太田述正コラム#4331(2010.10.23)
<皆さんとディスカッション(続x992)>
<太田>(ツイッターより)
利他主義は幸福の輪を広げていく。
しかし、この「他」はあくまでも他の人間であって、神やイデオロギーといった超人間的なものであってはならない。
超人間的なものへの自己犠牲的献身ほど憎むべきものはない。
<summer_citron>(同上)
初めまして。何か洗脳とかマインドコントロールを想像して、恐怖すら感じます。
<δδθθ>(「たった一人の反乱」より)
<θδδθクン(コラム#4329)、>そうなんだよなぁ~。
日本属国論を唱えている人って陰謀論者に多いんだよね。
だからTV・新聞などの既存のメディアを信じている一般大衆は属国論=陰謀論の一部
としか見られてないんよ。
一般大衆に日本が属国であることを認識させるのは太田氏に陰謀論を信じさせるくらいの難事業
<太田サン、δθδθクン(コラム#4329)、>そもそも、その大男にぶち殺されそうになったのは自分達のせいだと思い込まされてるからなぁ・・・。
<δθθδ>(同上)
<昨>日の<太田>先生は荒れているな
<ΙΙΔΔ>(同上)
太田節が久しぶりに炸裂って感じ?
で、相手が切れて話が明後日の方向に向かうってのがいつものテンプレ。
それはともかく、
≫ディスカッションは、ボク自身が学ぶ場でもあるが、読者のレベルがばらつき過ぎだとチトやりにくい。>だけど、読者が女性ならば、ボクの許容度はずっと大きい。投稿待ってるよー。≪(コラム#4329。太田)
<θΔΔθクン(コラム#4327)、>ヒネオヤジ改めエロオヤジでどうだろうか?
<ΙΔΙΔ>(同上)
アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)って奴じゃなイカ。
特に、歴史的に人種差別が問題化しているアメリカで有名な制度でゲソ。
例えばA国では歴史的に特定の×××××という人々が政府の要職を独占し、勝手に法律を作ってきた。
公務員や警察も、×××××の奴等がほとんどで、働くにも×××××以外と、それとでは賃金格差が存在してきた。
ひどい事に“半世紀ちょっと前”まで、×××××以外の人々には選挙権が与えられなかったぐらいだ!!
こんな事を歴史的に行っているA国と×××××は、客観的に観てひどい奴等だと思わなイカ?
そういった歴史を踏まえ、第一に社会全体の多様性を確保すること、第二に不利な立場にある人々を教育し、行政や知的職業の中心分野で指導的役割を果たせるようにし、積極的な差別解消を目的に始まった制度でゲソ。
<ΙΔΔΙ>(同上)
そういいあサンデル教授の正義と公正についての講義でも、アファーマティブアクションの是非についてとりあげていたな。
あっちはく人種差別がメインで女性は眼中に無い感じだったけど。
<ΔΙΔΙ>(同上)
<ΙΙΔΔクン、>エロオヤジならそこらへんにいくらでもいるだろ、よって却下だなw。
ま、ネットと現実とは違うけど、現実社会では、男性だけの組織(会社)に女性が一人入るだけで大分雰囲気が変わるもんなんよ。
例えばそれまで殺風景だった会社内が、女性が朝、花を添えることで、それだけで組織の空間は柔らかくなり、それは訪れた人たちにも伝わるものなんだけど、まぁ、今の女の子ではなかなかいないわな~残念だけど。
これも山本七平ぢゃないけど空気だよね。
ん、あれだ、>>165がネカマでもいいから女性役でディスカスに参入すれば、場の空気がどう変化するかの面白い研究にもなるど。
で、“おれとやらないか・モーホオヤジ” はできたら避けて欲しいと…それも面白いか。
イラクで市民殺害や拷問=ネットに米軍文書40万点超流出-中東衛星TVが特番
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101023-00000024-jij-int
↑極秘事項が何で民間会社に簡単に流れるんだ?
これが本当なら、イラクの現政権は危うくなり、イスラエルのイラン攻撃が困難になるだろーし…既に緒戦なのか?
またアルジャジーラに誤爆wするのかね、キ印米軍は。
<太田>
ちゃうな。
7月にアフガニスタン関係のすっぱ抜きをやったウィキリークスが、今度はイラク関係のすっぱ抜きをやり、その一部をアルジャジーラが報道しただけのことだわさ。
今度のすっぱ抜きも、大した話は入っとらんタイ。↓
・・・July WikiLeaks release of 70,000 documents related to the Afghanistan war.
However, in an August letter, Defense Secretary Robert Gates told the Senate Armed Services Committee that the Afghanistan leak did not reveal any sensitive intelligence sources or methods.・・・
Al-Jazeera released “startling new information” from US documents obtained by WikiLeaks on October 22・・・
Pentagon officials・・・are expecting few surprises, making the tricky case that although the leaks could be highly damaging, they offer scant new information.・・・
http://www.csmonitor.com/USA/Military/2010/1022/Pentagon-pans-new-WikiLeaks-release-but-expects-few-surprises
<けいc。>
アメリカは大きな知恵遅れ国家だとはいうけど、将来的にリーダーになりうる人材の個人のレベルにおいては、少なくとも日本人の同じ層よりもすこしはまともな教育を受けている感じがするのは私だけでしょうか?
また、それゆえにアメリカを下手に侮ることは、太田さんが主張されている真の独立後の日本人にとってはマイナスだと思いますが・・・。
http://janafa.com/syoukai/us-navy.pdf
P.14参照
授業に関して紹介したわけであるが、授業中の学生の態度にはUSNAと防大とでは様々に違いがあることに気付いた。
両校を比較した際に顕在化する諸問題等にも言及しつつ、両校の授業に関する検証をしてみたい。
まず、USNA では授業中に寝ている学生がほとんどいない。
もちろん、授業によっては、うとうとしてしまっている学生も少なからず存在するが、彼らが防大生と意識の上で決定的に異なるのは、‘寝てしまうことはまずいことである’と認識しているとともに、‘恥ずかしいことである’と感じていることである。
従って、自主的にその場に起立する、洗面所に行って顔を洗う、飲み物を飲む等寝ないための努力を行なっている。
http://www.ut-life.net/guide/research/rank.php
<太田>
私のコラムを注意深く読んでおれば、私は米国の欧州性の部分を批判しているだけであって、そのアングロサクソン性の部分には敬意を払っていることはお分かりいただけるはずなんですがね。ブツブツ。
米国における高等教育の卓越ってのも、イギリスと同じハナシでさあ。
なお、米海軍士官学校と日本の防衛大を比較するのは、制度が違ってるので余り意味がないよ。
まずは、拙著『防衛庁再生宣言』の第4章「防衛大学校の改革を考える」を読んでみてください。
それでは、記事の紹介です。
私がコラム#4309で予想したとおりの展開だね。↓
「政府は二十二日、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)は、二〇一一年度以降も当面、本年度と同程度を維持する方向で国内調整に入った・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010102302000045.html
宗主国腹中のお邪魔虫、海兵隊の提灯担ぎをする読売の大バカめ。↓
「在沖縄海兵隊 周辺有事の重要な抑止力だ・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101022-OYT1T01206.htm
私がパキスタンって国家の体をなしてないって言ったとおりだな。↓
・・・In Pakistan, almost nobody who is powerful enough to get out of doing so actually pays taxes; the leaders of government, opposition parties, and high society do their utmost to avoid them, even as they demand that the state provide them with extensive services. ・・・
<Pakistan’s>・・・tax-to-GDP ratio・・・<is> 9 percent・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2010/10/21/is_there_any_way_to_fix_pakistan
空爆によるコラテラルダメージが民衆の離反を呼んでるっての、アフガニスタンじゃ神話に過ぎないってよ。↓
・・・ airstrikes accounted for only 6 percent of the deaths of Afghan women and children attributed to ISAF forces. This matches an equally low percentage found in a study of the Iraq war・・・
・・・more than 2 1/2 times as many Afghan women and children were killed in traffic accidents with ISAF vehicles as died as a result of airstrikes.
And don’t believe the claim that civilian deaths automatically generate more enemies. The Taliban itself has disproved that theory. Although insurgents caused almost 76 percent of the civilian deaths・・・Taliban-caused civilian deaths “have backfired on the movement so far.・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/10/21/AR2010102105936_pf.html
ペトラユース(ペトレイアス)、早くもアフガニスタンでの勝利宣言。↓
Gen. David H. Petraeus, the top U.S. and NATO commander in Afghanistan, said allied forces are in the “final stages” of a large operation to clear insurgent fighters from key regions just west of Kandahar, the country’s second-largest city and principal focus of the coalition’s military campaign against the Taliban. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/10/22/AR2010102204609_pf.html
大幅緊縮財政への英仏両国民の反応が対照的だって、米有力2紙がそろいぶみで記事を載せてた。
私見では、両紙とも今イチ分析不十分だね。
フランスと違って英国(イギリス)じゃ、国民が政府をずっとずっと信頼してるからだろが。↓
Both countries need to change state spending patterns and cut budgets to cope with economic crisis. Faced with this challenge, the British have stiffened their upper lips — while the French have taken to the streets. ・・・
・・・I wrote a few weeks ago, the British, unlike Americans, have positive memories of wartime austerity and even rationing. More recently, Margaret Thatcher’s 1981 budget cuts heralded real reforms in Britain and, eventually, a period of growth and prosperity. It is not unreasonable to imagine that these cuts will do the same. The French fondness for strikes is based on experience, too. Strikes, riots and street demonstrations led to political changes not only in 1789 but also in 1871, 1958 and many other times. Although they started over what seemed like trivial issues, the famous strikes of 1968 heralded genuine reforms in France and, eventually, a period of growth and prosperity. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/10/21/AR2010102103364_pf.html
・・・While the British believe in “liberty from government,” the editorial said, the French “still like the big state and squeal at the prospect of being removed from its teat.”・・・
http://www.nytimes.com/2010/10/23/world/europe/23iht-letter.html?ref=world&pagewanted=print
反日デモよさようなら。
チベット人による反中共当局デモよ今日は。↓
Thousands of Tibetan students in western China have protested since Tuesday against proposals to curb or eliminate the use of the Tibetan language in local schools・・・
・・・Tibetan students held a rally on Friday on the campus of Minzu University of China, the specialized school in Beijing. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/10/23/world/asia/23china.html?ref=world&pagewanted=print
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<BERNIE・タテジマ>
本日(10月23日(土))の24時、10月9日の太田「講演」会の動画が公開されます。
http://www.ohtan.net/video/kouen20101009.html
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一人題名のない音楽会です。
ユダヤ人音楽のシリーズの第3弾(落ち穂拾い篇)です。
(ちなみに、第1弾はコラム#3659~、第2弾はコラム#3673~。)
下掲の記事を読んで、まだまだとりあげるべきユダヤ人音楽家が何名もいることを教えられました。
http://www.nytimes.com/2010/09/09/opinion/09hoffman.html?_r=1&ref=opinion&pagewanted=print
その1は、ジャコモ・マイアベーア(Giacomo Meyerbeer。1791~1864年。ドイツ)
http://en.wikipedia.org/wiki/Giacomo_Meyerbeer
小特集です。
[オペラ:Le Prophete]
Coronation March Ondrej Lenerd指揮 Radio Bratislava Symphony Orchestra
http://www.youtube.com/watch?v=h94rtZI50Xs&feature=related
このオペラをリストがピアノ曲に編曲したもの。(Illustrations du Prophete)
N.1 Priere-Hymne triomphal-Marche du sacra
http://www.youtube.com/watch?v=3w3rBOjFBeA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=yZVBaQeSbv0&feature=related
No2:Les patineurs:Scherzo
http://www.youtube.com/watch?v=uCrmGJ1OyfM&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ItrvJRp8gKU&feature=related
No4 Fantasia und Fuge uber den Choral Ad nos,ad salutarem undam
http://www.youtube.com/watch?v=iWjU30DJwjg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=3Yk0BiYFGXQ&feature=related
No4について、リストがオルガン曲に編曲したものの冒頭部分
http://www.youtube.com/watch?v=eSk38KV5UTQ&feature=related
[オペラ:L’Africaine]
O Paradiso 歌唱パヴァロッティ
http://www.youtube.com/watch?v=6HM2FtKiieM&feature=related
このオペラをリストがピアノ曲に編曲したもの。(Illustrations de L’Africaine)
Marche indienne
http://www.youtube.com/watch?v=TtMflREFK4I&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=n7wcgrB-WlA&feature=related
(マイアベーア、まだ続きます。)
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太田述正コラム#4332(2010.10.23)
<ヒットラーとスターリン(その4)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x992)
- 公開日:
>私は米国の欧州性の部分を批判しているだけであって、そのアングロサクソン性の部分には敬意を払っていることはお分かりいただけるはずなんですがね
確かにそうですね。ご指摘ありがとうございます。