太田述正コラム#3877(2010.3.10)
<皆さんとディスカッション(続x768)>
<Ueyama>
 書きかけ放置したたので、ちょっと時代遅れです。。
 ・・・
 講演内容がそもそも「独立」についてのものであったから当然の流れだと思いますが、太田さんの講演事情コラムにもあったように、基本的に「どうすれば独立できるか」や日本の独立について間接的にであれ関係のある「普天間問題」といった個別具体的な国内問題に「基本的には」終始していた感があり、あまりそういうことに意見、深い見識をを持っていない、あるいは例に挙げた問題についてueyamaが比較的納得できる結論を持っているので、ueyamaが発言する機会は全くありませんでした(もちろんつまらなかったわけではなくて、個別具体的な問題に関してほかの方がどういう意見を持っているのか、とか非常に刺激的なんですけれど)。
 で、そこで発言できなかったので一応ここで。
 これらは返答があってもなくたってもかまいません。講演会時のメモなのでなんでこんなメモをとったのかよく覚えていないのもあるんですけど。。
o ヤクザと司法行政の関係
 太田さんは基本的に日本の司法行政、具体的には検察、司法(裁判所)等に関して比較的寛容な発言を繰り返されていますが、司法行政がまともに機能していないからこそヤクザ屋さんの出番がでてくることが多いんですね、一般的に(典拠省略。といっても、そういった類の調停的なことは最近のヤクザ屋さんはあまりやってない雰囲気ですけど)。
 もちろん正式なルートではないから問題もこじれやすいし、まあ、基本的にヤクザ屋さんは儲かることなら何でもしますから、ポンポン売ったり(といっても、ポンポンがないとまともな生活が送れない人だっていますからね。。
 ポンポンやり続けるってのは体に負担が大きすぎますけど)、決して許されるべきではないとたぶん大多数の人が感じることだってやってますから、ヤクザ屋さんを擁護するつもりは全くないんですけどね(一応、ueyamaにはヤクザ屋さんの知り合いが数人はいます。)。
 そこで、太田さんは一貫して
・ 日本の(正式な)公務員の数は少なすぎる
・ それは行政を民間企業等への天下り、あるいは市民社会に丸投げしているがためであり、官でやるべきであるはずのことは基本的には官がやるべきである
 と主張されてきたと記憶しています(後段は記憶違いかもしれません)。
 であるとするなら、司法行政はヤクザ屋さんがいわゆるシノギとして行っている調停機構を「司法行政をまともにした上で」奪ってしまう、という方向が正しいんじゃないかって気がしますがいかがでしょうか。
 もちろん、「司法行政をまともにした上で」という括弧付きなのは、ueyamaは今の司法行政が絶対的には「まともではない」と思っているからです。まあ、相対的には外務省なんかよりかはマシなのだと思うんですけど。
<太田>
 私が地裁、高裁と続けて敗訴して確定した名誉毀損訴訟を例にあげると、以下のようなことから、日本の裁判制度には深刻な問題がある、としか言いようがありません。
 一、発端となったコラム#195が今でも公開されていること。
 二、裁判当時も今も、コラム#195で要約紹介したところの、肝腎の本に対して、名誉毀損訴訟が提起されていないこと。
 三、公務員の非違行為に関わる名誉毀損訴訟において、公務員側に挙証・立証責任が転換されていないこと。
 四、この裁判について記したコラムに対して同じ人物から提起された別の訴訟(私が勝訴した)で、判決は、一連の太田コラムは、その全体を一つのものとして受け止めるべきである、として私を勝たせたが、こんな理屈は無理筋であること。
 よって、おっしゃることには共感を覚えます。
 ただし、裁判の独立が一応確保されていること、裁判官が収賄したという話はまずないこと、等から、日本の裁判には、最低の合格点、「優良可」の「可」はあげなきゃ、と思ってます。
<Ueyama>
o 映画は(太田コラム読者、あるいは太田さん自身が納得できるような)ストーリー評論に値するのか
 以前映画じゃなくて書評(小説評)を行っていただきたいとお伝えした記憶があるんですが、やはり映画はストーリー評論には向かないんじゃないか、という気がしています。
 これは個人的な意見ですが、日本人は映画に対してストーリーを重視する傾向があるけれど、海外のマーケットでは相対的にはそうではない。
 例えば日本人の世界で著名な現役の映画監督ってueyamaは北野武と(例の)押井守くらいしか知らないんですが(しかも押井守作品って見たことある気がするけどほとんど記憶にないし。。)、どちらもその「映像美」あるいは「映像でしかなしえなかった描写」といった、「映像」に対しての評価が海外では高いんじゃないでしょうか(2chだったかで誰かが押井守作品に対して同じ趣旨の発言をされていましたね)。
 北野武は「その男凶暴につき」でデビューし、「ソナチネ」や「HANA-BI」で国際的な評価を受けたわけですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9D%E3%81%AE%E7%94%B7%E3%80%81%E5%87%B6%E6%9A%B4%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%8D
 そのどれもが基本的に贅肉を徹底的にそぎ落とした暴力描写とそれとは対照的な映像美が評価を受けているわけで(少なくともueyamaはそう解釈しています)、また、「Dolls」って映画は暴力描写は前述の映画に比べればほとんど皆無ですが、あんなに日本人の女性を美しく撮った映画をueyamaはほかに知りません。
 この「Dolls」は「ロシアでは大ヒットし、およそ2年に及ぶロングランとなった。
 この作品でロシアにおけるステータスを確かなものとし、後のロシア向けCM出演につながった。」らしいので、どうもロシアですごいヒットしたみたいですね。
 なんだろ。映像における日本のドメスティックな世界観が気に入ったのかな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Dolls_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29
 北野武は「あの夏、いちばん静かな海。」、「キッズ・リターン」や「菊次郎の夏」といった美しくストーリーも素晴らしい映画も撮っていますけど、太田評にはなじまないでしょう。
 また、北野武は世界での、あるいは日本での(一部の?)評論家の高評価にもかかわらず日本での興業がふるわないことに対して、「・・・自分が求める芸術と日本の低評価の間で悩み、同時に2つ手に入らないものを求めるうちに「自分の映画が自分自身を壊していく」と感じ<た>」
http://ja.wikipedia.org/wiki/TAKESHIS%27
と語っています。
 アバターも、見てないけど、映像美が高評価の原因だったんじゃないですかね。
 長々と書きましたけど、太田さんの映画評は有料読者向けのコンテンツとしては弱いんじゃないかな-、という感想です。
 書評をやってください、書評を。
 それかゴッドファーザー(ueyamaの一生の#1映画だろうと思います)なんかのクラシックを新機軸で論評してみてください。(笑)
 最近の映画で太田さんが論評しておもしろそうなのって、全く思いつきません。
<太田>
 これについては、オフ会(講演会)幹事団のBERNIEさんやTTさんらの「反論」を聞きたいものですね。
 なお、現在借りて鑑賞している映画のリストを見てもらえば分かるように、最近の評論対象候補作は「クラシック」ばかりですよ。
 小説については勘弁して下さい。
 音楽や映画は息抜きになるけど、小説じゃ、パソコンでの作業同様の視覚だけの作業であり、疲れるばかりなので・・。
<Ueyama>
o 自由主義と人種主義的帝国主義 = 市場原理主義?
 講演会資料のPower Pointの資料<(近く公開予定(太田))>P3を見ていただきたいんですが、米国が基本的に当初から市場原理主義であり、英国ではそうではなかった、という図が少し理解できませんでした。
 米国が市場原理主義になったのは欧州文明の「人種主義的帝国主義」とアングロサクソン文明の「自由主義」が交わった結果なのでしょうか? 
→欧州文明の「人種主義的帝国主義」から米国の「市場原理主義」に赤い点線が引かれているのは誤りですね。欧州文明の「演繹的・合理的」から引かれるべきでした。
 USさん、恐縮ですが、改めてご検討の上、対処していただけませんか?(太田)
 アングロサクソン<(イギリス)>文明の資本主義・自由主義からも米国の市場原理主義(の途中部分)に矢印が引いてありますが、これはどういった意味でしょうか?
→アングロサクソン文明の「自由主義」から米国の「市場原理主義」への赤い点線は削除した上で、「資本主義」、「自由主義」を括ったものからの矢印は、赤い点線に変更した方がいいですね。
 これについても、USさん、改めてご検討の上、対処をお願いできませんか?
 なお、「個人主義」の経済面での発現形態が「資本主義」、政治面での発現形態が「自由主義」であり、市場原理主義は、個人主義が極端化し、原理主義化したもの、というのが私の認識です。(太田)
 また、米国からの影響を受けるまで(サッチャーかな?)市場原理主義ではなかった、というのはいかなる理由からでしょうか。
→何度か申し上げたことがあるけれど、本来のアングロサクソン、つまりイギリスは、タテマエは個人主義でも、ホンネは人間(じんかん)主義だからです。これで、次のご質問にも答えたことになりますね。(太田)
 アングロサクソン文明にも十分に市場原理主義(ueyamaは特に市場原理主義を悪だとは思っていません)を採用する余地はそれまでにもあっただろうし、実際に「アングロサクソンには夜警国家思想/市場万能思想があり、時々実践されてき<たし、また、それはうまく機能しなかった>」(#3059太田)わけですよね?
 (もちろん、ほとんどのアナルコキャピタリスト、リバタリアンあたりは「それが不充分だったから失敗したんだ!!」と叫ぶでしょうけど。(笑))
 そうそう、「正義について」をやっと読みました。
 「その2」で小難しい話が多いとかって書いてた気がしますが、大して難しくないでしょう。
 少なくとも太田コラム有料読者で理解できない人はいないと思います。
 で、このコラムでご紹介の著者には反論が山ほどあるんですが、また時代遅れの時期にお送りします。(笑)
<太田>
 うーん。Ueyamaさんは、反人間主義に立っておられるわけですか。
 そうだとすると、それは、最新の科学の動向に逆らってるってことですがねえ。
<Ueyama>
 と、とりあえずueyamaの話はこの辺で、オフ会(講演会)幹事グループと<私がメンバーの一員である>IT支援グループ、連携したいですね。
 メーリングリストでもつくりましょうか。
<太田>
 両グループの連携、大いに結構ではないでしょうか。
 オフ会(講演会)幹事団のメンバーやIT支援グループの他のメンバーから反対の声があがらなかったら、お願いしたいですね。
 ついでに、オフ会(講演会)幹事団だけのメーリングリストも・・。
<ΒΟΟΒ>(「たった一人の反乱」より)
 太田氏の嫌いな天木氏のブログだが
http://www.amakiblog.com/archives/2010/03/09/#001596
毒を以って毒を制す・・・だね。
 鈴木氏を外務委員長に就任させた効果が出るか?
 しかし、久しぶりに岡田外相TVで見たけど、老けたね~
→密約廃棄問題ねえ。まあ好きにやってよ。
 岡田元民主党代表、安全保障が最弱点だからねえ。
 彼が外相なんて、ミスキャストも極まれりなんだから、老けるはずだよ。(太田)
 ついに出たな頑固な宿便が~これも新薬の下剤のおかげだよな。
 密約調査「著しい影響なし」by宗主国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100310-00000020-jij-int
↑エリカ様の、べつに~ 会見と同じだな。 
 “PIIGS”ばかりではない! 世界的な財政状況の悪化が始まった
ソブリン・リスク(国のデフォルト)の顕在化、「金融危機第二幕」から目を反らすな
http://diamond.jp/series/keywords/10107/
→このコラム↑、中身ゼロじゃん。(太田)
 植田さんとこでも紹介していた 
http://8706.teacup.com/uedam/bbs/8126
 新井信介・最新中国レポート
http://midorinonet.com/purplejade/
 ドバイはもとより、中国バブル、ユーロ圏での(しかもPIIGS以外の)ソブリン・デフォルトが起きる可能性があるとの報道・・・。
 資金を米国に引き戻してドルと米国債を防衛するための誇張が入っている疑いが勿論あるが、云えることはだ、ここで「止まった治世~」だの のんびりと平和呆けしてぬかしている暇がそうは無いってことだ・・。
 街をみても、店舗や会社の撤退は加速し、テナントは入らず街は寂れる一方で、ノンリコースローン問題等が火を噴出しはじめて 大変な事態になっているってこと・・。
<太田>
 最後の、新井レポートだけは面白かったな。
 このレポートについては、この前のオフ会に参加した、中共通のNKさんの意見も聞きたいもんです。
<ヒロシ>
 <コラム#2500>「先の大戦正戦論から脱する米国?(続々)(その2)」<を読み>ました。
http://blog.ohtan.net/archives/51207743.html#comments
 こんにちは、大変有意義に読ませてもらっています。
 ルメイだったでしょうか? 東京空襲を立案したのは。
 でも彼は日本から勲章を貰ってますよね?
 推薦したのは空自の源田実と聞いています。ミッドウェイ海戦の航空参謀だった人です。後に国会議員になりました。
 このことにも言及してほしいのですが。
<太田>
 これまで、どこかで触れたと思ってたけど、触れてませんでしたね。
 なお、この種の投稿の際には、典拠を付けてください。
 典拠抜きの投稿は、原則ディスカッションシリーズへの転載は行いません。
 「たった一人の反乱」の場合は、投稿者間でのやりとりが基本なので、その流れを分かってもらうため、典拠抜きの投稿を転載する場合もありますが・・。
 後二点。
 ご自分のサイトに誘導する投稿は、消去することがあります。
 また、明らかに誤りがある投稿は消去します。
 今までのご自分の投稿をふりかえっていただければ幸いです。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 吉田の再軍備拒否は、心情的には理解できるけど、佐藤の核「持ち込ませず」は気が触れたとしか思えないね。
 しかも、「反省」した吉田はその旨を晩年の著書の中で表明したのに対し、佐藤は口を拭ったまま、(沖縄のそれを含む)核政策でノーベル平和賞までもらったんだから、恥知らずもいいところだ。↓
 ・・・核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則を提唱した佐藤栄作氏が、その後「『持ち込ませず』は誤りであったと反省している」と悔やんでいたことが明らかになった。・・・
http://www.asahi.com/politics/update/0310/TKY201003090486.html
 この韓国の元高官、日本が結んでいる「国連軍地位協定」のこと、知らないんだな。↓
 「日本外務省の有識者委員会が9日公表した日米間の密約調査結果について、韓国政府は「基本的に(日米)両国の問題」(政府当局者)との立場だ。ただ朝鮮半島有事の米軍出動の密約が失効したとの認識が示され、・・・韓国政府の元高官は「(同密約は)過去の歴史ではなく、現在の韓国の安全保障に直結する問題。日米の事前協議が在日米軍出撃の足かせになると困る」とした。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010030901001037.html
 
 有識者委員会の委員長以下、全員アホじゃないの。↓
 「沖縄の有事の際の核再持ち込みに関する「密約」をめぐっては、1969年11月19日に佐藤栄作首相とニクソン米大統領が交わした「合意議事録」が存在し、・・・有識者委員会はこの文書を「本物」としたが、「密約とは言えない」と結論づけた。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100309-OYT1T00977.htm
 なお、この有識者委員会の報告書の全文が毎日(電子版)に載っているよ。↓
http://mainichi.jp/select/seiji/etc/20100309/01.html
 慶應はこんな調子だし、東大は、反対につい最近まで同窓会そのものがなかった。
 日本の私立と公立の代表的存在が、どちらも最高教育・研究機関じゃないって証拠だ。↓
 「・・・三田会は、組織力・集金力ともに他の大学同窓会とは別次元の水準にあり、むしろ信者同士の生活互助会的側面のある巨大宗教団体・創価学会との類似性がある・・・
 しかも、三田会は、創価学会とは違い、外部から見えない組織として批判されることがない。それだけ、三田会が日本社会の上層部に深く食い込んでいるからである・・・
  三田会がこれほどの高度なネットワークを築くに至ったのはなぜか。本書はその理由を、創設者福沢諭吉が1896年に自身の演説をもとに書いた文章「慶應義塾の目的」に探し求めている。
 ここで福沢は慶應義塾創設の目的を、「一貫教育」「独立自尊」「実学」「気品の泉源」「半学半教」「自我作古」「社中協力」などのキーワードとともに語っているのだが、このうち「一貫教育」と「半学半教」、そして「社中協力」が、三田会の性格を決定づけた重要なコンセプトだったというのである。・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100308/213228/
 下品に言えば、ストレス下では、男は女を選ばず欲情する傾向がみられるってことね。↓
 ・・・Relaxed men who took part in the study rated women on average 14% less appealing if they looked very different from themselves compared with women who looked similar. But a group of stressed men found dissimilar women 9% more attractive.・・・
 We think that chronically stressful environments should increase outbreeding, because inbreeding may lead to offspring that are not genetically diverse enough to deal with the varying circumstances that a risky and stressful environment imposes on them,・・・
http://www.guardian.co.uk/science/2010/mar/10/men-sexual-tastes-broaden-stressed
 突然、トヨタ激励記事ばかりになったのはどういうわけだ?
 新アメリカ財団(New America Foundation)のシニア・フェローが次のような一文で終わるコラムをNYタイムスに載せてる。↓
 ・・・So go out today and buy a Toyota. It’s the patriotic thing to do.
http://opinionator.blogs.nytimes.com/2010/03/09/toyotas-are-safe-enough/?pagemode=print
 シュピーゲル誌は口直し記事ってことかな。↓
  ・・・The same cars exist around the world, but no accidents of this type have occurred anywhere outside of North America.・・・
http://www.spiegel.de/international/business/0,1518,druck-682417,00.html
 それにしても、火付け元のロサンゼルスタイムスまで、豹変しちゃったのには驚いたね。↓
 ・・・even if every sudden-acceleration complaint proved valid, Toyotas are among the safest cars made.・・・
 ・・・why the emphasis on mechanical defects above all else? Evans says it began with Ralph Nader and his 1965 book, “Unsafe at Any Speed.” Today it’s perpetuated by trial lawyers seeking the deepest pockets and a media that know it’s sexier to crusade against corporations than emphasize individual responsibility. ・・・
http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-oe-fumento9-2010mar09,0,3126393.story
 アカデミー賞での元夫婦対決の結果をみごとにまとめてる。↓
 ・・・The Hurt Locker has taken to date, 100 times less money than Avatar. ・・・
 The contrast between the two films speaks for a yin and yang as old as cinema. Truth versus magic; reportage versus make-believe; Lumi���re versus M���li���s. Next year it is quite possible a good fantasy epic will beat a not-so-good reality drama. There is nothing intrinsically worthier in either genre. It is simply that The Hurt Locker is the better film.・・・
http://www.ft.com/cms/s/2/4b7440e8-2b0b-11df-93d8-00144feabdc0.html
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太田述正コラム#3878(2010.3.10)
<『イリアス』をどう読むか(その2)>
→非公開