太田述正コラム#5671(2012.8.20)
<皆さんとディスカッション(続x1639)>
<太田>(ツイッターより)
 「…適度な飲酒<は>…ディベート<で、>…人と人の交流を促進し、会話の時間を延長させ、「心からのスマイル」が浮かぶ回数も増加<させ>た。また…被験者は集団を重視し、他者の発言内容に注意するようになった。…」
http://j.people.com.cn/94475/7914484.html
 オフ会も昔のこのやり方に戻すか。
<g73UWCLV0>(「たった一人の反乱」より)
このネタ太田さんから見て、おおむね正しい?
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65702505.html
<太田>
 「日本人はイスラエル問題ひいては中東問題を理解できない」はもちろん間違い。
 少なくとも米国人よりは理解できらーな。
 「イギリスが99割悪い・・・イギリスが適当な約束しまくった<ところ、>・・・あれがなかったらここまで酷くないはず・・・」も間違い。
 一番悪いのは、シオニズムを本格化させたところの欧州大陸諸国(欧州の外延たるロシアを含む)のユダヤ人迫害であり、二番目に悪いのは、英国と言うよりはチャーチルが大英帝国を過早に瓦解させ、その一環として、英国がパレスティナ地区の過早な「独立」を受け容れざるをえなくなったことであり、三番目に悪いのは、パレスティナ地区及びそれを取り巻く地域の(イスラム教の悪影響を受けているところの)、アラブ人達の頑迷さだ。
 なお、これを言っちゃおしまいなんだが、問題の根源は、自分達を依怙贔屓する唯一神を意固地にも信奉し続けるユダヤ人なる異常な民族集団がこの世の中に存在し続けてるところにある。
 (まーいまだに日本にオウム真理教信者がいるんだから彼らを嗤えないけどな。
 形の上じゃユダヤ教を棄てさせられ、移住を強いられた元ユダヤ人達にすら、何世代も前にユダヤ人であったことにアイデンティティを求める強い傾向が見られる
http://www.nytimes.com/2012/08/21/science/in-andalusia-searching-for-inherited-memories.html?_r=1&ref=science&pagewanted=all
ってんだから、人間ってホント不思議な生き物だわ。
 もっとも、鳥類や蝶で帰巣本能を持つ者がある以上、それほど不思議でもない(NYタイムス上掲)のかもしんないけど・・。)
 英国の三つ股膏薬なんて、これらに較べりゃカワイイもんだわさ。
<H7GF01p10>(「たった一人の反乱」より)
 維新はどこの陣営とも適当な距離を取って自分の価値をつり上げていって、一番高く買ってくれるところと連携するんじゃないの?
 「政策を実現するためには国会での数が必要なんです」とか言って、訴えてきた政策との整合性とかお構いなしでさ。
<太田>
 それにしても、バンラバンラだねー。↓
 「「第三極」6氏政策の相性は?・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012082090070122.html
 さもあらん、さもあらん。↓
  「<日本は、イングランド以外の場所で私が訪れた最高の国です。山や海の景色は抜群です><江戸の官庁街ともいえるかいわいは、どの西洋列強にも引けをとらないでしょう>。幕末期の風景を絶賛する英国商人の手紙が、横浜開港資料館(横浜市)で公開されている▼丁寧な字で父親に日本への親しみをつづったのは、チャールズ・レノックス・リチャードソン=当時(29)。この直後、東海道の生麦村(現横浜市鶴見区)で命を失う・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012082002000162.html
<xCHQNOmS0>(「たった一人の反乱」より)
 「中国に渡してはならない」=魚釣島上陸の地方議員ら会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120820-00000000-jij-soci
 これも政権交代の効能なのかな?
 政権交代以降、自民党議員が必要以上にパフォーマンスを展開して国民の関心を引こうとしてる気がするんだけど。
 今まで国民の事なんて無視しまくってたのに。
 もっとも責任の無い野党だから出来る事であって与党に戻ったらまた元の木阿弥なのは目に見えてるけどさ。
<xWEjeuYl0>(同上)
>政権交代以降、自民党議員が必要以上にパフォーマンスを展開して国民の関心を引こうとしてる気が
 片山さつき&世耕弘成による生活保護受給者叩きもその一環だね。
http://togetter.com/li/309675
<太田>
 海上慰霊祭参加者には民主党の議員も含まれてるようだが・・。↓
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012082002000117.html
 それでは、その他の記事の紹介です。
 この前、李明博大統領双極性障害患者説を唱えたばかりだけど、甘すぎたかもしれないな。
 下掲の朝鮮日報の素晴らしい自国批判コラムを読むにつけ、日本帝国時代の日本本国にによる人間主義注入効果が薄れ、韓国民が全般的に李朝時代の利己主義へと堕落的回帰をしているところ、悲喜劇的にも、大統領自身が平均的韓国人に過ぎなかった、ということなのかもしれないね。↓
 「世界最高の自殺率、伝染病のように広がるうつ病、学級崩壊、増加する性犯罪、大統領府や国会から工事現場の寄宿舎に至るまで漫然としている腐敗や汚職…。・・・
 他人に向かう呪いや殺気が、かつて韓国社会に形成されていた線を越えている。・・・
 今、われわれには政治、経済など全ての分野で崩壊してゆく社会を立て直すリーダーも、ロールモデル(手本となる存在)も、メンター(助言者)もいない状態だ。韓国の未来が希望あるものだという強い信念を与えてくれる人物も見当たらない。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/19/2012081900156.html
 「日本に厳しい韓国、なぜ中国には弱腰なのか・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/19/2012081900179.html?ent_rank_news 
 「・・・李明博の意識の中には韓国経済における日本の存在感の低下があったのだろう。過去20年間の推移をみると、日韓の貿易額は350億ドルから700億ドルと2倍にしかなっていない。一方、韓中(韓国と中国)の貿易額は65億ドルから2000億ドルへと30倍に膨張した。・・・」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120817/319950/?ml&rt=nocnt
 シリアの反体制派内でアルカーイダ系の影響力が高まりつつあるとよ。↓
 In Syria, group suspected of al-Qaeda links gaining prominence in war to topple Assad・・・
http://www.washingtonpost.com/world/middle_east/in-syria-group-suspected-of-al-qaeda-links-gaining-prominence-in-war-to-topple-assad/2012/08/19/c7cffd66-ea22-11e1-9ddc-340d5efb1e9c_print.html
 あれだけ暑い夏が、しかも長く続くんじゃってのが最大の理由じゃないかねえ。↓
 「インドの人口は世界2位、経済規模は世界9位(世界銀行)。まぎれもない大国だがオリンピックでさえない。今回も銀2、銅4の計6個。
 インドはいつもこうだ。五輪への参加は1900年だから五輪の古株である。だが、メダルがゼロで終わる大会も少なくない。五輪七不思議のひとつである。・・・」
http://mainichi.jp/opinion/news/20120815ddm003070103000c.html
 日本のオフィスは大部屋なのに、米国のオフィスは個室だが、米国で大部屋にするとうまく行かないようだね。↓
 The modern open office was designed for team building and camaraderie but is mostly distinguished by its high noise levels, lack of privacy and surfeit of both digital and human distractions. And indeed, several decades of research have confirmed that open-plan offices are generally associated with greater employee stress, poorer co-worker relations and reduced satisfaction with the physical environment. But there are some ways to combat those detrimental effects and still be productive.・・・
http://ideas.time.com/2012/08/15/why-the-open-office-is-a-hotbed-of-stress/
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太田述正コラム#5672(2012.8.20)
<フォーリン・アフェアーズ抄(続)(その1)>
→非公開