太田述正コラム#14640(2024.12.14)
<2024.12.14東京オフ会次第>(2025.3.11公開)
1 始めに
本日のオフ会は、私を除き、出席者5名、Skype参加者1名の計6名であり、従前にも増して活発な議論が行われました。
次回の東京オフ会は3月22日(土)です。
2 2024.12.14東京オフ会次第(
(Oは私。その他は必ずしも同一人物を表さず。順不同。)
O:高齢になると、今回のように、大昔にわたるところの、世界の様々な地域を比較しなければならないような話を研究するのはしんどくて仕方がないが、幸いにも、今回の「メモ」からも分かるように、新たな発見・・今回の場合で言えば、アングロサクソン文明の起源、殷の人間主義性、ユダヤ人の弥生性、日本人の非集団主義性の本質、等、に係る新説の提示・・をすることができた。
充実した趣味としての研究を続けることができるのは、私が文系だからこそであり、ありがたいことだ。
A:私は理系人間だが、自分自身も、理系分野で研究を行って新説を提示することは可能だと自負しているが・・。
B:ユダヤ人の弥生性については、自分も含めて同感である日本人は多いのではないか。
ところで、「孤独や孤立を「感じない」との回答<が、米国やドイツに比べて>・・・多い」のは、日本人の人間主義が人間だけを相手にしていないからでもあるのでは?
日本人が動植物や自然によって癒されるからでは?
O:なるほど。
C:今回の「メモ」は、従来の「「講演」原稿」に比して、ゆとりある筆致で読み易いように感じたが、何か理由はあるのか?
O:自分がかねてから抱いてきた基本的な諸問題意識は、ことごとく概ね既に解決したと思ったからこそ、注釈的な「メモ」というタイトルにしたわけであり、そうである以上は、「メモ」がゆとりある筆致になったとしても不思議ではない。
D:機会があったら、オフ会で、天皇制の将来、的な話をしてもらえないか。
B:軍事の長であることを放棄した以上、廃止、に決まっているだろう。
O:いや、今上天皇は、祭祀の長の方だけの片肺飛行でも天皇制は存続しうると考えているのではないか。
もっとも、祭祀が宮中だけのものになってしまっていて、国民一般とは切り離れていることから、果たしてうまくいくのか、心もとない限りだが・・。
B:確かに、新嘗祭も勤労感謝の日になってしまい、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%A4%E5%8A%B4%E6%84%9F%E8%AC%9D%E3%81%AE%E6%97%A5
大部分の人はその本来の趣旨を忘れてしまっている。
O:それにしても、今上天皇が、歴史学などというアブナイ学問を「趣味」にすることを上皇や昭和天皇がよく許したものだ。
B:太田さんは、雅子皇后が適応障害になったのは、今上天皇と結婚後、昭和天皇家が戦後、軍事の長であることを永久に放棄した点を知ってそれに強い抵抗感を覚えたからではないか、と、指摘していたことがある。
O:覚えていないが、本当にそういう指摘をしていたとしたら、私は、当初は、むしろ、雅子皇后を褒めていたわけだ。
その後、外務省キャリアとしての将来を放棄した代わりに天皇家で得た「仕事」に拒否反応を示した的な雅子皇后批判へと私は転じたことになるな。