太田述正コラム#14891(2025.4.19)
<皆さんとディスカッション(続x6229)/映画評論310:リミット・オブ・アサシン>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<そもそも中立的立場じゃないのに仲介できるわけがなかろうに・・。↓>
「トランプ氏「仲介から手引くだろう」 ウクライナ停戦で進展なければ・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c20c7bca35d7cde4a385de7ba7f68487984813f
妄想瘋癲老人米国。↓
<・・・。↓>
「トランプ政権、中国船舶に入港料導入の方針-海上輸送ルートに混乱も・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%94%BF%E6%A8%A9-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%88%B9%E8%88%B6%E3%81%AB%E5%85%A5%E6%B8%AF%E6%96%99%E5%B0%8E%E5%85%A5%E3%81%AE%E6%96%B9%E9%87%9D-%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E8%BC%B8%E9%80%81%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AB%E6%B7%B7%E4%B9%B1%E3%82%82/ar-AA1DaW5V?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=974adf332c6e4767aad2b6444bc35f2f&ei=108
<甘い甘い。トランプどころか、米国にとって・・。↓>
「「真の恐怖」はこれから始まる、90日も待たずにトランプ大統領は終わり、株価は下落する・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e64e55bdb9442cba3a53692e10b8d1c106f33877
<この期に及んで米独立革命を讃美するワシントンポスト。トランプこそその申し子だっちゅうのに・・。↓>
The American experiment launched with the sound of gunshots・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/interactive/2025/american-revolution-lexington-concord/
<いくつかの流行り言葉を身につけることができるコラムだが、そんな言葉群のことよりも、米独立革命は英北米植民地人の多数派が、妄想の下、エゴを追求して差し当たりの目的を達成した事件であったところ、現在のトランプ旋風は、まさにこの事件の延長線上の必然的現象なんだって本質を理解すべきだぜ。↓>
「・・・トランプ陣営に二つの勢力が共存している。ポピュリスト的なナショナリストとテクノ・リバタリアン。両者は似ているのか? 全然似ていない。それどころか、両者は正反対を向いていて、完全に対立してさえいる。
たとえばテクノ・リバタリアンは、能力主義者なので、有能な移民や外国人を大いに歓迎している。そもそもイーロン・マスク自身も、南アフリカからの移民である。これはもちろん、移民排斥を望むナショナリストたちにとっては、とうてい受け入れられないことである。実際、両者の対立は、顕在化しつつある。・・・」
なぜ両者は連帯できているのか? 両者は、「同じもの」に反発しているからである。「同じもの」とは何か? 民主党が代表しているリベラルなエリート、既成支配層(エスタブリッシュメント)である。リベラルな既成支配層は、(社会の)多様性を唱える。移民を積極的に受け入れ、LGBTQ+を尊重し、誰にも公平に対応しよう、と主張する。そして多様な他者たちを包摂しよう、と訴える。いわゆるアイデンティティ・ポリティクスに基づく主張である。・・・
現在の資本主義――サプライチェーン(ヴァリューチェーン)型のグローバリゼーションに基づく資本主義――は、1990年頃までの資本主義とは異なり、先進国の中産階級だけが所得が伸びない仕組みになっているのだ。ゆえに、先進国(アメリカ)だけを見れば、格差が急激に拡大する。・・・
<また、>プラットフォームの所有者である「クラウド領主」は、プラットフォーム上で商売することを望む多くの業者から「レント(一種の地代)」をとることができる。だから、労働そのものの評価は相対的に低く、賃金も上がりにくい。労働者・生産者であることに誇りをもつことが難しい社会になりつつあるのだ。・・・
「多様性」や「包摂」を主張しているのに、「我々」を排除しているのは欺瞞的だが、テクノ・リバタリアンは、逆に、政治的公正性(ポリティカル・コレクトネス)(PC)の名のもとに当局が多様性や公正性や包摂を強制することを拒否している。
そう、テクノ・リバタリアンが民主党的なリベラルと敵対しているのは、彼らが、市場の自由に対する政治的介入をできる限り拒否しようとしているからである。・・・」
https://president.jp/articles/-/93946?cx_referrertype=yahoo&yhref=20250419-00094280-president-pol
「・・・「ディープステート」の直接的な指示対象は民主党政権や民主党のリベラルな指導者たち(オバマ、ヒラリー・クリントン、バイデン等)だが、それらが「ディープ(闇の)」と言われるのは、彼らがいわば二重性を帯びており、陰の見えないところであやしげな陰謀にコミットしていると見なされているからだ。 イーロン・マスクの「政府効率化」もただの行政改革ではない。民主党政権がディープステートだったならば、多くの職員が陰謀にかかわっていたはずであり、そうした職員を見つけ出し、追放することが、政府効率化の(ひとつの)目的である。 どのくらいのアメリカ人が陰謀論を受け入れているのか? ベネンソン・ストラテジー・グループが2022年10月に実施した意識調査によれば、「連邦政府が秘密結社(secret cabal)に支配されている」という見解に賛成だと答えた登録有権者の率は、なんと半数近く――44%――にもなる。 共和党員に限定すれば過半数(53%)、民主党員に関してはこれよりもだいぶ少ないが、それでも3分の1を超える数(37%)の者たちが、この意見に同意している。・・・
「ディープステート」の直接的な指示対象は民主党政権や民主党のリベラルな指導者たち(オバマ、ヒラリー・クリントン、バイデン等)だが、それらが「ディープ(闇の)」と言われるのは、彼らがいわば二重性を帯びており、陰の見えないところであやしげな陰謀にコミットしていると見なされているからだ。 イーロン・マスクの「政府効率化」もただの行政改革ではない。民主党政権がディープステートだったならば、多くの職員が陰謀にかかわっていたはずであり、そうした職員を見つけ出し、追放することが、政府効率化の(ひとつの)目的である。 どのくらいのアメリカ人が陰謀論を受け入れているのか? ・・・2022年10月に実施<され>た意識調査によれば、「連邦政府が秘密結社(secret cabal)に支配されている」という見解に賛成だと答えた登録有権者の率は、なんと半数近く――44%――にもなる。 共和党員に限定すれば過半数(53%)、民主党員に関してはこれよりもだいぶ少ないが、それでも3分の1を超える数(37%)の者たちが、この意見に同意している。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e2e46f014976ef67aef8a8cae20046ba809de9f
「・・・「米国は不公平な貿易慣行で世界から出し抜かれている。結果、貿易赤字になり、雇用を奪われた。一番の悪は中国である。だから関税をかけてかつての繁栄を取り戻すのだ──というのがカリフォルニア大学アーバイン校の教授だったナバロ・・大統領上級顧問・・の考え方・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc4178285b23f129334371eeb87831cac238770
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
日本万博も愛知万博も、それぞれ異なった事情の下で自分のカネを使わずに見ることができたが、今回のはそんなつてがないこともあり、ご縁がないままに終わりそうだ。↓
「大阪・関西万博の総入場者数が50万人を突破 2005年開催の愛・地球博より早いペース・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce2b651db1e9ea9a2db4b1713b3dba50deac2c49
少なくとも松平定信の名前だってあげなくっちゃ。↓
「・・・のちに徳川家斉(いえなり)として第11代将軍となる、一橋家の竹千代である。竹千代の6歳という年齢を考えれば、その父の一橋治済(はるさだ)が何らかの形で、家基の死に関わったのではないだろうか。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ef7b587b693031c488106befcfea9cfab321752
日・文カルト問題。↓
<本件で日本を引き合いに出すことを許す。↓>
「最初の交渉からこじれた米日…日本メディア「早期妥結は難しい」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/332740
<ご苦労さん。↓>
「日本が「竹島は日本の領土」展示館リニューアル…韓国外交部「即時閉鎖を」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/332744
「東京に「領土・主権展示館」リニューアルオープン 韓国政府が日本公使呼び抗議・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250418002400882?section=japan-relationship/index
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<と言われましても・・。↓>
「「日本人が韓国に押し寄せコメ購入」と・・・中国国営の中央テレビ(CCTV)・・・、ネット「なぜ中国に来ない?」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951836-s25-c30-d0052.html
<バカモン。↓>
「「大地震」の予言で日本行き控える人続出、一方で気にしない人も・・・香港メディアの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951837-s25-c30-d0052.html
「日本で無差別殺人事件が多発、中国大使館が注意喚起・・・中国メディアの澎湃新聞・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951861-s25-c30-d0190.html
一人題名のない音楽会です。
引き続き、ショパンのピアノ協奏曲のピアノソロ演奏です。
Chopin Piano Concerto No. 2 (piano solo) ピアノ:Revital Hachamoff(注) 15.27分、9.25分
https://www.youtube.com/watch?v=rwyINZhFgmk
https://www.youtube.com/watch?v=w2xYCs-X-X0
(注)レヴィタル・ハハモフ(1964年~)。「イスラエルの<女性>ピアニスト」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%8F%E3%83%A2%E3%83%95
オマケ:
Yuja Wang: Márquez Danzón No. 2(Arr. Gómez-Tagle) 3.53分
https://www.youtube.com/watch?v=VHvsms76wRk
–映画評論310:リミット・オブ・アサシン–
今回の『リミット・オブ・アサシン』(・・・24 Hours to Live)は、 2017年の南ア<・中・米>のSFアクションスリラー映画<で、>・・・復讐と償いを求めるために24時間だけ生き返ることができた凄腕の暗殺者(イーサン・ホーク)の物語である」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%82%B7%E3%83%B3 △
https://eiga.com/movie/88458/ ▲
ところ、まあまあの出来。
なお、筋については、まず簡単な▲を読んでから△を読むと良い。
準主演の中共女優のシュイ・チン(Xu Qing=許晴。1969年~)の経歴・・醜聞を含む多彩な恋愛暦もさることながら、’ In 1988, Xu received two university admission letters: one from the German Department of the University of International Relations, the other from the Performance Department of the Beijing Film Academy. She chose the latter and set a school record with a perfect score of 120 in gaokao’s mathematics section.’
https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=uiiJRyo6&id=8E583CA86FFDDE952EDA2C076D8CBA97BEA32EC3&thid=OIP.uiiJRyo6sXmf5qt-B-iM1gHaLH&mediaurl=https%3a%2f%2fi.pinimg.com%2foriginals%2f1b%2f8d%2f36%2f1b8d36a1faaeea27ea60be415a43fae1.jpg&exph=2048&expw=1365&q=Xu+Qing+photo&simid=608037198304211612&FORM=IRPRST&ck=CFE9CEED885E22BC6033F5045E821BCF&selectedIndex=0&itb=0&idpp=overlayview&ajaxhist=0&ajaxserp=0 ←写真
・・は面白い。
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太田述正コラム#14892(2025.4.19)
<檀上寛『陸海の工作–明朝の興亡』を読む(その22)>
→非公開