太田述正コラム#3392(2009.7.13)
<皆さんとディスカッション(続x538)>
<KT>
 コラム#3028「米国とは何か(英国版)」を読みました。
 今年最初にひらいたオフ会のクイズコーナーで、文が長いので略しますが、
「コラム#261「歴史は諜報機関によってつくられる(その1)」に登場するソ連に大打撃を与えた米国の諜報部員はだれか?
1、ガス・ヴァイス(Gus Weiss)(正解)
2、レオン・パネッタ(Leon Panetta)(オバマから指名されたCIA長官)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BF
3、オルドリッチ・ヘイゼン・エイムズ(Aldrich Hazen Ames)(CIA史上最大といわれてるスパイ事件の犯人。元CIA職員。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA
 三択の中に出てくるオルドリッチ・エイムズの事件と似たようなスパイ事件が「ロバート・ハンセン事件」
http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Hanssen
(日本語wikiには何もナシ)です。
 ここからなのですが、ロバート・ハンセンは敬虔なカトリック信者ですが、裏の顔は妻とのセックスを録画して親しい友人に見せるという事もやってました。
 自分は映画「アメリカを売った男」
http://www.eigaseikatu.com/title/20524/
を見て知ったのですが、宗教が持つドグマの怖さをほんの一遍だけ知りました。アメリカとはなにか、自分も興味があります。
<太田>
 最後の部分、これだけの説明では、ハンセンという人間の怖さは感じても、彼が信者であるところのカトリックが「持つドグマの怖さ」を感じとることはできませんよ。
<MARO>
 –日本海の名称とわが国の国益 (Science誌の誤表記)–
http://www.sciencemag.org/cgi/content/summary/324/5934/1499-a
の記事を紙ベースで新幹線で読んでいて愕然としてしまった。
 ・・・
 愕然としたのは北朝鮮の原爆実験の内容についてではなくて、この記事の冒頭、大気収集の偵察機が飛行した日本海の表記がthe East Seaになっていることであり、この件は地名表記の国際会議でも韓国側のプロパガンダを日本政府が懸命に抑制してきたことなのであるが、例えば
National Geographicの英語版などでは、
Japan Sea, or Sea of Japan (East Sea)
と常に表記されていた(わたしが日本語訳ではなく英語版を定期購読しているのはこのようなことを検証する目的もある)。
 これでも私は不満であるが、今回のようにしかるべき科学雑誌で一方的に歴史的事実を度外視して、韓国の主張だけ(彼らは彼らの地点から見た東海East Seaという表記を政治的プロパガンダとして過去20年ほど一貫して工作してきた)をとりいれた地名表記をしているのを見たのは初めてである。これだけ日本は最近馬鹿にされ、あるいは無視されているのです。
 早速抗議したいと思ったが、原著論文には著者の電子メールアドレスがあるが、News欄のレポーターについては記載がないので連絡がとれない。
 Board ofReviewersには
 Takuzo Aida, Univ of Tokyo
 Naoto Nagaosa, ditto.
 Simon Sakaguchi, Univ of Kyoto
の3氏の名前がありますが、だれかお知り会いがいたらこのメール転送してくれませんかね?(もちろん、ほとんど興味を示さないでしょうが、、)
 これから政権奪取する可能性のある、どこかの政党の党首の大金持ちのおぼっちゃま政治家が「友愛外交」とやらという頓珍漢を主張しているらしいが、誠に先が思いやられる。
 どの国も、外交とは冷徹な国益追求のためのツールとして、海千山千で行ってきた。
 おそらく外国雑誌もどちらの表記を採用するかは、どちらの国を優遇したほうが得か、の国益、あるいは出版社益で簡単に乗り換えるだろうから、National Geographicなどの表記も今後どうなるかわからない。国際社会に信義などは期待するほうがお人好しすぎます。
 まったく先が思いやられる。
<太田>
 朝鮮日報の日本語電子版を読んでいると、しばしば東海(日本海)という表記とともに西海(黄海)という表記が出てきます。
http://search.chosunonline.com/?s=ALL&q=NLL&t=tc&i=&p=7
 愉快なのは、黄海を西海と表記すべきだとの要求を韓国が中共や国際社会に行っている、という話を聞かないことです。
 このあたりの事情に詳しい方、いらっしゃいませんか?
 
 なお、この話と民主党による外交とがどう関係するのかさっぱり分かりませんね。
 それにそもそも、私がかねてから指摘しているように、日本は米国の属国であって、外交・安全保障の基本を米国に委ねています。
 その限りにおいては、自民党であれ民主党であれ、独自の「国益」追求のための外交など、できやしないのですから・・。
 
<ΑθΑθ>(「たった一人の反乱」より)
≫「・・・漢人としては、自分達がウイグル人のためにもよかれと思って新疆ウイグル地区の>発展に尽力してきた上に、逆差別の対象ともなってきたのに、ウイグル人が少しも漢人達と>融和しようとせず、不平不満ばかり唱えていることで、ウイグル人に対して悪感情を抱いているらしいことは分かります。」(コラム#3389。未公開) つまり、戦後日本人の少なからぬ部分に見られる在日朝鮮人差別意識の原因と私が考えるもの(コラム#961)と似通った原因によって、中共における漢人のウイグル人差別意識が引き起こされているのではないか、というのが私の考えです。≪(コラム#3390。太田)
 在日朝鮮人は、そのほとんどが自発的に日本に渡ってきているのはコラム#960や#961で指摘されている。そしてその地位は外国人であり、彼等の戻るべき母国は別の独立国として存在する。その帰還を日本政府が禁圧しているわけでもない。
 しかるにウイグル人は彼等の故地で(つまりそこに根ざすしかない土地)で意に沿わない支配を中共政府から強制されているわけである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E7%96%86%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B0%E3%83%AB%E8%87%AA%E6%B2%BB%E5%8C%BA
→この日本語ウィキには出てこないが、コラム#3390で記したように、ウィグル人は10世紀にモンゴル高原から今日の新疆ウイグル地区に移住してきたのに対し、既に3世紀から、漢人はシルクロード沿いの要衝であったこの地区に軍の駐屯地を設けており、断続的にこの地区に支配を及ぼし続けた。このケースに限らず、「原住民」とか「故地」といった概念は、ユーラシア大陸の大部分の地域においては意味をなさない。
 これは日本列島には必ずしもあてはまらないが、朝鮮半島からも含め、ユーラシア大陸から日本列島には、大昔から始まり、朝鮮出兵の時や日本帝国時を含め、ほとんど常時人口流入があったところだ。彼等及び彼等の子孫には戻るべき母国(母地)があるなどという発想は、やはり意味をなさない。(太田)
 日本人や漢人がそれぞれ感じる、「逆差別に関する感情」そのものは似通った面があるかもしれない。同じ人情としては。
 しかし対象としてはウイグル人と在日朝鮮人はまったく異なるケースである。
 彼等の態度を比較した場合、前者は正当であり、後者は単に日本国内における一部外国人の不当要求である。
→上で説明したことに加え、在日朝鮮人は元日本帝国の臣民ないしその子孫であることを忘れてはなるまい。いずれにせよ、タイムスパンの取り方いかんによっては、両者の間に根本的な差はないとも言える。(太田)
 本騒乱を、在日朝鮮人による日本人逆差別正当化の強化や免罪符とするために無理やり同列視する向き(特に浅薄かつ意図的ミスリードを試みるマスコミ諸氏)には釘を刺しておこう。
→私が「在日朝鮮人による日本人逆差別」を「正当化」したという記憶はないがハテ?
 それにしても、そもそもウイグル人問題と在日朝鮮人問題を「同列視する向き(特に浅薄かつ意図的ミスリードを試みるマスコミ諸氏)」が果たしているのか? せめて典拠をつけて欲しかったな。(太田)
<ΑΑθθ>(同上)
 「あっち側だって信頼できないぞ」と、へそ曲がりなことをいう態度も十分おセンチではないのかな?
 「誰それにはこんな欠点がある」ってのは実に簡単なわけ。
 この世に完璧な人間なんていないんだからね。
 太田氏が信頼するとしてる英米メディアだって 過去に遡って挙げようと思えばいくらでも瑕疵があるけど
 じゃあバランス感覚とやらでその瑕疵をいちいち上げてるかい?
 全然やってないよね?
<太田>
 一人の人間には持ち時間に限界があるの。
 私は、だから、英米の主要メディアにしぼってフォローしてるんだけど、それでも毎日おびただしい数の記事(狭義)、論説、コラムが電子版に載る。
 そん中からどのテーマを選び、そのテーマがらみの記事(広義)の中からどれを選び、それにどう味付けするかが私の腕の見せ所なのさ。
 
 ちょっと長くなるけど、本日の記事(広義)の紹介を兼ねてこのことを説明しておこう。
 引用はすべてこのコラム↓
http://www.latimes.com/news/opinion/la-oe-crooke12-2009jul12,0,4999356,print.story
からだよ。
 ・・・The troubles that have followed the Iranian presidential elections have been generally misread by the Western media and policymakers.・・・
→欧米・・実質的には英米・・のメディアには、今次イラン騒擾でムサヴィを「改革派」として持ち上げるケースが多かったというわけ。(太田)
 What the West is seeing as an uprising for regime change is really just a power struggle between factions of the ‘Old Guard’ clergy.・・・
→しかし、にもかかわらず、私は「体制派同士のコップの中の争い」説に立脚している記事にもっぱら拠ってきたってことが言いたいんだなあ。このコラムの筆者も同じ立場に立っているワケね。
 なお、この筆者が面白いのは、強いて言うなら、アフメディネジャドの方がむしろ「改革派」だとしている点です。以下をお読みください。(太田)
 
 ・・・The essential dispute centers around prominent clerics — mainly former presidents Mohammad Khatami and Ayatollah Ali Akbar Hashemi Rafsanjani — who have sought to weaken President Mahmoud Ahmadinejad’s ability to pursue his populist attack on their privileged position. These clerics also have sought to diminish the political weight of the Revolutionary Guard, which they see as increasingly at odds with their interests.
 This faction of the elite is deeply threatened by Ahmadinejad’s assault on their personal wealth, and by his claims that it was these senior clerics’ pursuit of their own narrow self-interest, at the expense of ordinary people, that is the root cause of Iran’s economic woes.・・・
 Paradoxically, the Western understanding that Ahmadinejad is a tool of the clerical leadership who stands with the repressive Revolutionary Guard and Basij (the popular militia) against reform could not be more wrong. It was Ahmadinejad who campaigned against the wealth and self-interest of some of the clerical elite. Mousavi was more closely allied to those interests.
 The West should also understand that there are clerics in both Qom and Tehran, some of whom despise Ahmadinejad, who nonetheless share his view that some senior clerics have failed to actualize the spirit of the revolution in their lifestyles. The Revolutionary Guard too is probably much more radical in wanting genuine reform than is generally understood.・・・
<ΑΑθθ>
 <「たった一人の反乱」>からのレスの無断転載もやってるようだけど、上のほうにあった静岡県新知事が「つくる会」関係者だってレスはシカトしてるよね?
ダライラマの瑕疵をあげつらうけど<静岡県>新知事・・・が「つくる会」関係者だって・・・瑕疵<を指摘したレス>はシカトってのは どんなバランス感覚からなんだい?
 反自民で凝り固まってるおセンチな態度としか見えないよ。
 そういう瑕疵はいくらあげつらっても 問題の本質には殆ど関与しないしね。
 たとえダライラマがDQNだったとしても それは今現在のチベット政策に関する中国側の問題点とは何の関係もないことだしね。
 この世の全ての存在には裏も表もあるなんてことは、社会経験をつんだたいていの人はわかってることなんで、それを上から目線で「裏も表もあるんだぞ お前ら分かってないよ」なんて態度で瑕疵をあげつらってる人こそ社会経験の足りないおセンチな人だと思うよ。
<太田>
 今は、もっぱらウイグル人の話をしてるんであって、とりあえずは静岡県知事やダライラマの話にまで話を拡散しないで欲しいんだけど。
 それに、静岡県新知事が「つくる会」関係者って言われたって、「つくる会」なんちゅう符丁みたいな固有名詞を使われても、何のことだか分かんないよ。
 ここで、昨日のコラム#3391「新疆ウイグル地区での騒乱(続々)(その2)」(未公開)の結論部分を特別に紹介しておきましょう。
 「・・・<世界的な女性優位時代到来の悲哀の一例ということになるが、>・・・世界不況の下で、カネにも女性にも縁がない疎外された若い男性達が世界中で一番多数盤踞しているのが現在の中共です。 胡錦涛がサミットから急遽帰国したのは、漢人によるウイグル人襲撃が、漢人と少数民族の対立の一層の激化をもたらす懼れがあったからそれを制止するため、であったことは間違いないですが、単にそれだけではなく、漢人ナショナリズムが制御不能になってそれが外国に向けられることがないようにするためでもあったでしょう。
 しかし、最大の理由は、疎外感に呻吟しているところの、漢人や少数民族の若い男性達の暴発の連鎖を何が何でも食い止めるためだったのではないでしょうか。 マッチで火をつければもちろんですが、いつ自然発火して燃え上がって暴発しても不思議ではない若い男性達が山のように我々のすぐ近くにいるなんて、考えただけでぞっとしますね。 新疆ウイグル自治区での騒乱のようなニュースに接した場合、判官贔屓的な受け止め方を我々はえてしてしがちですが、そんな気持ちはぐっと抑えて、日本の歴史に置き換えてみたり、現在の日本が抱える問題との関連をさぐってみたりといった、多角的かつ生産的な受け止め方をするよう心がけたいものです。」
 では、記事の紹介を続けます。
 まずは、「新疆ウイグル地区での騒乱」シリーズがらみの記事です。
 前段も後段も面白い新説↓ですが、どちらについても典拠の付け方が不足しています。惜しい記事だねえ。それとも電子版だからか。
 「・・・ 当局が情報を統制する上、平和的な抗議行動を認めないため、民衆の怒りが突然、沸点に達し暴動が起きる。当局が言論や表現の自由を認めない限り、この悪循環は解消されない。
 胡主席は昨年、「抗議行動への武力鎮圧は極力控える」と全国の公安部門に通達した。今回の暴動で多くの死傷者が出たのは「江沢民前国家主席の勢力が実力行使で対処し、影響力誇示を図った」(香港紙・リンゴ日報)ためで、胡主席がサミットから緊急帰国したのは権力闘争が一因だったとの見方もある。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009071302000092.html
 この記事↓は、史実を紹介してるんで載せたんだけど、二つ問題があります。
 一つは、1878年から歴史を始めるのはおかしいのであって、少なくとも3世紀から始めるべきであるということであり、もう一つは、この記事を読む限り、中共側の主張に利があるにもかかわらず、この記事の筆者自身は中共側の主張に批判的であることです。
 ・・・By 1878, Zuo, or Tso, marching west from his base in Shaanxi province with 120,000 troops, had extended China’s imperial reach deep into Central Asia. The boundaries set by Zuo’s campaign in a region called Xinjiang, or the New Territories, have remained essentially untouched to this day.
 Chinese like to point out that Zuo’s victories in Xinjiang occurred just two years after Gen. George Armstrong Custer died at the Battle of Little Bighorn trying to corral members of the Lakota and Cheyenne tribes back into their reservations. They compare their treatment of China’s minorities such as the Tibetans or the Uighurs — who speak a Turkic language, read Arabic script and are culturally if not altogether religiously Muslim — and the white man’s handling of Native Americans. See, I’ve been told countless times by Chinese friends, it’s not just the white man’s burden to bring civilization to the “natives,” it’s the yellow man’s burden, too. ・・・
 Continuing the policies of the Qing Dynasty, China’s Communist leaders have always treated Xinjiang more like an imperial outpost than a province. In 1949, Chairman Mao dispatched one of his most trusted generals to tame it. Wang Zhen then became its first governor, and its economy remains dominated by a state farm system established by the People’s Liberation Army. Millions of Han Chinese were initially forced and then encouraged to populate Xinjiang in a scheme to dilute its Uighur majority.・・・
  Others saw a parallel to Israel’s Jewish settlements in the West Bank; even the irrigation technology Han settlers use is designed by Israeli engineers. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/07/10/AR2009071002367_pf.html
 この記事↓の前段は、治安部隊によるウイグル人銃撃説について決め手がないことに対する記者のいらだちが感じられますし、後段は、私のコラム#3391の結論部分(上出)を思い出しながら読むとよく分かると思いますよ。
 ・・・many Uighurs assert that hundreds of Uighurs were shot dead by Chinese security forces and massacred by Han mobs.・・・
 Several middle-class Uighurs said in interviews that poorer migrants from the south were to blame for the killings of Han civilians on July 5, frustrated as they were by their inability to get decent work.・・・
http://www.nytimes.com/2009/07/13/world/asia/13uighur.html?_r=1&hp=&pagewanted=print
 この記事↓は、コラム#3391で言及した、世界的な女性優位時代の到来について、改めて述べているものです。
 ・・・Pepperdine found that the Fortune 500 firms with the best records of putting women at the top were 18 to 69 percent more profitable than the median companies in their industries. McKinsey looked at the top-listed European companies and found that greater gender diversity in management led to higher-than-average stock performance. ・・・
 Catalyst, a research firm focused on women and business, found that Fortune 500 companies with three or more women in senior management positions score higher on top measures of organizational excellence. In addition, companies with three or more women on their boards outperformed the competition on all measures by at least 40 percent.・・・
 ・・・testosterone can make men more prone to competition and risk-taking. Women, on the other hand, seem to be wired for collaboration, caution and long-term results.
 According to a 30-year study of fund managers released last month by the National Council for Research on Women, female investors and professional money managers used more measured strategies. They didn’t take huge risks, but they also didn’t lose big. Their returns were consistent. Men took larger risks and wound up with results that varied more widely. A study by the French Fund association found that funds managed by women had more consistent results over one-year, three-year and five-year measurements. Female-managed funds weren’t usually top performers, but they were never at the bottom. ・・・
 Scott Page, an economist at the University of Michigan, uses mathematical models to demonstrate that a diverse group will solve a complicated business problem better than a homogeneous group. In fact, diversity is even more important than expertise.・・・
 There’s a sound business reason why Norway now mandates that corporate boards be 40 percent female. Why Iceland, after its embarrassing financial mess, put major banks and its government in female hands. And why Hermes, the only French company to outperform expectations during the recession, also has, you guessed it, a management structure dominated by women.・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/07/10/AR2009071002358_pf.html
 ホントに中共の統計はあてにならないみたいね。↓
 「・・・中国国家統計局によると、今年1-3月期の中国全土の電力消費量は前年比で4%減少した。しかし、国内総生産(GDP)と鉱工業生産はそれぞれ6.1%、5.1%増加した・・・
 国際エネルギー機関(IEA)は中国のエネルギー統計について、1-3月期は電力需要だけでなく、石油需要も3.5%減少したと指摘<した。>・・・
 <だから、>中国政府が統計を操作しているとの疑惑<が投げかけられている。>・・・
  中国政府が5月の鉱工業生産(8.9%増)、電力使用量(3.55%減)の数値を発表するや、中国政府系の学者までもが批判に転じた。中国マクロ経済学会の王建秘書長は、「実際には鉱工業生産の伸びは5%にも満たないはずだ。地方が水増し報告を行ったようだ」と指摘した。中国政府系シンクタンクである中国社会科学院経済研究所の袁鋼明研究員も、「5月の統計数値は水増しされたもので、実際の鉱工業生産の伸びは0%と推定される」と分析した。・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20090713000033
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太田述正コラム#3393(2009.7.13)
<アジアの時代の到来?>
→非公開