太田述正コラム#4041(2010.5.31)
<皆さんとディスカッション(続x850)>
<けいc。>
ゲスいことをお尋ねして恐縮ですが、太田さんが旧防衛庁時代に就かれていた防衛庁長官官房防衛審議官という役職は、軍隊の階級に置き換えると、どのランクに相当するでしょうか?
防衛関係省庁でなくとも、海外なんかではよく軍隊と行動を共にする時には(外務省、情報機関、NASAの文民、時として軍の情報部と協働するシンクタンクの研究員なんかまで)、“equivalent to Colonel”のような○○に相当するタイトルを与えられますが、
<太田>
コラム#1074で「私は防衛庁時代に、官房審議官から仙台<防衛>施設局長に転出したのですが、官房審議官は国防機構に係るグローバルスタンダードに照らせば、中将寸前の少将相当であり、また施設局長は中将相当で<す>」と申し上げています。
なお、在職当時、そんなことはほとんど意識していなかったのですが、防衛庁を退職した翌年に中共を訪問した際、先方の事実上の政府職員から、「防衛施設局長ですから中将相当でらしたんですね」と言われて、ああ、そういえばそうだったな、と思った次第です。
<けいc。>
↓日米の普天間・辺野古合意に関するニュースのアメリカ人(と思われる)の書き込みが面白いです・・・。
http://www.military.com/news/article/us-japan-to-keep-marine-base-on-okinawa.html
Way to go Kim, you’ve done for the US Forward Deployment what our representatives could not. LoL
キムジョンイルいい仕事するね。国務省の連中がアメリカ軍の前方展開でできなかったことをやりやがった・・・爆
I was stationed at Futenma airbase 1977-79 and I would rather have been at Kadena, the food was better. Everything was better. Split the base. Its big enough. Whats so great about that base anyway?
77-79年に普天間基地に駐留していたものです。嘉手納のほうが飯もうまかったし、全ての面でよかった。嘉手納は十分でかいんだから二つに分けたら。普天間基地なんて誉めれる点なんかあったっけ?
I agree with you 100%. Pull chocks and split , let them defend themselves. We spend billions and billions of dollars for “thier defense” and this is the gratitude that they show us. F@#$ them.
上の意見に賛成だね。普天間基地から部隊を引き上げて嘉手納に駐留させればいいよ。日本人は自分たちで守らせろ。アメリカが莫大なお金をかけて“日本の防衛”をしてやっているのに、これが彼の感謝の表し方か・・・F○○○日本人。
しかしAP通信が書いた記事は、国務省が出したリリースまんまで芸を感じませんね。
http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2010/05/142318.htm
アメリカは日本が攻撃を受けた場合には、日本を核の傘で守る義務がある、だの、在日米軍が、前方展開駐留(forward deployment)という言葉を使わず、forward presence(前方プレゼンス)と言ったりと大変ですね・・・。
日本の外務省と防衛省の理屈がそのまんま合意文書になっている感じで、アメリカからしたら岡田も北澤もチョロイ相手ですね。
一番肝心の5条で、アメリカが日本への攻撃をcommon danger(共通の脅威)と認識しない限りはアメリカはなにもしない可能性がある、ということを論じるメディアは皆無ですね。
<太田>
一般に、軍事同盟って自動参戦条項などまず伴ってませんよ。
いわんや、日米安保なんて、米国が日本から見返りが(条約上の義務ではない思いやりを除けば)基地の提供だけだから、軍事同盟とは言い難いのであって、抽象的には心許ない限りです。
ただし、何度も申し上げているように、日本が侵攻を受ける可能性などなきに等しいので、実際問題として、そんなことを心配する必要はありませんよ。
<太田>(ツイッターより)
(コラム#4039に関し、)議論の仕方が分かっていないけど私を信頼してる読者はありうるけど、議論の仕方が分かっていなくてしかも私を信頼してなくて読者してる人がいるってのが私にゃ理解できないんだけどね。あなたはそのどちらでもない? ホント?
<ruttina>(同上)
あたしは勿論信頼していませんけどフォローすることにしました。
アメリカから独立するには、日本の手によってアメリカメインランドを襲撃しないことにはムリだと考えています。
あたしが政権とれば、ロボット隊を作り、アメリカへ予告潜入し兵器庫に着火します。
<太田>
読者ではないけど、私を信頼してない人がいるってわけか。
だって、読者だったら、日本が米国の属国になっているのは米国のせいじゃないって私が言ってることくらい知ってるはずだもんね。
ま、袖擦り合うも何かの縁だよな。
<太田>(ツイッターより)
(コラム#4011に関し、)何度も言ってきたけど、日本の最高裁判事の国民審査、もっと真面目にやろうぜ。
<darutti>(同上)(2010.5.20)
最高裁判事の国民審査にせよ、選挙にせよ。判事の方はどういう裁判にどういう考え方でどういう判決を下したか、選挙ならどういう政策を持つか、こういったところを読み解く能力を義務教育でやる必要があると思う。
<ruttina>(同上)(2010.5.30)
選挙に通いだしてからずっと 全員 × つけています。
周囲にも勧めるのですが『×つけるなんてとんでもない』ってアホな人が多すぎです。
<太田>
何も書かずに出す人と、あなたのような人、大差ないんじゃないかな。
ところで、ツイッターでの私のフォロワーが300名を突破したね。
mixiでの太田コミュ336名を射程にとらえたか。(過去最高が348名)
<hrsh>(mixi太田コミュより)
国会で今問題になっている法案などの解説、盲点などを指摘してもらえたらいいんですが。
<太田>
具体的にxx法案について、このような疑問がある、あるいは私はこう思う、と(できれば典拠付で)記された上で私に質問していただければ、お答えしますよ。
<ΒΦΦΒ>(「たった一人の反乱」より)
有料読者なんだが、コラムには歴史関係の書評が圧倒的に多いけど、読者の要望に応えてるのかな?
おれとしては英米のニュース分析だけでいいんだが。
歴史は好事家だけのもので、一般人には必要がないと思う。
歴史がわかっても(お勉強をしても)現在の世界を読み解くこととは全く違う。
http://www.youtube.com/watch?v=VnOfG3F2Cqc&feature=related
上の動画の1:48くらいの所。
<φφΒΒ>(同上)
確かに未来は誰にもわからないとは思うけど、過去を知らないと何で現在に至ったのかが解らないから、ニュース分析もろくに出来なくなっちゃうんじゃないの?
<φΒφΒ>(同上)
<ΒΦΦΒクン、>そうだね。比率が問題なんだろう。
俺は歴史は好事家のものとは思わないけれど、確かにバランスに偏りがあるようには思う。
最近は書評は読まないな。原典読めないし。
時事ネタをもっと増やして欲しいね、どっちかというと。
<太田>
それを言っちゃあおしまいよ、と言われそうですが、太田コラムは、私が書きたいことを勝手に書いているコラムであって、皆さんの要望に応えようとして書いているわけではありません。
読者の方で、ここが分からない、これについて教えて欲しいと思ったら、遠慮なく私にご質問ください。
ディスカッションで、或いは場合によっては有料コラムで、その多くはお答えしますよ。
なお、私は国際問題(安全保障・国際関係・比較政治)の専門家を自称していますが、私がコラムを通じて訴えているのは、「独立」することで、国際問題の専門家が活躍できる国に日本をすべきだということです。
私が国際問題をとりあげることがあるのは、あくまでもそのための手段としてであって、それ自体が目的ではないということです。
なお、有料コラムで国際問題をとりあげる比率が下がっているのは、刻々と情勢が変わり、かつ大量の情報がかけめぐるような国際的大事件が、私がコラムを書き始めてからも減少傾向が続いているからです。
つまり、国際問題は、おおむねディスカッション上での記事の紹介で消化できている、というのが私の認識です。
ただし、ディスカッション上では私が付す結論的なコメント以外は、英文記事のコピペであり、そちらが英語力がないので読めなくて困る、ということはあろうかと思います。
その点は申し訳なく思っています。
(国際問題を取り上げる比率が下がっている理由については以上申し上げたとおりですが、)最後に、このところ有料コラムで、書評をもとにしたものが多く、かつ、内容的に歴史に関するものが多いことについてです。
これも結果的にそうなっているだけですが、この点について、更にご意見をお聞かせ下さい。
<φΒΒφ>(同上)
≫そういう議論の片方だけを出すのは、「当時を振り返る」上では問題があるね。 少なくとも双方の意見を両方見るのでなければ、おーたんと同じように自分に都合の良いような資料の読み誤り方をする。≪(コラム#4039。ΒΒΦΦ)
<太田は、>コラムにしても書き込み記録にしても、双方の言い分(書き込み)をすべて公開しているのだから、片方だけということはない。
それにそのサイトに書いてあることは軍ヲタ側の言い分を整理したというだけで、書かれていることは公開記録にすべて含まれているし、もし仮にこのサイトで、双方に公開されている場で述べていないことをあえて書くというのなら、(当時)太田側に連絡をするなりして知らせるか、双方公開の場で改めて書き込みをする必要がある。
でなければ、それこそ軍ヲタ発信の「一方」からの発信ということになってしまう。
≫「老旧」なんて瑣末な問題でね。 当時の議論の核心は、兵力の算定に当たって、「自衛隊は戦力ゼロ」と言いたいがために、>自衛隊を過小算定して英軍を過大算定したんじゃないかって話。≪(同上)
太田は諸情報のソースを明らかにしているのはもちろん、その算定方法に至った経緯(自分の防衛庁時代の経験体験(これもソース)や執筆当時の状況(これもソース)も
含めて)も「すべて」詳細に明らかにしている。
他方、軍ヲタは算定方法の間違いを指摘するのに、基本的に自分の知識だけで説明している。
ソースを示す必要のあるところのソースを示さない(示せない)以上、その算定方法は自分の知識(ソースを示さない)から導き出した推論としか言えない。その根拠となる「知識」のソース(もちろん示す必要のあるところだけでいい)を明らかにしない限り、その算定方法が正しいのかどうかは軍ヲタ本人にしか分からない。
かたくななまでに典拠を示さなかった(示せなかった)のは、ちゃんと理由がある。軍ヲタは自分達でその理由に気づいていない。それだけのこと。
太田は、だから自分を納得させてくれということを何度も言っている。軍ヲタは誰もそれをしなかった。
<ΒφΒφ>(同上)
<おーたんが公開しているのは>双方の言い分全てじゃないよ。
コラムは都合の悪い意見はオミットしてる。
これは両者を読み比べないと分からない。
あと、当時あった掲示板も炎上したが、そのことはコラムだけ読んでも分からない。
反対者側のブログのコメント欄まで読まないと、どういう意見が書き込まれ、おーたんがどう反応し、現在ログが残っているかどうかまでは(魚拓があることも)分からない。
>他方、軍ヲタは算定方法の間違いを指摘するのに、基本的に自分の知識だけで説明し ている。
というのが基本デタラメであることも、両者を読み比べねば分からない。
おーたんがジェーンを典拠にしたというので、そのジェーンの該当する記述にまで軍オタは当たってるのが分かる。
<ΒΒφφ>(同上)
>コラムは都合の悪い意見はオミットしてる。 これは両者を読み比べないと分からない。 あと、当時あった掲示板も炎上したが、そのことはコラムだけ読んでも分からない。 反対者側のブログのコメント欄まで読まないと、どういう意見が書き込まれ、おーたんがどう反応し、現在ログが残っているかどうかまでは(魚拓があることも)分からない。
だからコラム本文の後ろに当時の書き込み(Blogへのコメントも含まれる)が記録として付属していると言ってるだろ。
コラム本文(の中身も互いの意見の掲載がほとんど)より、書き込み記録のほうがはるかに多い、あの分量を見れば、オミットなど無いことは分かるぞ。どうでもいい書き込みまで入っているし。
まぁこれは太田がBlogで答えてくれるだろう。
→勘弁、勘弁。(太田)
(もう少し分かりやすく<、φΒΒφクン>とは違う書き方をするが、)双方の意見を両方見るということについては、太田側が、当時一貫して、反論が自由にできる形でしか発信をしていなかった以上、軍ヲタ側も当時太田側の反論ができる形の開かれた(「一方方向」ではない)場での発信でなければ、今、判断材料にするのはフェアじゃない、ということだ。
ただし、<そ>のサイトの文章に対して(当時)太田側の反論ができる仕組みは確実にあった、というなら、よし。
<ΒφφΒ>(同上)
<ΒφΒφクンに対してだが、)
(<自衛隊は空っぽの洞窟?(その6):消印所沢通信16>)より
-----以下から引用開始-----
※2 JDWのバックナンバーによれば,ガゼルの再武装という話が2004年に出ているのですが,これはリンクス後継機(今のフューチャー・リンクス) 計画が遅れていたせい.
しかも,ガゼルそのものがすでに老朽化して減勢が始まっており,既存の機体にも任務不適合が多いということで,武装化は沙汰止みになったようです.
それどころか,1 年ほど前には「ガゼルの早期退役を検討中」なんて話も.(※以上、消印所沢wrote)
-----以上、引用終わり-----
(<自衛隊は空っぽの洞窟?(その6):消印所沢通信16>の後ろについている記録)より
-----以下から引用開始-----
<通りすがりの逸般人>
(略)
既に何度も言っています。私は「対戦車兵器としての徹甲弾(戦車の装甲を運動エネルギーを用いて貫徹する)として用いられる、ヘリに搭載可能なロケット兵器の話など聞いたことも無い。また存在しない(技術的に開発が極めて困難)と考える十分な理由もある。
それでもそれが存在すると主張するのなら、その情報を提示せよ」と言っているるのですよ?
太田氏のお手元にあるというThe Military Balanceでも、Jane’s armour and artilleryでも結構ですから、「いや、そんなことはない。○○によれば、ヘリに搭載可能なロケット弾ポッドに装填可能なロケット弾に、対戦車戦闘に使用出来る(対戦車戦闘を用途としている)徹甲弾は存在する」と示せばいいのです。CRV-7の時のような失敗を繰り返さないように、ちゃんと用途もお調べになってね。
(略)
<太田>
質問(問題提起)をしているのは私です。
Jane’s armour and artillery なんていかにももっともらしいじゃないですか。
これが、弾薬類をカバーしている最も権威のある本だとすれば、ぜひ、ご自分でこの本を調べてこの掲示板上で結果を教えてください。
メールを書くヒマがあったら、こういったより建設的なことに時間を使ってください。 国会図書館にはあるんじゃないかな。
<通りすがりの逸般人>
太田氏はなぜそうも自信満々に、私がThe Military Balanceも、Jane’s armour and artillery も読んでいないと断言できるのでしょうね?
まぁ、確かに両方とも、個人が趣味で買うには少々ゴツ過ぎる本ではありますが。
(略)
-----以上、引用終わり-----
ジェーンうんぬんは、消印所沢がJDW(ただし”JDW”がjane’s defence weeklyのことかどうかは不明)のバックナンバーという形で引用した以外は、ここで<通りすがりの逸般人>が言い出したことで、太田はそれまで話題にも出していないし、典拠にしたというコメントも無い。
ジェーンうんぬんが出てくるのは以上だけ。
ミリバラについては、執筆当時2000-2001年版ミリバラを参照にしたが、2007年の段階では<「しまだ」さんが借りて行っていたため(太田)>手元に無いと何度も断っている。
ただし、上記書き込みの少し前に「本日中にミリバラ2000~2001<が返納されるの(太田)>と最新のミリバラが入手できるので、チェックした上で回答します。」とミリバラが入手できることを報告している。
<ΒφΒφクンが>
>おーたんがジェーンを典拠にしたというので、そのジェーンの該当する記述にまで軍オタは当たってるのが分かる。
というのは何のことを言っているんだ。
典拠を挙げてくれ。挙げてくれればちゃんとその典拠に当たるから。
<太田>
以上のやりとりは、大部分の読者にとってはチンプンカンプンでしょうが、皆さんのエネルギーに敬意を表し、転載させていただきました。
<関西オフ会@神戸幹事団>
6月5日(土)神戸講演会(オフ会)はいよいよ今週末開催です!
神戸在住の方だけでなく、関西一円からの参加をお待ちしてます。
講演後の質疑応答では、テーマに係わるものだけではなく、時事問題(最近では朝鮮半島情勢など)や基本的な質問にも答えてくれるでしょう。
以下に日程等を再掲します:
太田述正 関西講演会「私の考えを形作った本」
日時 6月5日(土) 13:30~17:00
場所 兵庫県民会館 7階 会議室 ぼたん
http://hyogo-arts.or.jp/arts/kenminmap.htm
会費 500円
※飛び込み、途中参加大歓迎。
・二次会 18:00頃~
飯屋 おかん 元町店
http://www.hotpepper.jp/strJ000019694/map/
予算 3,000円程度
※5月31日時点で、残席はあと8名となっています。
・三次会 21:00頃(予定)~
場所 イーエイチ バンク(予定)
http://www.bento.com/kansai/revj/9006.html
参加ご希望の方は、以下の申し込みフォームよりご連絡くだ
さい。
http://www.ohtan.net/meeting/
<太田>
上記申込みフォームから、6月26日の東京講演会(オフ会)の申込みもできますよ。
それでは、記事の紹介です。
2~3週間前に民主党の地方区候補を推す電話がかかってきたと思ったら、数日前には、比例候補を推す戸別訪問(2人もやってきた)があった。
これまでに全くなかったことだ。
これが、小沢流選挙ってやつなんだろね。
だけど、ホント小沢悪いやっちゃ。
自分が辞めないせいで、労力、コストをこんだけかけさせた挙げ句、結果は惨憺たるものがほぼ確定だもんね。↓
「民主調査、参院選、最悪で29議席・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100531/stt1005310132002-n1.htm
内閣支持率を含め、各種世論調査の結果もひどいもんだ。↓
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010053001000328.html
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E1E2E2E3E68DE1E2E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100530-OYT1T00711.htm
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2010/05/31/20100531ddm003010169000c.html
↑同じ時期にそろって調査結果が発表されるってのには、日本のマスコミの右ならえ体質というか、カルテル体質というか、やーな気分になるけど、それにしても鳩山、これほどのダメ人間だったとはねえ。
彼の下で2001年の参院選を戦った人間として、有権者の皆さんに心から私の不明をおわび申し上げます。
彼と初めてサシで談笑したのは、1990年代後半、英国大使館の女王生誕記念レセプションの時で、スタンフォード時代の話を含め、盛り上がったって話は前にしたんじゃなかったかな。
してなかったのは、その1年後くらいに、グランドヒル市ヶ谷で行われた防衛庁主催のパーティーで彼に再会した時のことだ。
親しげに彼に近づいて声をかけた私に対して、(私を覚えていなかった)彼の視線の冷たかったことといったらなかった。そして完全に無視された。
仕方なく、私はその場を離れた。
私も人の顔を忘れやすい方だが、親しげに近づいてきて声をかけた人間に、間違ってもああいう態度はとらない。
まして、その時既に彼は有力政治家だった。
サシで話をして、しかも盛り上がった相手・・当然有権者であり将来支援者になるかもしれない人物、実際私の場合、後に民主党から立候補した・・を忘れた、というだけで政治家としての資質を疑われてもやむをえまい。
私は、この時点で彼にきっぱりと見切りを付けるべきだった、と今にして思う。
この証言には重みがある。
スピーカーによる心理戦放送をやれと言っているわけだ。↓
「・・・<朝鮮日報>記者<たるこの私>はかつて北朝鮮で生活していた。その経験からすると、太陽政策が行われていた当時よりも、むしろ今の方が戦争の可能性は低い・・・
記者は「北朝鮮に対して心理戦を展開すれば、朝鮮人民軍は徐々に崩壊する」と予想する。」
http://www.chosunonline.com/news/20100530000023
http://www.chosunonline.com/news/20100530000024
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太田述正コラム#4042(2010.5.31)
<中共の政治体制>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x850)
- 公開日:
自分は書評も時事もユーモアも面白いと思ってます。
なぜなら、全部が社会背景や人の思惑など、(属国の日本では無理な)多様な価値観を(バーチャルに)得ることができるからです。
太田さんはLt. General相当だったんですね。
これはいろいろと失礼いたしました。
有料読者ではないので、いきさつはよく分かりませんが↓の運動エネルギーを応用して対戦車ミサイルでヘリ搭載可能なのはもしかしてCKEMのことですか?
>私は「対戦車兵器としての徹甲弾(戦車の装甲を運動エネルギーを用いて貫徹する)として用いられる、ヘリに搭載可能なロケット兵器の話など聞いたことも無い。また存在しない(技術的に開発が極めて困難)と考える十分な理由もある。
CKEM(compact kinetic energy missile:小型運動エネルギーミサイル)は?
http://en.wikipedia.org/wiki/Compact_Kinetic_Energy_Missile
The Army Aviation and Missile Command (AMCOM) is developing this program as part of the Army’s Future Combat Systems. This missile is primarily an anti-tank weapon, and can be mounted on land vehicles and low-altitude aircraft.
アメリカ陸軍航空ミサイル司令部(AMCOM)は、陸軍近未来戦闘システムの一環としてCKEMの開発を行なっている。このミサイルの一義的な対象は対戦車で、陸上車両と低高度航空機に搭載が可能だ。
LOSATよりも小型化されて
全長Length: 1.5 m
最大射程Max range: 10,000 m
最大重量Max weight: 45 kg
グローバルセキュリティにも回転翼機のプラットフォームについては触れられてますね。
http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/ckem.htm
The Army Aviation and Missile Command (AMCOM) developing the Compact Kinetic Energy Missile (CKEM) for the purposes of incorporation into the next-generation hypervelocity missile system for the Future Combat Vehicle (FCV), heavy ground platforms, and rotor wing platforms.
そもそもの陸軍のFuture Combat Systemはシンセキ将軍の改革構想の肝ですね。予算打ち切られそうですが・・・。
http://www.dtic.mil/ndia/11ground/vanfosson.pdf
Today, our heavy forces are too heavy and our light forces lack staying power. We will address those mismatches.”
今の自衛隊の装備の問題をこういった分かりやすい一文で表すとどうなるのでしょうかね?