太田述正コラム#4397(2010.11.25)
<皆さんとディスカッション(続x1025)>
<δδΝΝ>(「たった一人の反乱」より)
 <このところ、>田母神の話が出てるが、彼はアメリカも批判してるし、日本の独立の必要性を感じている数少ない1人だと思うがなぁ。
≫やっぱり北朝鮮だけは理解出来ない・・。日本に脅威があるとすれば北朝鮮と常に仰ってた太田さんの先見には本当にひれ伏すしかないわ・・。≪ (コラム#4395。ΔΔνν)
 北朝鮮を脅威だと思ってない奴なんているのか?
 あんま気持ち悪い信者ぶりを見せつけないでくれ。
<δΝΝδ>(同上)
 あんたもコラム読んでないな。
<δδΝΝ>(同上)
 信者とは読み方が違うのかな。
<ννδδ>(同上)
 <δδΝΝクン、>つ「皆さんとディスカッション(続x298)」
http://blog.ohtan.net/archives/51288766.html
 田母神氏は、「アメリカに無理矢理「属国」にさせられている」。
 太田さんは、「日本が望んで「属国」に成り下がっている」。
 「独立」という結論部分(だけ)は同じだからたちが悪い・・・。
※「「田母神」でブログ内検索すりゃいい」というアイディアさえ浮かばんのなら、また質問してくれ
<νδνδ>(同上)
>太田さんは、「日本が望んで「属国」に成り下がっている」
 太田の他にこの発想を語ってる人いないよね?
 ほとんどの人にとって新鮮な切り口なのだから、テレビのバラエティーとかに出たときなんかはこの一点だけをくどいほど強調して説明しておけば良いのにと思った。
<νδδν>(同上)
 幸福実現党党首は、太田コラムの読者なのかな?(笑)
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101119/ecc1011190502000-n1.htm
<ννδδ>(同上)
 いやこれは、絶対読者だろwww
 「戦後の「吉田ドクトリン」は「強兵」を捨てることで、経済大国への道を開いたわけですが、一番大切な主権国家としての自覚を失ってしまいました。」
 軍事の放棄と経済発展に関してだけは、まだまだ読み込みが足りんな。
 (「防衛庁再生宣言」第七章 軍事支出の経済効果 169頁~)
<δνδν>(同上)
 「日本が望んで「属国」に成り下がっている」のも真実ながら、それを善いことに「アメリカが当然の権利として、その「属国」を利用(活用?)し、搾取している」ってことだろ。
 宗主国側では、太田さんの云うように日本に独立を促す勢力もあったのだろうが、それとは反対に日本の自立(独立)を認めることで大きな利権を手放すことになる大きな勢力があるのは当然だろーね。
 おいらとしては後者のほうが宗主国の意志(多数派)だとおもっちょる。
 ものの見方は其々の立ち位置で異なるのは当然だし、其々に真実を含んでいる。
 正義の味方の助太刀として世界平和のために立ち上がったと見るも、できそこないの大男のおしかけ子分(説得力あるな~♪)と見るも其々…。 
 アバタもエクボのようなものとでも…云~、違うかぁ?
<太田>
 「英領北米植民地人<(=米国人)>って、まことに観念的かつ暴力的」(コラム#4889)だからして、「正義の味方の助太刀として世界平和のために立ち上がっ<てる>」(と思い込んでる)派の方が、「利権」を「搾取」し続けたい派よりも圧倒的にツオーイのが米国なんじゃらほい。
<δδνν>(同上)
>北朝鮮を脅威だと思ってない奴なんているのか? <(δδΝΝ)
 アントニオ猪木ことペリカン。
<δνδν>(同上)
 <太田サンが「撃たれた分の半数未満しか撃ち返さないというんじゃ、韓国軍、反撃を抑制し過ぎじゃないか」とコラム#4395で言ってたけど、>韓国世論「弱腰」批判 ← やっぱり出ました。 
 「24日の韓国の国会でのやり取りですが、国防省によりますと北朝鮮からの砲弾の数の方は170発、韓国軍の対応射撃は80発。北朝鮮からの攻撃の半分にも満たないため、野党から「対応が消極的ではなかったのか」という批判の声も出ています。
 実は市民の怒りというものが、韓国政府として、国際社会に対して何らかのけじめをしっかりとつけてほしいという声になっています」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20101125-00000001-jnn-int
 今から急いで追加の100発砲撃は如何なもんでしょうかね?
<δδνν>(同上)
 
 <δδΝΝクン、>太田さんとタモガミじゃ、月とスッポン。
 タモガミ、中国に対しては音頭をとってデモやってるみたいだけど、思いやり予算が事業仕訳でさしたる議論のないままAランクに分類されたことに関しては、何か反対を表明してるのかな?
 検索をかけてみたけど見つからなかったから、さしたる反対運動もしくは反対意見の表明をしていないみたい。
 ちなみに太田さんは思いやり予算なんていらんなんてことは、その独立論の中で、ずっと主張され続けている。
 宗主国でもない対中国の挑発には強く反発するのに、宗主国である米国の日本人をなめきった態度と、日本政府のへつらいに対しては強い怒りを覚えない。
 これがタモガミをはじめとする日本の「右」の人たち。
 太田さんの場合は、これが逆になる。
 この太田さんの感覚を日本人の大多数が共有できない限り、タモガミみたいな考え方でいくら騒いでいたって、独立なんて無理なんじゃないか。
<植田信>(2010.11.23/24)http://8706.teacup.com/uedam/bbs
 ・・・私は、東大卒の太田述正氏を最大限、評価しています。冗談ではなく。・・・
 だから、いいところもあり、そうでないところもあり、ですよ。
 薩長閥が潰れて以来、日本国を背負ってきたのは、東大閥です。
 批判をするだったら、この東大閥の1世紀を網羅する必要があります。
 これは、やる意義があります。
 西洋文明の挑戦を受けて以来、良くも悪くも、日本人の知の領域で、この挑戦に応戦したのが、東大です。・・・
 ・・・ 
≫北朝鮮、今度は砲撃事件か。日替わりメニューでようやってくれるよ。それにしても、中共、ロシアに次いで、今度は北朝鮮が、次々と属国日本に覚醒を促してくれる。ありがたくて、うれし涙が出るねえ。≪(コラム#4395。太田)
 http://www.ohtan.net/
 まったくその通り。
 日本人にとっては、憲法9条の平和からの、モーニングコールが響き始めました。
 尖閣諸島に、韓国・延坪島。
<太田>
 キモー。
植田サン、戦前日本非自由民主主義(的)国家観(事実無視)、昭和天皇属国化責任論(陰謀論)、に立ってる限り、タモさんを始めとする、日本の「右」のメンメンと同じくらいのピンボケぶりであり、そんな人に「最大限、評価」してもらっても、ボク、苦笑するだけでさあ。
<太田>(ツイッターより)
 さあ次は、何をやらかす、北朝鮮。(ほぼ五七五だね。)
 中共や北朝鮮をつくった等、先の大戦で米国がどれほどの犯罪を東アジアでやらかしたか、日米韓の人々、いいかげん分かって欲しいなあ。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 北朝鮮による砲撃事件で、その後、少しは支持率持ち直してんじゃないかな。↓
 「菅内閣の支持率は23・6%と今月初旬の前回調査32・7%から9・1ポイント下落し・・・た。民主党支持率は前回28・6%から22・1%に低下。自民党支持率は24・6%となり、菅内閣発足後初めて逆転した。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010112502000044.html
 この後は、北朝鮮による砲撃事件小特集になってしまいました。
 この2人とも軍事基地内で働いてた人だから、やっぱ、無差別砲撃じゃなかったな。↓
 「北朝鮮軍が砲撃した韓国領の大延坪島で24日午後、民間人男性2人の遺体が見つかった。韓国海洋警察庁は砲撃による死亡とみている。北朝鮮軍の砲撃による韓国の民間人の死亡は、1953年の朝鮮戦争休戦以来初めて・・・
 米韓両国は28日から来月1日まで、米原子力空母ジョージ・ワシントンも参加した合同軍事演習を朝鮮半島西側の黄海で実施することを決定。同空母は横須賀を出て、現地に向かっているとみられる。
 <米国が>中国が強く反発していた黄海への米空母派遣を決めたことで、今後、東アジアの安全保障を巡って日米韓と中朝が対立する構図がより強まりそうだ。・・・」
http://www.asahi.com/international/update/1125/TKY201011240504.html
 空母ジョージ・ワシントンの機動部隊は海自と予定されてた共同訓練の後、予定を変更して韓国海軍との共同訓練を実施する運びになったものだ。↓
 ・・・carrier George Washington had been preparing to sail from its port in Japan to join the Japanese Navy in an exercise to begin Dec. 3. After the artillery exchange between the two Koreas, the carrier was ordered to drill with South Korea’s navy before joining the Japanese. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/11/25/world/asia/25korea.html?_r=1&hp=&pagewanted=print
 軍事基地内に落ちなかった砲弾の方がはるかに多かったにしては、異常に一般住民の被害が少ないねえ。↓
 「・・・韓国軍は、北朝鮮軍砲兵部隊の位置をレーダーで把握。その火力は射程12キロの76.2ミリ砲、同27キロの130ミリ砲が主力とみていた。・・・
 韓国軍合同参謀本部は24日、現時点で判明した北朝鮮軍が発射した砲弾数を計170発と発表。うち90発が海に、80発が韓国軍基地と隣接する一般住宅地に落下したとみる。・・・」
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101125ddm003030136000c.html
 どうして、反撃が「抑制」されたものになっちゃったか、理由が分かった。↓
 「・・・韓国軍は、今年初めに交戦規則を改正し、北朝鮮が西海の北方限界線(NLL)を越えて韓国側に砲撃を行った場合、北朝鮮の砲兵陣地に直接反撃できるとしていた。韓国軍はこの規則に従い、北朝鮮側の砲撃地点を狙って集中砲火を加えたが、北朝鮮側の状況は明らかになっていない。・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20101124000062
 「・・・国家の安全が危機にさらされている決定的瞬間に、大統領府(青瓦台)の関係者の一部が、大統領の発言を「断固として対応する一方で、戦闘を拡大しないよう管理せよ」と誤って伝え、後に訂正するというハプニングが起こった。このようなミスは今後、絶対に繰り返されてはならない。敵の不法無道な攻撃に立ち向かう場面では、韓国国民が受けた被害を数倍にして敵に返すという、臨戦無退の精神に尽きる。・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20101124000063
 朝鮮日報が日本を同盟国と評した。こりゃ、筆の滑りじゃないと思うな。
 この韓国の人々の期待に日本、応えなくっちゃ。↓
 「・・・米国や日本など同盟国と緊密に協議しつつ、中国やロシアに対しても、今回の事態の真実と北朝鮮の挑発がもたらす北東アジアの平和への脅威を正しく認識させるべきだ。・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20101124000064
 そうだそうだ、その通りだ。↓
 「・・・ 振り返ってみると、北朝鮮のウラン弾開発は、金大中・金正日の第1次首脳会談のころから始まっており、盧武鉉・金正日の第2次首脳会談のころ完成段階だったということになる。
 もし、進歩左派が15年間政権を掌握し続けていたならば、北朝鮮は隠ぺいと起動が容易なウラン弾の開発の事実を隠したまま、韓国から甘い汁を吸い続けていただろう。懐にウラン弾という凶器を隠したまま、米国の人工衛星にキャッチされたプルトニウム弾製造施設を凍結し、偽の平和攻勢を続けてきただろう。李明博—オバマ政権の対北政策は、北朝鮮の政権の真実を早くに明らかにした。・・・」
http://www.chosunonline.com/news/20101124000066
 カーター元米大統領が、昨日掲げたガーディアン・コラム(
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2010/nov/23/korea-north-south-paranoid-leaders )
並みの、ベタオリ対応を促していた。
 カーターも耄碌したか。↓
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/11/23/AR2010112305808_pf.html
 中共は、力にだけ対応するってソ連時代のロシアと全く同じだねえ。
 それにしても、中共、金王朝を絶対死守したいわけね。
 今回の件の対応で、中共、北朝鮮に引きずられて、国際的鼻つまみ国家入り確定か。↓
 ・・・The history of Chinese intervention is that the only time they really intervened to constrain the North Koreans was when they were worried about the prospect of military intervention from our side・・・
 China’s Communist Party views the survival of the North Korean regime as a key to the maintenance of its own rule.
 ”North Korea is our East Germany,” said one senior Chinese security official interviewed in Beijing over the summer. “Do you remember what happened when East Germany collapsed? The Soviet Union fell.” ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/11/24/AR2010112407028_pf.html