太田述正コラム#3727(2009.12.25)
<皆さんとディスカッション(続x693)>
<Chase>(2009.12.24)http://blogari.zaq.ne.jp/fifa/
太田述正コラム#3723・・・でべじたんさんから<提供された>属国の証拠?として<の>
http://www.defense.gov/pubs/allied_contrib2004/allied2004.pdf
<掲載データが紹介さ>れていた。
・・・このようなデータを探してくること自体驚異的という他ない。
ともあれ、何ともあっぱれな属国ぶりだ。
これを自主的にやっているのだから恐れ入る。
なんてはき捨てても当事者は、われわれだから情けないという他ない。
自衛隊の国際貢献軍としての機能を強化すると同時に米軍駐留経費負担の程度を少なくとも他国並みに下げていかないと・・・。
太田述正氏のかねてからの主張の一つである「思いやり予算」の削減・撤廃、米軍基地の整理縮小を志向していかねばならない。
http://www.ohtan.net/opinion/
<べじたん>
http://www.defense.gov/pubs/allied_contrib2004/allied2004.pdf 中の「U.S.
Stationing Cost Offset Percentage」の定義ですが、
U.S. Stationing Cost Offset Percentage
=(直接支援+間接支援)/{米国負担+(直接支援+間接支援)}×100
で合ってますよね?(資料には書かれていないと思います)
「米国負担」が気になったので、整理しました。
http://wiki.livedoor.jp/veg_tan/d/%bb%d7%a4%a4%a4%e4%a4%ea%cd%bd%bb%bb
よかったら、PPTに使ってください↓
http://image01.wiki.livedoor.jp/v/n/veg_tan/18bf51be8eb834e5.gif
<太田>
<Ueyama>
なるほど、スポーツにほとんど関心のない太田さんが「好感」を持ってるくらいですから、太田さんにとってかなり興味津々な話題なんですね、これ。
わからないのはここです。
A. <ゴルフは>インチキを絶対に許さない
B. ・・・彼は、自分がドラッグ中毒であることもセックス中毒であることも認めようとしない・・・さっさと自分が中毒であることを「認め」て「治療」を受け、「治癒」を目指せばいいのだし、そもそも、それ以外に離婚を回避する方法も復帰する方法もないわけです。
ゴルフはインチキを絶対に許さない、という理念があるのであれば、どうしてつい最近までドーピング検査が全くなされてこなかったんでしょうね。
http://www.golfdigest.co.jp/magazine/tournament/hotnews/tne000001461301.html
http://get-inthehole.com/pga/post_40.html
後者の記事のタイトルは「ゴルフにドーピング検査は必要なのか?」ですが、ドラッグについて少しでも理解のある人なら、ドラッグでほとんど間違いなく成績があがると直感するのではないでしょうか。この方はステロイドとかで「ドーピングで筋肉増強」することが問題なのだと思っているようですが、全く違います。
例えば「サッカー コカイン」「サッカー アンフェタミン」で検索するなり、ああ、そうそう、最近テニスのアガシがメタンフェタミンを使用していたことを告白しましたね。
これらのドラッグは筋肉増強なんて理由ではなく、自らを興奮させ、試合後の晩ご飯のことなんて考えないで目の前の試合に集中し(リタリンが注意欠陥・多動性障害に処方されることを考えれば、こういったタイプのクスリがどういう効果をもたらすかがなんとなくわかるのではないでしょうか。もちろん、ダウナードラッグではないので、効果は沈静ではなく、興奮・集中です)、自分のもてる力をとにかく目一杯だせるように使用されるのです。
ゴルフの経験がないのであまり大きな声では言えませんが、ゴルフの成績もやはり向上するタイプのものであると思います。
で、仮に成績が向上するとして、まともなドーピング検査も行われていないゴルフの試合(と呼称するんでしょうか?)に参加している人間が、他のスポーツ選手には蔓延しまくっているのに、「インチキを絶対に許さない」という理念だけで誰も使ってこなかったんですかね、こういういわゆる興奮剤を。
それとも、興奮剤は「インチキ」ではなく、ウッズのドラッグ中毒やセックス中毒は「インチキ」であると、こういうことなんですかね(この辺のコメントは太田さんのAがBにかかっていると勝手に解釈してのものです。いや、太田さんへのコメントというよりはウッズかわいそう的な独白ですね)。
いや、ウッズの場合は試合にはほとんど関係ないし(もしかしたら試合前に興奮剤系を一発キメてから出てた可能性はありますけど)、違法でもないですから「インチキ」ってのはおかしいですし、離婚するのは一向にかまわないのですが、これによってゴルフができなくなるってのは・・まあ、なんというか、すごく下品な言葉が浮かんでしまったので書かないことにしますが、もしueyamaがウッズだったらと考えると「こんなことで精神障害だと言われゴルフができなくなるなら精神障害でかまわない。ゴルフなんてスポーツを選ばなけりゃよかった。金はもう充分ある」と考えるでしょうね。
それともウッズが英国にでも移住すれば済む話なんでしょうかね。
ueyama的には彼らは当然大人でありしかもプロなわけですから、自己責任の範囲内でドーピングでもなんでもすりゃいいと思いますけどね(フィジカルコーチに盛られてた、なんて話も聞いたことありますが 笑)。
そういえば、去年北京オリンピックで両足義足のランナーの参加が承認されなかったって話題がありましたね。
http://wiredvision.jp/news/200801/2008011621.html
ueyamaは北京オリンピックを全くと言っていいほど見てないし、結局結果もほとんど知らないままなんですが、彼が出ていれば短距離走だけは絶対に見たでしょうね。
彼が出たいと言い出したときすぐに、「早く出てこい!!」と思ったことを思い出します。義足が「インチキ」? おまえらトップランナーが履いてるシューズはいくらした? その水着みたいなナイキかどっかが作った試合着は「インチキ」じゃないのか?
もっといえば、最新のトレーニング設備だって昔はなかったわけだし、自然運動で鍛えた裸体で疾走する、というのが一番「インチキ」のない競争だということになりますね。最近の陸上競技や水泳みたいな単純なスポーツは、最近のスポーツ用品メーカがどれだけ進化したのかを見せられてるだけのような気がして(カール・ルイスとかマイケル・ジョンソンが今の人だったらもっと速かったんだろうなーとか)、トランスヒューマニズム的なもののように感じます。
ゴルフだって道具で随分成績の違うスポーツなんだろうと想像するんですが、そういうのは「インチキ」ではないですかね?
自分の金で買ったただの「道具」なんだから「インチキ」ではないという理屈でしょうか。
<太田>
スポーツにおいて、何がフェアであるかは、時代によって、またスポーツのジャンルによって異なりうる、と一般論としては言えそうですが、それ以上のことは、十分材料を持ち合わせていないので、控えたいと思います。
<Ueyama>
≫国家に・・・強制薬物「治療」を命ずる権限まで与えるべきか、といったことについて、今から議論を始めた方がよいのかも、といった趣旨です。≪(コラム#3725。太田)
あぁ、、なるほど、全く思い至らなかったです。
直感的にはueyamaは議論の余地なくそんな権限は絶対に与えたくないですが、錯乱状態にある私人に対し鎮静剤を強制的に投与する、というようなことは昔から行われていますからね。
その延長線上と考えるのであれば、強制投与(治療)しなければならないというのはどういう状態なのか、誰が決定できるのか、やっぱり本人同意は必要だろうとか、いやいやその本人って「強制投与(治療)」されなきゃいけない状態なんだぜ、とか。
だいたい「病人」なんだから精神病院につっこんで治療は医者に任せるっていう現在と同じ運用でなんの問題があるんだ、とか。
<太田>
私が問題意識を抱いているのは、「病人」ではないケースです。
厚労省の元次官等を殺傷した小泉毅は「病人」とは認定されなかったけれど、例えば、彼なんかに、(死刑や)懲役刑に処せられることに加えて、その妄想を除去する薬剤の服用を義務づける判決を下すことが将来ありうるとして、その是非をどう考えるか、です。
<Ueyama>
さて、なんだか褒められてしまったので、ビル・エヴァンスの極上のヘロピアノ曲を。本当は最近とみに気に入って聴いているCheryl Bentyneの「Killing Me Softly With His Song」もご紹介したかったんですが、どこにもないんですよね。
特にオリジナルのRoberta FlackやFugeesがカバーした楽曲として好きだった方には、是非機会があったら聴いてみて欲しいですね。
で、同じようにThe Isley BrothersのFor The Love Of Youを好きな方はJoss Stoneのカバーを聴いていただきたいなぁと思ったらこっちはありました。Joss Stone、売れてるしね。
Bill Evans – My Foolish Heart<(愚かなりわが心)>
http://www.youtube.com/watch?v=a2LFVWBmoiw
一応元曲も。後者は約40年後の(日本での?)ライブらしいです。年取った方が魅力的かな?
Billy Eckstine – My Foolish Heart
http://www.youtube.com/watch?v=OA11S6XCXeQ
http://www.youtube.com/watch?v=woi6wCRthus
The Isley Brothers – For The Love Of You
http://www.youtube.com/watch?v=Kd2sOqbIcaM
Joss Stone – For The Love Of You
http://www.youtube.com/watch?v=2IYUJcI5dgQ
<太田>
最後の曲は、どういう位置づけになるんかな?
それはともかく、ビル・エヴァンス(1929~80年)は、
A heroin addict ・・・ravaged by psychoactive drugs・・・
http://en.wikipedia.org/wiki/Bill_Evans
というのだから、そのヘロインをとって、ヘロピアノって言ったわけね。
ヘロインと精神高揚ドラッグを常習して51歳で肝臓をやられて死んじまったってんだからUeyamaのアーチスト観にぴったしの人間ですねえ。
演奏はなかなか結構なもんですね。
色々聞いてみたけれど、この2曲も、それぞれお馴染みの曲でもあるので、気に入りました。
Bill Evans-Waltz For Debby(コラム#3504)
http://www.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8&feature=related
Summertime(コラム#3659)
http://www.youtube.com/watch?v=7p_dHE5hQIA&feature=related
<Ueyama>
–#3625, #3239等々、つまり「アングロサクソンは音楽音痴」反論–
・・・
≫ビートルズに匹敵するような世界的人気を博した音楽家ないし音楽家集団も、その後イギリスは生み出していません。≪(コラム#3247。太田)
太田さん、そりゃ無理ってもんですよ。
他のどこの国にビートルズに匹敵するような世界的人気を博した音楽家ないし音楽家集団がいるんですか。
セールス的にはマイケル・ジャクソンですか?
ただのポップスターでしょう。
ビートルズ以降、ビートルズに匹敵するような、とにかく世界中の音楽家に影響を与えまくった音楽家がいましたか?
世界最強のミュージシャンズ・ミュージシャンなんですよ、ビートルズは。
ビートルズを基準にするのは完全に間違っています。
ueyamaの大したことのないCD群からこいつ(ら)イングランド人だったんじゃね?ってのをピックアップしたのち、生まれのみ確認してリストアップしてみました。
人種は確認していません。
確かFunky DLは黒人ですし、Amy Winehouseは両親がユダヤ系だった気がします。
Sadeも白人じゃない気がするな。
Arctic Monkeys
Amy Winehouse
Burial
Eric Clapton
Norman Cook a.k.a Fatboy Slim
Funky DL
Jamiroquai
Joss Stone
Peter Gabriel
Pink Floyd
Sade
Sting
Us3
「世界的」といって全く違和感がないのはArctic Monkeys、Amy Winehouse、Eric Clapton、Norman Cook(Fatboy Slim)、Jamiroquai、Peter Gabriel、Pink Floyd、Sade、Stingあたりかな。
Arctic Monkeys、Amy Winehouseは歴が短いので外してもいいかもしれませんが、ビートルズも短かったことを考えると、Us3なんかも瞬間的には世界中でヒットしたはずです。
Joss Stoneも今年の作品がビルボード10位、前作が2位になり、他の先進各国のチャートでも上位にのったことを考えれば、「世界的」なアーティストであるといえるでしょう。
特にEric Clapton、Norman Cook、Jamiroquai、Peter Gabriel、Pink Floyd、Sade、Stingあたりのラインナップを見ると、どこが音楽音痴なの?って感じです。
確かに「そこにはイギリスの音楽的伝統は影も形もありません。いや、そんなものは存在しない」(#3247)わけですが、それがどうしたっていうんですか。
彼らは素晴らしくて新しい音楽を産み出し、世界中の人がそれを聴いてまともに評価されているからこそ、日本人であるueyamaのCDの中にすら紛れてるんですよ。
すでに名前が挙がっているRadioheadも素晴らしいですが、どちらかというとトム・ヨークの詩世界が評価されている印象です。
傾向的にはボブ・ディランですね。音楽的にはRadioheadのほうが聴ける音楽を創りますけど(まあでも最近のボブ・ディランも聴ける音楽を創ってます)。
彼らは未だに世界中の音楽好き、あるいは他のミュージシャンから愛聴され、影響を与え続けています。
アフリカ系米国人のPrinceなんかは、Sadeの新作が待ちきれなくて、ついに今年、自分で「ぽい」トラックを作成し、別の女性ボーカリストに歌わせてCDをリリースしているくらいです。
(彼はリリース時、「Sadeの新作が待ちきれなかったんだ」と発言しています。あんまりSadeぽく感じなかったけど 笑。)
それにしてもU2がイングランド人じゃなかったのはビックリだったなぁ。ずっとイングランド人だと思ってた。
(雑談もどきな上にwikipediaで適当に検索すりゃいいだけの話なので典拠省略ということで。)
そうそう、いわゆるロックをあんまり聴かないので忘れてましたが、知り合いに他に候補はないか聴いてみたところ、
The Rolling Stones
Led Zeppelin
The Who
King Crimson
Yes
Queen
T.Rex
なんかもイングランドですね。それぞれ大抵の音楽好きが名前を知っているやつ(ら)で、そのほとんどが世界的にビッグヒットを飛ばしたアーティストであることは確かです。
特に、The Rolling Stonesなんか、前述のようにビートルズほどではないにしろ「世界的人気を博した音楽家ないし音楽家集団」であり、いわゆる「ミュージシャンズ・ミュージシャン」のほとんど最上位に位置する人たちでしょう。
初期のQueenもかっこいいですね(髪長いころね)。
<太田>
「一人題名のない音楽会」と銘打って続けているシリーズで言う「音楽」とは、TV番組の「題名のない音楽会」がクラシック音楽の普及を図る番組であることから推察していただけると思いますが、いわゆるクラシック音楽のことです。
クラシック音楽の定義はなかなかむつかしいのですが、
・・・European music is largely distinguished from many other non-European and popular musical forms by its system of staff notation, in use since about the 16th century. Western staff notation is used by composers to prescribe to the performer the pitch, speed, meter, individual rhythms and exact execution of a piece of music. This leaves less room for practices, such as improvisation and ad libitum ornamentation, that are frequently heard in non-European art music (compare Indian classical music and Japanese traditional music) and popular music.・・・
http://en.wikipedia.org/wiki/Classical_music
といったところでしょうか。
つまり、クラシック音楽とは、まずもって、作曲家の意思が貫徹される音楽なのです。また、
・・・Along with a desire for composers to attain high technical achievement in writing their music, performers of classical music are faced with similar goals of technical mastery, as demonstrated by the proportionately high amount of schooling and private study most successful classical musicians have had when compared to “popular” genre musicians,・・・
The only other genre in the Western world with comparable secondary education opportunities is jazz.・・・(ウィキエディア上掲)
というわけで、それは、作曲家と演奏家・・声楽家も演奏家です・・が、観念上明確に区別され、その作曲家のみならず、演奏家にも高度かつ長年の技術的研鑽が求められる音楽でもあります。
逆に言うと、ポップス(ポピュラー音楽)は、作曲家と演奏家が必ずしも区別されず、(最近は、著作権法のからみでだんだん世知辛くなってきたけれど、)演奏家が曲に即興的に付け加えたり装飾したりすることが許され、(「クラシック」ジャズを除き、)演奏家に高度かつ長年の技術的研鑽が必ずしも求められない音楽です。
ちなみに、ポップスについては、
・・・the majority of popular styles lend themselves to the song form・・・(上掲)
、つまり、ポップス≒はやり歌、と言っても、あながち間違いではなさそうです。
ですから、私が紹介してきている音楽は、かかるクラシック音楽ないしは、それに準じるもの、ないしはクラシック音楽の普及に資するもの、ということになろうかと思います。
こういうわけで、私が言う「アングロサクソンは音楽音痴」とは、「アングロサクソンはクラシック音楽音痴」ということなのですよ。
私にとっては、ビートルズも、クラシック音楽に準じるもの、ないしクラシック音楽の普及に資するもの、という位置づけです。
ですから、たとえポップスとして人気が高いミュージシャンや曲でも、私は、基本的には紹介はしてきませんでした。
(いずれにせよ、詳しくないもんで・・。)
なお、「世界的人気を博」するかどうかは、ポップスの場合、音楽と並んで、あるいはそれ以上に歌詞にかかっています。
この場合、英語の歌詞を用いるミュージシャンや曲は、(できそこないのアングロサクソンですが)米国や、(純正なるアングロサクソンの)英国等や、旧イギリス植民地諸国の人々や、今や世界共通語となった英語が分かる人の数の多さから、他の言語を用いるミュージシャンや曲に比べて、最初から、圧倒的な比較優位に立っています。
ですから、「世界的人気を博」したからといって、必ずしも、それが、そのミュージシャンや曲の(ポップスとしての)卓越性を示すメルクマールとは言えない、と私は考えているところです。
<ηββη>(「たった一人の反乱」より)
≫『イノセンス』については(略)映画評の対象候補に入れときましょう。≪(コラム#3725。太田)
イノセンス単体で見ても設定とか理解できないと思われます。
最低でも、まず「攻殻機動隊」の単行本読んで、「イノセンス」の前作である「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」
http://ja.wikipedia.org/wiki/GHOST_IN_THE_SHELL_/_%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A
を見てから「イノセンス」見ないと評価以前に内容がわけわかんなくなるんじゃないでしょうか。
更に深く理解するためには、まず「うる星やつら/ビューティフル・ドリーマー」から・・・。
あ いやなんでもない。
<太田>
へへい。
<鯨馬>
映画評論していただきたいものを思いつきました。
「機動警察パトレイバー2」
あらすじは、ネタバレになると思うし、よく覚えてないので割愛させてください。
アニメです。舞台は陰謀渦巻く近未来東京?監督は押井守。
http://ja.wikipedia.org/wiki/機動警察パトレイバー_2_the_Movie
私はこれ駄作だと思うのですが、太田さまがどのような感想を持たれるか興味あります。一応安保にかすっています。
いま他に思いついたおすすめ映画:
「王立宇宙軍オネアミスの翼」
「時計じかけのオレンジ」
「アラビアのロレンス」
「オールド・ボーイ」
「ブラックホーク・ダウン」
「es[エス]」
それから太陽【the sun】 は、私も見ました。
同じ監督でレーニンとスターリンが出てくるやつも見たことがあります。
<太田>
駄作とおっしゃるんじゃイマイチ気乗りしないなあ。
ところで、本日見つけた記事の中に、また「アバター」の映画評がありました。
もろ、宮崎アニメに影響受けてんのね。↓
新作「アバター」 宮崎アニメにオマージュ J・キャメロン監督・・・
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/091225/tnr0912250750004-n1.htm
人種主義的ではないが、人種を強く意識した映画だ、という評もありました。↓
・・・The racial themes in Avatar are pretty hard to ignore. We’ve really got it all here: colonialism, passing, “going native,” (literal!) jungle fever. And director James Cameron isn’t exactly subtle about linking the alien Na’vi with minorities here at home. It’s no accident that all the Earthlings are played by white actors (except for Dileep Rao and Michelle Rodriguez, both of whose characters are, naturally, on the good side) while all the Na’vi, under their CGI suits, are played by actors of color. ・・・
http://www.doublex.com/blog/xxfactor/race-and-avatar
a>
記事の紹介です。
私が立候補した時ですら、「身内」を除いて5人くらいは献金してくれたけどねえ。
いずれにせよ、直接的な見返りを求めない寄付文化を日本に根付かせなくっちゃ!↓
「・・・、鳩山側が政治資金収支報告書を訂正した結果、実際に献金していた人は鳩山本人や親族、秘書ら「身内」を除くと、わずか10人程度だった。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091225/crm0912250129004-n1.htm
そうなりそうだね。↓
「・・・首相は「(国民からの)『鳩山やめろ』という声が圧倒的になった場合、尊重せねばならない。元々首相の職にかじりついてもやりたい、という思いでいるわけではない」とも発言し、世論の動向次第では退陣を考慮する意向も示した。・・・」
http://mainichi.jp/select/today/news/20091225k0000m010020000c.html
下品な小沢。↓
「・・・国会議員143人が一人ずつ、胡主席との写真撮影を行うことについて、中国側は当初、「時間がかかりすぎる」として断ったという。だが、小沢氏は「そんなに時間はかからないはずだ」として写真撮影にこだわり、それでも中国側が難色を示したため、「それなら訪中を中止する」との意向を示した。結局、中国側は小沢氏の要求を受け入れ、国会議員全員と胡主席によるツーショットでの記念撮影は実現した。・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20091225000020
韓国じゃ、男性も容姿や身長をものすごーく気にするらしいけど、それには根拠があるって記事が朝鮮日報に出てました。↓
「・・・米英両国の男性社会人8590人の資料を共同で分析したところ、身長が平均より2.5センチ高い男性は、年収も約879ドル(現在のレートで約7万9000円、以下同)高い、という結果が出た。
・・・オランダにある広告企業289社の役員1282人分の写真を集め、容姿の点数を付けた上で、過去12年間の会社の実績と比較した。その結果、容姿で高い評価を得た役員が多い会社は、他社より収益が年平均8500万ウォン(約653万円)高かった。また役員個人の年俸も、容姿の評価が高い人はそうでない人より多く手にしている傾向があった。
また、容姿の力は法廷にも及ぶという。多くの判事は、肉体的に魅力のある被告に対し、そうでない被告よりも保釈金の額を低くしている、という研究結果が英国で出た。・・・
米国の未来学者・・・は、「整形下層民」という概念を提唱した。経済的に余裕がないため整形手術を受けられず、年相応の容姿で生きなければならない下位階層を指す言葉だ。整形が発達すると、暮らし向きが良い人とそうでない人との間に、貧富の格差と共に「美貌の格差」も生じかねない、という分析だ。・・・
http://www.chosunonline.com/news/20091224000056
コラム#2992で取り上げた話と同じですが、クリスマスにちなんでもう一度。↓
・・・<Before the ‘Christmas Carol’, t> here were no Christmas cards in 1843 England, no Christmas trees … no Christmas turkeys … no weeklong cessation of business affairs, no orgy of gift-giving … no plethora of midnight services celebrating the birth of a savior.”
Apart from the Christmas turkey, “A Christmas Carol” did not actually feature any of the above. But it did・・・
In addition,・・・the story’s focus on charity, goodwill, and the hope of redemption offered a different kind of gift to Victorian England: It created “a secular counterpart to the story of the Nativity.”・・・
http://www.csmonitor.com/Books/2009/1224/Classic-review-The-Man-Who-Invented-Christmas
アラブ世界に米国のコメディアン達が米国流の笑いを持ち込んだとさ。↓
・・・Expressing your opinion is not encouraged in most Arab countries.・・・
In Egypt, insulting the president can lead to a jail term, and officials even grew furious last year when a comedian poked fun at the national airline, EgyptAir. In Lebanon, Mr. Obeidallah said, “We were told, ‘Make fun of whoever you want, but if you make fun of Hezbollah, you are on your own.’ ”
In Dubai, all scripts must be approved in advance by the official censor. In Jordan, where insulting the ruler can lead to prison, as in Egypt, social codes and religious values emphasize conformity, tradition and respect. ・・・
No cursing. No making fun of religion. No making fun of the king (or his family). No sex jokes.
No drug jokes. And, of course, no alcohol allowed.
The comedians did not always obey the rules during the festival, at least when performing in English, easing into the occasional profanity and joke about sex or drugs. As long as the audience laughed, no problem.・・・
・・・For all of the animosity, mistrust and lack of understanding between the West and the Muslim world, this small Middle Eastern country has demonstrated that most people here have the capacity to laugh at themselves ・・・.
When comedians from North America faced a theater packed with Arabs this month and poked fun at the local practice of marrying a cousin, tweaked Palestinians as being skilled stone throwers, feigned fright at an audience member named Osama, everyone laughed, and laughed hard. ・・・
http://www.nytimes.com/2009/12/24/world/middleeast/24jordan.html?ref=world&pagewanted=print
ニューヨークタイムスが、米軍による、イランの核施設空爆を、準社説で提唱しました。
何度も予告してきたとおり、来年のそう遠くない時期に、イスラエル(か米国)による、イランの核施設空爆が決行されることでしょう。↓
・・・We have reached the point where air strikes are the only plausible option with any prospect of preventing Iran’s acquisition of nuclear weapons. Postponing military action merely provides Iran a window to expand, disperse and harden its nuclear facilities against attack. The sooner the United States takes action, the better.
http://www.nytimes.com/2009/12/24/opinion/24kuperman.html?ref=opinion&pagewanted=print
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太田述正コラム#3728(2009.12.25)
<ウッドロー・ウィルソン(その2)>
→非公開