太田述正コラム#3917(2010.3.30)
<皆さんとディスカッション(続x788)>
<ΣΒΒΣ>(「たった一人の反乱」より)
 <太田さんとUeyamaさんのやりとり読んでて>なんか騒音おばさんと自称被害者の老夫婦の関係を思い出した。
 どっちがキチガイなんでしょうね。
<太田>
 おお、迷える子羊ちゃん!
 それが分からない程度の理解力で太田コラムのような「こむつかしい」読みモノ、読み続けるの、さぞ苦痛だったろうねー。
 論理的理解力は乏しくても感性は結構ありそうだから、この際、太田コラムなんか読むの止めて、浮いた時間で、俳句
http://www.csmonitor.com/The-Culture/Poetry/2010/0329/Haiku
か川柳づくりにでも挑戦してみたらいかが。
 だってね、なまじ太田コラムが理解できたとして、それから先も、フツーの日本人にとっちゃあ、いいこと一つもないんだぜ。
 むしろ、本格的な苦しみが始まる。
 太田コラムは鏡であり触媒であるからして、フツーの日本人にしてみれば、自分の世界観や人間観の浅薄さ、醜さを正視させられる羽目になるからさ。
 そうするとどうなるか。
 バグってハニーさんやUeyamaさんがその戯画的な例さ。
 とにかく、そんなコラムを、毎日、3000人以上の日本人が読んでる方がおかしいんだよ。
<TM>
 斜め読み拾い読みのずぼら読者なので、議論には参加していませんが、他では得難い情報と知恵を<太田コラムで>拾い出すのが楽しみです。
<太田>
 フツーの日本人じゃない日本人の方に遭遇するとほっとしますね。
 どうもありがとう。
<KK>
 いまさらですが、<映画評論の対象として>『ハートロッカー』をお願いします。
 私は、見て1回見ただけでは、わからない部分が多々ありましたが、下記評論を聞いて、ようやく全体がつかめた気がします。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/podcast/index_2.html
の3月20日のザ・シネマハスラー『ハート・ロッカー』以前名前が挙がったことがある、宇多丸さんの評論です。
http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20100320_hustler.m
p3
http://www.tbsradio.jp/utamaru/2010/03/index_4.html
の3月28日のこちらも以前名前が挙がったことがある町山智浩さんと宇多丸さんとのディスカッション?
 放課後DA★話特別編
http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20100327_podcast_1
.mp3
パート1
http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20100327_podcast_2
.mp3
パート2
http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20100327_satlab_3.
mp3
パート3
 もしかしたら、町山さんの言葉を借りるなら、ハートロッカーの主人公は、太田さんとかぶるのかも?です。
 映画もすばらしいですが、この評論がないとわからなかったかもです。
<太田>
>ハートロッカーの主人公は、太田さんとかぶるのかも?
 案外ふかーい指摘かも。
 本当にそうかは、映画回数券が間に合いそうもないので、DVD化された時点で鑑賞する際のお楽しみにとっておきます。
 なお、この映画の評論が米紙に載ってましたが、米国にとって、第二次世界大戦とベトナム戦争は一つながりの戦争であり、第二次世界大戦だけの「正戦論」は成り立ち得ないって早く彼等に教えてあげなくっちゃと改めて思いましたね。↓
 ・・・World War I, largely seen as mass carnage with no high purpose, inspired films fiercely antiwar ? “All Quiet on the Western Front,” “The Big Parade,” “Wings,” “Dawn Patrol.” By contrast, World War II, seen as a necessary call to arms against an enemy bent on global domination, produced films reflecting that high purpose while underscoring combat’s hellishness ? “They Were Expendable,” “Battleground,” “Twelve O’Clock High,” “The Best Years of Our Lives.” With Vietnam, widely seen as a bad war, Hollywood reverted to a fiercely antiwar stance ? “Apocalypse Now,” “Platoon,” and “Coming Home.” ・・・
http://www.csmonitor.com/Commentary/Opinion/2010/0329/The-Hurt-Locker-Hollywood-s-unsettling-view-of-the-Iraq-war
 それでは、その他の記事の紹介です。
 (モスクワでの地下鉄自爆テロについては、本日の非公開コラムでとりあげます。)
 コラム#3900「映画評論4:ロード・オブ・ウォー」(未公開)を読んだのかと思うような発言だね。↓
 「北沢俊美防衛相は29日、・・・武器輸出三原則の運用を見直し、米国以外の国とも武器・武器技術の共同開発を可能にすべきだとの意向を表明した。・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9693819481E0EBE2E1E08DE0EBE2E1E0E2E3E29F9FEAE2E2E3
 火災報知器がワサビのにおいを放出するんだって。↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/8592180.stm
 捕鯨問題についての学術書(日本人が書いたもの(英文)とオーストラリア人が書いたもの)が紹介されてる、冷静なコラム。↓
http://www.bbc.co.uk/blogs/thereporters/richardblack/2010/03/for_as_long_as_i.html
 しかし、日本人学者は、属国日本のルサンチマンの発露という側面に触れず、オーストラリア人は欧米の白人の人種主義の発露という側面に触れてないようだな。
 日本のカワイイ大使3名が紹介されてる。↓
http://www.ft.com/cms/s/2/06978f58-384d-11df-8420-00144feabdc0.html
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太田述正コラム#3918(2010.3.30)
<モスクワでの自爆テロ(その1)>
→非公開