太田述正コラム#5037(2011.10.7)
<皆さんとディスカッション(続x1345)>
<太田>(ツイッターより)
産経新聞電子版が、本日のように小沢の第一回公判傍聴記1~10を掲載する等、詳細な裁判傍聴記をしばしば掲載してきていることに敬意を表したい。
今回の記事も、読んでいて小沢の極度の緊張がこちらにも伝わってくるような臨在感を覚えた。
それにしても権力亡者の断末魔は哀れだねえ。
(シリア人を父に持つ高卒の)アップル創業者、スティーブ・ジョブズが、2005年にスタンフォード大学で、人の死と生き様について語った映像だ。
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-15197932
哀悼の意を表したい。
この時のスピーチの全体だ。英語のできる人は必見だよ。
http://www.csmonitor.com/USA/2011/1006/Steve-Jobs-s-2005-Stanford-commencement-address
<aokihiro>(同上)
最後に死について語ってるけど、この人の師匠って曹洞宗の僧侶らしく、道元さんがバックボーンにあったなんて、妙にうれしい、そういえばもろ禅者そのものだったなあ。
<太田>
スティーブ・ジョブズの両親、とりわけ父親の話が出ている。↓
<シリアの三番目の大都市ホムス生まれでレバノンのベイルートのアメリカン大学で学んだ。↓>
・・・Stephen Jobs’ biological father was born in Homs, Syria’s third largest city, and studied at the American University in Beirut.・・・
Mr. Jobs’s biological father, Abdulfattah Jandali, was a graduate student from Homs when he met Mr. Jobs’s biological mother, Joanne Carole Schieble, while studying in Wisconsin in the 1950s, according to a translation of an interview with Mr. Jandali in the pan-Arab daily Al-Hayat.
The couple surrendered Mr. Jobs for adoption after he was born in San Francisco in 1955・・・
<彼が米国で大学院生だった時に、できちゃった婚をしようとしたけど、ジョブズの母親の米国人の父親が結婚に反対したので、やむなくジョブズを養子に出したってさ。↓>
Mr. Jandali said he had given Mr. Jobs up for adoption because Ms. Schieble’s father “was extremely conservative and wouldn’t let her marry me, and she decided to give him up for adoption.”・・・
http://thelede.blogs.nytimes.com/2011/10/06/steve-jobs-son-of-a-syrian-is-embraced-in-the-arab-world/?hp
<ζΡζΡ>(「たった一人の反乱」より)
前原が在日からの献金で叩かれまくってるけど献金の金額見るに
「15年以上前から継続、計100万円」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110901/crm11090108400001-n1.htm
弱み握られてる云々じゃなくて単に前原の脇が甘いだけって事なのでは?
もちろんこんな脇の甘い奴が政策調査会長や大臣なんて重要なポストについてるのは問題だけど、これをもって前原が韓国に魂売ってるとか騒いでる奴はさすがに神経質すぎると思うのだが?
<ζζΡΡ>(同上)
2chによくいる嫌韓厨でしょ。
<ζΡΡζ>(同上)
反日の韓国の闇も深いが、2chの嫌韓の闇も深いよな。w
正直言って、反日でアクの強い韓国は、どうも好きにはなれんが、韓国経済が崩壊すれば、結局は日本が尻拭いしても感謝されず、韓国人の不法滞在者も増える。
しかも、長期にわたってウォン安が続いて、ライバルの日本の輸出企業が困る。
結局のところ、韓国人も困るが、日本も困るのでいいことは、一つもないと思うよ。
外国人は不気味なほど、冷静に日本を見ているのですね。
なんだか、悲しい。これで、円高と海外債権がなければ、マジで日本の将来は真っ暗闇だろう。
「景気低迷で日本は失われた世代の若者の国になりつつある。」 By CHARLES HUGH SMITH
http://econdays.net/?p=702
<ρρΖΖ>(同上)
小沢一郎民主党元代表、腰痛訴え救急搬送
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111007-OYT1T00025.htm?from=main1
次の公判サボる為の前フリ?
来年の4月下旬に判決出る予定だけど、コレ絶対引き伸ばし工作図ってるよね。
<太田>
さすがに仮病で救急車は使わないだろう。
尿管結石のようだね。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111007/stt11100711070001-n1.htm
<宮里>
最近、ある勉強会で石光真清の手記四部作(『城下の人』など)の書評報告を頼まれ、10数年ぶりにこれら手記を読み直しましたが、石光の満洲、シベリアについての記述は、太田さんの「人間(じんかん)主義」を傍証する記録になるのではと思いました。
石光はシベリア出兵に際し、陸軍上層(田中義一)から命じられ現地での活動に従事しましたが、その実地での彼の感触は、太田さんのシベリア出兵論と若干違うニュアンスもありますが、大局的には同じ認識だと感じました。
手記が筆を措いた後の昭和以降(石光は1942年没)の日本の大陸政策に石光がいかなる意見を持っていたか気になりました。
<太田>
>太田さんのシベリア出兵論と若干違うニュアンスもあります
ぜひ、もう少しお聞かせください。
それでは、その他の記事の紹介です。
産経、えーぞえーぞ。↓
「・・・小沢被告は4億円について、平成19年には「献金してくれた皆さまのお金」、21年には「銀行融資」、昨年は「金庫で保管していた個人資産」と説明を二転三転させてきた。石川被告らを有罪とした判決でも「4億円を用立てた小沢氏自身ですら明快な説明ができていない」と指摘された。・・・
小沢被告はまた、意見陳述で「一捜査機関が国家権力を乱用したもので、日本憲政史上の汚点として後世に残る」と検察を批判した。公判後の会見でも、検察の捜査に対して「社会的に抹殺する暗殺であり、生命を奪う殺人以上の残酷な暴力だ」と述べ、政治的、道義的責任もないと主張した。・・・
<しかし、>昨年の検察審査会の議決に対して小沢被告は、「一般の素人」の判断だとし、「国の正式の捜査機関である検察の強制捜査で起訴に値するような不正な行為はなかったという結果として、不起訴になった」と、逆に検察を持ち上げていたのではなかったか。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111007/trl11100703090001-n1.htm
村上春樹の記事を昨日紹介したけど、彼を含む4人の中に、実際にノーベル文学賞を受賞したトーマス・トランストロンメル(Tomas Transtromer)が入ってたんだよな。↓
http://www.csmonitor.com/Books/2011/1005/Nobel-Prize-in-Literature-2011-The-surprising-top-4-favorites/Tomas-Transtromer-odds-are10-1
この10年のノーベル文学賞受賞者中8名が欧州人だとさ。↓
・・・Transtromer is the eighth European to win the coveted literary award in the last 10 years・・・
In recent years, the Swedish Academy has been criticized for being too Euro-centric, passing up writers from other parts of the world.・・・
http://www.csmonitor.com/Books/chapter-and-verse/2011/1006/Why-Tomas-Transtromer-won-the-2011-Nobel-Prize-for-literature
ヒットラーは一方的にブルックナーに入れ込んでたみたいね。↓
・・・There’s a chilling photograph of Hitler unveiling a bust of Bruckner in the Valhalla at Regensburg in 1937. That year, Hitler chose to end the Nazi’s annual Nuremberg rally with a performance of the gigantic finale of Bruckner’s Fifth Symphony; and when news of the Fuhrer’s death was announced in 1945, it wasn’t Wagner that was played over German airwaves, but the slow movement of Bruckner’s Seventh.・・・
http://www.guardian.co.uk/music/2011/oct/06/anton-bruckner
尾崎秀実とゾルゲを持ち上げる朝日の記事。
この二人も、そして現在の朝日も、確信犯じゃねー。↓
http://doraku.asahi.com/earth/showashi/index.html?ref=comtop
現実と想像の世界とを分別する脳の部位が完全に失われている人が27%いるんだって。↓
・・・people’s ability to distinguish between what really happened and what was imagined may be determined by the presence of a fold at the front of the brain that develops late in pregnancy, and is missing entirely in 27% of people.・・・
<その部位とは、paracingulate sulcusであり、前頭葉の中にある。
その大きさは人によってずいぶん違いがあり、脳の両側にある人も片側にしかない人もいる。精神分裂病の人の44%はこの部位を持っていない。↓>
The key brain structure identified by the study is called the paracingulate sulcus (PCS), a fold in part of the prefrontal cortex, the region that is involved with planning, thought and judgment. The size of the PCS varies greatly in normal people, and some people a PCS only on one side of their brain, while others have one on both. Compared to the quarter or so of healthy people who are completely missing the PCS, 44% of people with schizophrenia do not have it, suggesting that its absence could play a role in the disease.
<この部位をもたない正常な人も現実と想像の世界とを分別するのが困難だ。↓>
But the new study found that even normal people without the PCS have difficulty distinguishing between what they remembered and what they imagined.・・・
But since 27% of normal people are missing a PCS but only about 1% of the population has schizophrenia, clearly the disease has other contributors. ・・・
http://healthland.time.com/2011/10/05/reality-check-why-some-brains-cant-tell-real-from-imagined/
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太田述正コラム#5038(2011.10.7)
<歴代の駐日英国大使(その3)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x1345)
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