなる。「狂女フアナ」(Juana la Loca)という異名でも知られ<る。>・・・
 カルロス1世は、遠征からの帰国のたびに母を見舞い、存命であることに安堵していた。・・・
 フアナが崩御すると、すでに老境に入っていたカルロス1世に強い精神的打撃を与え、同年10月、カルロス1世は金羊毛騎士団長の職やネーデルラント統治を息子(フアナの孫)フェリペ2世に譲位し、隠棲に入ることとなる。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A2%E3%83%8A_(%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%A3%E5%A5%B3%E7%8E%8B)
 カルロス1世(1500~1558年)はフランドル生まれで1517年までネーデルラント育ちであるところ、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB5%E4%B8%96_(%E7%A5%9E%E8%81%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E7%9A%87%E5%B8%9D)
ファナのもう一人の子でカルロス1世の弟のフェルディナント(1503~1564年)はカスティーリャ生まれで1516年までスペイン育ちであるところハプスブルク家の当主となり、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%881%E4%B8%96_(%E7%A5%9E%E8%81%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E7%9A%87%E5%B8%9D)
カルロス1世・・但し、皇帝としては5世ということになる・・の次の神聖ローマ皇帝となる
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%81%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E7%9A%87%E5%B8%9D
のだから、ファナは、欧州史における巨星中の巨星の一人と言っても過言ではない。
 そんなファナを、正常だが政治に関心がなく夫に首ったけで夫の浮気に半狂乱になる女性としてだけ描くこの映画だが、映画である以上、それもありかな、とは思う。

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太田述正コラム#14770(2025.2.17)
<橋爪大三郎・峯村健司『あぶない中国共産党』を読む(その5)>

→非公開