太田述正コラム#4054(2010.6.6)
<神戸オフ会次第(その2)>(2010.7.6公開)
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補注:のびのびシート利用の顛末
「1ヶ月前の・・・月・・・日、仕事の合間を縫って、10時過ぎに電話予約したところ、”サンライズ瀬戸、出雲とも満席です”という、つれない返事しか返ってこなかった。」http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/2324/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E6%88%B8_(%E5%88%97%E8%BB%8A)
と某グロガーが書いているくらい大人気の寝台特急の「のびのびシート」ですが、私は、1ヶ月前の日(5月5日)の10時過ぎにJR東日本の五反田のみどりの窓口に赴いて、指定席券を問題なく購入できました。
ちなみに、のびのびシートは、一畳分のカーペットが敷いてある場所で身体を横にして眠るスタイルの簡易寝台席であり、毛布とナプキンめいたものだけが置いてあります。
その代わり、指定席券と普通の乗車券の料金だけしかかからない、という代物です。
なんでそんなもので私は帰京したか?
もちろん安いのが魅力だったわけですが、それだけではありません。
そもそも、夜行列車なんて日本じゃ早晩なくなるだろうから、(今まで日本では乗ったことがかったので、)一度乗っておきたかったということもあります。
しかし、もう一つ、のびのびシートなんて快適じゃないに決まってるだろうけど、面白そうだと思ったのですよ。
そんな快適じゃないと予想される一夜を過ごすなんて、これ以上年を食ったらやろうと思ってもできなくなるだろう、と思ったってことです。
こういう次第で、私は、5日の24時13分三ノ宮発の寝台特急サンライズ瀬戸に乗車し、帰京したのですが、三ノ宮で、乗車券を買わずにSUICAで構内に入ったのがドジでした。
今回のような、JR西日本だけではなく、JR東海にもまたがるような路線においては、SUICAは使えないのでした。
結局、列車の中で車掌さんからキャッシュで乗車券を購入し、この時に発行してもらった証明書を見せて、SUICAの三ノ宮での使用歴を東京(蒲田駅)で改札を出る時に取り消してもらいました。
さて、肝腎の寝心地ですが、予想以上に芳しくありませんでしたね。
予定通り、わざわざそのために持参した ‘The Origins of English Individualism’
と ‘How the Peace was Lost’ を重ね、その上にナプキンのようなものを敷いたものを枕にしたのですが、まず、熟睡できず、夜中に何度も目が覚めました。
また、目が覚めて上半身を起こしたり、トイレに行ったりした都合3回、毎回身体の違う部位がつって、その痛みに顔を顰めました。
これまで、自宅等でも真夜中に起き上がった時等に足がつったりすることがなかったわけではないけれど、一夜に3回というのは、これまで、私は全く記憶にありません。
さて、どうしてそんな「悲惨」なことになったのでしょうか。
何度も目が覚める、熟睡できない、というのは振動のためだと考えて良さそうです。
「・・・考えてみると、元々、加速・減速の激しい電車で線路と垂直に眠るのは無理があるのだろう。クロスシートと、ロングシートとどちらが楽に眠れるかを考えても明らかである。だから電車寝台では昔も今もベッドは線路と平行になっている。ましてや、今乗っているのは、最新の特急電車である。夜間とはいえ、東京-大阪をたった6時間半、フルスピードで走り抜ける。当然、加速減速を何度と無く繰り返すことになり、線路と垂直に横たえた体は左右に揺らされ続けることになる。その点、客車寝台は、加速・減速が緩やかである。だから、ベッドが線路と垂直であっても眠れるのである。・・・」(同上)
他方、ひどく身体がつったのは、カーペットが敷いてあるとはいえ、固い床のせいだと思います。
固い床だと、無意識のうちに身体のあちこちに力入るんでしょうね。
(そもそも、寝返りがうてません。横になるとすぐに下になった腕が痺れてしまうからです。)
なお、東京駅までの指定券を買ってあったのですが、横浜に着いた時点で急に思い立って下車し、京浜東北線に乗り換えて蒲田まで行き、そこで東急池上線に乗り換えて自宅に戻りました。
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(続く)
神戸オフ会次第(その2)
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