太田述正コラム#3320(2009.6.7)
<皆さんとディスカッション(続x508)>
<コバ>
日本の国会議員の数は人口比で先進十二カ国中少ない方から二番目で多くはないとのことです。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-05-27/2009052701_01_1.html
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20090530#1243616369
http://g3s.gunmablog.net/e31885.html
小さい政府も実現できている日本なのに、民主党も自民党も国会議員定数まで削減しようとしているのは政治が財務省の手のひらの上で弄ばれているということなのでしょうか。
http://blog.ohtan.net/archives/50954967.html
http://blog.ohtan.net/archives/50954960.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-06-21/2008062102_05_0.html
衆院選が本当に待ち遠しいですが、民主党の議席を最大限伸ばすには、麻生閣下がデッドラインまで世に憚り続けてくれたほうがいいのかな?
<太田>
これよりも重要な話ですが、日本が異常に公務員の少ない国であるだけでなく、異常な女性差別国であることは何度強調しても強調しすぎることはありません。
「・・・日本は公務員の少ない国であり、欧米先進国中最少である。特に女性公務員の数はイスラム国を除く図中の途上国と比べても最も少ない。・・・
独立行政法人、公社・公団、政府系企業、公営企業の職員を含めて各種資料から同等の定義で各国の公務員を積み上げた<数字>で見ても日本の公務員数は少ない。人口千人当たり80人程度が普通であるのに日本はその半分しかいない。・・・」
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5190.html
<αεεα>(「たった一人の反乱」より)
「F22戦闘機…民主党の重鎮ダニエル・イノウエ上院歳出委委員長がゲーツ国防長官と藤崎一郎駐米大使に書簡を送り、米空軍の最新鋭戦闘機F22Aラプターの輸出解禁に期待感を表明するとともに、輸出した場合、日本への売却価格は1機約2億5千万ドル(約247億円)程度になると伝えていたことを報じた。」
「米軍は1機約1億4千万ドルで調達している。日本に輸出する場合、輸出仕様にするための設計・改造費などを含め約1億ドルを上乗せした格好だ。7~9年で納入可能という。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090606-00000127-san-pol
「日本は、F22のライセンス生産を考えていたので、調達額は、1機あたり、<138億円>の2倍になったかもしれませんよ。」
http://blog.ohtan.net/archives/51361535.html
すこしまけてくれるそうだよw
おーたんはF22はいらんって言ってたよね。
http://blog.ohtan.net/archives/51359860.html
これはおーたんが言う日本から金を巻き上げるオバマ作戦と解釈していいのかな?
<太田>
情報提供ありがとう。
だけど、オバマ政権と米議会が、実際にF-22を日本にリリースするかどうか、私は首をひねりますね。
<αεεα>
「李大統領、歴史問題で鳩山代表に謝罪要求」
http://news.livedoor.com/article/detail/4189428/
ガス抜きのお約束だろうけど、いつまで要求するんかねえ? 天皇と歴代首相、謝罪したのに。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E8%AC%9D%E7%BD%AA%E7%99%BA%E8%A8%80%E4%B8%80%E8%A6%A7
ところで、数十年後、仮に韓国が謝罪要求しなくなったとしても、天皇と首相が自主的に公式謝罪し続けることは外交儀礼上必要なんだろうか?
<太田>
朝鮮半島の植民地支配に対して、一回、心から遺憾の意を表すれば、韓国はもう蒸し返しはしないと思いますがね・・。
<ααεε>(同上)
--ルース氏は大統領に近い方だから、日本にとっていい人事だという声もあったけれど。
「なーにを。金出してくれたから、ご褒美にちょっと日本で遊んでらっしゃい、という程度でしょう。
どうせ、大勢に影響のないところだから、ご苦労さん、ありがとうさん、と。
何ができるんだよ、日本のことを何も知らないで。いるだけの大使だったら誰だってできるだろう」
--駐日大使というのは、アメリカじゃ、楽なポジション、ちょっと地位の高い閑職扱いということですか。
「そうですよ」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090530/plc0905300802006-n3.htm
おーたんとは読みが逆だね。
http://blog.ohtan.net/archives/51369540.html
まあ、金融経済畑の政治家で彼は安全保障音痴なので、おーたんの読みが当たることを期待していいんだよな!
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090530/plc0905300802006-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090530/plc0905300805009-n1.htm
ところで、山本幸三氏はおーたんと同期のなんだな。経歴的に密に接触したことはなさそうだけど。
<太田>
山本幸三、日本が米国の属国であるという認識なさそうだから、それだけでアウチじゃないかなあ。
新大使の下、在日米大使館は、属国日本から搾り取れるだけ搾り取るために、しゃかりきに働くことでしょう。
<ΦΦΑΑ>(同上)
親の暴言 子の発達阻む 熊大准教授と米大学共同研究 「言語性知能」に差
http://kosodate.nishinippon.co.jp/news/other/200906/04_008701.shtml
おーたんが大好きな女性学者が頑張ってるな、とか思ってたら・・・クラスメートの母親だわwww
ビビったwww
DTMの技術的なことは全く知らないんだけど、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF
その筋の人たちからは「天才」「鬼才」「(imoutoidを聞くと自分の能力に)絶望する」と賞賛されていたそうだ。
はてブ経由で彼を知ったんだけど、訃報なんかで知りたくなかったなあ。18歳で亡くなるなんて、切ないよ。
おーたんはエリート教育の必要性を訴えてるけど、そのエリート教育には彼のような人に必要なギフテッド教育も含まれているのかのぉ?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%95%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89%E6%95%99%E8%82%B2
<太田>
imoutoidについてのURLつけてくれなくっちゃ。
http://blog.livedoor.jp/imoutoid/
ということだったようだね。
あらゆるジャンルでエリート教育は必要であり、社会的な支援も必要です。
<ΦΑΦΑ>(同上)
–週末の音楽コーナー–
RIP imoutoid(別名、ファミコン宇宙人、Yamato Yoshioka)
Kamikaze(ネットデビューしたころの14歳でのオリジナル作品)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7227266
THE iDOLM@STER とかちつくちて remix MAD
http://www.nicovideo.jp/watch/sm104906
2つのパルス波によるインベンション No.2 in B# minor(実験的な作品みたいだけどクラシックなんで挙げとく)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2578477
ADEPRESSIVE CANNOT GOTO THECEREMONY
http://maltinerecords.cs8.biz/14.html
Finder Is Not Desktop Experience Remix(遺作)
http://www.youtube.com/watch?v=14UOfSxyJ5Y&fmt=18
<デルタ>
おすすめです。
ピアノ 『狂気の飛翔幻想響~88鍵盤酷使録』 東方永夜抄全21曲+α大百科
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4579486
<太田>
お二人さん、ゴメン。
今時間がないから後で聴くね。
では、記事の紹介です。
米軍等による一般住民の虐殺、略奪、強姦は「史上最大の作戦」でも見られました↓。
同時期の日本軍と米軍との違いは、後者の方が軍規が厳しかったことと有色人種差別があったことです。
・・・Some 20,000 French civilians were killed in the two-and-a-half months from D-Day, 3,000 of them during the actual landings. ・・・
The theft and looting of Normandy households and farmsteads by liberating soldiers began on June 6 and never stopped during the entire summer・・・
・・・there were around 3,500 rapes by American servicemen in France between June 1944 and the end of the war. ・・・
”It also shows that black soldiers convicted of such awful acts received very severe punishments, while white soldiers received lighter sentences.”
Of 29 soldiers executed for rape by the US military authorities, 25 were black - ・・・though African-Americans did not represent nearly so high a proportion of convictions. ・・・
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8084210.stm
(6月6日アクセス)
オバマはホントにエライ!↓
「北朝鮮が核実験をした4日後、米国のオバマ大統領が注目すべき声明を発表した。先月29日のことだ。
ジュネーブ軍縮会議(CD)が、兵器用核分裂物質の生産禁止(カットオフ)条約の交渉開始を決めたことを歓迎する内容だった。
核爆弾の材料となる濃縮ウランやプルトニウムの製造を禁止する。違反がないかをきちんと検証する。この条約ができれば、核軍拡の歯止めになる。また、新たに核武装する国の出現を防ぐ手立てにもなる。・・・」
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
(6月7日アクセス。以下同じ)
これ↓が、朝鮮日報自身の朝鮮民族観なのでしょう。
「1904年・・・、28歳のドイツ人ジャーナリスト、ルドルフ・ツァベルは、・・・妻と共に韓国へ「新婚旅行」に出かけることにした。・・・
碧眼の若いジャーナリストの目に映る韓国人は、怠惰で、貪欲で、粗雑で愚鈍な人々だった。
「韓国人は、取引において極めてしみったれていることで有名だ。口数が多い上に、数文の金をめぐって猛獣のように争い、葉銭数枚を受け取るために喜んで3日間を無駄にする。この人々を信頼することは極めて難しかった」「酒に酔った韓国人が街中で横になっているのはありふれた光景で、女性問題から殺人が起こることも稀ではないという。見ての通り、平均的な韓国人の姿はあまり愉快なものではなかった」・・・
稀にではあるが、韓国人の優秀さを賞賛する部分もある。「川を利用して田に水を引き込むこの村の住民の腕前は、実に凄かった。感嘆すべき灌漑施設と言う他はなく、韓国の農夫の勤勉さがうかがわれる部分だ」・・・
「日本は、韓国の独立を支持するというお定まりの古い嘘をつき、韓国の土地で自分勝手に振舞うようになった」・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20090607000006
英国でのある中年の男と十代の女の「関係」についての実話だけど、まるで良質な短編小説のようですよ↓。
http://www.guardian.co.uk/culture/2009/jun/07/lynn-barber-virginity-relationships
事実は小説より奇なり、とはよく言ったものです。
国共内戦、大躍進、文革、朝鮮の南北分断、朝鮮戦争、金王朝による恐怖政治とテロばかりではなく、ベトナム戦争、ポルポト派による大虐殺も、すべて米国のせいである、と英国人は言いたいところをこらえているわけです↓。
・・・The collapse of Japan hastened the victory of the communists in China and Korea; the fall of France contributed to that of the Vietnamese. ・・・
http://www.guardian.co.uk/books/2009/jun/06/rise-fall-communism-archie-brown
東南アジアについても、仏印進駐の頃は、ベトミンなんてものの数ではなかったけれど、日本を米国が叩きのめした後、悲劇が始まったのです↑。
nature(生まれ)かnurture(育ち)か論争に、更に一石を投じる本が出ましたが、その書評からです↓。
Asian-Americans are renowned — or notorious — for ruining grade curves in schools across the land, and as a result they constitute about 20 percent of students at Harvard College.
As for Jews, they have received about one-third of all Nobel Prizes in science received by Americans. One survey found that a quarter of Jewish adults in the United States have earned a graduate degree, compared with 6 percent of the population as a whole.
West Indian blacks, those like Colin Powell whose roots are in the Caribbean, are one-third more likely to graduate from college than African-Americans as a whole, and their median household income is almost one-third higher. ・・・
The Chinese-Americans were only half as likely as other children to repeat a grade in school, and by high school they were doing much better than European-Americans with the same I.Q.
As adults, 55 percent of the Chinese-American sample entered high-status occupations, compared with one-third of whites. To succeed in a profession or as managers, whites needed an average I.Q. of about 100, while Chinese-Americans needed an I.Q. of just 93. In short, Chinese-Americans managed to achieve more than whites who on paper had the same intellect.・・・
It’s that the most decisive weapons in the war on poverty aren’t transfer payments but education, education, education. For at-risk households, that starts with social workers making visits to encourage such basic practices as talking to children. ・・・
・・・success depends less on intellectual endowment than on perseverance and drive.・・・
http://www.nytimes.com/2009/06/07/opinion/07kristof.html?ref=opinion
—————————————————————————-
太田述正コラム#3321(2009.6.7)
<改めて民主主義について(その1)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x508)
- 公開日: