太田述正コラム#4761(2011.5.22)
<皆さんとディスカッション(続x1211)>
<太田>
(コラム#4590に関し)征韓論者のイデオロギーと言っても、西郷の場合は人間主義的イデオロギーであったと見るべきですし、岩倉らも人間主義的イデオロギーを排斥していたわけではなく、まだ日本は、かかるイデオロギーに基づいたものであろうとなかろうと、朝鮮半島に手を出すだけの実力を備えていないと判断したわけです。
<ΕΣΕΣ>(「たった一人の反乱」より)
「対岸の火事」ではない、ギリシャ危機の先に見える日本の危ない姿
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100517/226255/
米国大統領府発表「エレーニン彗星衝突の危険あり 」
http://vipvipnews.com/archives/3752276.html
2011年3月11日におきた東日本大震災を引き起こした原因はエレーニン彗星の引力だといわれる。
この日エレーニン彗星と地球と太陽は一直線上に並んだ。
現在のエレーニン彗星の位置はまだ地球から離れている。しかし刻一刻接近しており、今年9月26日ごろエレーニン彗星は地球と太陽の間を通ると予測されている。
この時もエレーニン彗星と地球と太陽はもう一度一直線上に並ぶ。しかしこの時は3つの天体の距離は小さく地球が受ける引力の影響は東日本大震災の比ではないという。
↑
普通は眉唾もんの話だが、ホワイトハウスの発表だと言うし…。
オバマもイスラエルから暗殺されそーだし…。
http://www.afpbb.com/article/politics/2801393/7238730?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
<ΕΕΣΣ>(同上)
「エレーニン彗星」とやらの質量と地球との距離から、地球に及ぼす引力は(高校生でも)計算できる。
計算すれば、月が地球に及ぼす引力との比較から、いかに馬鹿馬鹿しい話かが分かるんじゃね?
<ΕΣΕΣ>(同上)
今の高校生は凄いんだね~ オレはせいぜい小学生レベルなんで(笑)。
人類未体験ゾーン キタ━━(゚∀゚)━━ !! 核燃料が格納容器から出ている可能性が!!
http://watch2ch.2chblog.jp/archives/3754163.html
↓
屋根のくぎに手のひら押しつけ…漂流6時間「生きだのがよかったか、わがんねえ」
http://news.livedoor.com/article/detail/5571170/
説得力ありすぎ(笑)。
<ΕΣΣΕ>(同上)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052001000410.html
人種と美貌との関係は如何??
<太田>
本件でデイリーメール紙の記事をコラム#4757で紹介したけど、キミ、読んでねーな。
<太田>(ツイッターより)
<昨夜2200過ぎ>にオフ会から帰還。
結構集まってくれてよかった。<(1次会は11人(私を除く。以下同じ)、2次会は10人、3次会は8人)>
<3人の幹事の皆さん、ありがとう。>
ただ、疲れたなあ。
<今>日から、またよろしく。
なお、<昨>日の「講演」原稿を読んで、どしどし質問、コメント等を寄せて欲しい。
<σσΕΕ>(「たった一人の反乱」より)
太田さんの書評はいいね。今後、書評シリーズ日本版も期待できるのでは?
新聞や雑誌によくあるヨイショや何が言いたいのかよくわからんツマラン書評より、はるかにいい。
太田さんは、他の文学関連でも、書評家として一流になれるに違いない。
但し、出版界からは仕事が回ってこないだろうがw。
現在の韓国大統領は反日を売りにしないので、いいね。
ただ、この大統領も任期が終われば、面倒なことになるかもしれんらしい。
BBK事件
http://ameblo.jp/sincerelee/day-20110424.html
<σΕσΕ>(同上)
なかなか面白かった書評<(コラム#4759)>だったね。
≫私としては、韓国を潜在敵国とみなす、彼らの精神構造に興味を持ちます。≪(コラム#4759。太田)
現に竹島問題がある以上、韓国を殊更に除外しないのはむしろ理解できるけどね。
<σΕΕσ>(同上)
太田さんは、「彼ら」が「韓国を潜在敵国」視するのは「精神構造」によるもの(感情論)で、論理によるものではない、って言ってると思う。
「脅威」とか「敵国」とか、言い方は色々あるだろうが、全部、根っこは同じだろうな。↓
「そもそも領土問題が存在することが何で軍事的脅威なの?
チャンネル桜の番組で日本財団の山田吉彦も同じようなことをおっしゃっていたけど、余りにばかばかしいので反論さえしませんでした。」(コラム#2427)
<ΕσΕσ>(同上)
<σΕσΕクン、>いつも思うんだが、2chでの韓国批判は常軌を逸している。
反対意見は「チョンだから」でお終い。
一方、潜在的敵性国家である中国・ロシアに対してはそれ程関心がないように見える。
中国・ロシア批判のスレは大して盛り上がらない。
実は根底の所では、韓国は同盟国とは言わないが「近い存在」として意識しているのでは?
<ΕΕσσ>(同上)
韓国批判のスレが盛り上がる理由は二つあると思う。
1 韓国による日本語のサイトが中露に比べて異常に多い。
その記事には韓国独特の「奇妙な論理」が多い。
2 サムスン、ヒュンダイなどの企業が台頭、日本企業のシェアを奪っている。
韓国企業は特許違反が異常に多い。サムスンは商道徳に反するような大規模なヘッドハンティングをしているようだ。日本企業が間抜けな証拠でもあるが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E4%BA%95%E4%BC%B8%E4%B9%8B
<ΕσσΕ>(同上)
オバマの中東政策の評価をば。
<太田>
昨日紹介したフォーリン・ポリシーのコラムで尽きてる、と答えるだけじゃ身もふたもないので、若干追加しとこう。
ま、要するにオバマ政権のこれまでのアラブ革命対処は、状況追随的かつ機会主義的なもんだったので、そろそろ、それらを一貫して説明するための理屈・・それはひいては今後の対処をより一貫性あるものにする可能性がある・・をこねたってことだな。↓
・・・Mr. Obama supported Hosni Mubarak until it was clear that Egypt’s own army would not, and then he waved as Mr. Mubarak was swept away. He tried to pile sandbags around friends in Bahrain, while blasting barriers away from an old foe in Libya. The leaders of Yemen and Syria refuse to go with the flow, as Washington points both toward the falls.
The contradictory approaches have startled some of America’s allies. Even inside the White House, some officials were at pains to explain why Saudi forces rolling into Bahrain merited a mild news release, but Muammar el-Qaddafi’s forces in Libya were bombed. “Pragmatism is a great thing,” a senior aide to Mr. Obama said over lunch in April. “But somewhere in all this we have to lay out some principles.”
On Thursday, Mr. Obama tried to do just that・・・
http://www.nytimes.com/2011/05/22/weekinreview/22sanger.html?ref=world&pagewanted=print
アラブ諸国の人々は、自分たちが革命の主役だと思ってるから、米国が何を言おうがあんまし関心ないってところだ。↓
・・・Obama’s message may barely register among the drivers of the Arab Spring – who had already decided that the political change is about them and has little to do with the US or any other outside power.・・・
http://www.csmonitor.com/USA/Foreign-Policy/2011/0521/Obama-s-Middle-East-goal-Tie-US-policy-closer-to-American-values
それでは、その他の記事の紹介です。
大震災関係から。
何がなんだか・・。
それにしても、風通しが悪いね。↓
「政府と東京電力で作る政府・東電統合対策室は21日、福島第一原子力発電所1号機で3月12日にいったん始めた原子炉への海水注入を、東電が自主的に中断していたことを明らかにした。官邸にいた東電幹部から、経済産業省原子力安全・保安院などが原子炉への海水注入について安全性を検討するとの連絡を受けたためという。注入開始や中断の情報は当時、政府に伝わっておらず、連携の悪さが改めて示された。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0521/TKY201105210509.html
「班目春樹・原子力安全委員長は21日夜、朝日新聞の取材に対し、政府・東電統合対策室の会見について「再臨界の危険性があるなどと私は言っていない。侮辱と思っている」と反論した。
会見で配布された海水注入をめぐる事実関係の発表文には、「原子力安全委員長から、『再臨界の危険性がある』との意見が出された」などと記されていたが、班目委員長は「発表文は東電と官邸と保安院が作ったもの。原子力安全委員会として抗議する」と話した。
会見には安全委事務局の加藤重治内閣府審議官も同席していたが、班目委員長の発言は否定していなかった。」
http://www.asahi.com/politics/update/0522/TKY201105210693.html
「・・・、藤家洋一・東京工業大名誉教授(原子力工学)は「原子炉は、核分裂反応が起きやすいように、燃料棒の位置などを緻密に設計している。設計が崩れた状況では、反応が格段に起こりにくい。海水の注入で、再臨界が起きる可能性はほとんどありえない」と指摘する。
塩分などの違いで、海水が真水に比べて、再臨界を起こしやすくするようなことはなく、藤家さんは「何よりも、原子炉を冷やすことが最優先だった。海水の注入を中断すべきではなかった」と話している。」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110521-OYT1T00700.htm?from=main1
原爆投下された広島の惨状を米国が調査し撮影した写真が何枚も掲載されている。↓
http://www.nytimes.com/interactive/2011/05/22/magazine/22look-hiroshima.html?ref=magazine
セックス依存症は、やはり米国で精神障害として認定される方向らしい。↓
<小さい時に何らかの虐待をされたり、親等との関係がうまくいかなかった場合にセックス依存症になりやすい。↓>
・・・ A significant number of them experienced some type of mental, physical or sexual abuse as children, experts reported at the APA meeting. Other studies have shown that people with the condition often lacked close relationships early in life.・・・
<セックス依存症のには鬱症状のある者が多い。↓>
92% of men with hypersexual disorders had at least mild depressive symptoms. Both men and women with the condition had lower levels of well-being compared with people without hypersexual disorder. Women with the disorder reported being more emotionally distressed than male patients.・・・
<小さい時からポルノに接したりセックスしてたりすると依存症になりやすい。↓>
Exposure to pornography or sexual activity at a young age can prime the brain to create the need for more sexual stimulation later in life・・・
http://www.latimes.com/health/la-he-psychiatry-roundup-20110523,0,3773687,print.story
(昨日の記事の残りからは紹介すべきものはありませんでした。)
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太田述正コラム#4762(2011.5.22)
<2011.5.21オフ会次第(続)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x1211)
- 公開日:
>「エレーニン彗星衝突の危険あり 」
http://www.j-cast.com/2011/05/20096157.html
を見ますと、以下のような記述があります。
『~エレーニン彗星が最接近した時でも、地球からの距離はざっと3000万キロ。地球に衝突云々を心配するようなものでは「まったくない」そうだ。同程度に地球に近付く彗星は「毎年、年に数個はある」。ちなみに、地球と月の距離は変動もあるが概ね38万キロだ。太陽までは概ね1億5000万キロ~』
引力がべき乗で効いてくること、さらに月と彗星の質量差を考慮すれば彗星の接近による引力の変動など全く考慮するにも値しない、ということがわかるのではないでしょうか?高校で学習する物理のレベルでじゅうぶんですね~
>核燃料が格納容器から出ている可能性が!!
これに関しては現時点で確たる情報はありませんが、それでも公表されているデータから合理的に推論することはできます。例えば以下のサイトなどは如何でしょう?
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/
日本の言論界はイデオロギーの左右を問わず人文系教育に偏った人が多く、自然科学系の知識が著しく欠如しているようにみえるのは残念なことですね。
太田さんにはトンデモ言説に相対するのと同じような熱意で、デマ情報や最近特に増えてきた擬似科学(これについてはマーチン・ガードナーの『奇妙な論理』という名著があります)に切り込んで欲しいと思います。
今後はNature digest日本語版などもチェックされて、社会に大変革をもたらす様な科学技術についても太田さんなりに論じられては如何でしょうか。