太田述正コラム#3841(2010.2.20)
<皆さんとディスカッション(続x750)>
<ΒνΒν>(「たった一人の反乱」より)
 村山が<首相が自衛隊の最高指揮官であることを知らなかったという>って本当かぁ?
<太田>
 さすがに、そりゃ本人から直接聞いた話じゃないけど、
http://www.n-shingo.com/jijiback/387.html
などにも出てくる、当時出回ってた話だよね。
 誰か典拠を思いださせてくれ!
<ΒΒνν>(同上)
≫日本「独立」に賛同するのなら、27日のオフ会の私の「講演」ぜひ聞きに来て欲しいね≪(コラム#3839。太田)
↑札幌からじゃ遠すぎて・・・つーか、仕事終えても除雪が待ってるし。
 個人的にも、太田さんと立川談志は、できれば両人生きているうちに動く(喋る)姿を是非とも拝謁願いたいとおもっているんだが・・・。
 太田さんの年代だと行動しても“余熱”なんだろうけど、太田さんはこれが“本熱”なんだな~と、つくづく感じています。
 城山三郎「人生余熱あり」
http://pdabook.jp/pdabook/recommend.asp?partner=pf&sku=kb16143
 勇気づけられていまっせ、太田さんに。
<太田>
 ウルウル…。
<midshipman>
≫実質上、戦前の日本軍と継続性をもった軍隊となっているからこういうことになるのだが、それにしてもこの程度の人が、幕僚長にまでなったのか、と、暗然とします。≪(コラム#3839。ちんみ)
 田母神氏に関する意見の結論については概ね吝かではございません。
 ただし、氏は空自出身者です。空自には陸自や海自のような帝国軍時代の伝統はありませんよ…。
≫逆に こんなことではたとえ「専守防衛」であっても自衛隊を軍隊にすることは危なさすぎる、と。≪(同上)
 「専守防衛」なんて、枠組みのみで自衛隊をとらえてることがナンセンスです。
 あと、自衛隊は国際法上、軍隊である要件、具備してますよ。
<太田>
 そう言えば、コメントするの忘れてました。
 代わりにやってくれてありがとう。
 大体よろしいのでは。
<T.T>
・トヨタ車リコール問題の背景には無意図暴走症状がある
 統計的にトヨタ車へのかかる症状の苦情が多い。
(1999~2010までの消費者申告の苦情・報道等からの統計、ただし重複の可能性あり。2262件中、事故815件、負傷341件 死亡19件)
http://www.safetyresearch.net/2010/01/29/toyota-unintended-acceleration-complaints-update/
 そのため、現在のリコールでは抜本的解決になっていない、本当の問題の隠蔽の一環、という疑念が生じる。
 だがアウディ問題の例があるように、状況証拠のみで結論を導くことは危険。(苦情1600件、負傷400件、死亡6件)
http://www.safetyresearch.net/Library/ToyotaSUA020510FINAL.pdf
・無意図暴走症状が、悪魔の証明ではないかという疑問
 自動車の複雑化に一般利用者の知識が追いついてない。そのため、自分では直接いじれない電子機器に、漠然とした不安を感じ、風説に流されやすくなる。
 自らの操作ミス、些細な問題等をすべて車の欠陥と結論付けてしまう。
 仮に、リコール隠しを行っているなら、トヨタが責任を負うべき。
 体制や技術力の問題で、指摘されている問題へ対策がとれなかった場合も同様。
 しかし、存在しない問題への検証・対策を迫られているのであれば、トヨタに帰責性はない。
・疑似科学の蔓延に代表されるように、不健康な懐疑心が原因ではないか
 インテリジェント・デザインやホメオパシー、霊能者などが不健康な懐疑心の表れと思う。
 ちなみに、BBCはホメオパシーの効能を否定してます。
http://www.bbc.co.uk/science/horizon/2002/homeopathy.shtml
・潜在的人種差別意識が存在することは間違いない
 例えば90年の米国では、こんな自動車広告が流れた。
  To emphasize the price advantage Cadillacs have over Japanese competitors, a print and TV campaign used images of Japanese fighter plans being downed by gun-firing Caddies…The regional Cadillac office ordered the ad pulled, and the President of the agency that created the ad apologized.
Jeffry Scott, “‘Obscene, racist’ ad pulled by Cadillac,” Austin American-Statesman, July 30, 1990, p. 7.
http://advertising.utexas.edu/resources/law/PROD75_016507.html
http://news.google.com/newspapers?nid=348&dat=19900729&id=ScsHAAAAIBAJ&sjid=lzUDAAAAIBAJ&pg=3801,6141074
 不健康な懐疑心と潜在的人種差別意識とが相まって、トヨタリコール問題を大きくしている可能性はある。
 政治的意図は共和・民主両サイドにあるだろう。
・健康な懐疑心を持つ米国人もいる
 党派を超えて、米議会や報道姿勢に意見した州知事らであり、自動車専門雑誌等がそうだ。
<太田>
 サンキュー。
 朝鮮日報がトヨタ問題をとりあげてる。↓
 「『失敗の本質-日本軍の組織論的研究』という本は・・・異質な情報に耳をふさいだ<帝国陸海軍>の閉鎖的な組織運営を敗因として指摘している。・・・
 <トヨタにも>組織文化の病弊<がうかがわれる>。「(新経営陣が)ジャスト・イン・タイム生産システムを掲げているにもかかわらず、現場の情報が伝わっていないのではないのか。正確な情報が社長に報告されていないのではないのか」。トヨタグループの現職幹部は、「経営陣が互いに批判し合うことを避ける“仲良しクラブ”になったのではないか」と嘆いている。・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20100219000047
 この本の批判は前にも行ったことがあるけど、この本をうのみにしているのは困ったもんです。
 なお、旧軍とトヨタの組織文化に類似性があるのは当たり前であり、前者、とりわけ旧陸軍は日本型経済体制の一環としての日本型経営の原点、後者はこの日本型経営の大成功例である、という理解でいいんじゃないかな。
 「・・・豊田社長は今年1月29日、スイスで開かれた世界経済フォーラムで記者の取材に応じ、最初の謝罪をしてその場を離れる際にトヨタ車ではなく、黒いアウディのワゴン車に乗り込む姿が報じられ、物議を醸した。
 豊田社長はトヨタのスポーツカー開発やレーシング大会にも直接参加し、日本の自社テストコースで自らハンドルを握ることでも知られる。しかし、豊田社長がリコールに関する取材に応じた後、他社の車で会場を後にしたことは、世界的自動車メーカーのトップとしては異例のこととして受け止められている。」
http://www.chosunonline.com/news/20100219000043
 トヨタの豊田章男現社長に?を投げかける文面↑となってるけど、彼はスポーツマンであるだけでなく、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E7%94%B0%E7%AB%A0%E7%94%B7
ある読者が教えてくれたんだけど、プロのカーキチでもあるんだね。
http://www.youtube.com/watch?v=ryu5FLZen_I&feature=player_embedded
http://gazoo.com/G-BLOG/Driver/index.aspx
 彼は、長い在米経験もあり、米議会の公聴会でのその対応ぶりが注目される。
 ところで、トヨタとウッズを類似のケースとして取り上げたロサンゼルスタイムス記事↓は、自分らの心中に潜む人種主義を、無意識的に告白していると言えそうだ。
 Tiger Woods’ strained — actually, rather bizarre — appearance before the television cameras Friday and next week’s appearance by Toyota Motor Corp. President Akio Toyoda have more in common than it might appear.・・・
http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-oe-rutten20-2010feb20,0,6819337.column
 
 というのも、ウッズについて、この記事は、以下のように記しているからだ。↓
 ・・・Woods — like President Obama — stands for the emerging reality of a post-racial America. ・・・
 ところで、ウッズが仏教の本旨にはずれてしまったと会見で語ったことが米国で話題になってる。
 記事中に登場するHumeは、仏教からキリスト教への改宗をウッズに呼びかけたTVキャスターだよ。↓
 ・・・ his decision to steer back toward the religion that shaped him as a person and athlete: Buddhism.
 “Part of following this path is Buddhism,” he said, citing the religion practiced by more than 300 million people worldwide. “Buddhism teaches that a craving for things outside ourselves causes an unhappy and pointless search for security, and it teaches me to stop following every impulse and learn restraint. Obviously, I lost track of what I was taught.”
 (Brit Hume will no doubt be disappointed. The Fox News personality urged Woods to embrace Christianity to overcome his problems.)・・・
 Religion reporter Cathy Lynn Grossman explains on USA Today’s Faith and Reason blog: “While his pledge is to return to Buddhist ways, his point-by-point apology was classically Biblical ? it’s the same ‘turning’ process that Bill Clinton cited, reading from a Jewish prayer, when he apologized for his Lewinsky affair in 1998: Admit your wrongs, take responsibility for them, express your regrets to all who were harmed, and spell out your path to return to integrity and righteousness.・・・
http://www.csmonitor.com/USA/Society/2010/0219/Tiger-Woods-apology-golfer-promises-a-return-to-Buddhism
 キミ達はどう思うかね。
<けいc。>
 ORS(宇宙即応展開)について言葉足らずですいません。
 以下私の仮説です。
 ORSの最大のミッションは、非対称戦と非常時における現地部隊指揮官の要求に即応するために即応型宇宙システムの構築を目指しており、コンセプトは、開発・配置・運用に係るタイムラインの大幅縮小。
http://en.wikipedia.org/wiki/Operationally_Responsive_Space_Office
 The ORS Office will focus on smaller satellites, smaller launch vehicles, and on making the capabilities they provide available to DoD users quickly.
 この即応展開の手段の目玉が現在開発中の空中ロケット発射という技術です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E4%B8%AD%E7%99%BA%E5%B0%84%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
 地上や海上からの発射では、射場上空の氷結層の有無や雷雲の有無など、天候が発射計画を大きく左右する。
 これに対し成層圏では天候が安定しているため、母機が飛行可能な天候であれば地上の天候に囚われずに発射することが可能となる。
 また、射場の緯度によらず任意の空域で発射することが可能であるため、目標とする軌道に合わせ最適な条件で発射することが可能である。
 同様に公海上を発射空域に選択することが可能であり、燃焼後のロケットやフェアリング等の飛行に伴う落下物や、不具合発生による指令破壊後の落下物に伴う飛行経路直下およびその周辺領域の飛行安全確保が比較的容易である。
 日本のように漁業活動に伴って打ち上げ時期の制限が存在する場合においては、この制限を回避する手段としても有効である。
 小型衛星を発射するプラットフォームとして、日本が現在持ちえる有力な手段はF-15及びB-747型機である。
 これらの機体で100-500?級の小型衛星の空中発射には対応可能。
 ※(財)機械システム振興協会「マイクロ衛星打ち上げ用空中発射システムに関する調査研究」(平成19年3月)より
 昨年発表されたNASAに派遣される日本人要員の最大の変化は、今までの科学者から操縦者のパイロットになった点だと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A3%AB%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E6.97.A5.E6.9C.AC.EF.BC.881990.E5.B9.B412.E6.9C.882.E6.97.A5.EF.BC.89
 だからといって今更、莫大な費用がかかる有人宇宙飛行をめざすということではなく、世界各国の宇宙空間の軍事利用のニーズは、紛争抑止のための諜報活動、軍事作戦の際の通信手段として十分に必要なリソースをタイムリーにどのように確立するかというトレンドに流れていると思います。
 即応型宇宙システムの製造に係わる競争力強化に関する調査研究報告書
 平成20年3月 社団法人 日本機械工業連合会 社団法人 日本航空宇宙工業会
 因みに防衛省からのオブサーバーは、橋本 靖明 防衛省防衛研究所 企画室研究調整官 兼 研究部第1研究室主任研究官
http://www.jmf.or.jp/japanese/houkokusho/kensaku/pdf/2008/19kodoka_04.pdf
 上記報告書46-47ページ目
・F-15空中発射ロケット(開発中)
 ボーイングとOSCが共同で開発を進めている、F-15戦闘機を利用した空中発射型ロケット。
 従来の抱え込み式ではなく、背負い式が特徴となっている。2段目はミニットマン弾道ミサイルのモータを使用、3段目はペガサスロケットの第2段モータを使用し、最終段もペガサスロケットの第3段モータを利用して全て既存のモータを利用することにより、低コスト化を図る。
・今後のトレンド
 即応型小型打ち上げ機に関する最新動向としては、米国空軍が2008年度の予算を投入して、小型打ち上げ機を大量購入することを決定したことである。
 以上の世界の潮流、アメリカ軍の動きからして諜報ケイパビリティが異常に低いことを認識している防衛省は、JAXAに働きかけて表立って宇宙の軍事利用のためにNASAに要因を派遣すると言えない為民間パイロットと抱き合わせて空自パイロットを送り込んだのでは?
 日本政府の安全保障政策は帯に短し襷に長しとちぐはぐである、との太田さんのつっこみはもっともであると考えますが、ORSが頓挫する可能性はあるにせよ、ミサイル防衛構想とは違い、意外に最近の防衛省の中には極少数の先を見通す眼を持っている人間がいるのではないか、というのが以上のオープンソースから作れる仮説かと思いますが、いかがでしょうか?
 もしこれが、防衛省によるORSへの早期イニシャチブだとしても、それは日本政府による自発的なものではなくアメリカ政府から促がされたものである、という見方のほうが正しいのでしょうか?
 自分で書いていて、先見性云々の前にミサイル防衛と同じように更に対米依存度を高める結果となるのでしょうか?
<太田>
 詳細にご説明いただき恐縮。(文字化けらしき「?}が散見されるので、投稿される際にはご注意下さい。)
 だけど、
><宇宙>即応展開の手段の目玉が現在開発中の空中ロケット発射という技術
についての、直接的典拠を付けて欲しかったですね。
 空中ロケット発射そのものは、かなり前から良く知られてる話ですが・・。
 もう一点分からないのは、宇宙飛行士として訓練を受けることがどうして「宇宙即応展開」に係る訓練を受けることを意味するのかです。
 ロケットを空中発射する航空機のパイロットは、別段成層圏外(宇宙)に出るわけじゃないからです。
 米国のロケットを空中発射する航空機のパイロットがNASAで宇宙飛行士の訓練を受けたという前例があるんですか?
 いずれにせよ、今までうかがった話からは、単にJAXAが宇宙飛行士候補をあらゆる機関から「平等」にリクルートしてきた結果、たまたまそれが空自と全日空になったというだけにしか見えませんが・・。 
<後からすみません>
 どうも、わざわざコメントしていただき、ありがとうございます。ただ、若干の事実誤認がおありですので・・・
1.「刑法第38条」云々
 議論と関係ないうえ、当然のことなので省略。
2.「石川議員以下3名は政治資金収支報告書の虚偽記載を認め」
 (よく知らないので、間違っていたらお詫びしますが、)起訴事実は、4億円の負債を記載していなかったことではないですか? 仮に、4億円の資産の記載漏れ(これは規正法違反になる可能性があると思います)があったとしても、そのままでは、有罪になりえません。
3.「背景事情が、起訴の是非はもとより、刑を言い渡す際の情状にも影響する」云々
 議論と関係ないうえ、当然のことなので省略。
<太田>
1について:細野会計士の石川議員無罪論の核心は、「石川議員は会計の基礎理解が決定的に欠けており、従って、石川議員に政治資金収支報告書虚偽記載の犯意を認定する事はできない。刑法上、罪を犯す意思がない行為はこれを罰することができない。(刑法第38条第1項)」
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/02/post_499.html
なので、これを否定する・・しかも同じ刑法38条を援用して否定する・・ことは「議論と関係ない」どころか、議論にあたって不可欠じゃん。
2について:
>4億円の資産の記載漏れ(これは規正法違反になる可能性があると思います)があったとしても、そのままでは、有罪になりえません。
 そうアナタが思う根拠は?
 また、起訴状をいちいち読んでるヒマなんてないけど、資金収支報告書上の4億円をめぐる一連の記載ないし不記載は、一体として犯罪被疑事実を構成しているのではないんかい?
3について:これについては、形式的にはおっしゃるとおり。
 ただし、私の件の記述は、「犯罪行為に一切当たらないのに、「背景事実」が悪質だから刑事処罰するというのでは、ドイツ人どころか、どこの自由主義国の国民に対しても、恥ずかしくて公言できない」とアナタが(コラム#3837で)トンデモないことを記したのをおちょくったもんだわさ。
 だってアナタが、日本の司法(裁判所)が、(事実認定を誤った場合はともかくとして、)犯罪行為に一切あたらないものに対し、刑事処罰することがあるって本気で思ってるはずないもんね?
<prototype>
 AG号の件です。
 すべては日本法での事ですよね。
 場所は公海であり領海では無いので、日本法は適用されないと思うのですが。
 いかがでしょうか?
 私は船舶事故のみならお互いに非があると思います。
<太田>
 近藤君等の議論は、関係国際条約を踏まえた議論ですよ。
 もう一度読み返してごらんなさい。
 その程度の認識で、軽々に最後のセンテンスのようなものを書いちゃいけません。
<ΒννΒ>(同上)
 ・・・映画評論リクエスト。
 モサド繋がりってことで、スティーブン・スピルバーグ監督の『ミュンヘン』を提案します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%B3_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
<ΝΝββ>(同上)
 「『どんな国でもやっている』 暗殺関与疑惑でイスラエル高官
 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで起きたイスラム原理主義組織ハマス幹部暗殺事件で、イスラエル政府高官は、同国の情報機関モサドの関与が疑われていることについて「どんな国も同じようなことをやっている」と述べた。
 イスラエル紙イディオト・アハロノト(電子版)が十九日、匿名で伝えた。
 政府高官はモサドの関与については明言を避けたが、イスラエル政府の本音ともとれそうな発言だ。
 事件で偽造とみられる旅券が使われた英国などがイスラエル大使を呼んで事情を聴くなど、外交問題に発展する気配もあるが、イスラエル政府高官は「西側の国々とは『暗黙の了解』がある。批判はすぐにやむ」との見通しを示した。
 モサドは国外での極秘任務にあたる組織。
 一九七二年のミュンヘン五輪でイスラエル選手団がパレスチナゲリラに襲撃され、十一人が死亡した事件では、欧州などに逃亡していたゲリラの殺害作戦を実行したとされる。」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010022002000089.html
<ΝβΝβ>(同上)
 ミュンヘンは当時町山智弘がラジオ等で推薦してたので映画館で観たのだけど、
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20051206
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060125
 いきなり不意を突いて来る大音響の爆発音で視聴者をビックリさせるところが大きな見どころのひとつだと感じたので、DVDでみるならヘッドホンで音を聞くのをおすすめしたい。
<太田>
 それでは、記事の紹介です。
 そもそも、どうしてもともとこの案が採択されなかったのか、犯人捜しをやらなくっちゃ。
 それをやられて一番困るのは沖縄の人々だろうけど・・。↓
 「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、政府は同県名護市の米軍キャンプ・シュワブ陸上部に移す案を米側に非公式に打診した。理由は、日米で過去に検討されたことがあり、新たな基地も造らないで済むからだ。・・・
  同案はキャンプ・シュワブ内にヘリコプターの離着陸帯を建設するもの。同案を有力と唱える国民新党が政府・与党の検討委員会で提案すれば、議論されることになる。
 同案の最大の利点は、米軍施設内にあるため、反対派の妨害に悩まされずに工事を進められることだ。地元自治体の権限も及ばず、海を埋め立てないで済むことから、県知事などの許認可も不要。政府が沿岸案の実現に向けボーリング調査を行った際には反対派が阻止行動に出たが、そうした心配もない。
 また、この案なら米側が現行計画の再検討に応じる可能性もある。実際、一九九六年の日米特別行動委員会(SACO)で陸上案は検討されていた。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010022090070713.html 
 ボズワースの戦い(コラム#3763、3788)の場所が「修正」されたそうです。↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/leicestershire/8523386.stm
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 一人題名のない音楽会の「ロシアとウクライナ」の第二弾です。
 今度は、ロシアのジプシー音楽です。
 Two Guitars。 聞いたことあるでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=D2JEz0VqHac&NR=1
 Hai Ne Ne Ne, Russian gypsy music 目でも楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=aYiHg-a87hk&feature=related
 Dorogoi Dlinnoyu(By the long road=長い道) 原曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=xXbBrj3uX8M&feature=related 
 歌詞を変えた英語版 Those Were The Days Mary Hopkin歌唱です。
http://www.youtube.com/watch?v=oaytgWngqmc&feature=related
 この日本語版 悲しき天使 鮫島有美子
http://www.youtube.com/watch?v=dRuDVVosfso&feature=related
 上記英語版の仏語版 ヴィッキー(Vicky Leandros) Le temps des fleurs
http://www.youtube.com/watch?v=4IFl5LKyybI&feature=related
 上記英語版の露語版。M. Izmajlova(但し、彼女はスロベニア人)。これで一巡したことになる。 
http://www.youtube.com/watch?v=vd5q1Ioo588&feature=related
 次は、ロシア民謡と行きましょう。
 黒い瞳(Ochi chernie=Dark eyes)
http://www.youtube.com/watch?v=A19vp10AJLA&feature=related
 ジャズ編曲(歌唱)
http://www.youtube.com/watch?v=itbJkf74z24&feature=related
 ジャズ編曲(器楽演奏)
http://www.youtube.com/watch?v=ehNDLy38l0Q&feature=related
(続く)
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太田述正コラム#3842(2010.2.20)
<イギリスとユダヤ人(続)(その1)>
→非公開