太田述正コラム#3328(2009.6.11)
<皆さんとディスカッション(続x512)>
<鯨馬>
≫お気持ちはありがたいが、実は、拙著『防衛庁再生宣言』(2001年)の第9章(209~217)を、私は、ご指摘のマクマレーのメモランダムを紹介した本の紹介にあてています。≪(コラム#3324。太田)
お恥ずかしい。
読んでいないことがばればれですね。いや、読み返すと記憶はかすかにある(紀伊国屋書店とか)のですが、内容をまったく忘れていました。
ちなみにケナンは、マクマレーを引用しつつ、「(米国が日本を駆逐した結果)日本が半世紀にわたって朝鮮・満州で担ってきた重荷を、米国が代わって引き継がざるを得なくなった」としています(ケナン「アメリカ外交50年」PP77)。
<太田>
お示しのケナンの本(の邦訳)は、私が大昔に古本屋で買って、ツンドク状態のママの本です。重要な箇所の頁をご教示いただき、ありがとうございます。
なお、上記拙著に、「『アメリカの外交政策』を執筆中であったジョージ・ケナンが「覚書」を「発見」し、心から共感を覚えたケナンは引退していたマクマレーにわざわざ会いに行っている。」と記したところです(216頁)。
<Ve>
はじめて書き込みさせていただきます。
太田さんの著書は、全て読みました。
吉田ドクトリンの否定による独立国化というご主張に<ついて>は、その通りだと思います。
しかし、移民賛成論や当エントリー中の下記のお考えには賛成できません。
≫我々は、日本による植民地統治に誇りを抱きつつ、なおかつ、というか、だからこそ、統治された人々及びその子孫に対し、心から遺憾の意を表さなければならないのです≪(コラム#3326。太田)
こんなことをすれば、和解どころか待ってましたとばかりに彼らの日本に対する不当な要求を実現すべく活動を助長するだけではないでしょうか。
根拠のない「従軍慰安婦問題」で遺憾の意を表明すれば、当該問題は終結させる、という韓国政府の言質を信頼して発表した河野談話の二の舞になるのは目に見えています。
私の個人的な仕事上の経験からも、彼らの理のない要求に応じてしまうと更なる要求を出されてこちらが精神的に参ってしまう事態に追い込まれるだけです。
没交渉こそ彼らとの付き合い方だと思います。
<太田>
以上のような反論が読者から寄せられています。
日本の植民地統治への謝罪問題については、これまで私の考えを明らかにしたことがありませんでした。
コラムでは、私の考えの拠ってきたるゆえんを省いたのですが、皆さん、どう再反論をしたらよいと思われますか?
<文十郎>
>根拠のない「従軍慰安婦問題」で遺憾の意を表明すれば
根拠のない問題に遺憾の意を表明する事自体が間違いです。
無いものは無いのですから、「そのような問題はなかった」と言い続けなければいけなかったのではないでしょうか?
日本政府は、裏づけのある資料を揃えて毅然とした態度を取ればいいのではないでしょうか。
悪かった事(植民地支配は朝鮮半島の方々の感情を悪くしたでしょうし)は、悪かった国際法違反は申し訳ない、国際法に違反していない事は「国際法には違反していません」と。
もちろん事実が曖昧な事(どんなに調べても小さな事ならありそうです)は、調査で出てきた事実と伝聞をハッキリさせる事ではないでしょうか。
先ずは、事実を明確にする事が第一だと思います。
<深雪>
一、公娼制度が認められていた当時の社会状況。
二、慰安婦とは、戦時下軍専用の慰安所で、対価を得て将兵に対してsexを提供していた女性の総称であり、セックススレイブではない。
三、広くプロパガンダされたねつ造の吉田証言。
(1998年、吉田は秦氏との電話会見に応じ「人権屋に利用された私が悪かった」と反省の弁をほのめかしていた。『諸君!』1998年11月号 秦郁彦「『空想虚言症』の記憶にさいなまれる『朝日新聞』」)
四、「従軍慰安婦」という呼称が広まったのは戦後であり、作家の千田夏光氏が73年に出版した「従軍慰安婦」から派生したとされている。
五、慰安所に類する場所は各地にある。
(日本に進駐した米軍は慰安施設を利用。ベトナム戦争の際に旧日本軍と酷似する慰安所が設けられた事は米女性ジャーナリストによって指摘。第2次大戦中のドイツ軍も慰安所を所有。朝鮮戦争当時、韓国軍も慰安所を持っていたことが 韓国人研究者の調べでわかっている。)
これら列挙すればきりがないほど出てくる、当時の社会常識下で存在していた慰安所とその国境を越えた汎用性。それらを踏まえたうえで、日本軍による娼婦募集が、強制的なものにならないよう注意喚起を図っていた事実を示す資料が、1938年3月4日付「軍慰安所従業婦等募集に関する件」である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E6%85%B0%E5%AE%89%E6%89%80%E5%BE%93%E6%A5%AD%E5%A9%A6%E7%AD%89%E5%8B%9F%E9%9B%86%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BB%B6
さらに、韓国に対する正式謝罪は、当時訪韓が迫っていた宮沢首相のリップサービス的・日本のあいまいな事なかれ主義がもたらしたもので、この報道で韓国世論が硬化し逆効果を生んだことはご存知の通り。
とどめが河野談話と呼んでいるもので、93年8月4日、慰安婦問題に対する日本政府の公式見解「河野洋平官房長官談話」が発表された。この河野談話もご多分にもれず、表現のあいまいさ故に、日本の官憲による強制連行を認めたと印象づける内容になり現在に至っている。また、自称日系と称する出生不明な米国共和党下院議員=マイク・ホンダ氏が、在米中国・韓国人の票田とチャイナマネーを活用して、さらなるセックススレイプ発言の拡大を何度も画策し、数年前にその目標はついに達成された。
ざっと書き出しても、慰安婦に関する怪しさは次々出てくるにもかかわらず、謝罪一辺倒の日本人の市井の市民の善良さはどうだろう。日々の生活に追われていれば、日本国と日本人の名誉に関する検証など、出来るべくもない。よって、大新聞を筆頭に、下に示すようなマスメディアの論調は止まらない。
9 2年1月11日付の朝日新聞朝刊は「日本軍が慰安所の設置や、従軍慰安婦の募集を監督、統制していたことを示す通達類や陣中日誌が、防衛庁の防衛研究所図書館に所蔵されていることが明らかになった」「開設当初から約8割が朝鮮人女性だったといわれる。太平洋戦争に入ると、主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した。その人数は8万とも20万ともいわれる」などと記述し自国を告発。この記事により、慰安婦問題が政治・外交問題化する。
※従軍慰安婦に関する事項を時系列にまとめた年表はこのあたり
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/77.html
上記私の記述のソースともなるべき記事が以下である。
読売新聞■基礎からわかる「慰安婦問題」(解説)2007年3月27日付 17面
これを図書館でぜひ参照していただきたい。
<おーつか>
このあたりによいまとめ。
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070304
わたしなりにまとめると
*公娼制度を公営娼婦制度と勘違いする人がいるようですが、キリスト教の価値観に支配されている近代以降の欧米では、大陸だろうとアングロサクソンだろうと、そんなものは許されません。大奥じゃあるまいし。
*公娼制度は民間の娼館を囲い込み、管理する公衆衛生上の制度です。赤線がこれにあたります。今もソープランドの管轄は自治体の保健所です。
*日本でだって、売春はヤクザのシノギです。『兵隊やくざ』ならぬ、『軍隊ヤクザ』が批判されているわけです。
*というわけで、国家や軍、地方政府が直接、娼婦の調達を指示する(前出・1938年3月4日付「軍慰安所従業婦等募集に関する件」であきらか)というのは近代の価値観では恥ずべき行為であり、占領軍のために日本政府により用意された(汚辱の歴史です)施設は、占領軍の牧師によって告発され廃止に追い込まれています。
米軍は売春宿を黙認していただけ(それでも批判にあったら対応している)であり、募集していたわけではありません。
*もちろん韓国軍による慰安婦政策も恥ずべきものです。韓国軍が日本帝国軍の士官学校を出、あるいは日本軍兵士として戦った人間たちによって創られた事は、日本による植民地運営の素晴らしさを喧伝する方々によっても、常々語られてきたことです。
こんな感じかな。
<太田>
「深雪」さんのほか、「おーつか」さんにも資料を色々ご紹介いただきたことはありがたいが、まいったなあ。
そもそも「Ve」さんが、次元の違う慰安婦問題を持ち出したのが発端なのだけれど、「Ve」さんの投稿を受けて行った私の問題提起の仕方が悪かった、と反省しています。
私は、慰安婦問題については、過去のコラムでさんざん取り上げており、「文十郎」、「深雪」ご両名と私の考えはほぼ同じで、「おーつか」さんよりは、旧日本軍に同情的ってところかな。
(FAQ、ホントあるといいなあ。)
私の問題提起は、朝鮮半島統治そのものについて、日本が遺憾の意を表するとすれば、それはいかなる根拠に基づいて行われるべきか、私自身の考えはあるけれど、皆さんならどう考えますか、遺憾の意を表することに反対の人を含め、無理矢理でもいいから考えてみてくださいってことなんですが・・。
<globalyst>
6月9日に自民党政務調査会国防部会・防衛政策検討小委員会から「提言・新防衛計画の大綱について」という政策が打ち出されました。
http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2009/pdf/seisaku-012.pdf
この提言の中では、先日のゲーツ長官の発言に関連して、集団的自衛権の行使に関する解釈の見直しや、武器輸出三原則の政府統一見解(三木内閣)を見直すことが必要であるとしている点が注目されます。特に、日米安全保障体制下における集団的自衛権行使については、平成16年3月30日付け「提言・新しい日本の防衛政策」
http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2004/pdf/seisaku-006.pdf
では「見直しが必要かどうかを検討し」となっていた表現が、
「自衛隊が防護するためにはわが国の安全保障に関係する限定的な運用として、国会の同意を得て、集団的自衛権の行使を認める解釈変更が必要である」
となっています。
民主党より自民党の方が米国の圧力を敏感に感じているように見えますが、また、お茶を濁しているだけでしょうか。
<太田>
はい、お茶を濁しているだけです。
集団的自衛権の行使に関する解釈の見直しや、武器輸出三原則の政府統一見解の見直しをやる気なら、自民党として党議決定した上で、麻生内閣が断行すればよいのだし、断行することは可能です。
自民党内のハト派や公明党が反対するからできない?
麻生首相が決断し、きちっと説明をすれば、ハト派が党を飛び出ることもなければ、公明党が与党から下りることもない、と私はふんでいます。
断行しないしできないのは、麻生首相の決断力の欠如のせいではないのです。
自民党が結党以来繰り返してきた対米、対タカ派世論向けの見せ金的三文芝居が、この期に及んでまたもや繰り返されている、ってことですよ。
<MS>
「ΑΦΦΑ」さんの案、FAQ集としては、すごくいい案だと思います。
ただ、初めて太田ブログを見た人にとっては、雑多なアイテムを羅列をしたように見えます。そこで、太田コラムに書かれていることは全て安全保障に関係している事を示すため、テーマ間の関係性が分かるようなブログのサマリーの項目を設けた方がいいと思います。
また、同じことはブログ本体にも言えることだと思います。そこで、この際、ブログトップページの上の方の一番目立つ所にでかでかと以下の三つへのリンクを作ったらどうでしょうか?
1. 太田述正の主張-テキストファイル
(http://www.ohtan.net/opinion/opinion2_text.html)
2. ブログのサマリー
3. FAQ集
その他、検討事項として、思いついたことを記しておきます。
(方針が決まってからでよいと思いますが。。。)
デザイン
1. 形式の統一性
例:質問と回答が一対一にかみ合うようにする。
2. 整理
例:重要度(or 質問頻度)順に並び替える。
3. FAQ同士の関係づけ
例:図表ないしはサマリーによる関連性の説明。
各FAQの下に関連するFAQへのリンクを作る。
作業計画
1. 作業の進め方
例:作業の手分。
(作業上必要な連絡には、
オフ会のメーリングリスト(休眠中)の再利用することも、
できるかとおもいます。)
<KT>
MSさん、<オフ会で行った音楽の話に関する>参考文献(コラム#3326)ありがとうございます。
NHKのシルクロード関連で、追加しておきます。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090430/chn0904301904007-n1.htm
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/nuclear_age/former_soviet/011111.html
<この曲を>紹介した時、言いそびれましたが、一方の情報しか持ってないと、悪夢が楽園に見えるんだなと、中共<がシルクロード付近で>核実験を<やったのを>知って思いました。
太田コラムのガンジー、マザーテレサ、リンカーンについて書いてある文を読んで、似たような事を考えました。
太田さんは辻井伸行さんの演奏をどのように評価されてるのでしょうか。
自分はこっちの演奏もいいなと感じました。
<Chopin Twelve Etudes, Op.10>
http://www.youtube.com/watch?v=bDtT5sSu5VQ&feature=related
こっちの動画で演奏してる<中共の>チャン・ハオチェンと同時優勝なんですね。
<the third movement of Ravel’s Gaspard de la nuit>
http://www.youtube.com/watch?v=b2Rwxe7FJwk&feature=channel
自分は、どっちが優れてるとかさっぱりです。
この演奏でも、「「独創性」はまだまだ恐れるに足らず」なのでしょうか。
<太田>
>太田さんは辻井伸行さんの演奏をどのように評価されてるのでしょうか。
なんて、私の気持ちを察して聞かないもんですよ。
しゃーない、答えましょうか。
改めて、二人の演奏と、2位(3位と言うべきか)になった韓国人の女性ディー・ウ(Di Wu)の演奏
C. Schumann Mazurka from Soirees musicales, Op. 6
http://www.youtube.com/watch?v=MgJomocQsqI&feature=channel
Gounod-Liszt’s “Faust Waltz
http://www.youtube.com/watch?v=XcxNE_JIADw&feature=related
とを聞き比べでみました。
しかし、このコンテスト、各自がそれぞれ異なった曲を弾いていることもあり、ユーチューブにアップされた各自2曲の演奏だけでこの3人の技量と音楽性を総合評価した上で相互比較するのはホネですねえ。
(なお、どうでもいいことですが、チャン・ハオチェン(Haochen Zhang)が弾いている曲は、あなたが引用した上の曲(ラベルの「夜のガスパール」の第三楽章)も、リストの「スペイン狂詩曲」(Liszt’s Spanish Rhapsody)
http://www.youtube.com/watch?v=QkW1HKWpZfM&feature=channel
も、どちらも私があんまし好きな曲じゃありません。
チャンの評価は、現時点では控えたいと思います。)
ただ、強いて言えば、辻井の演奏は、盲目であるがゆえのミスタッチ恐怖感のためか、歯切れがやや悪くて軽やかさにやや欠ける・・ややもっちゃり感がある・・ように私には思われます。
例えば、彼のカンパネラの演奏を、フジコ・ヘミング、キーシン、ユンディ・リーの同じ曲の演奏と比べると、ヘミング>キーシン>リー>辻井の順番になると思うのですが、いかがでしょうか。
ですから、今回も、恐らく演奏(だけ)に関する限り、審査員達や観客達のチャン(やウ?)への客観的評価は辻井のそれを上回っていた、と考えるのが順当でしょう。
しかしながら、コンクールの観客達の演奏終了後のオベーションに関する限り、毎回辻井がチャンらを圧倒しており、コンクールでの演奏に係るユーチューブのアクセス数も、辻井がチャンらを桁違いに圧倒しています。
プロ演奏家(志望者)を評価するにあたっては、その演奏が興行として成り立つかどうかも重要な要素であり、盲目なるがゆえに辻井の演奏が一層大きな感動を呼ぶこと、他方、チャンの(演奏の際の)顔の表情に難がある、ということを考えると、審査員達が下した、優勝者2名という決定は絶妙だったのではないでしょうか。
いずれにせよ、東アジア出身者が上位3位までを占めたことは、経済力を含めた、現在の世界の現況と趨勢を示していることは確かでしょう。
では、記事の紹介です。
山内昌之東大教授の専門の(昔読んだ)近現代中央アジア史論や、専門外のこれまでのこの産経掲載のシリーズ、どちらもあんまし感心したことないけれど、林忠崇を紹介した今回の↓は面白かったな。
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090611/acd0906110811001-n1.htm
西松建設の巨額献金事件を受けて民主党が設置した第三者委員会の報告書、讀賣新聞社説↓が言うようにひどいね。
民主党中心の政権ができたとして、政府の審議会的なもの、減らすんだろうけど、いずれにせよ、残された審議会での「審議」に、これじゃ全く期待できませんね。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090611AT3S1001J10062009.html
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090610-OYT1T01223.htm
妊娠中絶にもいいのと悪いのとある↓、っての納得だね。
・・・some abortions are worse than others. Abortions are worse in the second trimester than in the first. Repeat abortions are worse than first-time abortions. Abortions for 20-year-olds are worse than abortions for 10-year-olds. Elective abortions are worse than abortions to protect the woman’s health or to terminate fetuses that, in Douthat’s words, would “be born into suffering and certain death.”・・・
http://www.slate.com/id/2220211/
http://www.nytimes.com/2009/06/09/opinion/09douthat.html?_r=1
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太田述正コラム#3329(2009.6.11)
<革命家トマス・ペイン(その2)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x512)
- 公開日:
村上春樹の「1Q84」が売れに売れています。
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-38505020090611
相変わらず読みやすい文体だったので3日で読めちゃいました。
(典拠:経験)
なんでも、ドストエフスキー的な小説を目標にして書いたとか、書いてないとか。
(典拠:09年6月7日朝日新聞)
1984年のような1Q84年を舞台に、ヤマギシ会<のような>教団を中心として起こるトラブルに主人公である青豆(女:エホバ<のような>教団出身)と天吾(男:ゴーストライターに一時勤しむ)が巻き込まれる。この二人は初恋同士という設定なわけですから、恋愛要素もたっぷり。
(典拠:1Q84・ブック1、ブック2)
一つの問い(Q)には沢山の(∞)の答え(A:横にすると・・強引に8になる・・)がある。1Q84。
(典拠「:素人の某村上ファンの談話)
個人的感想としては、いろんな風に解釈できる、つまらない小説だと思いました。(現在、本著に引用されていたチェーホフやアリストテレスの著作を念のため読んでいます)
(典拠:記憶)
太田先生は「1Q84」読まれましたか?
今、もっとも旬の小説です。
村上小説について、先生から何か御意見いただければと思います。
>例えば、彼のカンパネラの演奏を、フジコ・ヘミング、キーシン、ユンディ・リーの同じ曲の演奏と比べると、ヘミング>キーシン>リー>辻井の順番になると思うのですが、いかがでしょうか。
聞き比べて、太田さんの順番通りまで分けれませんでしたが、フジコ・へミングだけは、滑らかで聞きやすくて4人の中では一番よかったです。