太田述正コラム#4975(2011.9.6)
<皆さんとディスカッション(続x1315)>
<太田>(ツイッターより)
 なでしこジャパン、オーストラリアも下した!
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110905/scr11090518240015-n1.htm 
 ホント実力あるんだなあ。
 これからの課題は、五輪で優勝することもさることながら、女性の監督を出現させることだ。
 頑張れ、日本の女性達よ。
 野田首相の誕生で、松下政経塾
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E6%94%BF%E7%B5%8C%E5%A1%BE
の話題沸騰。
 (つい最近4年コースになったようだが、ちーと期間が長すぎるな。)
 世界初の政治家養成校を創った松下幸之助はエラかった、と一応言っておこう。
 これ、マネシタの松下が生み出した唯一の画期的新製品かもね。
<フリンジドピンク>
 –「自治研究」9月号–
 いわゆる「リスト事件」<(コラム#51)>において、リストを作成・配布した3等海佐に対する求償(国家賠償法1条2項)を阻止するために海上幕僚監部法務室が作成した文書を、中央大学の阿部泰隆教授がボロクソにけなしています。
 海上自衛隊において法律の素人が「専門家」として通用している点もさることながら、内局がそのような報告を受けていながら放置していた点も驚かされます。内局キャリアが「法令の専門家」として、「軍事の専門家」である制服組と両輪となって防衛大臣らを支えるのであれば存在価値があるかも知れませんが、軍事面のみならず法令面についても制服組に丸投げしているのが実情です。
<太田>
 阿部泰隆論考の内容を少しご紹介いただけませんか。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 野田首相が民主党政調会長たる前原に強い権限を与えた狙いが分かってきた。↓
 「民主党は5日、政策調査会に税制調査会を新設することを決めた。会長に藤井裕久元財務相を充てる。・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E2E7E2E38A8DE2E7E2EBE0E2E3E39F9FEAE2E2E2;bm=96958A9C93819481E2E7E2E0E28DE2E7E2EBE0E2E3E39C9CEAE2E2E2
 「・・・首相は3次補正の財源問題で党内を取りまとめるため、2年間の政権運営で官僚と最も良好な関係を築き、野党とのパイプもある仙谷由人元官房長官を政調会長代行に起用した。・・・
  党政調の機能と権限を強めることは、自公両党との折衝で大きな武器となる。自公両党は「決定権のない幹部と話しても仕方がない」と民主党政権に不信感を強めてきた。首相が全権を委任した政調会長、税調会長との合意なら、民主党内の異論で合意が覆る事態もなくなる。
 そのためには、若手議員や小沢一郎元代表、鳩山由紀夫元首相のグループに根強い増税反対論を抑える必要が出てくる。党幹部は「政調会長の了承で決定できる」と、党内に反対論があっても押し切ることは可能だ、とみる。・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E2E7E2E0E28DE2E7E2EBE0E2E3E39C9CEAE2E2E2
 「野田政権は5日、東日本大震災の復興財源に充てる臨時増税の税目について、菅内閣の方針を踏襲し、所得税と法人税、これらに対応する地方税を軸とする方向で調整に入った。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110905-OYT1T01154.htm
 前にも言及したように、この数年来、中共のジャーナリズムが「独立性」を強めている。↓
 ・・・The Chinese press has been transformed in the last few years from a propaganda organ to covering real news. They are adopting the same techniques and standards as the Western press,・・・
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-china-foreign-news-20110905,0,1646530,print.story
 加藤・池上対談の最終回、私にとって目新しい史実が二つ出ていた。↓
 「・・・第一次世界大戦の時、・・・ドイツは、女性と子供を中心に76万人が餓死しています。・・・
 阪神淡路大震災が起きるまで、日本の消防は、かつての日本軍の銃器の口径がばらばらだったように、・・・放水ホースの口径<等の>・・・規格統一が図られていなかった ・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110905/222471/?top_updt
—————————————————————————————————————————————————
太田述正コラム#4976(2011.9.6)
<戦間期日英関係の軌跡(その13)>
→非公開