太田述正コラム#5075(2011.10.26)
<皆さんとディスカッション(続x1361)>
<友人K>
≫日本じゃ、極端に言や、大手だろうが何だろうが、監査法人は、そもそもクライアントの手先として機能することを期待されている≪(コラム#5073。太田)
一般的にこういう傾向はあるにしても、オリンパスのようなひどいケースは今じゃ怖くて無視できないと思うけどね。
監査をやれば誰でもすぐにチョー変だと思う額の手数料だったり損失処理だったりだろう。
現に、阿部さんだって株主総会の前に気付いていたんだしね。ただ、阿部さんが問題にしていたのにシャンシャン株主総会だったというのも(私も含め日本全体として)やりきれないね。
この額からいって、経営陣が個人利得を図ったというようなチャチな話ではなさそうだし、何があったのかなあ。
暴力団がからんでいるとしたら、誰を守ろうとしたのかなあ。
久し振りにバブル前後を見ているようだ。
<太田>
阿部君(現在FACTA)は僕の2番目の私小説で実は重要な役割を演じてるんだけど、こんな形で再び登場するとはねえ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20111025/223410/?top_updt
彼、この小説の筋に再度大きな影響を与えそうだ。
大団円も近そうだけど、完結したこの小説を公にできる日が来ることを願って止まない。(この部分、ツイッターより)
関連記事だ。↓
<見るからにアブナそうな仲介業者だな。↓>
・・・A person familiar with the FBI inquiry said the US authority was investigating the payments made as part of acquisitions in recent years. The FBI in New York declined to comment.
The US link comes from Axes Americas and Axam Investments, the recipient of $687m in advisory fees paid over the acquisition of Gyrus, a UK-based surgical equipment company, for $2.2bn. Axes Americas is a US-based securities firm. The related Axam Investments is a Cayman Islands-registered fund overseen by Axes that received the payments from Olympus. ・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/fb028d34-fe64-11e0-a72c-00144feabdc0.html#axzz1bqtp3gKi
<日本の政治家の動きはほとんどないね。↓>
Pressure is increasing on Japanese financial regulators to investigate Olympus over allegedly improper payments linked to a series of acquisitions, after the head of the ruling Democratic party’s financial affairs committee called for a probe.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/fde3fd86-ff03-11e0-9b2f-00144feabdc0.html#axzz1bqtp3gKi
<ファイナンシャルタイムスが、菊川会長の辞任を求めた。↓>
Mr Kikukawa’s position now appears untenable. Supposing you accept his own account, he promoted a protege totally unsuited to lead the company. Even if all payments were entirely legitimate, he authorised deals that were clearly poor investments. When the payments were revealed, he obfuscated rather than explained. Mr Kikukawa should resign.・・・
<日本の企業すべてが疑惑の目で世界から見られているとよ。↓>
Failure to secure a full accounting of the Olympus deals risks casting a shadow over all Japanese businesses. By contrast, a full investigation will demonstrate the nation’s ability to enforce good governance. It might even boost prices in an equity market that is by some measures undervalued. ・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/21e7cdbe-ff06-11e0-9769-00144feabdc0.html#axzz1bqtp3gKi
「米調査会社GMIによると日本企業は企業統治(コーポレート・ガバナンス)ランキングで38カ国中33位と、中国やロシアをも下回る。」
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111025/biz11102511350004-n1.htm
日本型経済体制は崩れつつあるわけだが、本来、タコが自分の足を食うような愚行はおかさないはずなんだけどねえ。(この部分、ツイッターによる。)
<ζΤΤζ>(「たった一人の反乱」より)
【縄文時代は平和ではなかった派】小林達雄
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E9%81%94%E9%9B%84
※対話形式のモノを通常の文章に直している。
『縄文時代にムラが団結して外敵にあたったという<(弥生時代のようにムラの周りに環濠を巡らせたり、高い山頂につくる高地性集落といった戦争を推測させる)>考古学的な証拠はありません。
<しかし、「縄文時代に戦争はなかった」という説には同意できない。>
戦争を「集団どうしの武力衝突」と定義すれば、縄文時代から戦争はあったと私は思います。
争いの発端は自らの領域の侵犯、あるいは食料や石器の材料など資源をめぐるトラブルだったり、女性をめぐるもめごともあったのでしょう。
・・・骨盤にシカの骨で作った槍が刺さったまま即死したとみられる壮年男性の人骨があったし、・・・石鏃(石のやじり)が刺さった人骨も見つかっています。
千葉県松戸市子和清水貝塚では、首を切られた人骨まであり、その他いくつかの遺跡で頭骨を集めた例などさえあります。
それにしても、弥生時代になると戦闘の機会が格段に増えた事は間違いありません。』
(金関恕 『遺跡は語る――真実の縄文、弥生、古墳、飛鳥』 角川Oneテーマ21 2001年pp48-54)
【縄文時代は平和だった派】石部正志
http://pisces.lib.utsunomiya-u.ac.jp/dspace/bitstream/10241/1656/1/KJ00000725514.pdf
『縄文人も、われわれと同じ人間ですから、個人と個人のもめごと、つまりケンカで相手を傷つけたり、集団で狩りをしているとき、誤って仲間を殺傷してしまう、といった悲劇は時たまありましたが、戦争とは集団と集団との戦いです。
考古学は、戦争があったか、なかったかを的確に判断できる学問です。
第一に戦争をするようになると、物を作り出す道具である利器から、殺人専用の道具である武器が分化して発達しだします。
第二に、その武器から身を守るための道具、ヨロイやカブトや盾が出現します。
第三は、環濠た城柵をめぐらした防御集落、城や砦の出現です。
第四は、殺傷痕のある遺体数の増大です。
縄文人は殺人専用の武器も、武器から身を守る防具も持たず、ムラのまわりには堀も 柵も造っていません。
縄文人骨数千体みつかっていますが、殺傷痕のあるものはごくわずかです。
ところが、弥生時代になると、日用の工具や農具とははっきり区別される武器が現れ、道具の中にヨロイや盾が加わり、地域の中核をなした大きなムラは周囲を二重、三重の環濠や乱杙(逆茂木)で囲うようになります。
これまでに発掘された弥生人骨は数百体と、縄文人骨よりうっと少ないのですが、総数の一割前後には殺傷痕が認められ、実際に矢や槍や剣先が体内にうちこまれた状態のものもたくさん発見されています。
骨までは達しない傷を負った人の数は、これに数倍するでしょう。』
(石部正志 『考古学万華鏡』 新日本出版社 2004年 p72)
『縄文人、意外と長生き 65歳以上が3割 聖マリアンナ医科大
平均寿命が30歳前後とされ、「過酷な生活環境のため、早死にする人が多かった」と考えられてきた縄文時代の人たち。
しかし、出土人骨の年齢推定に関する最新の研究で、実は65歳以上とみられる個体が全体の3割以上を占める――という結論がこのほど提示された。』
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201011130129.html
<ττΖΖ>(同上)
骨の分析から縄文人はかなり炭水化物・糖質を食べていた
http://low-carbo-diet.com/low_carbo_food/to_dr/contents-of-review/section1/foods-jomon2/
縄文時代の植生と栗林もしくはトチノキ林に手を入れていたのではないかとする説
http://www.kodainomori.jp/HB-Abstract2008.pdf
栗を栽培していたのではないかとする説
http://hisbot.jp/zassi/12-1/12-1_p13-14_suzuki.pdf
いずれにしても、縄文人は”秋の収穫”に食料の多くを依存していたので、狩猟採集民と言うより準農耕民と考えたほうがいいのかもしれません。
<τΖτΖ>(同上)
概ね同意なんだけれど、縄文人が準“農耕”民だったというのは語弊があるんじゃない。
理由は小林達雄の指摘をみて欲しい。
【縄文人の食生活】
「<縄文人の>一番の主食は、獣肉や魚介類ではなく、木の実と、根菜類でした。木の実の代表はドングリ類ですが、クリ・トチ・クルミもその仲間です。
ヤマイモなどの根菜類は、すぐに分解し、現代まで残ることはありませんから、何をどれだけ食べていたのかわかりませんが、石皿や磨石といった調理道具は、住居跡やその周辺からたくさん見つかります。
・・・木の実は秋になると、ふんだんに採集でき、一年くらいは保存がきき、栄養価も穀物類と同等ないし、それ以上で、主食として、まさに最適です。
ただし、生で食べられるのはシイ類だけです。<クリやクルミが美味しい事は私たちもよく知っているが、> ドングリ類の大半は渋いタンニンを大量に含んでいるので・・・アク抜きをしな ければ食べられません。
一番厄介なのはトチの実です。
これは灰をまぶして水にさらし、灰汁にいれて煮沸しないと、アクが抜けません。
・・・<いずれにせよアク抜きには製粉するのが一番だが、>製粉技術が開発されたのは、縄文時代に入って、もうかなり経過した約六千年前頃でした。
製粉が可能になると・・・水や油を加えて練り、団子状、パン状、クッキー状にして、煮たり、焼いたり、蒸して賞味していたようです。
山形県の押出遺跡からは、型を押しつけて装飾模様までほどこした、今で言えばクッキーの実物が発見されています。
獣のあぶらなどさまざまな食材が練り合わされており、栄養価は満点だったろうといわれています。
縄文人は、かなり手間をかけて、採集した木の実や草の根を加工して 賞味していたようです。」
(石部正志 『考古学万華鏡』 新日本出版社 2004年 pp32-36)
(以下の話し手→小林達雄)
「おもしろいのは、縄文人に虫歯が多いということです。千葉県市川市の姥山貝塚の縄文人は、なんと57.1%に虫歯がありました。
虫歯は狩猟採集民に少なく、農耕民に多いという特徴があるんですが、世界的にいってもこの数値は高い。
こうした点からも、縄文人の食生活、つまりいかに植物性の食料を多量に摂取していたかということがわかります。」(p37)
「「縄文は貧しい」というのは、現代人の頭が考えた思い込みです。
貝塚などの遺跡から発見される獣や魚の骨とか植物を調べると、種類が豊富で栄養のバランスも取れている。
シカやイノシシなど哺乳動物は60種以上、貝類350種以上、魚類70種以上、クリやクヌギ、トチなどの植物性食料は55種類以上が知られています。
植物については土中では残りにくいので、実際はその五倍以上を軽く超えた多さとみてよいでしょう。
・・・<また、仮説として「縄文農耕論」を主張する研究者すら居るが、>でも「栽培」と「農耕」はまったく違う。
農耕と言うのは、ごく少数の特定の作物に時間と人手をかけて増収を図るものです。・・・縄文人たちの<目的は>多種多様の植物性食料の利用だった。
<特定の品目にかたよらないという点は、食料資源の枯渇を防いだ面もあり、縄文人は>さらに生態系を守り、自然と共生しながら栽培やアク抜きを行った。
一方ではシカ、イノシシの捕獲数を適当に抑えており、私はこれを「自然の人口化」とか「柵のない牧場」と呼んでいます。」
(金関恕編 『遺跡は語る――真実の縄文、弥生、古墳、飛鳥』 角川Oneテーマ21 2001年pp39-41)
<ττΖΖ>(同上)
縄文人が「狩猟採集の中の平和的な3分の1」に属したというのを証明するのはほぼ不可能でしょ。
けれど、「狩猟採集の中の恒常的に戦争をしていた3分の2」に属さないということを証明するには、縄文人がそもそも単なる狩猟採集でないと言うことを言えばいい。
そこで、縄文人が単なる狩猟採集民ではなかったのではないかという説を紹介したわけです。けれど、あくまで検証中の説なので”準農耕民”とでもしておいて、判断保留するしかないのかも、と言うことを言いたかったのです。
誤解を与えたのなら”準農耕民”という言葉は取り下げます。
個人的には縄文人が一年の一定の時期(秋)に大量の保存の利く食物を入手できたと言うことがこの問題にとって重要なのではないかなと思っているのですが、典拠付での議論は私の力には余ります。
<τΖτΖ>(同上)
縄文人がそもそも単なる狩猟採集民でないと言うことは、おそらく考古学者の中でも認識されていると思うけど、ただ、準であれ農耕というのは実態論から言っても疑問符が付くし、平和であった事を示すのに農耕という属性を強調する事にも違和感があるんだな。
少なくともそう冠するなら弥生時代(農耕+戦争)との差異をどう考えて居るのか明らかにしなきゃと思った。
<τΖΖτ>(同上)
縄文時代が恒常的に戦争状態であったと証明することは無理っぽい。
縄文時代には、戦争があったとする説となかったとする説の両方があります。
石のやじりが刺さった人骨が発見されていますが、戦争で傷をおったのか、殺人事件だったのかは区別がつきません。
弥生時代になると、戦争をしていたという証拠がいくつか出てくるので、弥生時代に戦争をしていたことはほぼ間違いないと思われます。
http://www.maibun.or.jp/qa/a32.html
縄文時代には戦争がなかったと言う説とあったという説があります。
たしかに、縄文時代のはじめのころ(草創期)の愛媛県上黒岩洞窟からは、骨製先の尖った道具が刺さった男性の腰の骨が出土しています。
そして、以後、縄文時代の各時期に矢尻が刺さった人骨が見つかっています。
しかし、縄文人骨の全体からは、極少数であり、これを争いとするか、事故と考えるかは研究者によって違いがあります。
つまり、戦争と考えるほどの証拠は不十分なのが縄文時代です。
http://www.maibun.or.jp/qa/a24.html
「農業のはじまりによって戦争が起こる。」という学説があります。・・・
しかし、最近では「農業を始めなくても戦争は起こる。」という学説が出てきました。・・・
では、日本ではどうでしょうか。縄文時代は、農業を本格的に始めておらず、自然界から食物を得ていました。
定住をし、食料をたくわえており、豊かな生活を送っていたことが判っています。戦争をやっていてもおかしくありません。
しかし、縄文時代に戦争をした証拠は見つかっていません。
人骨に石のやじりが刺さったものが発見されていますが、これは全体の人骨の中ではごくわずかなもので、「殺人事件」とも考えられます。
縄文時代に戦争があったかどうかは、まだよくわかっていません。
次の弥生時代は、本格的に農業を始めます。
弥生時代には、戦争をした証拠があります。
獣をとるためのやじりより大形のやじりを作ったり、敵の攻撃に備えて堀をめぐらせたムラの跡がみつかったりしています。
答えが長くなりましたが、結論を短くまとめると、次のようになります。
戦争は、定住や農業を始めたことによって、財産の多い少ないの差が生まれ、そうした財産を奪い合ったりするために、起こったということです。
http://www.maibun.or.jp/qa/a28.html
狩猟、漁撈、植物採集のほか、縄文時代に農業があったのではないかという学説があります。
賛成、反対とそれぞれの学説があるのですが、縄文時代の遺跡から出土した植物の中に、日本にはもともと自生(じせい)しない栽培植物(リョクトウ、ヒョウタン、シソ、エゴマなど)があります。
農業といわないまでも、簡単な植物栽培をしていたことがわかっています。
http://www.maibun.or.jp/qa/a33.html
<太田>
諸君、ご貢献、ありがとさん。
<ζΤζΤ>(「たった一人の反乱」より))
スティーブ・ジョブスの父<(=養父(太田))>の教え
’You have to make the back of the fence that people won’t see look just as beautiful as the front, just like a great carpenter would make the back of a chest of drawers … Even though others won’t see it, you will know it’s there, and that will make you more proud of your design.'”
http://www.npr.org/2011/10/25/141656955/new-bio-quotes-jobs-on-god-gates-and-great-design
プロテスタント的とも日本の職人道的とも言えそう。
武士道、もしくは朱子学にもこういう考え方があった気がする。
<太田>
ジョブスについて辛口の書評も出てたね。
「愛想がよくない人こそ、仕事で成功する」(コラム#5067)を地で行くような例だな。↓
・・・He cheated his friends out of money. He cut old colleagues out of stock options. He fired people with peremptoriness. He bullied waiters, insulted business contacts and humiliated interviewees for jobs. He lied his pants off whenever it suited him – “reality distortion field” is Isaacson’s preferred phrase. Like many bullies, he was also a cry-baby. Whenever he was thwarted — not being made “Man of the Year” by Time magazine when he was 27, for instance — he burst into tears.
As for critiquing the work of others, Jobs’s analytical style was forthright: “too gay” (rabbit icon on desktop); “a shithead who sucks” (colleague Jef Raskin); “fucking dickless assholes” (his suppliers); “a dick” (the head of Sony music); “brain-dead” (mobile phones not made by Apple).
Nowadays we are taught that being nice is the way to get on. Steve Jobs is a fine counter-example. ・・・
http://www.guardian.co.uk/books/2011/oct/25/steve-jobs-biography-walter-isaacson-review
<ΖτΖτ>(「たった一人の反乱」より)
業者の警告放置、危機管理に甘さ 衆院サーバー不正アクセス
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111025/plc11102522050016-n1.htm
お粗末な・・・。
もういっそ静脈血パターンや虹彩パターンの生体認証にしちまえ。
どうせ碌な知識の無い連中が運用してるんだろうし。
<TA>
<コラム#5073の訂正>
もう一つ、話は飛ぶが、ジョブの→もう一つ、話は飛ぶが、ジョブスの
≫<戦前の天下り等の研究を>中野がこの本で行ってくれていることを期待していたのですが、私の期待は裏切られつつあります。≪(コラム#5074(未公開)。太田)
太田さんが今現在読まれているところまでが、「前半<の>・・・基礎研究的な
(正直面白くない)記述」(コラム#5009。TA)です。
確か、そこあたりから100頁ほどに渡り資料の列挙が続きます(当然、私は読み飛ばしました)。
その後やっと、「歴史的な経緯や原因分析などの記述」(コラム#5009。TA)が出てきたと記憶します。
少なくとも、がっかりするにはまだ早い頁数です。
<太田>
では、期待を再び掻き立てて読み続けることにしましょう。
それでは、その他の記事の紹介です。
サイフ・カダフィもツアレグ族頼りの亡命をしたみたいね。↓
・・・Saif Gaddafi・・・Muammar Gaddafi’s son and one-time heir apparent is believed to be heading towards Niger, where his brother and dozens of loyalists have sought refuge.・・・
http://www.guardian.co.uk/world/2011/oct/25/saif-gaddafi-heading-for-niger
オバマ政権によるリビア反体制派支持の軍事介入が、あえて議会の同意を得ずに行われた根拠に疑念を呈するコラムだ。↓
・・・Obama probably could have secured congressional authority for his operations in Libya at the outset of the conflict — a fact suggested by resolutions adopted before the commencement of hostilities encouraging him to act — but he opted not to do so. Instead he relied on a memorandum authored by the OLC’s Caroline Krass. ・・・Krass argued that “preserving regional stability” in North Africa and “maintaining the credibility of United Nations Security Council mandates” were important national interests of the United States that warranted the Libya operations. She also concluded that the nature of the operations — involving no deployment of ground forces and only a limited measure of U.S. engagement, in concert with NATO and other allies who would bear the brunt of the effort — supported a conclusion that this was not what the Constitution meant by “war.”・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2011/10/25/up_in_smoke?page=full
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太田述正コラム#5076(2011.10.26)
<中野雅至『天下りの研究』を読む(その5)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x1361)
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