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太田述正コラム#14815（2025.3.12）
＜皆さんとディスカッション（続ｘ6193）/映画評論245：武則天（その19）＞
＜HH＞
前回のコメントで一旦、今回のディスカッションは終えるつもりもりでしたが追加情報をいただいたのでもう一回、返信します。←この部分の引用はしないでいただけたらありがたいです。
独米開戦について情報提供ありがとうございました。これについては私の知識は古かったので更新できました。ただ自分の考え方に大きな変化はありません。太田さんが発見した杉山構想の基本思想と基本路線にて、それに呼応した日本以外の諸国指導者の反応から現実の歴史がどのように動いていったかを考えているので、太田さんの主張と同工異曲ではないかと自分では思っています。それで、今回は端的に書きますと、1931年の時点で杉山たちは、島津斉彬コンセンサスを完遂するために、世界大戦を引き起こす必要があると考えていた、だと今は思っています。
秀吉流日蓮主義を実現するためには英仏独の欧州勢力の力を徹底的削ぐことが必要ですし、横井小楠コンセンサスを実現するためには対ソ防衛で、ソ連の力を正面は欧州に向けておく必要があったこと（付随する結果としてアジアにおける対ソ防衛負担をアメリカに肩代わりさせること）、それらのためにはアメリカが当面、世界的影響力を持った形で存在し、その存在している間に自分の後継者たちが日支提携を基軸としたポスト島津斉彬コンセンサスを構想してもらえれば良いと考えていたのではないか、ということです。
＜太田＞
法治主義についても更に一言。
ドゥテルテがICC送りになりました。↓
The extradition of the former president of the Philippines on an ICC warrant is an affirmation of the principles of international justice・・・
Given a green light from the top, vigilante gangs and hired hitmen turned the poorer parts of Manila and his home city of Davao into killing zones. Corrupt police were allegedly financially incentivised to shoot suspects rather than arrest them.
Mr Duterte’s savage brand of authoritarianism・・“war on drugs”・・ was popular among a majority of voters・・・
https://www.theguardian.com/commentisfree/2025/mar/11/the-guardian-view-on-rodrigo-duterte-in-the-hague-a-warning-to-rogue-leaders
民主主義が機能しているとも言えるフィリピンで行われた前大統領によるところの、麻薬撲滅を掲げた反法治主義政策、と、反民主主義の中共で維持されている反法治主義政策、と、を、その、反法治主義度や有効性を比較してみるのも面白いかもしれませんね。
＜太田＞
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
＜だといいんだけど・・。↓＞
It’s Russia that may now be feeling the pressure・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c70e992rw30o
妄想瘋癲老人米国。↓
＜おあとがよろしいようで・・。↓＞
「米政治家はトランプ氏に逆らえない 「暴君ネロ」演説で話題の仏議員・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%E3%81%AF%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%81%AB%E9%80%86%E3%82%89%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%9A%B4%E5%90%9B%E3%83%8D%E3%83%AD-%E6%BC%94%E8%AA%AC%E3%81%A7%E8%A9%B1%E9%A1%8C%E3%81%AE%E4%BB%8F%E8%AD%B0%E5%93%A1/ar-AA1AIXdy?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=f984cc5ee86647b28fb0b4a3ded4b90d&ei=26
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
英国ローカルのニュースでは必ずしもないんだろうが・・。↓
Toyota plans to build battery vehicles in UK and keep European plants–Japanese company announces two new EVs and promises another three by 2026, as well as new Lexus models・・・
https://www.theguardian.com/business/2025/mar/11/toyota-battery-vehicles-uk-european-plants-evs-lexus
気づかなんだ。↓
「・・・ここ数年で犯罪が増えてきているのは事実です。この傾向が続いていく可能性も十分に考えられるでしょう。
しかも、危険な兆候が二つあります。
一つは、重大犯罪・凶悪犯罪が増加していることです・・・
現代の詐欺事件や強盗事件の末端・手下として使い捨てにされるＺ世代の若者たちは、ステレオタイプ的に語られる学校の運動会等で「手を繋いでいっせいにゴールしましょう」といった教育を受けた「いい子たち」だというのです。・・・」
https://gendai.media/articles/-/147784
https://gendai.media/articles/-/147784
・・・。↓
「・・・最近、米国のスポーツ業界は日本のアニメーションとのコラボを強化する傾向にある。レイカーズと『ONE PIECE』だけでなく、米大リーグ（MLB）は日本の人気アニメ『鬼滅の刃（やいば）』や『NARUTO －ナルト－』などと手を組んだ。日本のアニメーションの人気が米国はもちろんのこと、全世界を駆け巡っているほか、日本選手たちが米国のプロ舞台に一挙進出したことで、日本ファンの関心が高まった現象を反映した。以前は『ザ・シンプソンズ』（MLB）、『スポンジ・ボブ』（NFL・米プロフットボール）、ディズニー（NBA）など、米国生まれのアニメーションを主に活用していたが、今ではその流れが日本へと向かいつつある。スポーツが単なる観戦にとどまらず、複合文化の体験空間として変化している時代の流れとも関連性がある。・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/03/11/2025031180126.html
そんな問いかけをすること自体がナンセンス。↓
Is Matcha Good for You?–The brightly colored powdered green tea has become popular among health-conscious consumers. Does it have any nutritional benefits?・・・
https://www.nytimes.com/2022/09/27/well/eat/matcha-health-benefits.html
日・文カルト問題。↓
なし。
中共官民の日本礼賛（日本文明総体継受）記事群だ。↓
＜『武則天』でも目下の者が目上の者に対し、盛んに「うん」口を叩くのが気になっていたところだ。↓＞
「中国のSNS・小紅書（RED）に4日、「なぜ日本人と話す時にむやみに『嗯（うん）』と言ってはいけないのか」との投稿があり、反響を呼んでいる。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b949835-s25-c30-d0052.html
＜太田＞
一 Microsoft PC Manager
表記をCCleanerの代わりに使用することも考え、昨日、インストールした。
https://pcmanager.microsoft.com/ja-jp?channel=303410&FORM=MF12IC&OCID=MF12IC&msclkid=93a531ba65f8101a20a5566a623f1a76
二 USB-C有線マウス
そのうち、買お。↓
三 鼻毛カッター
2022年９月４日に手配した、二代目の表記がダウンした。予告寿命の充電300回にはむろん達しておらず、保証期間の３年だって経過していないが、さほど高いものでもないので、昨夜、下掲に買い替えた。
いずれにせよ、初代のパナソニックのに比べれば長くもってくれた。↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%90Amazon-co-jp%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%80%91%E9%BC%BB%E6%AF%9B%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%82%A8%E3%83%81%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%81%AF%E3%81%AA%E6%AF%9B%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC-USB%E5%85%85%E9%9B%BB%E5%BC%8F-%E9%BC%BB%E6%AF%9B%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC/dp/B0DQ4WQ8M7/ref=sr_1_6?crid=1REB9TECYZIRJ&dib=eyJ2IjoiMSJ9.fJlS9Y68maZVE6sMi1MvpM_yC-1O-HMdPoCWS5GXEWo4ZmDUxUeKei7BKe2rqHWMtf8fF57tkTlI6JmLG4capnfnvAWRdZdvobH41lK5e6YsjzQlMMpEQ5Dbj4YNvl2t0VdpZ9JykTcy0QWmcmnFvjxnamdenJWYTRKvwtpMmryhb5viN6eof04sdgwe96eaAxlU4gFJlIOcYYAmmKf7-EbjDVSoG7oy65PyjR0NPrRYYbz9qE2_EJI28chdAz49GDWXQgixB4FyQhTskxN9M9YFJVHCZfhsqRWptNz5WUU9tw2SYBKf4ogKo4y5OxjTGXU1-QYfwpEx7jYzJw5mYvF0sO3fMnCIwquxqQGeh_guJpbzWQgym5oRJ7t1NklaQt9oNvA2ooRX-IcyEEtFf8XsOAV6KR3i3wUL7-rbyPgf-OfVfZcaPXxllUlaH8ea.I4b49khSIZdN4QLr-8sVfytGPRaCffMTaKmoCwnGWVw&dib_tag=se&keywords=%E9%BC%BB%E6%AF%9B%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC&qid=1741700023&sprefix=%E9%BC%BB%E6%AF%9B%2Caps%2C161&sr=8-6
四 非メインパソコン群のメンテ
表記を、これまで、土、日に分けて行ってきたが、土曜は掃除日、日曜は大河ドラマ鑑賞日でピアノ日でもあるので、どちらも「忙しい」ことから、本日より、水曜に表記とピアノを行うことにする。
–映画評論245：武則天（その19）–
34～35話のクライマックスは、「史実」通り、長孫無忌が太宗に、李治を新たな皇太子とするよう示唆する場面だ。
また、魏徴（前出）が亡くなり、太宗が、「人は銅を以て鏡と為し、以て衣冠を正すべし。古きを以て鏡と為し、以て興替を見るべし。人を以て鏡と為し、以て得失を知るべし。魏徴の没するや、朕 一鏡を亡（うしな）へり。」と言った
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%8F%E5%BE%B4 前掲
という「史実」に基づいた場面も出てくる。
そして、廃太子される李承乾を裏切るその部下の紇干承基（こつかんしょうし。604～656年）、
https://w.atwiki.jp/shintouzyo/pages/2936.html
や、侯君集（前出）同様、凌煙閣二十四功臣の１人であって、同じく、当時は軍人であったところの、李勣（りせき。594～669年）、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E5%8B%A3
が、史実とは少しずつ違った形でそれぞれ活躍する。
この李勣は、後に、武則天が高宗の皇后に「格上げ」になる時に、結果として決定的な役割を果たすことになるのだが・・。
https://www.myworldhistoryblog.com/entry/riseki
（続く）
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太田述正コラム#14816（2025.3.12）
＜遠藤誉『毛沢東–日本軍と共謀した男』を読む（その10）＞
→非公開