太田述正コラム#3893(2010.3.18)
<皆さんとディスカッション(続x776)>
<ΒΠΒΠ>(「たった一人の反乱」より)
 「「一度決めたら他人がなんと言おうと自分の意見は絶対曲げない」
 こういうタイプの人は、要注意です。
 こうした頑固さというのは、時に「こだわりのある人」「意志の強い人」といったニュアンスで肯定的に捉えられる時もあります。
 しかし、他の意見を取り入れる余地がないほど一つの考えに固執し、「これが絶対に正しいはずだ」と思ってしまったら、それは脳の悪い癖が出ている証拠。「統一・一貫性」のために頑固になり、いったん正しいと思い込んでしまうと、脳はそれ以上思考を深められなくなるのです。」
 林 成之「脳に悪い七つの習慣」P114より抜粋
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100212-00000001-president-bus_all
 上は林氏に関する記事。
 「止まっている知性」<(コラム#3875、3891)>といったのはこういう事。
 こういう「統一・一貫性」はもちろん論理的な整合性判断に必要であり、人間の思考の基盤をもたらしてるんだが意識的にこの基盤をはずさないと、独創性はでて来ないんだと。
 太田さん、どお?
<太田>
 キミ、「それでも地球は動いている」ってつぶやいたガリレオにそう言って忠告する嫌みなヒトなんだろね。
 いずれにせよ、ボクは、事実と論理と科学に基づいて議論をしており、この三つのうちのどれについて誤りが判明しても、ただちにそれまでの考えを変えるけど、後何か?
<ΒΒΠΠ>(同上)
 さすが、精神破壊力抜群の作品「火垂るの墓」<(コラム#3879、3881)>。
 常に冷静沈着な太田氏すら客観的な評論ができず、「怒りの感情」に流されたか。
 「火垂るの墓」の世界的評価↓
http://www.moonlight.vci.vc/misc/saddest_anime2.html
 あるサイトの話では嘘か真か海兵隊の罰ゲームで「火垂るの墓」を隊員に見せていたらトラウマになったとかで、ビデオ視聴禁止になったとか・・・
 深く静かに浸透しているようですな。
 理論的に強く主張するよりも、こういう形で魂と感情に訴えていくって方法でも影響力はありますぜ。
 「火垂るの墓」は強烈な文化兵器といえそう。
<ΒΠΠΒ>(同上)
 精神を蝕む力は抜群だろうな
The film’s anti-war message is not overstated.
There is no real mention of the fire-bombings in a political way,
only in the grief experienced by the civilian Japanese people.
Takahata has created an anti-war epic without resorting to finger pointing,
a remarkable achievement. He accepts the consequences of the Second World War
and is only showing the forgotten souls of the war,
the innocents who are caught in the crossfire of destruction.
http://www.apolloguide.com/mov_fullrev.asp?CID=4516
 要約
 この映画は反戦テーマを誇張しないんだね。
 一般日本市民の悲しい経験だけを描き、爆撃の政治的描写はしてないしさ。
 すごいよ、タカハタは、反戦映画の大作を一切責任追及なしにやっちまうんだから。
つまりだ
 彼は第二次世界大戦の帰結を受け入れたわけだ、だから戦争の影の主役、破壊のはざまに取り残された無垢の人々を見せているわけだ。
 俺の結論
 この映画に感動しか覚えない諸君、原爆も含めて米国に抗議する資格なし
 親に虐待されている子供が、それでも親を恋しいと思うのを見て感動するのが日本人。
 親に虐待されている子供を見て、emancipation いわゆる未成年者の成人犠牲という法的手段を指摘し、その子供が虐待の連鎖を打ち破れる大人に成長することに感動するのがアメリカ人。
<ππΒΒ>(同上)
 火垂るの墓であの妹が死んだのは へタレの兄が居候先の親戚との人間関係が嫌になって勝手に妹を巻き添えにして家出してノタレ死んだだけ。
 兄におしんレベルの根性があれば死ぬような状況ではない。
 わざわざ反戦作品という設定にせずとも、現代が舞台でも成立するだろ。
<πΒπΒ>(同上)
 「高畑勲は、本作品について「反戦アニメなどでは全くない、そのようなメッセージは一切含まれていない」と繰り返し述べたが、>反戦アニメと受け取られたことについてはやむを得ないだろうとしている。
 高畑は、兄妹が2人だけの閉じた家庭生活を築くことには成功するものの、周囲の人々との共生を拒絶して社会生活に失敗していく姿は現代を生きる人々にも通じるものであると解説し、特に高校生から20代の若い世代に共感してもらいたいと語っている・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E5%9E%82%E3%82%8B%E3%81%AE%E5%A2%93#.E7.9B.A3.E7.9D.A3.E3.81.AE.E6.84.8F.E5.9B.B3
 ・・・In an interview on the DVD, Takahata reveals his disappointment that Japanese audiences identified with Seita when the film was shown in Japan. Takahata clearly feels Japanese audiences missed the point of the film in this regard. ・・・
http://www.lariat.org/AtTheMovies/dvd/fireflygrave.html
 監督の意図↑を正しく汲んだのかは知らんが、ロジャー・エバートは『火垂るの墓』は生き残ることをシンプルに描く。
 It tells a simple story of survival.
と、政治的に正しく(?)論評しておる。
http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20080813/1218587046
http://rogerebert.suntimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20000319/REVIEWS08/3190301/1023
 ロジャー・エバートのインタビュー@コレクターズDVD版
http://www.youtube.com/watch?v=QRXg_ovaE94
<πΒΒπ>(同上)
 林成之先生<(上出)>は、画期的な救急医療である「脳低温療法」の世界的な先駆者だよな。
 じつはおいらも、現在読んでいる最中・・「脳治療革命の朝」~凄い本で面白い。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4163560106
 で、林先生も言い続けているけど、脳機能・脳器質は まだまだこれから解明されてゆくものと言っている。
>親に虐待されている子供が、それでも親を恋しいと思うのを見て感動するのが日本人
↑感動?? 感動するヤツなんざ、いないよ。
 「鬼畜」って知ってる? ビデヲでも借りて見ることをお勧めする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E7%95%9C_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
 上で、精神を蝕む・・っていうんなら、これも負けていない。
 最近の報道では、こんな鬼畜の親が どんどん出てきて、やるせないというか・・。
 まぁ、毒になる親 ってヤツだ。
http://books.rakuten.co.jp/rb/%E6%AF%92%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E8%A6%AA-%E4%B8%80%E7%94%9F%E8%8B%A6%E3%81%97%E3%82%80%E5%AD%90%E4%BE%9B-%E3%82%B9%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89-9784062565585/item/1384497/
http://www.winpal.net/~jiro/h/doku.html
<太田>
 お後がよろしいようで。
<ΒπΒπ>(同上)
 イーストウッドっておーたんが嫌いなリバータリアンでそ?
<太田>
 ヒッヒッ、バレたか。
 だけど、彼がそう自称してるとしても、彼の映画や行動(カーメルの市長を一期務めた)を見る限り、アナキストじゃない
http://en.wikipedia.org/wiki/Libertarianism
ことははっきりしてるから、ぎりぎりセーフなの。
<ΒΒππ>(同上)
 今朝、北海道新聞の一面に出ていた。
 沖縄密約 西山元記者、吉野元局長が対談 無利子預金「日銀が関与」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/221307.html
 元毎日新聞記者西山太吉氏、沖縄返還密約を取材し1972年に、国家公務員法違反(機密漏えい教唆)容疑で逮捕されたその無念を、生きているうち(健在)にはらすことが
できてよかったネ~♪
 まぁ、 どんどん出てくるホッケの太鼓 ってやつ。
<太田>
 その記事にも出てくるけど、旧大蔵省の買弁官庁ぶりもひどかった。
 絶対に財務省と金融庁の統合を許しちゃダメだからね。
 おのおのがた。
<けいc。>
 遺族「海自の説明、不十分」 国など提訴…格闘訓練死
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100316-OYO1T00698.htm?from=main3
 「格闘は制裁、体罰だった。『はなむけだった』という海自の説明
 このニュースが1年半前に起きたときに、DOR(依願離隊)するほどモチベーションが下がっている人間に対して、海上自衛隊が“はなむけ”という不可解な理由で、どのような合理性があって上官が15対1の危険な(pugil stick drill:模擬銃剣訓練)訓練をさせたのか理解に苦しみましたが、しばらくたって太田さんのコラム#30やそれ以外の、海軍力の本質は攻撃力であって専守防衛の枠にはまらない海上自衛隊は防衛省にいてやっている感があり、モラル・ハザードが起き易い環境にある・・・説にこの事件も同じような背景があるような気がしてなんとなく納得しました。
 この訓練が訓練続行中の人間に対する訓練なら十二分に理解できましたが。
 海上自衛隊の特別警備隊は、日本沿岸の不審船取締りに対しては海上保安庁の特殊警備隊
http://www.os-dream.com/jcg/sst.html
にお株を奪われ、ソマリアに派遣されているそうですが、音響威嚇装置を使っている程度の海軍にとって本当に居場所があるか?疑問よりも少し哀れささえ感じてしまいます。
 以下3つは公式ではありませんが、1つ目の話は関係筋から聞いたことがあります。結果は散々だったようですが・・・。
1.1999年の能登半島沖不審船事件で不審船に降下し、北朝鮮工作員と交戦した。
2.1999年の東ティモールで発生した暴動の際に、上陸して暴徒を蹴散らし、邦人を救出した。
3.2001年の九州南西海域工作船事件の際に、ヘリコプターで工作船の上空まで到達した。
 本場のシールズとまでは言いませんが、せめて合理的な危険な訓練で毎年事故死する隊員が数名でるくらいのニュースが出るまでは、
http://www.navytimes.com/news/2010/02/navy_SEAL_killed_update_021810w/
海自の特別警備隊もたいしたことはないのではないか・・・と思ったりします。
<太田>
 「以下3つ」の話の典拠だけが記されてませんね。
 いずれにせよ、特別警備隊の新編準備室ができたのが1999年12月ですから、1と2は対象外ですよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E8%AD%A6%E5%82%99%E9%9A%8A_(%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A)
 恐らく、ミッションが与えられればとことんやるのが日本人であり、「たいしたことはない」ことはないのだろうと思いますよ。
<けいc。>
 最近話題に出る桝添氏ですが、彼の発言録を見ると太田さんの主張と似通う部分がありませんか?
 太田さんは同級だったんですね。
 彼の論説を太田さんが更に骨太に指南する術はないのでしょうか?
発言要約一覧 平成17年4月 参議院憲法調査会
http://www.sangiin.go.jp/japanese/kenpou/houkokusyo/pdf/youyaku.pdf
P.53
・憲法改正をせずに解釈変更により日本が集団的自衛権を保有しかつ行使する権利があると変えた上で、PKO法や周辺事態法などの個別法ではなく、恒久的な法律を体系的につくるべき
・個別的及び集団的自衛権を明確に認める形で憲法に書くべき
1.旧敵国条項を含む国連憲章の改正、2.日本の常任理事国入り、3.憲法改正をワンパッケージで行うべき。集団的自衛権を認めることなく常任理事国になることは矛盾が多過ぎる
P.111
日本の植民地時代には、日本にいる朝鮮人の人たちには参政権も被参政権もあったこと、ローマ文字と同様朝鮮文字による投票も有効とされていたことを、外国人参政権の議論の前提として知ってほしい
帰化要件が厳しいままであるなら、同じ地域に住む人間として、外国人の地方参政権を認めるということも一つの考え方
<太田>
 舛添君・・駒場同級ではなく本郷同期です・・とは、大学時代には接点がなかったけれど、1980年代初めに日本青年会議所の顧問団に一年間彼と一緒に属していた間柄なので、元奥さんの片山さつき前代議士には遠く及ばないでしょうが、彼については良く知っています。
 どにかく開いた口が塞がらなかったのは、彼が、日本の防衛問題について、にわかに信じがたいほど無知であったにもかかわらず、いかにも知っているかのような口を叩いていたことであり、あまつさえ、国際政治が専門の評論家としてTV等で活躍していたことです。
 当時、私が何度か青年会議所の幹部達に日本の防衛問題について語るのを彼も一緒に聞いていたし、個人的にも教えてあげたので相当勉強になっただろうと思いますよ。
 もう一つ、呆れたのは、彼が自分自身を含め、顧問団のうちの何人かが執筆する形で本を出そう、出版については自分が責任を持つと言いだしたので、私も結構長文の原稿を書いて彼に渡したのですが、説明らしい説明もないまま、この話が立ち消えになってしまったことです。
 その後かなり経ってから、たまたま都内の路上で彼と鉢合わせをした時、何もこちらが言わないのに、彼、「あの出版話、何とかするから」と遺憾の意を表したものです。
 しかし、またもやそれからなしのつぶてで現在に至っています。
 こんな彼が、東大教養の助教授を辞めた本当の理由を、その後、信頼できる同学部関係者から聞きましたが、その理由、皆さん、大方想像つくでしょ。
 自民党にも民主党にも愛想が尽き果てた人、決して少なくないだろうが、間違っても舛添君になど期待を寄せないことです。
 いくら何でもそんなことありえないだろうが、仮に彼に権力を与えるようなことがあったら、皆さんが確実に鳩山兄に幻滅したのと同様、あるいはそれ以上に幻滅するのは目に見えています。
 いや、それどころか、日本にとって、取り返しがつかないことになるかもよ。
 それでは、記事の紹介です。
 韓国、姦淫罪等なくなりそうだね。↓
 The <South Korean> government is moving to scrap Korea’s singularly punitive adultery law. ・・・
 <It> is also reportedly discussing permitting abortions, which remain illegal in Korea.・・・
http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2010/03/18/2010031800594.html
 狼の家畜化、つまりは犬の誕生の経緯が分かってきたよ。↓
 ・・・dogs were probably first domesticated from wolves somewhere in the Middle East, in contrast to an earlier survey suggesting dogs originated in East Asia. ・・・
 This finding puts the first known domestication ? that of dogs ? in the same place as the domestication of plants and other animals, and strengthens the link between the first animal to enter human society and the subsequent invention of agriculture about 10,000 years ago. ・・・
  Wolves were probably first domesticated in the Middle East, but after dogs had spread to East Asia there was a crossbreeding that injected more wolf genes into the dog genome・・・
 Humans lived as roaming hunters and gatherers for most of their existence. ・・・wolves began following hunter-gatherer bands to feed on the wounded prey, carcasses or other refuse. At some stage a group of wolves, who happened to be smaller and less threatening than most, developed a dependency on human groups, and may in return have provided a warning system. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/03/18/science/18dogs.html?hp=&pagewanted=print
 米国は朝野挙げて、中共に通貨切り上げを迫りつつある。
 しかし、この社説の中にインド、韓国まで登場して日本が登場しないのはなぜか。
 属国の悲哀を改めて感じるねえ。↓
 ・・・One way would be to press the I.M.F. to officially pronounce on whether China is breaking the rules and manipulating its exchange rate. That is part of the fund’s job, though it has preferred not to pick the fight. China would find it far harder to reject an I.M.F. determination than any American criticism.・・・
 Even before that, it would help if some other countries ? certainly those in the European Union, but perhaps aspiring players including India and South Korea ? started publicly making the case that the cheap renminbi is hurting them, too.・・・
http://www.nytimes.com/2010/03/17/opinion/17wed1.html?ref=opinion&pagewanted=print
 現実離れも甚だしいとの『ハートロッカー』批判です。↓
 ・・・The idea that a single Humvee containing three American soldiers would drive around in search of a car bomb is simply divorced from reality・・・
 Even on the base, which is jointly operated by the Americans and the Iraqi Army, there is a hesitance on the part of the United States soldiers to interact with their counterparts. Indeed, the top security risk lately, the soldiers said, was the prospect of being kidnapped on base by an Iraqi soldier, or a person dressed in an Iraqi uniform, which can easily bought be in one of the city’s markets.・・・
 The thought of venturing beyond the walls of the base without armored vehicles, loaded assault rifles and a game plan, is absurd to most soldiers・・・
 They also marveled at the fact that journalists live in the city, beyond the fortress of the Green Zone, and don’t carry weapons.・・・
http://atwar.blogs.nytimes.com/2010/03/17/the-hurt-locker-through-a-baghdad-lens/?pagemode=print
 パキスタンとインドじゃ、ヒットラーが大人気なんだって。
 それにしても、冒頭の一文、笑っちゃったよ。↓
 ・・・Pakistan is the opposite of Germany. The mountains are in the north, the sea is in the south, the economic problems are in the west and the east is doing well. It’s not hard for a German living in Pakistan to get used to these differences, but one contrast is hard to stomach: Most people like Hitler.・・・
  Pakistanis always hone in on that topic whenever they talk to Germans. “We’re Aryans too,” they say, because there was an Indo-Germanic race, the Aryas. Besides, Hitler was a military genius, they add. ・・・
 In the Islamic world, not just in Pakistan but right across from Iran to northern Africa, anti-Semitic sentiment of course plays a role. Conversations with German visitors rapidly turn to the injustice being suffered by the Palestinians who were robbed of their land.・・・
 English editions of Hitler’s “Mein Kampf” can be found in bookshops even in the most remote parts of India. And Indian schoolbooks have been known to celebrate Hitler as a great leader.・・・
http://www.spiegel.de/international/zeitgeist/0,1518,683966,00.html
 香港の所得格差のすさまじさ。↓
 ・・・<Hong kong>’s Gini coefficient, which measures income inequality, is the worst in Asia (worse even than India and mainland China)
http://www.ft.com/cms/s/0/f7f9bdfc-3204-11df-a8d1-00144feabdc0.html
 米国のキリスト教原理主義的保守派の台頭、恐るべし。↓
 ・・・now — surprise — conservatives are fighting back. Look closely at the new Texas social studies standards and you’ll find attacks on every sacred cow in the liberal pantheon, starting with the separation of church and state. While liberals often impute the principle to the Founding Fathers, the Texas standards hold that the founders imagined America as a “Christian nation.”
 The new standards also reject the idea of American imperialism, preferring to call it “expansionism.” They insist on the superiority of America’s “free enterprise system,” which will replace the prior standards’ reference to “capitalism.” ・・・
 When we get to the Cold War, the new standards note that recent archival discoveries “confirmed suspicions of communist infiltration in the U.S. government.” And for the 1960s and beyond, the standards advise, students should examine the “unintended consequences” of Great Society legislation, affirmative action and Title IX.・・・
http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-oe-zimmerman17-2010mar17,0,923448.story 
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太田述正コラム#3894(2010.3.18)
<科学と自由民主主義(その1)>
→非公開