太田述正コラム#14809(2025.3.9)
<皆さんとディスカッション(続x6190)/映画評論282:プロメテウス>
<HH>
・・・杉山構想について、受け取られ方が私の思惑とは違うので返信します。これにより太田さんと私の見解の相違が埋まるわけではないですが、第三者として読まれている方もおられますので、再度、コメントします。
時期について
≫いや、第二次世界大戦は、その2年も前の昭和14年に始まってますよ。英仏は、当時まだ世界帝国でしたからね。それはともかく、杉山構想には「最終的な開始点」などなく、1931年に本格的実施に移され、ほぼ予定通りに1945年に完了した、というのが私の見解です。≪(コラム#14805。太田)
これについて太田さんの考えに異論はありません。1931年に開始されたと考えています。そして、その時点の構想として北海道侵攻と占領が引き金になり米ソの対峙を引き起こすのではなく、アジア解放戦争だけではなく、欧州大戦を引き起こすことが当初から目的としてあり、その心が米ソ対決の実現と米国による対ソ防衛(日本だけではなくいわゆる西側という概念で)肩代わり、及び当然ながら欧州諸国の疲弊化による植民地掌握力の低下を狙っていた、との考えです。第一次世界大戦の時はまだ世界的帝国の地位に英仏があったため米国の戦後コミットメントはその国内事情もあり、なされなかったが次の戦争では決定的に英仏の力を削ぐ以上、米国が欧州に本格的に介入せざるを得ないであろうし、そうなるとソ連との対決が生じる。その時、日米対決の末にどんな形にしろ米国の影響下に日本があれば嫌でも日本を肩代わり防衛しないことには、逆に赤化した日本と再び太平洋で争うことになりかねないと米国も気づくだろうとの読みからです。
昭和16年を開始点かつ帰結点としたのは昭和14年に思惑通り欧州大戦は始まったが米国が参戦しないことから、どうにかして戦争に引きずり込む必要があること、そして、ここが太田さんと意見を特に異にするのですが、米国からの参戦ではなくドイツからの宣戦とすることでアメリカ世論に火が付いた第一次世界大戦と同様の効果を図るためにドイツが参戦するように工作を仕掛け続けた、ということです。太田さんは必ずアメリカが対独宣戦布告をしたはずと言いますが、それが簡単にできないことからローズベルト政権は悩んでいたのは事実ですし、戦術的には勝利の可能性もあった対英のみ開戦ではなく世界大戦にする必要があったためドイツの参戦工作を続けたと考えます。ただ書き方として誤解を招くところはあったと反省しています。
⇒そりゃ、申訳ないけれど、あなたの完全な誤認識です。
チャーチルもローズベルトも、ドイツに対米宣戦布告をさせることが狙いで日本に米国を攻撃させようとやっきになっていたんですよ。↓
「日本軍の真珠湾攻撃の情報を得たチャーチルは、アメリカ大統領ルーズベルトに電話し、「大統領閣下、日本はどうしたのですか?」と聞く。ルーズベルトは「本当です」と日本軍の真珠湾攻撃の情報を肯定し、「いまやわれわれは同じ船に乗ったわけです」と答える。チャーチルは言う。「イギリス連邦とイギリス帝国は生き残るだろう。戦争がどれくらいつづくか、どんなふうに終結するか、それはだれにもわからなかったが、この機に及んでは私は意に介さなかった。長い島の歴史において、ふたたびわれわれは、いかに打ちのめされ、ずたずたにされようとも、無事に勝者として浮かび上がることだろう。われわれは抹殺されないだろう。われわれの歴史は終わりはしないのだ。われわれは個人として死ななくてもよいかもしれない。ヒトラーの運命は決まったのだ。ムッソリーニの運命も決まったのだ。日本人についていうなら、彼らはこなごなに打ち砕かれるだろう」チャーチルは、アメリカの本格的な参戦によって自分たちの勝利を確信したのだ。」(チャーチル『第2次世界大戦』より)
https://diamond.jp/articles/-/22944
真珠湾攻撃は12月7日、ドイツ(とイタリア)の対米宣戦布告は、その4日も経った後の12月11日です
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E4%B8%AD%E3%81%AE%E5%AE%A3%E6%88%A6%E5%B8%83%E5%91%8A
が、真珠湾攻撃の瞬間に、チャーチルとローズベルトが歓喜にむせんだのはそのためです。
杉山元らは、本件に係る、英米の指導層の考えもドイツの指導層の考えも、ずっと前から読み切っていたということです。(太田)
北海道侵攻成功について
≫北海道より南に米軍がいなければ、ソ連軍が更に侵攻を続け、日本列島全体を支配下に置くだろうと米国が考えるのは必然である以上、米国は、米軍を本州以南に駐留させ、ソ連と対峙状態に入らざるをえないだろうと杉山元らは見通していた、というのが私の考えです。貴兄が、日本(列島全体)なんて、当時の諸大国が「本気になって争うほどの地域でもな」かった、とお考えだとすれば何をかいわんやですが・・。≪(同上)
これについては、特に反論はありません。正に日本が軍事的に敗北した時にアメリカの影響下にあるという前提で杉山構想は作られていたと思っています(でなければ、杉山構想に太田さんが気づく前に合理的施策として提起していた対英のみ開戦を帝国陸軍は選択した可能性が高いと思います)。何よりも日米戦争がなければ少なくとも日本列島が戦場となるような日ソ戦争は起きないでしょう。そもそもの推論の立て方として、米軍(もしくは戦力が充実していた帝國陸海軍)が本州以南にいないなどということは書いてもいませんし想定もしていません。同様に日本列島が当時の大国にとって本気で争うほどの地域でもなかった、とも書いていません。そのような推論を私がしていると誘導するような書き方はいかがなものかと思います。
≫終戦当時って8月半ばでしたが・・。オホーツク海が結氷するまでには北海道での正規戦は、ソ連勝利で終わったことでしょう。ゲリラ戦?太平洋諸島での正規戦が終わってからのゲリラ戦なんて、挿話的に語られるだけですよね。
なお、いかなる季節であれ、日本側は津軽海峡等を渡っての兵站補給がソ連の航空優勢下ではできない一方、ソ連側は、空中からの補給は常にできたであろうことを付け加えておきます。≪(同上)
補給路の確保に関する主張について8月に戦争が始まったというのは事実であって、私が主張したいのは杉山構想の中でまずは日米戦争で日本の劣位がはっきりとした時点でないと日ソ戦争は仕掛けてこないであろうとのこと、北海道侵攻は5月から10月の間に始めて終わらせないと開戦時点で軍事戦力的にソ連が優位にあっても補給の面で苦しむ、ソ連もそれを判っているからおいそれと北海道侵攻は計画しないだろう、との想定で当初から戦略を組み立てていたのではないか、ということです。戦争の最終段階で北海道を場合によってはソ連に渡すのもやむを得ないと判断したのはリソース配分と現実的な情勢の中での判断だったと考えます。そりゃ、いくらなんでも現実の通り8月や9月に戦争が起これば補給に苦しむなんていうことはないと思っています。
なお軍事面では当初に書いたようにとても太田さんにかなう知見はないので、何も反論できないですが北海道の冬季における空中補給は航空管制が発達した今でも空路の確保は簡単にいかないところから、空中補給を冬期に行うのは想像するほど簡単ではないのではないかとは思います。またこれは私の想像に過ぎず軍事的には間違いなのかもしれませんが、いわゆる上陸作戦にもロジスティックスの維持にも制海権を補完する航空戦力は海軍航空の分野でソ連が保有している陸上航空戦力とは違いがあるのではないかと思います。ただ米国か帝國陸海軍かは別にして戦力が充実した軍隊が本州以南にいる、いないが決定的に重要なので戦争の最終段階で仮に米軍が本州以南攻略に手こずっていたらソ連が北海道占領を確保できた可能性は高いとは思います。
⇒あれこれ書きませんが、一点だけ。
ソ連の北海道への着上陸は、南樺太、千島を占領してから、ですから、北海道と殆ど地続きであるところの、南樺太、北方領土に飛行場を急速造成するなり、既存の飛行場を利用したりすることができるのであって、ソ連に空母なんてなくても北海道での航空優勢は確保できますよ。(太田)
普通人の阿Q性について
≫中共人民は、いまだにその過半は阿Q(漢人的非人間主義者)だと私は見ていますが、中共当局からは、被統治者の過半が潜在的犯罪者/(通的車を含む)反逆者であると見えていると想像され、だとすれば、中共当局が、法治主義の徹底は、犯罪/反逆への抑止力を著しく低下させる、と、考えたとしても理解はできる、ということです。日常生活で阿Qと接した経験がないとなかなか理解できないでしょうが、ぶっちゃけ、彼ら、アタマが我々並みのズル賢い人非人達であり、こんな連中を統治しなければならない中共当局に、深甚なる同情の念を禁じ得ません。≪(同上)
私の数十年間におけるサラリーマン稼業において付き纏っていたのは、海外の建設現場における普通人の統制やアジアのプロジェクト運営におけるロジスティックスの維持における正に阿Q性との戦いでした。正確に言えば漢人に限定される阿Q性というより普通人の唯我独尊が肥大化し、自己の利益拡大については頭が回る(太田さんが書いているアタマが我々並みのズル賢い人非人である)日本人以外の各諸民族との戦いでしたので、言わんとすることはよくわかります。であるからこそ、制度としての法治主義を根付かせないことには人間主義を根付かせようとしても本音にある一族郎党主義を捨てさせることはできないし、それに気付いているはずなのに、していないのは怠慢であると考えるいるわけです。
その中で個人的体験ではありますが、その普通人との戦いの中でシンガポール駐在時の部下の統制は比較的容易でした。それは社会の豊かさの中で法治主義が根付いていることが漢人主体とはいえ多民族社会の信頼関係醸成に貢献していると当時から考えていました。もちろんシンガポールは国家というより都市の規模ではないか、との指摘はあると思います。それについてはその通りで数百万人規模の統治と10億人を超える国の統治を同列にするのはおかしいと考えています。しかし買弁的かつ一族郎党主義が長年にわたり染み付いていた社会を変えた契機として法治主義の徹底が与っていたのではないかと考えていますし、何よりも汚職の摘発と同時並行で進めるべきではないか、でないと単なる政敵勢力の壊滅を企図した一族郎党主義思考と捉えられる恐れがあるのではないか、ということです。
⇒法治主義って、あえて簡単に言い過ぎればですが、広義の法が全て明示されるってことであるところ、明示されると必ずそれをかいくぐる方法を阿Qは見つけて当局は裏をかかれてしまいます。
「上に政策あり、下に対策あり」という諺がある
https://www.dir.co.jp/report/consulting/research_analysis/101101.html
ようなお国柄ですからね。
となれば、何がその時の広義の法であるか分かりにくくしておく、場合によっては事後法で取り締まられることもありうる、という状態にしておく、ということが抑止力になる、ということです。
但し、これが行き過ぎると、中共は現在市場経済であるところ、予測可能性が著しく低くなって、経済が回らなくなってしまいかねません。
さじ加減が大変だと思いますよ。(太田)
それでは次回、オフ会楽しみにしております。
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<脳死農水省!↓>
「備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/30918ef003d131df2a1bd6808043de15788df0fb
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<大量殺人犯トランプ。↓>
“Hundreds of Dead”: Inside the Fallout from Trump’s Ukraine Intel Pause・・・
https://time.com/7265679/satellites-front-failing-hundreds-dead-fallout-trump-ukraine-aid-pause/
妄想瘋癲老人米国。↓
<おー、人間主義を貶めてやがんの。まさに、非人間主義の欧州文明に毒された米国文明への過剰適応者だねえ。↓>
「・・・「西洋文明の根本的な弱さは共感だ。共感が付け込んでくる」「彼らは西洋文明の欠陥を利用する。それが共感反応だ」(マスク氏)
マスク氏によると、共感はすっかり「武器化」されてしまっているという。・・・」
https://www.cnn.co.jp/usa/35230176.html?ref=rss
<人種としての日本人が消滅しても円は残る?↓>
「米ドルが避難通貨の地位を失う? 専門家は安全な避難先に「円」挙げる・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b949699-s25-c20-d0193.html
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
平和な平和な日本。↓
Japan’s Ski Slopes Have Too Much of a Good Thing: Snow–While the country is having a banner ski season, exceptionally heavy snowfall has created challenges for resort workers.・・・
https://www.nytimes.com/2025/03/08/world/asia/japan-snow-ski-resorts.html
「《真夜中の歌舞伎町、路上でスヤスヤ…》無防備な日本人女性が“路上で寝ている動画”が海外メディアで物議「これが当たり前なのか」「治安がいいからね」・・・
欧米ではホームパーティなどからの帰り道は男性が送っていくことが常識とされています。仮に夜道で女性が寝ているのを目撃した場合は、家出や暴行、あるいはドラッグ中毒を疑い、警察を呼ぶなどの対応をするのが一般的です<。>・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/baae395b1773947a6568c9d35e361ef97b53e7b3
https://www.news-postseven.com/archives/20250309_2028004.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
日本に関しては、「働かなさ」だけどな。↓
「英誌エコノミストは・・・、先進国を中心とした29カ国を対象に、女性の働きやすさを指標化した2024年のランキングを発表した。首位はスウェーデン(前年2位)で、上位4カ国を北欧諸国が占めた。日本は前年に続き下から3番目の27位だった。28位は韓国、最下位はトルコだった。・・・」
https://www.sankei.com/article/20250309-RDHBNIP43FLEXOI7ZCBRAHKJJ4/
快挙。↓
「100億年に1秒しかずれない世界一正確な光格子時計実用化・・・
光格子時計の原理は2001年に東京大学の香取秀俊教授(60)によって考案されました。これまで理論研究や試作機の段階にとどまっていましたが、このたび島津製作所が共同開発を経て、ついに実用化に成功しました。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/100%E5%84%84%E5%B9%B4%E3%81%AB1%E7%A7%92-%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%9A%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84-%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E6%AD%A3%E7%A2%BA-%E3%81%AA-%E5%85%89%E6%A0%BC%E5%AD%90%E6%99%82%E8%A8%88-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AE%9F%E7%94%A8%E5%8C%96-%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A7%E8%A9%B1%E9%A1%8C%E3%81%AB-5%E5%84%84%E6%89%95%E3%81%86%E4%BA%BA%E3%81%AF%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB1%E7%A7%92%E3%82%BA%E3%83%AC%E3%81%9F%E3%81%8B%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%8B-100%E5%84%84%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E3%81%AB2%E7%A7%92%E3%81%9A%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A75%E5%84%84%E8%BF%94%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%A3%E3%81%A6-%E4%BB%AE%E3%81%AB%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%8C%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A0%E3%81%A8-%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%BE%E3%81%A7%EF%BC%92%E7%A7%92%E3%81%A8%E9%81%95%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%86%E5%87%84%E3%81%84%E8%A9%B1%E3%81%A0%E3%81%9E/ar-AA1AwPXb?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=1ef62ed391254ae3a7c06cb972bb480e&ei=11
日・文カルト問題。↓
<蓼食う虫も好き好き。↓>
「「日本人も韓国に来て!」韓国政府が日本人観光客誘致に乗り出す・・・韓国・世界日報・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%82%82%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AB%E6%9D%A5%E3%81%A6-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%AE%A2%E8%AA%98%E8%87%B4%E3%81%AB%E4%B9%97%E3%82%8A%E5%87%BA%E3%81%99-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E3%82%82%E5%9B%BD%E5%86%85%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%82%92/ar-AA1AvJzA?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=1ef62ed391254ae3a7c06cb972bb480e&ei=89
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
なし。
<太田>
一 Copilot
Edgeで表記を音声入力で使えるようになったとの表示を見てやってみたけれど、機能しなかった。
二 運転免許証
そうしよ。↓
「2025年3月24日からマイナンバーカードを運転免許証として利用できるようになります。・・・
利用する場合は、運転免許センターまたは警察署にて、マイナンバーカードのICチップ内に免許情報を記録する必要があります。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/409bcd0d1f8c2292024d7946a8db538c9f9dc2b4
–映画評論282:プロメテウス–
今回の「『プロメテウス』(Prometheus)は、リドリー・スコット監督による2012年公開の<米英>SF映画<で、>・・・当初、同監督の『エイリアン』(1979年)の前日譚として企画されたが、後にその見解の確定性を弱める発言がなされるようになった」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%86%E3%82%A6%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
というのだが、どう考えても前日譚であるところ、出来はまあまあ。
ちなみに、映画通でなくても知らない人がいない、リドリー・スコット(Sir Ridley Scott。1937年~)、は、「イギリスの映画監督・映画プロデューサー<で、>主に<米国>で活動してい<て、>・・・<英>ロイヤル・カレッジ・オブ・アート<で>グラフィック・デザインを専攻<した人物であり、>」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88
『エイリアン』シリーズ、『ブレード・ランナー』、『ブラック・レイン』、『テルマ&ルイーズ』、『グラディエーター』、『ブラックホークダウン』、等で監督をしている人物だ。(上掲)
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太田述正コラム#14810(2025.3.9)
<遠藤誉『毛沢東–日本軍と共謀した男』を読む(その7)>
→非公開