太田述正コラム#14883(2025.4.15)
<皆さんとディスカッション(続x6227)/映画評論245:武則天(その28)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <英国がイニシアティブを取らにゃアカンな。↓>
 「欧州によるウクライナへの部隊派遣が行き詰まる理由 各国が持つ3つの懸念、軍事支援はいつまで続くのか?・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e8f32b76a5b6a9cde4d5259e3904ef83dbee483

 妄想瘋癲老人米国。↓

 <寄付金じゃぶじゃぶでなくても何とかなる自信が?↓>
 「米ハーバード大、トランプ政権の要求拒否 補助金1兆円超失う恐れ・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c04a229f4f3fe3d3dc72ebcc1621b7b05105277
 <ヒステリー?↓>
 「ゼレンスキー氏を猛批判 トランプ氏、対米依存不満・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed093e52413f2fa345bc87d29cd3efbabab68d5b

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 これでは、既に概成していた杉山構想とは相容れんわ。↓

 「・・・田中内閣の陸相の前任は、若槻礼次郎の憲政会内閣の宇垣一成である。宇垣は国内情勢と国際情勢の変動に敏感な陸軍軍人だった。第一次世界大戦後の1920年代における「平和と民主主義」の時代に陸相に就任した宇垣は、陸軍軍縮に踏み切っている。宇垣は政治的な野心を持っていた。 その宇垣も陸軍中央の方針を踏襲している。・・・
 宇垣は田中内閣の「積極政策」に対する批判を強める。 「現政府は組閣以来一年有半徒(いたずら)に高唱したる積極政策なる虚声によりて列国及支那をして我に何か野心を有するかを疑わしめ、済南事件は更に支那人の敵愾心を挑発して排日排貨を煽り、張の横死事件は帝国心事の公明を疑わしめ……列国よりは態度の公明に関して疑を抱かるる様になりて居る」。 ここであらためて宇垣は対中国政策の基本方針を確認する。中国本土と満州を区別したうえで、前者について「列国と協調を保ち経済的の進展を図るの外に他意はない」。 対満州政策はどうか。「現有権益を擁護」しつつ、「経済的の進展を更らに図り且権益を増伸する」。これが宇垣の基本的な考え方だった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ab9c511c10bf375281bc7208f7955222cd0dc30

 日・文カルト問題。↓

 <お騒がせしとります。↓>
 「韓国旅行で白米4キロ・玄米5キロ買って日本に持ち帰った女性の投稿が話題に・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/04/15/2025041580015.html
https://www.recordchina.co.jp/b951589-s39-c30-d0191.html
 <本件で日本を取り上げることを許す。↓>
 「訪米前の日本経済再生相「米国の関心事項が何かを確認する」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/332531
 <それよか、少子化を何とかせにゃ。↓>
 「・・・韓国・ヘラルド経済は「豊かに暮らす日本の高齢者、不安な韓国の高齢者」と題した記事を掲載した。・・・韓国ネット「やはり先進国」「韓国は後れている…」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951530-s39-c30-d0195.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 これが、『ザ・レジェンド』が2014年に造られた(コラム#14879)背景ね。↓>
 「・・・中国に道が開けたのは、21世紀が始まった2001年の暮れだった。アメリカが突如として、中国の加入にゴーサインを出したのだ。 アメリカが翻意した理由は、中国の法制度が整ったからというよりは、「9・11事件」が起こったからだった。イスラム過激テロ組織「アルカイダ」によってニューヨークを襲われたアメリカは、アフガニスタン戦争を宣戦布告。続いてイラク戦争も起こそうとしていた。 そうした中で、アフガニスタンやイラクの背後にいる大国・中国を味方につけておく必要にかられたのだ。つまりは、自国の「お家事情」である。 それでも、それまで16年も交渉に苦労を重ねてきた中国は、WTOへの加入実現を、「入世」(ルーシー)と呼んで沸き立った。「世界の仲間入りする」という意味と掛けた言葉は、当時の流行語となった。その年は8月に「2008年北京五輪」の開催も決めており、21世紀の中国の明るい未来を想起させる「2つ目の吉報」となった。 実際、「入世」してから、中国は実に多くの法律や規定を「WTO規範」に改めていった。まだインターネットがそれほど発達していなかった当時は、「今月変わった法律法規」をまとめた月刊誌まで売られていて、そこにはよく「WTOルールに合わせて改正した」という注釈がついていたものだ。 私が北京に住んでいた2010年暮れには、中国の官製メディアが、「21世紀の最初の10年に中国で起こった重要出来事ベストテン」を発表した。私は当然、2008年夏の北京五輪がトップに来るかと思いきや、2番だった。 1番は、2001年12月の「入世」だったのだ。「中国が文字通り、世界の仲間入りを果たした証(あかし)である」と説明書きがされていた。北京五輪では「入世」の立役者が聖火ランナーに選ばれたし、2011年12月には「入世10周年」を記念して、北京で盛大なイベントが開かれた。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fb0c1b5c1b9e832cc6f11dc2ac58a7ed8072531
 <相手を米国だけにしなさい!↓>
 「中国のレアアース輸出が凍結状態に トランプ米政権への報復の一環か・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed68066af6ce9525516146aa41a5ac4238229f7a
 <今度は、ニューズウィークより。
 マル。↓>
 「動揺を見せない習近平…貿易戦争の準備ができているのは「米国でなく中国」・・・」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/04/546506.php 
 <ペケ。↓>
 「中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/697de6122b4526a3716cc821cfe9e0000557c091
 <タイム誌より。
 中共には選挙がないわい!↓>
 Why China Can’t Win a Trade War・・・
 As for a dictatorship being able to make decisions at the snap of the fingers? Not really. Beijing has a labyrinth bureaucracy that carefully considers—and reconsiders—options before they go up the chain for decision making. Xi Jinping is the preeminent leader but looks for consensus from top party officials he has put in power.
 If anything, when it comes to decision-making in the trade war, the U.S. is much closer to one-man rule than China. One reason Donald Trump may love tariffs is that he can apply them, raise them, lower them, or pause them by whim. Congress has delegated its constitutional tariff power to the executive branch and the courts generally defer as well on matters framed as defending national security.・・・
https://time.com/7276876/china-retaliatory-tariffs-us-trade-war/
 <次に人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「中日の芸術家が共演、日本人作曲家の和田薫氏が創作した交響組曲「詩意江南」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0414/c206603-20301402.html
 <そして、中央日報より。
 でも、いらはい。↓>
 「日本の「宝くじマンション」で一体何が? 殺到した中国人に高まる反感・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/332513
 <ここからは、レコードチャイナより。
 ご愛顧に深謝。↓>
 「ついに中国初上陸!手塚治虫のSF大作「火の鳥」が4月に上映・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951604-s47-c30-d0189.html
 <わが身を顧みてモノを・・。↓>
 「「日本への印象が変わった」と中国人男性、鎌倉での“がっかり体験”に大反響・・・中国のSNS・小紅書(RED)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951583-s25-c30-d0052.html
 <クシュン。↓>
 「中国がAIを大量活用する一方、日本はいまだにフロッピーディスクやFAXの廃止に奮闘・・・観察者網・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b951582-s25-c20-d0193.html

           –映画評論245:武則天(その28)–

 52~53話では、太宗の死が取り上げられ、「貞観23年(649年)、太宗は死期が迫ると皇太子の李治に言った。「李世勣はお前に恩がない。私が今、彼を遠ざけるから、私が死んだ後、彼に僕射を授けよ。そうすればお前に恩義を感じて必ず死力を尽くすだろう」。かくして李世勣を疊州都督に任じて左遷した。『資治通鑑』では「李世勣が(疊州への)赴任をためらうようならば殺すべきだ」との助言も李治に残しており、李世勣は勅令を受けると家にも戻らずただちに赴任先へと向かっている。このことについて『資治通鑑』の注釈では「太宗は策略を用いて李世勣を制御し、李世勣もまた巧みに君主に仕えた」と記している。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E5%8B%A3 前掲
や、「太宗が世を去ると、徐恵は悲しみのあまり発病したが、進められた薬を受けつけず、650年に24歳で亡くなった。賢妃の位を追贈され、昭陵の石室に陪葬された。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%90%E8%B3%A2%E5%A6%83 前掲
といった「史実」を踏まえつつも、よりドラマティックないし伝奇的に、或いは、より説得力ある形に、改変された諸挿話が出てくる。 

(続く)

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太田述正コラム#14884(2025.4.15)
<檀上寛『陸海の工作–明朝の興亡』を読む(その18)>

→非公開