太田述正コラム#3897(2010.3.20)
<皆さんとディスカッション(続x778)>
<少数株主>
 –参院選投票先–
≫選挙区は、まともな候補者であれば民主党候補に、ネガリスト掲載者だったら、第一に社民党候補、第二に共産党候補でしょうね。 比例区は、基本的に社民党じゃないでしょうか。≪(以上コラム#3895。太田)
 民主党が今のようなことやっていれば、比例区は社民をと考えていたことに自信持てました。
 ただ、選挙区は社共は死票になりそうで、結果的にネガティブ政党を利することが心配で難しいですね。
 ただ、衆議院解散ないでしょうし、分裂しないと云う前提に立てば、政局不安定になるかもしれないが、連立政権が参院で少数与党になっても、鳩山、小沢体制崩れて、良くなるよう次の総理に期待したいですね。
 いずれにせよ、日の丸垂れ下がったままで悲しいですが、マスコミを始め日本人よ目を覚ませとこちらもいいたいです。
 なお、非核三原則でなく、二原則の言葉に座布団3枚贈ります。
<太田>
 ほかの皆さんはいかがですか?
 話変わりますが、以下、内輪のやりとりの部分もあるけれど、太田ないし太田コラムのためにボランティアをされている方や、今後される方の参考になると思うので、掲げておきます。
<Ueyama>
[引用始め]
K→太田:
 ・・・先日、ディスカッションでIT支援グループとオフ会幹事グループの連携について<のueyamaさんの提案を>採り上げておられました。
 ・・・<私は>IT支援グループ<の者ですが>、・・・差し支えなければ、あちらのグループの活動の内容を知りたいので、参加させていただけないでしょうか?
 (コラムなどの詳しい内容については私は知識不足なので全く貢献できず、メーリングリストを読むだけになりそうですが、向こうさんはどんな流れでやりとりをされているのか興味を覚えましたので。)・・・
太田→k:
 お申し出、ありがとうございます。
 オフ会(講演会)幹事団は、現在4人であり、
1 太田コラムの普及
2 そのためのMixiの太田コミュの活性化・・・
3 1のための映画評論サポート・・・
4 1のための東京オフ会(講演会)の四半期ごとの開催・・・
5 地方オフ会(講演会)の開催支援・・・
をやっておられます。
 ・・・
 それでは、kさんを、(両グループ合同メーリングリストに加えるというよりは、)オフ会(講演会)幹事団の準メンバーとすることとしたいと思います。
 本メールを上記4人全員に転送しておきますが、このことについて、本日中に異議が上記4人のいずれからも寄せられなければ、4人のメルアドをお送りし、kさんは正式に準メンバーになることとし<たい>・・・と存じます。
[引用終わり]                         
 このメールを転送していただいた理由がよくわからないんですけど、直感的に、
>それでは、kさんを、(両グループ合同メーリングリストに加えるというよりは、)オフ会(講演会)幹事団の準メンバーとすることとしたいと思います。
 これ、ほとんど間違いなく、「IT支援グループとオフ会幹事グループの連携」という意味において機能しないって言うか、意味ないですよ。
<太田>
 あっはっは。ここでもものの見事に文脈オンチの誤解をしてるね。
 「IT支援グループとオフ会幹事グループの連携」を提案したあなたに敬意を表して、kさんにあのようなお答えをし、しかもあなたにこのやりとりを転送した、ってどうして分からないのかなあ。
 (あなたからの「IT支援グループとオフ会幹事グループの連携」のための「両グループ合同メーリングリスト」の作成提案は生きているので、予定通り作成してくださいね、というあなたへのお願いの趣旨も含まれていたわけです。)
 なお、「kさんとオフ会幹事団との連携」は、私の全く予期していなかった形のシナジー効果を既に生んでいます。
 これまでの短期間だけでも、意味は大いにあったと客観的に言えそうです。(太田)
<Ueyama>
 ま、お好きになさってください。
 特にそんなつもりはなかったのですけど、前回だか前々回だかのueyamaさんへの返答は、ちょっと正直言ってこんないわゆる「メンヘル」さんにはつきあってられないな、という感想でした。
 というのももちろん、ueyamaさんがもっと上をいく「メンヘル」さんだからからですけど。
<太田>
 革命家だなんぞと自称する人間を「メンヘル」と言いたい気持ちは分からないでもないけど、一体なんちゅうビョーキかが問題です。
 まあ、「たった一人の革命」宣言をした時に、自分のことを誇大妄想狂的って形容したと思うから、案外そうかもしれないけどね。
 それよか、この程度のことで傷つくとは、親身になってあなたにアドバイスしてくれる人、これまでいなかったんだろうね。
 そういう人、金の草鞋を履いてでも探した方がいいが、見っけるのむつかしいよ。(太田)
 
<Ueyama>
 というわけで、<ueyama、>・・・IT支援グループ<から>抜けます・・・。
 ・・・
 そうそう、あと、IT支援グループの動きの勝手な情報リークは控えた方がいいですよ。これはあくまでも、(まあたぶん)皆さん別に誰も太田さんをボスだとは思ってないボランティアですから。
<太田>
 大変お世話になりました。
 まあ、本日のコラムを含めて、あなたの貢献度は大きいから、ご迷惑じゃなかったら、引き続き当分の間、名誉有料読者扱いをさせてもらいます。
 後段については、何のこと言ってるのか分からないけど、例えば、「近々、IT支援グループの手で太田HPの全面リニューアルがなされるので、そちらに翻訳の挙手コーナーを設けようかと思ってるところだ。」(コラム#3865)のようなことかい?
 リニューアルがなされるのは事実だし、「そちらに翻訳の挙手コーナーを設けようかと思ってる」も、IT支援グループの中の議論を通じて出てきていた方向性を踏まえた私の思いだよ。
 何か問題ある?
 もちろん、私は自分がボスだなんて思ってやしないよ。
 私は基本的にボランティア活動だけをやってるボランティアのプロである・・もっともあなたはそう思ってなかったようだが・・のに対し、今まで太田ないし太田コラムを支援してくれてきたボランティアの皆さんは、本職があってそのかたわらボランティアをやってるボランティアのアマチュアである、という違いがあるだけで、みんな全く対等だよ。
 問題は、後者の中に、あなたの言葉を借りれば、自分がボスだと思いこみたい人がいることです。
 極めつきに楽しいところの、ボランティアをやらせてもらっている、ということを忘れてね・・。
 自分がつくった掲示板だからと私や大部分の読者の意向に反して掲示板を閉鎖したAさん、IT支援グループ同士の議論の中で突然私を罵倒し始めたBさん、太田コラム関係以外のサイトで私の悪口を書いたCさんとDさん・・みんな去って行った・・、そしてあなたがそうだ。
 映画評論コラムを増やすことになった経緯と趣旨を、何人かの読者の要望があったということも含めてコラム上でご披露してきたというのに、私の映画評論はその名に値しないとあなたが上から目線で(私と、結果的にこれらの読者達に対して)講釈をたれた瞬間、ああまたしてか、と思ったな。
 そして、残念ながら、この予感があたっちゃったってわけだ。 
<Ueyama>
 蛇足ですけど
≫なお鳩山(弟)氏とも東大同期だが仲が悪いそうで、太田氏いれて考えると東大生同志って仲良くなれないのかなって思う。 頭どれだけ良くても、重要な何かが欠けてるような・・・ それともプライドってゆう余計なものが邪魔するのかな。
<太田>
 賤しい根性の下司野郎だな。
 駒場非同級、本郷同期の渡辺博史君への私の高評価を忘れたのかい。≪(コラム#2436、2459、2471、3643)
 こんなもん、「平均的読解力と理解力」をもっていれば
「なお鳩山(弟)氏とも東大同期だが仲が悪いそうで、太田氏いれて考えると<たった3人の例だけれど>東大生同志って仲良くなれない<ことがわりと多いのかな>って思う。 頭どれだけ良くても、重要な何かが欠けてる<人が多い>ような・・・それとも<東大同期>プライドってゆう余計なものが邪魔<してしまう人が多いってこと>のかな。」
って意味だって理解(ないしは認識)できませんか?
 ま、わかって書いてるんでしょうけど、それで
>賤しい根性の下司野郎だな。
 これはないですよねぇ。
 もし上記の理解で反論するなら、ほかの大学同期の仲良し率と東大同期の仲良し率を比較する必要がありますから無理だし、そのほかの選択肢っていや、無視するか
「<たった3人の限定的な例でそんなことを断定するのは間違ってる。> 駒場非同級、本郷同期の渡辺博史君への私の高評価を忘れたのかい。」
とでも書きゃいいと思うんですけど。
「たった3人の限定的な例でそんなことを断定するのは間違ってる。」より「賤しい根性の下司野郎だな。」
のほうが文字が少ないからかな? それとも「平均的日本人」以下に対しては刺激的な言葉の方が効くんですかね(笑)
 もしかしたら自分の母校である「東大」が槍玉にあがってるからむかついてるのんですか? そんなキャラでしたっけ?
 まあ、わかってて「賤しい根性の下司野郎」だと思ったんならなおさら開いた口がふさがらないですけど。。
<βΠβΠ>(「たった一人の反乱」より)
>賤しい根性の下司野郎だな。
 ありゃりゃ。
 いつものように太田理論から、
「そもそも東大法学部卒は専門学校程度の器量しかなく・・・ただ私はスタンフォード大学を出ていますので、そもそも彼らとは出来が違うので同じに扱わないでください云々」
みたいなこと言うかと期待してたのにw
 東大生以外からの東大批判は気に食わないのか自分を一緒にされたのが気に障ったかな?
<太田>
 まさに、どうして私が「怒った」のかを、あの投稿者を含め、みんなに考えてもらうために、あえてああ書いたんだよ。
 これを「釣り」って諸君、言うんじゃないかい?
 でも、もっと考えて欲しかったなあ。
 諸君のような人のために、しゃーないから若干付言しよう。
 「東大生<は>・・・頭<が>どれだけ良くても、重要な何かが欠けてるような」ですが、「学業成績の高い人」の集団とそうでない集団との間で、人間関係構築能力等に関し、統計学上有意差がある、などという説は、いまだかつて聞いたことがありません。 
 それなのに、このようなことを書くというのは、投稿者の学業成績コンプレックスの露呈以外の何物でもない、と判断したのさ。
 学業成績コンプレックスって、うまく乗り越えたり昇華させたりしないと、一生引きずって自分や自分の周りの人間を大いに不幸にしちゃいかねない。
 そんな人を周りで何人も見てきたぜ。
 誰でも知ってる人で言えば、小沢幹事長あたり、その典型的な例じゃないかって私は思ってるんだ。
 なお、およそ「プライド」が「邪魔する」わけがないのであって、個人の尊厳が叫ばれるのは、各自がそれぞれ何らかの「プライド」を抱いておればこそなのであり、そもそも「プライド」を抱いていない者同士においては正常な人間関係など築けない、とさえ言いたいくらいです。
 あの投稿者は、分かってくれたと信じてんだけどね。
 最後に、βΠβΠクンさ、私は確かに、「東大法学部卒は専門学校程度」ならぬ短大卒程度だと言ってきたけど、あの投稿者は東大卒一般を対象にしてるんだから、その話とは関係ないよ。
<Ueyama>
 これでやめようと思ったんですが、書き捨てってことでw
≫「自発的再配分」は「慈善」とか「社会的貢献」とか言い換えてもいいが、前にコラムに書いたように、それらをやることは人間にとって極めつきに楽しいことなのであり、そういう意味においてこそ、それらはまことに利己的な行為なのである、と思った方が私はいいと思うな。≪(コラム#3889。太田)
 人間なんて、自分の利益や得になること、つまり「まことに利己的な行為」しかしないしそもそも「できない」ことなんて、誰だって直感的に、まあそれこそ比喩的に言うと生まれもって理解している当然のことだろうと思ってたんですが、今更こんなお説教をいただけるとは思ってませんでした。あえてチープな表現を使わせていただくとビックリです。
 ただまあ、「「自発的再配分」は「慈善」とか「社会的貢献」と言い換えて」よくないことは「「税金や保険料を納めている」という理由で・・・<自発的再配分をほとんどおこなっていない知人は>・・「やらなきゃ社会が絶対に成り立たないからやるだろうね」<と答えた>」(#3881。ueyama)ということからも、必ずしもそうではないと言うより、「自発的再配分」は「公的再配分」のない世界では単なる「慈善」とか「社会的貢献」と言い換えるべき性格のものではなくなるというのは自明です。少なくともueyamaの中ではね。
 その知人は間違いなくueyamaや太田さんよりも標準的で一般的な日本人のサンプルになりそうな人ですよ。
 あ、でも、もちろん「自発的再配分」は「純度100%利己的行為」であることは間違いないと思いますよ。
<太田>
 ここは、自分がまたもや誤解してたことに書いてる途中でさすがに気づいて、自ら戈を収めたってところだね。
 そうでなくっちゃ。
<Ueyama>
 「この家業に入るまでは悪徳政治家など世の中には高価な服を着て偉そうな話し方をする悪党がこんなに多いとは知らなかった」by アル・カポネ
 というような世界で長年過ごされた太田さんには同情の思いでいっぱいです。
 それでは。
<太田>
 「」の典拠ついてないぞ!
 
 なお、どうやらここでも誤解があるようなので、付言しとくけど、「現在の日本の中央政界の政治家ないしその候補は、ドロップアウトかアウトローか、あるいはその両方か、が大部分」(コラム#3895)と私が書いたのは、現在の日本の中央政界の政治家ないしその候補は、遺憾ながら、決して選良ではなく、平均的日本人に過ぎないよって趣旨です。
 ちなみに、ドロップアウト=挫折し逃避した人、アウトロー=私利のために悪いことをする人、だからね。
 あなたも当然のことながら、私と同じく、平均的日本人の世界で過ごしているってこと。
 ご愁傷様です。
<ββΠΠ>(同上)
 ハンナンの浅田はんとも入魂の、日本の旧型・政治家の見本ともいえる自己顕示欲の強さ・・・。
 太田さんは嫌いみたいだけど、生命力は異常なくらい強いヒトだよな。
 ムネオ日記  
http://www.muneo.gr.jp/html/page001.html
 核・沖縄密約についての参考人質疑(斉藤邦彦元次官、東郷和彦元局長に対し)
<太田>
 ムネオ、残されたわずかな時間で、少しでも汚名を挽回すべく死にものぐるいなんだよ。
 彼、おっそろしく有能だけど、「ドロップアウトかアウトロー」たる政治屋の一種極限の形だろうね。
 哀れとしか言いようがない。
<βΠΠβ>(同上)
 昔の記事読めってよく書いてるけどすんごく探しにくい。
<太田>
 太田ブログの左上の「検索」のところに、「述正コラム#xxxx」って入れりゃ、一発で出てくるよ。
 本日の記事の紹介は1件だけです。
 生命の起源を含め、まだまだ科学で解明されていないことはいくらでもあるってこと。↓
 
 ・・・After another 50 years we should know enough to choose between the three current possibilities. Most exhilarating would be to find a universe full of intelligence, promising a bright future for mankind. The most depressing finding would be that complex life is widespread but intelligence is confined to Earth, because this would imply that advanced civilisations got snuffed out quite quickly by warfare, environmental destruction or technological accidents. The third possibility, that Earth is a unique oasis of life, might be quite uplifting. Davies says: “It would provide us with the truly cosmological mission of perpetuating a precious phenomenon ? the flame of reason.”
http://www.ft.com/cms/s/2/b780a148-32de-11df-bf5f-00144feabdc0.html 
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 一人題名のない音楽会です。
 –『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(There will be blood)』特集–
 この映画は、映画評コラムで取り上げないことにしようと思ったのですが、この映画のウィキ↓
http://en.wikipedia.org/wiki/There_Will_Be_Blood 
を読むと、米国で絶賛を博したんですね。
 そんなバカな。
 というわけで、改めてコラムにするかどうか考え中です。
 ただ、この映画の音楽の使い方は秀逸であり、オリジナル曲もあるのですが、この際、使われたクラシック曲・・ペルトのフラトレスとブラームスのバイオリン協奏曲3楽章・・に注目して、特集を組むことにしました。
1 ペルトの名曲集
 アルヴォ・ペルト(Arvo Part。1935年~)は、エストニアの作曲家です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%88
http://en.wikipedia.org/wiki/Arvo_P%C3%A4rt
 最初に、この映画で使われた「チェロとピアノのためのフラトレス(Fratres For Cello And Piano)」(1976年) です。
http://www.youtube.com/watch?v=5vO92REraUo
 以下、ユーチューブ上の曲から主なものをおおむね作曲年順に掲げました。
 心が洗われるような曲ばかりですよ。
Fur Alina ピアノ(1976年)
http://www.youtube.com/watch?v=pQJGi9ZLpHE&feature=related
Tabula Rasa バイオリン二重協奏曲ピアノ付 それにバレーをつけたもの(1977年)
http://www.youtube.com/watch?v=6OwdlKiB_ro&feature=related
Cantus in Memory of Benjamin Britten 弦楽交響曲ベル付(1977年)
http://www.youtube.com/watch?v=e348n660zrA&feature=related
Spiegel im Spiegel バイオリンとチェロとピアノ(1978年)
http://www.youtube.com/watch?v=QtFPdBUl7XQ&feature=related
Te Deum 室内楽合唱付(1985年)
http://www.youtube.com/watch?v=RFQ2joN1hJw&feature=related
Magnificat アカペラ合唱(1989年)
http://www.youtube.com/watch?v=TbxnnC22gwY&feature=related
MY HEART IS IN THE HIGHLANDS 室内楽歌唱付(2000年)
http://www.youtube.com/watch?v=vRDtrsuIEk8&feature=related
(続く)