太田述正コラム#4315(2010.10.15)
<皆さんとディスカッション(続x984)>
<太田>(ツイッターより)
 (コラム#4256に関し)最近の「鬼」(中国共産党)のやり口は手がこんでいる。
 胡錦涛が悪玉、温家宝が善玉(被災者激励(国内でも報道)・民主化の必要性を力説(国内では報道せず))を演じ分けてたぶらかす。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/10/13/AR2010101306347_pf.html
<太田>
 ニューヨークタイムスによれば、善玉役として、温と並んでもう一人、国防大学の劉亜州空軍中将
http://www.epochtimes.jp/jp/2010/08/html/d27911.html
がいるとさ。↓
 ・・・Yu Haocheng, an 85-year-old retired publishing executive who signed the press-freedom manifesto, also signed Charter 08, the pro-democracy petition written by Liu Xiaobo and others. Asked this week who among influential figures might sympathize with the idea of a free press, he named Mr. Wen and Gen. Liu Yazhou, a National Defense University official known for his reformist political bent. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/10/15/world/asia/15china.html?_r=1&hp=&pagewanted=print
<Nelson>
 <コラム#4283に関連した投稿です。>
 お久しぶりです。
 太田様のブログ、社会人になった今も仕事の合間に楽しく拝見しています。
 海関係の仕事をしていると、日本人は本当に国外に興味がないのだとよく痛感します 。(例えば、日本人船乗りの少なさ等でです)
 日本は「海洋国家」ではなく、「海洋依存国家」なのかもしれません。
 先日、仕事の関係で、ソマリアで海賊対処中の海上自衛隊の艦艇を見る機会に恵まれました。
 日章旗をアデン湾沖に堂々と靡かせながら、船団護衛している姿を見て、感動しました。
 海賊対処に当たっている他の海軍の方も、「日本海軍」が来たおかげで、相当助かっていると言っていたのを覚えています。
 海外では、こんなに「日本海軍」は尊敬されているのに、政府を筆頭とした日本国民は無関心さはひどいですね。
 日本国民は早く目を覚ましてほしいといったところです。
<太田>
 これはめずらしい。
 社会人生活になじみ、少し余裕ができたのかな。
 また、声を聴かせて下さい。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 ほら、言ったとおり、中共の人々、地団駄踏んで悔しがってるだろ。↓
 「・・・今年のノーベル化学賞が2人の日本人に授与されることをニュースで知って悔しがったのは中国国民だった。折しも、尖閣諸島の領有権を巡る日中両国間の緊張が高まり、中国国民に反日のナショナリズムが高揚している時期でもあり、“小日本(日本に対する蔑称)”の“日本鬼子(日本人に対する蔑称)”がノーベル賞を受賞するというのに、中国人のノーベル賞受賞者がいないとは何ごとだという思いが募ったのである。このため中国のネット掲示板には、全国のネットユーザーたちから「国家成立から61年目の中国にノーベル賞の受賞者がいないとはどういうことだ。この情けない状況について、関係当局は全国国民に謝罪しろ」といった趣旨の書き込みが殺到したのである。・・・
 学問の自由が保障されている民主主義の先進国には“創新(イノベーション)”が生まれる余地は十分にあるが、中国共産党一党独裁の下で丸暗記教育が行われている中国ではその可能性は極めて小さい。・・・
 主要な大学や研究所の研究者の3人に1人がデータの“plagiarism(剽窃<ひょうせつ>=盗作)”、“falsification(偽造)”、“fabrication(模倣)”を行ったことがあると認めている<が、こんなことではダメだ。>・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101013/216628/?top
 今、欧州の「中心」ハンガリーを訪れれば、そこにキミはおぞましき欧州文明の「精髄」・・反ユダヤ主義/ファシズム・・を発見することだろう。↓
 Budapest survived fascism and communism and blossomed after the fall of the Iron Curtain. Now the Hungarian capital is experiencing a rebirth of anti-Semitism. The far-right Jobbik party is part of the government and Jews are being openly intimidated.・・・
 Neo-fascist thugs attacked Roma families, killing six people in a series of murders. The right-wing populists of the Fidesz Party won a two-thirds majority in the parliament, while the anti-Semitic Jobbik party captured 16.7 percent of the vote, making it the third-largest party in Hungary, next to the Socialists. Unknown vandals defiled the Holocaust Memorial with bloody pigs’ feet. A new law granted the government direct or indirect control over about 80 percent of the media. The television channel Echo TV showed an image of Nobel laureate and Auschwitz survivor Imre Kert���sz together with a voiceover about rats. Civil servants can now be fired without cause. Krisztina Morvai, a member of the European Parliament for Jobbik, suggested that “liberal-Bolshevik Zionists” should start thinking about “where to flee and where to hide.” ・・・
http://www.spiegel.de/international/europe/0,1518,722880,00.html
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太田述正コラム#4316(2010.10.15)
<クリミア戦争(その1)>
→非公開